自律神経の乱れを整える5つの方法!


「自律神経の乱れがあって整える方法が知りたい。」「自律神経を整える漢方が知りたい。」「最近になって調子の悪い日が多い。自律神経を整えれば改善するかな?」
病院に行くほどでもないが、なんとなく調子が悪くて悩んでいるという方はたくさんいらっしゃるかと思います。このようななんとなく不調の際に試して頂きたい方法がありますのでご紹介していきます。

<自分で出来る自律神経の整え方>

・食事で自律神経を整える方法

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食事の時は、自律神経の中の副交感神経が優位になるときで、消化がうまく進むように、調整しています。食欲がないということは、内臓がまだ消化の態勢に入っていない、ということが考えられます。食欲がないときは、無理をして食べる必要はありません。
食べると良いものとしては、
食物繊維が多い食べ物
すっぱいもの、辛い食べ物
発酵食品
があります。どれもたくさん食べればいいというものでもないので、ほどほどにしておきましょう。

・体の冷えを改善して、自律神経を整える

冷え性になる主な原因としては、筋肉量が少ない体を冷やす食べものを好む血流の悪化の3つが考えられます。この中で最も改善してほしいものが血流の悪化です。冷え性だからと厚着をしてしまう人がいますが、ここに落とし穴があります。緩めの腹巻きでお腹を冷やさないようにするのはいいのですが、きついセーターやシャツを何枚も重ね着したり、分厚いジーンズを履いたりしていませんか?そうなってしまうと体内の血行をますます悪くしてしまうため、さらに体を冷やしてしまう事になります。余裕のある大きめの服を着る、一枚目より二枚目をさらに大きめの服にするなどして、衣服の間に空気が多くある状態にするだけでかなり違います。就寝時も、余裕のある大きめのパジャマなどを着るようにします。特にウエストに余裕のある事も重要です。就寝時の靴下もかえって足の血流を悪くしてしまうので、素足で寝るのがベストでしょう。

・心の持ち方を見直して自律神経を整える

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何かを失敗した時に必要以上に自分の事を責め立てたりしてしまうことはありませんか?
自律神経のうち、リラックス方向に働く副交感神経は、自分を責めたり追い込んだりする思考にとても弱く、慢性的にそのような思考があると上手く働けなくなってしまいます。考え方自体を無理に変えようとしなくても、「自分はストレスを受けやすい考え方をしている」と気づくだけで、心身が受けるダメージをだいぶ減らすことができます。
ポイントは、
①必要以上にストレスを大きくする自分の考え方に気づく
②気づいたら、そういう考え方をする自分の苦しさに共感して寄りそう
いい側面を探す練習をする。
地道にくり返していると、だんだんストレス耐性が上がっていき、自律神経が整っていきます。

・自分に向き合って自律神経を整える

自分と向き合うという事の中に「インナーチャイルド」というものがあります。インナーチャイルドは、別名「内なる子ども」と呼ばれる存在です。この内なる子どもとは、子供の頃に満たされなかったご自身の心です。大人になって、人に合わせて生きる、こうしなきゃダメだと思うことが増えてくると、子供のころに抑圧されていた感情が、噴き出してきます。これを解決するのは、子供の自分を解放してあげること。こうあるべきだと思ってしまっている考えを取り外すことで、心がスッと楽になりやすくなります。また、1日の終わりに数行でいいので日記を書くことも自律神経を整えるために有効です。効果をしっかりと出すためには、眠る前に自分の言葉で手を動かして書くことがよいとされています。こうすることで頭の中が整理され、良い眠りにつながり、自律神経も整ってきます。
 

<漢方による自律神経の整え方>

東洋医学では自律神経失調症を「気の乱れ」と捉えます。「気」と言ってもあまりピンとこないかも知れませんが、睡眠、活動、休息、食事、消化、代謝、排出などのサイクルも気の流れと考えてよいでしょう。自律神経の乱れとともに出てくる寝不足や栄養不足、便秘など、体調による心と感情の変化について、現代医学よりも早く着眼していたのが漢方だと言われています。近年ではそれらも現代医学で証明されるようになり、漢方薬の効果も再評価され始めています。実際の漢方の種類はたくさんあり、飲む種類を間違えると自律神経を整える効果が出ないこともあります。きちんとご自身の症状にあったものを処方してもらえるように漢方薬局や漢方の知識を持った先生のいる病院を受診しましょう。
 

<まとめ>

自律神経を整えることはご自身の考え方や生活習慣を見直すことにつながります。放っておくと悪化してしまうこともありますので、今後のご自身の体のことも考えて出来そうなものから試してみて下さい。
何からすればよいのか分からない、どこに相談すればよいか分からない場合はお気軽に当院までご相談くださいね。