肩こりにストレッチは有効?ストレッチのお悩み解消!

「肩こりはストレッチで解消出来る?」
「肩こり解消のストレッチをすると余計に肩がパンパンで痛みが出る」
「ストレッチをいくら頑張ってもなかなか肩こりが解消しない。方法が間違っている?」  

このように何とか肩こりを解消しようといろいろ試しているけど良くならない・・とお悩みではないでしょうか?
肩こりはいまや日本人の国民病と言われるほどに悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
にも関わらず、絶対に有効であるという解消法は今のところ存在していません。
これには肩こりの原因が多岐にわたり、また、それらの複数が関わっていることが関係しているとされています。
そんな肩こりですが、悩んでいる方が多い分、様々な解消法が提唱されています。
この記事ではその中からストレッチに絞ってご紹介していきます。
少しでもみなさまの肩こり解消の手助けとなれば幸いです。 

ストレッチの効果とは・・?


まずはストレッチの効果についてです。
ストレッチで得られる効果としては 

・固まった筋肉をほぐす 

肩こりが起こっている状態の筋肉は固まって血流が悪い状態になっています。
ストレッチを行うことで筋肉がほぐれると血流が良くなり、こり固まった肩の筋肉を柔らかい状態に戻すことが可能となります。 

・リラクゼーション効果

ストレッチを行なうことによって体をリラックスさせる副交感神経が優位になるという研究があります。
緊張した体をリラックスさせることで肩こりが解消されるのです。 

・体のバランスを整える

ストレッチを行なって体のバランスを保つことが出来れば、筋肉のバランスも保つことが出来るようになります。
その結果、肩の筋肉ばかりに負担がかかるということが少なくなり、肩こり解消につながります。   

・睡眠の質をあげられる 

ストレッチを行うと筋肉がほぐれ、リラックスすることが出来ます。
その結果、筋温が上がり、睡眠の質をあげることが出来ます。
体の疲労がたまらなくなれば、肩こりは解消されます。  

このようにストレッチ の効果には肩こり解消の助けになるものが多くものがあります。
単に肩こり解消にはストレッチがいいと聞いたから何となくやっている・・という場合よりもこのようにストレッチの効果をきちんと知った上で行うと効果の出方は変わってきますので、意識して行なってみてください。 

肩こりはストレッチで解消される?

ここで、本題です。
この記事を読んでくださっている方の中には「いくらストレッチをしても肩こりは解消されない。」という方も多いかと思います。
実際にストレッチを行なって肩こりが解消される方と効果がイマイチ出ない・・という方がいることは事実です。
また、効果があったとしても一時的で、数日経てば元通り。という方も少なくありません。
これは日常生活で何かしらの負担がかかって肩こりが起こっていることが原因となっているためと考えられるので、その原因自体を取り除いてあげないと肩こりはなかなか解消されないのです。
または、それに耐えうる体にしてあげるためにストレッチを続ける、もしくは他の方法も並行して行う必要があるかもしれません。
ストレッチのみで解消される肩こりとそうではない肩こりがあるということです。
ここではストレッチについて詳しくご紹介していますが、もしもあなたが長年ストレッチを続けているのに肩こり解消されない・・という状態であれば、他の方法も試してみるということもいいかも知れません。 

肩こり解消には動的ストレッチが効果的!

上記のような長年ストレッチを行なっているにも関わらず、肩こりが解消しない・・という方にもオススメの方法です。
もし試したことがなければ行なってみてください。
実はストレッチの種類は主に2種類あります。
ひとつは静的(スタティック)ストレッチ、もうひとつは動的(ダイナミック)ストレッチです。
肩こり解消に効果的なストレッチは後者の動的ストレッチです。
皆さんが一般的に想像するストレッチは静的ストレッチと呼ばれているもので、じっくりと時間をかけて伸ばすストレッチです。
対して肩こり解消に効果的な動的ストレッチ肩や腕を様々な方向に動かしながら行うストレッチで、血液の循環を改善させることが出来ます。
また、長時間のデスクワークなどで筋肉や関節が固まって肩こりが起こっている場合には、積極的に身体を動かすことも肩こり解消となります。
動的ストレッチが分からなければ、ラジオ体操を行ってみてください。
ラジオ体操は代表的な動的ストレッチで、全身をまんべんなく動かすことが出来るので、肩こり解消に効果的とされています。
覚えていない!という方はYouTubeなどで検索するとすぐに出て来ますので、見ながら行なってみてくださいね。  

人気の肩甲骨ストレッチをご紹介!

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ここでは肩こり解消法にお悩みの方が多く実践されてきた「肩甲骨ストレッチ」をご紹介します。
肩甲骨の動きが悪くなると肩の筋肉が緊張するだけでなく、呼吸も浅くなるので、血行不良に陥りやすくなります。
ストレッチ中は呼吸をとめずに深呼吸を心がけて行ってみてくださいね。

肩甲骨ストレッチ

・姿勢を正して体の前で手を組みます。
組んだ手のひらを上に向けながら腕を伸ばす。手は頭上で10秒キープ。肩甲骨をぐっと上に引き上げるイメージで行いましょう。
一気に脱力します。
・もう一度手を組んで手のひらは外向き、腕を伸ばした状態で体の前へ。
左右に体を大きくひねりましょう。それぞれ10秒ずつキープします。
・一気に脱力します。
次に後ろで手を組みます。
手のひらを床に向けて肩甲骨をぐっ内側へと寄せましょう。その状態で10秒キープ。
一気に脱力します。 

 これが一連の肩甲骨ストレッチの流れとなります。 

簡単なものをご紹介しましたが、他にもインターネットで検索するとさまざまな肩甲骨ストレッチが出てきますので、ご自身が行いやすそうなものを見つけて頂いても構いません。  

肩以外の部分のストレッチも重要

肩こりが辛いからと言って、肩ばかりのストレッチを行うだけでは十分な効果が得られないという場合もあります。
なぜなら、肩こりの原因となる姿勢不良や体の疲れは肩のみではなく、他の部分にも負担となるからです。
肩以外の部分のストレッチも行なって負担を減らしてあげることが結果的に肩の負担軽減にも繋がるのです。
例えば長時間のデスクワークで方が凝っているという方の場合、座りっぱなしになっていると股関節の筋肉が固まって、そこから血行不良や姿勢不良が起きているという事もあるのです。
そのような時に股関節のストレッチを行なってあげると股関節部分で滞っていた血液の流れが解消され、肩への血流も改善されるのです。
ここでご紹介したのはほんの一例ですが、ご自身の生活スタイルを考えてみて肩以外にも疲れているところがないか少し意識してみてください。
意外な部分のストレッチがあなたの肩こり解消につながるかも知れません。  

ストレッチで解消しない肩こりは何が原因?

ここまで筋肉や体の疲労による肩こりについてご紹介してきましたが、ストレッチのみではどうしても解消しない肩こりもあります。
そのような肩こりは病院で治療が必要な場合があるので注意が必要です。
息切れや胸の締め付け感を伴うものは心臓疾患が原因の痛みが肩に出ているという場合もありますし、脳に疾患がある場合にも肩こりの症状は起こり得ます。
いくらストレッチや生活改善を行なっても肩こりが解消されない、症状がいつもと違う、肩こり以外の症状も辛い、という場合にはストレッチのみでは解消しないかも知れません。
たかが肩こりと簡単に考えずに一度、整形外科や内科など病院で診察を受けてみるということも大切です。  

ストレッチポールって肩こり解消に有効?

肩こり解消についてインターネットなどで調べたことのある方はストレッチポールという言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ストレッチポールとは円柱状のもので、全身の体重をポール預けた状態でエクササイズを行うことが出来るものです。
実際にストレッチポールを使用して得られる効果としては 

・背骨のS字カーブが再獲得出来る
・胸の筋肉もストレッチ出来て猫背が治る
・呼吸が深くなることでリラックス効果が得られる
・股関節など全身の筋肉のストレッチを行うことが出来る
 

このようなことが挙げられます。
ここまで読んでいただいてお分かりのように、ストレッチポールには肩こり解消のために必要な要素が多く含まれています。
よって、ストレッチポールは肩こり解消に有効であると言えるかと思います。
ストレッチポールの詳しい使用方法については、ストレッチポール協会の正規品のものを購入するとDVDが付いてきますのでそれを参考に行うと良いでしょう。  

まとめ

いかがでしょうか?
肩こりは同じ姿勢が長時間続くことや姿勢不良、他にも内面的な食生活や睡眠状態によっても状態が変化するものです。
ストレッチを行うことは肩こり解消には有効です。
しかし、せっかくストレッチを行うのであれば、仕事中や勉強中も気付いた時にこまめに筋肉を緩める・生活習慣を整えるなど肩こりが起こらないように日常生活で注意できることも行なってみてください。
今日から行えるものからでもいいので、ぜひ始めてみてくださいね。