「朝起きると腰が痛くて、なかなか起き上がれない…」
「最近、右足がしびれる感じがする…」
「長時間座っていると、腰から右足にかけて痛みやしびれが強くなる…」
このような症状でお悩みの方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
あなたは、「もしかしたら、私の身体に何か深刻な問題が起こっているのでは…?」と不安を感じているかもしれません。
その気持ち、よく分かります。
なぜなら、私自身もかつては腰痛に悩まされていたからです。
長年のデスクワークで腰を痛め、歩くのもつらい日々を送っていました。
しかし、手技療法に出会い、適切な治療とセルフケアを続けることで、今では痛みから解放され、元気に過ごせるようになりました。
この記事では、20年以上手技療法の専門家として活動し、延べ10万人以上の患者さんを診てきた経験から、腰痛と右側のしびれの原因、そして効果的な改善策について詳しく解説していきます。
きっと、あなたの症状改善のヒントになるはずです。どうぞ最後までお読みください。
あなたはどんなタイプ? 腰痛と右側のしびれチェック!
まずは、あなたの腰痛と右側のしびれがどんなタイプなのか、簡単なチェックリストで確認してみましょう。
腰痛の特徴
右側のしびれの特徴
これらの項目に当てはまるものが多いほど、医療機関での診察が必要と考えられます。
自己判断で放置せずに、早めに専門医に相談することをおすすめします。
腰痛と右側のしびれが起こる原因
腰痛と右側のしびれは、様々な原因で引き起こされます。
主な原因としては、以下のものが挙げられます。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群
- 仙腸関節障害
- 筋筋膜性疼痛症候群
- 内臓疾患
- その他
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 腰椎椎間板ヘルニア
背骨を構成する骨(椎骨)と椎骨の間にある椎間板は、クッションのような役割を果たしています。
この椎間板が、加齢や過度な負担などによって変形し、飛び出して神経を圧迫することで、腰痛や右側のしびれを引き起こします。
特に、腰椎の右側にある神経が圧迫されると、右足にしびれや痛みが生じます。
【腰椎椎間板ヘルニアになりやすい人】
- 長時間座りっぱなしの仕事をしている人
- 重いものを持ち上げる作業が多い人
- 猫背や反り腰など、姿勢が悪い人
- 運動不足の人
- 肥満の人
【腰椎椎間板ヘルニアの症状】
- 腰痛と右足にしびれや痛みがある
- 前かがみになると症状が悪化する
- くしゃみや咳で痛みが強くなる
- 足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなることがある
- 排尿障害が起こる場合もある
2. 腰部脊柱管狭窄症
背骨の中を通る脊柱管は、神経の通り道です。
この脊柱管が、加齢による骨の変形や靭帯の肥厚、椎間板の突出などによって狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や右側のしびれを引き起こします。
【腰部脊柱管狭窄症になりやすい人】
- 50歳以上の人
- 長時間立ち仕事をしている人
- 遺伝的に脊柱管が狭い人
【腰部脊柱管狭窄症の症状】
- 歩くと腰や足にしびれや痛みが出る(間欠性跛行)
- しばらく休むと症状が楽になる
- 前かがみになると症状が楽になる
- 自転車に乗る姿勢は楽にできる
3. 梨状筋症候群
お尻にある梨状筋という筋肉は、股関節を外側に回す働きをしています。
この梨状筋が、硬くなったり炎症を起こしたりすることで、近くを通る坐骨神経を圧迫し、腰痛や右側のしびれを引き起こします。
【梨状筋症候群になりやすい人】
- 長時間座っていることが多い人
- デスクワークの人 、足を組む癖がある人
- ランニングやサッカーなど、下半身をよく使うスポーツをしている人
【梨状筋症候群の症状】
- お尻の奥に痛みやしびれがある
- 股関節を外側に回すと症状が悪化する
- 長時間座っていると症状が悪化する
- 腰痛や右足にしびれが起こる
4. 仙腸関節障害
骨盤にある仙腸関節は、上半身と下半身をつなぐ重要な関節です。
この仙腸関節に、炎症や機能障害が起こることで、腰痛や右側のしびれを引き起こします。
【仙腸関節障害になりやすい人】
- 妊娠・出産経験のある女性
- 転倒などによる衝撃を受けた人
- 長時間立ち仕事や座り仕事をしている人
- 運動不足の人
【仙腸関節障害の症状】
- 腰やお尻に痛みがある
- 片足立ちや階段の上り下りで痛みが強くなる
- 長時間同じ姿勢でいると症状が悪化する
- 腰を反らすと痛みが強くなる
5. 筋筋膜性疼痛症候群
筋肉や筋膜にトリガーポイントと呼ばれる硬結(しこり)ができ、そこから痛みやしびれが広がることで腰痛や右側のしびれを引き起こします。
【筋筋膜性疼痛症候群になりやすい人】
- ストレスが多い人
- 姿勢が悪い人
- 冷え性の人
- デスクワークの人
- 同じ体勢での作業が多い人
【筋筋膜性疼痛症候群の症状】
- 筋肉を押すと痛みがある部分がある (トリガーポイント)
- 痛みやしびれが広範囲に広がる
- 疲労やストレスで症状が悪化する
- 睡眠障害が起こる場合もある
6. 内臓疾患
まれに、内臓疾患が原因で腰痛や右側のしびれが起こることがあります。
例えば、腎臓結石、尿管結石、子宮筋腫、卵巣嚢腫、虫垂炎などが挙げられます。
これらの疾患では、腰痛や右側のしびれの他に、発熱、吐き気、血尿、腹痛などの症状が現れることもあります。
もし、内臓疾患が疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
7. その他
上記以外にも、以下のような原因が考えられます。
- 脊椎分離症・すべり症
脊椎に亀裂が入ったり、ずれたりする疾患 - 脊髄腫瘍
脊髄に腫瘍ができる疾患 - 帯状疱疹
神経に沿って水ぶくれができる病気 - 心理的な要因
ストレスや不安など
腰痛と右側のしびれの改善策
腰痛と右側のしびれの改善策は、原因によって異なります。
自己判断で対処せずに、まずは医療機関受診し、正確な診断を受けることが重要です。
そして、原因が特定されたら、医療機関での治療と並行して、手技療法や自宅でのセルフケアを行うことで、より効果的に症状を改善することができます。
医療機関での治療
医療機関では、原因に応じて以下のような治療が行われます。
- 薬物療法: 痛み止めや筋肉の緊張を和らげる薬などを処方
- 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)
炎症を抑え、痛みを軽減する - 筋弛緩薬
筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する - 神経障害性疼痛治療薬
しびれなどの神経症状を改善する
- 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)
- 理学療法: 運動療法や物理療法などを行い、身体の機能回復を図る
- 運動療法
関節の可動域を広げたり、筋力をつけるための運動 - 物理療法
温熱療法、電気療法、牽引療法など
- 運動療法
- 注射療法: 痛みや炎症を抑える薬を患部に注射する
- 神経ブロック注射
神経の近くに薬を注射し、痛みやしびれを遮断する - トリガーポイント注射
トリガーポイントに薬を注射し、痛みを軽減する
- 神経ブロック注射
- 手術療法: 保存療法で効果がない場合に、神経の圧迫を取り除く手術を行う
- 椎間板ヘルニア摘出術
飛び出した椎間板を切除する手術 - 脊柱管拡大術
狭くなった脊柱管を広げる手術
- 椎間板ヘルニア摘出術
手技療法による改善
手技療法は、徒手療法によって身体の機能改善を図る治療法です。
国家資格を持つ理学療法士や作業療法士などが、専門的な知識と技術を用いて、関節や筋肉、神経にアプローチします。
腰痛や右側のしびれに対しては、以下のような効果が期待できます。
- 関節の動きを改善する
関節の可動域制限を改善し、スムーズな動きを取り戻すことで、腰への負担を軽減します。 - 筋肉の緊張を緩和する
筋肉の硬さを和らげ、血行を促進することで、痛みやしびれを軽減します。 - 神経の圧迫を軽減する
神経の通り道を広げ、圧迫を軽減することで、神経症状を改善します。 - 姿勢を改善する
身体の歪みを整え、正しい姿勢を保ちやすくすることで、腰への負担を軽減し、再発を予防します。 - 痛みの軽減
痛みを引き起こす原因にアプローチすることで、痛みを軽減します。 - 自己治癒力を高める
身体の自然治癒力を高め、症状の改善を促進します。
手技療法は、身体に負担の少ない安全な治療法です。
経験豊富な施術者による施術を受けることで、より効果的に症状を改善することができます。
自宅でできる改善策
医療機関での治療や手技療法と並行して、自宅でできる改善策を行うことも大切です。
- ストレッチ: 硬くなった筋肉を伸ばし、柔軟性を高めることで、血行を促進し、痛みやしびれを軽減します。
- ハムストリングスのストレッチ
床に座り、片足を伸ばし、もう片方の足を曲げます。伸ばした足のつま先を両手で持ち、上半身を前に倒します。 - 梨状筋のストレッチ
仰向けに寝て、両膝を立てます。右足を左足の上に重ね、両手で左太ももを抱え込みます。そのまま胸に引き寄せます。 - 腸腰筋のストレッチ
片足を大きく前に出し、もう片方の足の膝を床につけます。前の足の膝を曲げ、上半身を前に倒します。
- ハムストリングスのストレッチ
- 筋力トレーニング: 腰やお腹周りの筋肉を鍛え、体幹を安定させることで、腰への負担を軽減します。
- プランク
うつ伏せになり、肘とつま先を床につけます。身体を一直線に保ち、30秒キープします。 - バックエクステンション
うつ伏せになり、両手を頭の後ろで組みます。上半身を反らし、3秒キープします。 - ブリッジ
仰向けに寝て、両膝を立てます。お尻を上げて、身体を一直線に保ち、3秒キープします。
- プランク
- 姿勢の改善: 正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢でいることを避けることで、腰への負担を軽減します。
- 座り姿勢
椅子に深く座り、背筋を伸ばします。足を組むのは避けましょう。 - 立ち姿勢
背筋を伸ばし、お腹に力を入れます。体重を両足に均等にかけましょう。 - 歩き姿勢
背筋を伸ばし、目線は前方に向けます。腕を大きく振りましょう。
- 座り姿勢
- 温熱療法: 温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
- お風呂
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。 - ホットパック
腰や足にホットパックを当てましょう。 - カイロ
腰や足にカイロを貼りましょう。
- お風呂
- 休息
十分な睡眠をとり、身体を休ませることで、疲労回復を促します。 - 生活習慣の改善
ストレスを溜め込まないように、適度な運動やリフレッシュを行いましょう。バランスの取れた食事を心がけ、禁煙、節酒をしましょう。
専門家によるアドバイス
腰痛と右側のしびれは、放置すると慢性化し、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
症状が気になる場合は、早めに医療機関を受診し、専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
まとめ
この記事では、腰痛と右側のしびれの原因と改善策について詳しく解説しました。
これらの症状でお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にして、適切な対処をしてください。
早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、快適な日常生活を取り戻せる可能性が高まります。
もし、手技療法にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
Webサイト限定で首こりの専門家の施術が半額で体験できます
https://myuseikotsu.com/category/koshiitami/youtsu/
※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
\この記事は私が書きました/