「朝起きたら顎が痛い」「口が開けづらい」…そんな顎関節症の症状に悩まされている方は少なくありません。
しかし、顎関節症は口周りの症状だけでなく、「めまい」や「吐き気」を引き起こすこともあることをご存知でしょうか?
「めまいがするたびに、このまま倒れてしまうんじゃないかと不安で仕方がない…」
「検査を受けても異常がないのに、なぜめまいと吐き気が続くの? 」
もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、それは「顎関節症」が原因かもしれません。
なぜ顎関節症でめまいや吐き気が?その意外な関係とは?
顎関節と、めまいや吐き気。一見、何の関係もなさそうに思えますよね?
しかし、解剖学的に見ると、顎関節と頭蓋骨、そして平衡感覚を司る内耳は、非常に近い場所に位置しています。
顎関節症になると、顎関節周りの筋肉が緊張したり、顎の位置がずれたりすることで、周囲の組織に影響を及ぼします。
その結果、頭蓋骨の歪み、首や肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れが生じ、めまいや吐き気を引き起こすと考えられています。
具体的には、以下のようなメカニズムが考えられます。
- 三叉神経への影響
顎関節は、顔の感覚を司る三叉神経と密接に関わっています。
顎関節症により三叉神経が刺激されると、その情報が脳に伝達され、めまいや吐き気を引き起こすことがあります。 - 自律神経の乱れ
顎関節症の痛みや不快感は、身体にストレスを与え、自律神経のバランスを崩す可能性があります。自律神経が乱れると、めまいや吐き気だけでなく、冷や汗、動悸、息切れなどの症状が現れることもあります。 - 頭蓋骨の歪み
顎関節の不調は、頭蓋骨の歪みを引き起こすことがあります。
頭蓋骨は、脳や内耳を保護する役割を担っており、その歪みは、めまいや吐き気をはじめとする様々な不調を引き起こす可能性があります。
めまい、吐き気を伴う顎関節症…こんな症状に心当たりはありませんか?
顎関節症によるめまいや吐き気は、以下のような特徴があります。
- 回転性のめまい
周囲がグルグルと回転しているように感じるめまい - 浮動性のめまい
フワフワと浮いているような感覚のめまい - 吐き気を伴う
実際に嘔吐してしまうこともある - 頭痛、首こり、肩こりを伴う
顎関節症の影響で、首や肩の筋肉も緊張し、これらの症状が現れる - 耳鳴り、耳閉感を伴う
顎関節と耳は近いため、耳の症状を伴う場合もある - 症状が日によって変動する
顎関節症の状態やストレス、疲労などによって症状が悪化しやすい
特に、30~40代の女性に多く見られる傾向があり、
「仕事が忙しくてなかなか病院に行けない」
「家事や育児に追われて自分のことは後回しになりがち」という方も多いのではないでしょうか。
もし、これらの症状に心当たりがある方は、一度、顎関節症を疑ってみる必要があるかもしれません。
めまい、吐き気を伴う顎関節症の治療法
顎関節症の治療法は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
- 保存療法
・薬物療法:痛み止めや筋弛緩剤などを用いて、痛みや炎症を抑えます。
・物理療法:温熱療法や電気療法などで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
・スプリント療法:マウスピースを装着することで、顎関節にかかる負担を軽減します。 - 運動療法
・顎関節症に特化した運動療法を行うことで、顎関節の動きを改善し、周囲の筋肉を強化します。 - 手技療法
・国家資格を持つ施術者が、手を使って行う治療法です。
・顎関節周りの筋肉の緊張を緩和したり、関節の動きを改善したりすることで、身体の機能回復を目指します。
・手技療法の中でも、顎関節症に効果的な手技として、筋膜リリース、関節モビライゼーション、頭蓋仙骨療法などがあります。
手技療法で顎関節症によるめまい・吐き気を根本改善
当院では、顎関節症によるめまいや吐き気の根本改善のために、手技療法を中心とした治療を行っています。
手技療法のメリット
- 身体に負担が少ない
- 薬に頼らず、自然治癒力を高めながら改善できる
- 痛みの原因となっている根本的な部分にアプローチできる
当院の手技療法の特徴
- 経験豊富な国家資格保有者が施術を担当
- 丁寧なカウンセリングと検査に基づいた、オーダーメイドの治療プラン
- 症状の改善だけでなく、再発予防に向けたセルフケア指導
手技療法による改善事例
- 30代女性
デスクワーク中にめまいや吐き気に襲われるようになり、当院を受診。検査の結果、顎関節症と診断。
週に1回のペースで手技療法と、自宅でのセルフケアを継続した結果、3ヶ月後にはめまいと吐き気が改善。 - 40代男性
長年、原因不明の耳鳴りやめまいに悩まされていたが、知人の紹介で当院を受診。
顎関節症と診断され、手技療法と姿勢改善の指導を受けた結果、半年後には耳鳴りやめまいが大幅に軽減。
これらの事例のように、手技療法は、顎関節症によるめまいや吐き気を根本から改善する効果が期待できます。
顎関節症を予防するために
顎関節症は、日常生活の何気ない習慣が原因で発症することがあります。
日頃から以下の点に注意し、顎関節症を予防しましょう。
- 姿勢を正す
猫背や足を組む癖は、顎関節に負担をかけるため、正しい姿勢を心がけましょう。 - 片側噛みを避ける
左右均等に噛むように意識し、片側だけに負担をかけないようにしましょう。 - 硬いものを食べ過ぎない
スルメやフランスパンなど、硬いものを食べる時は顎関節に負担をかけないように注意しましょう。 - 歯ぎしり、食いしばりに注意する
就寝中の歯ぎしりや、日中の食いしばりは、顎関節症の原因となるため、マウスピースの装着などを検討しましょう。 - ストレスを溜めない
ストレスは、顎関節症を悪化させる要因となるため、適度な運動や趣味など、ストレス解消を心がけましょう。
最後に
顎関節症は、めまいや吐き気をはじめ、様々な不快な症状を引き起こす可能性があります。
もし、原因不明のめまいや吐き気に悩まされている方は、一度、顎関節症を疑ってみてください。
「本当に顎関節症が原因なの?」
「手技療法ってどんなことをするの?」
など、ご不安な点やご不明な点がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。
当院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた丁寧なカウンセリングと検査を行い、手技療法を中心とした最適な治療プランをご提案いたします。
もし、顎関節症の症状でお悩みなら、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
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https://myuseikotsu.com/category/jiritsu/gakukansetu/
※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
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