メニエール病でみられる症状の特徴と進行

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「めまいがひどくて立ち上がれなくなる時がある。これってメニエール病?」「耳鳴りがあって調べてみるとメニエール病と出てきた。」「自分の周りにメニエール病の人がいるが、どんな症状が出るの?」 

この記事ではメニエール病でみられる症状をまとめました。メニエール病の症状を詳しく知りたい方は読んでみてください。

メニエール病の症状

メニエール病はめまいと、通常は片耳の難聴、耳鳴りを主症状とする疾患です。激しいめまい発作が突然発生し、30分から6時間程度続き、その間、難聴や耳鳴り以外に吐き気や嘔吐、腹痛などの症状も伴います。発作時は立っていることができず、じっと横になっているしかありません。めまいが治まると難聴や耳鳴りも元に戻りますが、不定期にめまい発作を繰り返すたびに少しずつ難聴が悪化していくのも特徴の1つです。

・メニエール病でみられるめまい

自分や周囲のものがぐるぐる回る、まっすぐ歩けない、立っていられない、吐き気をもよおすこともあるといった特徴をもった回転性のめまいが現れます。また、めまいが起きている間、眼振が起こることもメニエール病の症状の特徴です。眼振とは知らず知らずの間に目が動いてしまう症状のことです。めまいが治れば眼振も消失します。

・メニエール病でみられる難聴

難聴は、大きく「伝音性難聴」と「感音性難聴」に分類されます。伝音性難聴とは鼓膜が破れるなど音を伝えるための器官に異常がある場合のものを指します。これに対し、メニエール病の難聴は感音性難聴と呼ばれる難聴で、音を伝える神経に異常をきたすものです。現在、こちらの難聴は回復が難しいと言われていますので、症状が悪化する前に早期に治療を始めることが重要です。メニエール病の耳の症状はどちらか片方に多いとされていますが、稀に両方に発生することもあります。

メニエール病の病態の進行

(1)初期:耳の閉塞感・耳鳴り

(2)活動期:めまい発作を繰り返す

(3)慢性期:難聴・耳鳴り

メニエール病は大きく分けると以上の3期に分けることが出来ます。比較的初期であれば、めまいがおさまると耳鳴りや耳の閉塞感も軽くなりますが、慢性期になるとめまいがおさまっても、耳鳴りや耳の閉塞感が残り、先ほど書いたように難聴が進行していく場合があります。

症状だけではメニエール病は診断できません。

めまいや耳鳴りの原因がわからない際にメニエール病ですね。と言われてしまうこともあるようですが、メニエール病にはきちんと診断基準がありますのでご紹介します。メニエール病を専門としているのは耳鼻咽喉科やめまい外来です。問診で症状を聞いて、疑いがあれば聴力検査や眼振検査、平衡感覚の検査や血液検査など様々な検査を行います。もしメニエール病かと疑っていて病院に行こうと思っている、もしくは周りに悩まれている方がいれば、きちんと見てもらえる病院へ行かれることをお勧めします。また、メニエール病と病院で言われていても上記のような詳しい検査を受けていない場合、実はメニエール病ではないということも考えられます。他の科も受診してみて、正しい治療を受けてください。

まとめ

めまいや耳鳴りを主症状としているメニエール病ですが、実際の発症率は高くはありません。しっかり検査をしてもらった上で治療を受けましょう。また、メニエール病である場合の難聴は進行すると聴力が戻らない可能性もあります。早期の治療で悪化を防ぐことができるので、おかしいなと思った際には早めに医療機関を受診してみてくださいね。