右側が痛くなる腰痛【8つの原因】

「腰が痛くなる時は、決まって右側が痛くなる」「朝起きたら、右腰だけ痛くなることがある」「仕事や家事をしていると右側の腰が痛くなる」なぜ、毎回右側の腰だけ痛くなるんだろうか?

このような右側だけに発生する原因がわからない腰痛でお困りではありませんか?

当院は、腰痛専門の整体を行っていますので、よく右側だけの腰痛で困っている患者さんから原因について聞かれます。

 

この記事では右側の腰痛に関して詳しく紹介します。
右側の腰痛は、筋肉コリや骨の歪みだけでなく内臓が関わることがあります。

そのような場合は、正しい処置を行わないといけません。原因を知ると正しい対処の仕方がわかると思いますのでお役に立ててくださいね。

腰痛は大きく2パターンある

右側の腰痛の原因をわかりやすく伝えるために、大きく2つにわけます。

体の歪みによるもの
⇒日常の姿勢の悪さから、 腰に負担をかけている場合

内臓に原因があるもの
⇒内臓の疲労による防御反応もしくは、内臓系の病気を患っている場合

 

大きく2つに分けるとこのような感じです。それでは、ここからさらに深く右側の腰痛の原因をみていきましょう。

体の歪みが原因の右側腰痛

原因1 筋肉のコリ

右側だけの腰痛の原因を、筋肉のコリの観点からお話しします。まずは、筋肉という観点からお話ししましょう。

日本人は右利きが多いので、右側の筋肉を多く使ったり、右側に重心がかかったり、何かと右側に意識が集中する傾向があります。 

右側ばかり使えば、当然のように右半身の筋肉がこわばったり、疲労が溜まりやすくなったりするわけです。 その結果、右側だけ腰痛になる方がいます。

原因2 体の歪み

基本的に、人間は左右のバランスを取りながら活動しています。

どちらか片方にだけ疲労が溜まってくると、だんだんバランスが崩れ、背骨や骨盤の歪みも起こりやすくなります。

その歪みに対する負荷が右側にかかった場合も右側の腰痛となって現れます。 

さらに悪くなると、歪みによって神経の圧迫が生じて痛みを伴うこともあります。

日常生活においての「姿勢」に気を配ることは大切です。

 

例えば、立っている場合なら、左右どちらか片方にだけ重心を傾けないようにする。

もしくは、イスに座る時には足はなるべく組まずに、深く腰掛ける・・・など、普段の生活習慣をちょっとだけ見直してみてくださいね。

内臓と関係がある右側の腰痛

内臓と右側の腰痛に関連があると言われてもピンと来ないですよね?

でも、事実です。病気ではない、内臓の疲労から右側腰痛を引き起こしたり、病気の前兆として右側腰痛がサインとして出たりします。

このような事実を知っておくことが、非常に大切です。内臓の病気との関連を一つずつ解説していきますね。

原因3 尿路結石

腎臓、尿管は左右にそれぞれ一つずつあります。尿道は腎臓から尿を排出するためにありますが腎臓は背中の腰の少し上くらいにあるので、結石のできた場所によって右が痛くなることがあります。(左でも起こることがあります。)右側腰痛の症状が出ますが、押さえると鈍痛があります。また、どのような姿勢をとっても楽になることがありません。

原因4 膀胱炎

膀胱炎の症状(頻尿、排尿の際の痛みなど)がある、吐き気やおう吐がある、血圧が高い、むくみがあるなどがある場合は膀胱炎の可能性があります。また、風邪のような症状と同時に右側の腰の痛みを強く感じる場合もあります。熱も微熱程度で前述の症状もあまり出ないため、ただの風邪として片づけてしまいがちです。

膀胱炎が慢性化してゆるやかに腎盂腎炎に移行した場合にも、膀胱炎の症状(頻尿、排尿時の痛み)があまり出ずに、全身の倦怠感や微熱、食欲不振、体重減少と共に腰痛を感じることがあるため、注意が必要です。

原因5 遊走腎

腎筋膜が弱いために腎臓が10センチほど下がってしまうものです。これは肝臓との位置関係から右側に起きやすいという特徴があります。この病気自体は重いものではありません。

やせ形の人に起こることが多いので、遊走腎だと判断された場合は、少し太るようにすれば症状が収まる可能性があります。このほかにも肝臓疾患が、右側腰痛につながったりするケースもありますので、腰痛くらいと甘く見ずに注意が必要です。

原因6 前立腺肥大症

高齢男性に多くみられる症状です。トイレが近い、残尿感がある。このような症状を伴う場合、前立腺肥大が疑われます。加齢が原因と言われることが多いですが、はっきりとはわかっていません。治療ができるものなので、泌尿器科へ相談してみて下さい。この場合も、右側腰痛がサインとして発生することがあります。

原因7 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

多くの場合、ピロリ菌感染が原因であると考えられています。最も特徴的な症状は、”空腹時の腹痛(胃痛)”です。

「みぞおち」や「へそ」のあたりが痛くなります。食事をしている間は一時的に痛みが軽くなりますが、食後2、3時間たつとまた痛くなります。

他にも胸焼け、ゲップ、吐き気や嘔吐、食欲がない、貧血、血をはく(吐血)、黒い便が出る(下血)。このような症状が腰痛と共に出ていれば、潰瘍が原因の可能性があります。特に夜寝ている時に上腹部(みぞおち)や背中、腰が痛みます。

原因8 胆石

胆石は肥満気味・40代以上・女性・複数回の出産、これらの条件を満たす方に多い特徴があります。

脂っこいものをたくさん食べた2~4時間後に痛み始めることが多く、数十分から数時間続いた後にすっかりなくなってしまいます。痛みがずっと消えないようなら胆石症以外の原因である可能性が高いです。その他の症状としては、お腹の張り、発熱、吐き気・嘔吐、疲れやだるさ、黄疸、濃い茶色の尿(感染による)、白い便が出るなどがあります。右側腰痛がサインとして出ます。

 

こういった場合は内臓に原因があるため、運動時だけでなく、安静時にも痛みを起こします。

どんな姿勢をとっても、楽にならないという特徴もあります。

内臓が原因の場合は生活習慣の見直しが必要です。

右側腰痛の原因が、筋肉のコリや姿勢の悪さであれば、できるだけ姿勢を正す、筋肉トレーニングなどをしてバランスを整える、ハイヒールや先の細い靴を避けるなどの対策で改善することがあります。

原因が内臓にある場合は、まず病院を受診をして、アルコールを控えるなど医師からの指示に従うことが大切です。

まとめ

明らかな原因がなく、病気の可能性がありそうな場合は、速やかに病院を受診してください。

そうではなく、右側の腰痛を何度も繰り返している方は、整体がおすすめです。

 

整体を選ぶ場合は、筋肉や骨盤の歪みだけでなく内臓を含めた全身をしっかりと整体してくれる技術があるところを選んでくださいね。

 

どこに行ったらいいかわからない方は、ぜひ当院にご相談ください。

大阪箕面市【腰痛専門整体】みゅう整骨院