「腰が痛い…」それ、腰だけが原因ではありません
腰が痛いと、多くの方が「腰の筋肉が悪いのでは?」と思いがちです。
しかし、腰痛の本当の原因は“腰以外の場所”にあることがほとんどです。
「湿布を貼っても良くならない」
「整形外科では異常なしと言われた」
「マッサージに通ってもすぐ戻る」
このような方の多くは、筋肉や骨ではなく、体の深部にある筋膜(ファシア)と関節(ジョイント)の滑走不全 が起きています。
筋膜とは、全身を包む薄い膜。
この膜が癒着・ねじれ・硬化を起こすと、腰そのものではなく「他の部位の動きの悪さ」が腰に負担を集中させてしまうのです。
箕面市で腰痛が増えている背景とは?
腰痛は全国的に多い症状ですが、実は箕面市という地域では特に発症率が高い傾向があります。
それは、地域特性と生活スタイルに深い関係があります。
箕面市は大阪北摂エリアに位置し、車移動・デスクワーク・育児が多いライフスタイル。
これが慢性的な腰への負担を増やしています。
- 車通勤が多く、長時間同じ姿勢で腰が固まる
- デスクワーク中心で骨盤が後傾しやすい
- 子育て世帯が多く、抱っこや授乳で前傾姿勢が続く
また、気圧変動が多い地域でもあるため、「雨の日や寒い日に痛みが強くなる」気象性腰痛もよく見られます。
腰痛の主な原因とそのサイン
腰痛を根本から改善するためには、「どこが悪いか」よりも「なぜ腰に負担が集まっているのか」を見極めることが大切です。
骨盤・股関節の硬さ
骨盤や股関節は腰を支える土台です。
ここが硬くなると、腰が代わりに動くことで痛みを引き起こします。
特に女性では、出産・育児による骨盤バランスの乱れが腰痛の大きな原因です。
また、椅子で浅く座る姿勢や脚を組む癖も骨盤をゆがませます。
胸郭(肋骨まわり)の動きの低下
胸郭(ろっ骨まわり)が動かないと呼吸が浅くなり、背骨(胸椎・腰椎)のバランスが崩れます。
胸の硬さは意外にも腰痛と深く関係しており、「呼吸の浅い人ほど腰痛が治りにくい」といわれるほど。
FJAでは胸郭の滑走性を改善することで、腰の負担を軽減していきます。
筋膜の滑走不全(癒着)
筋膜が硬くなり、筋肉どうしがスムーズに滑らなくなる状態。
これが「腰を動かすと引っ張られるように痛い」原因です。
強く揉んだり押したりすることで、かえって悪化するケースもあります。
ストレス・自律神経の乱れ
ストレスを感じると交感神経が優位になり、筋肉が緊張して血流が悪化します。
「夜になると痛む」「寝起きに重い」などの症状は、自律神経由来の腰痛である可能性があります。
箕面市に多い腰痛タイプ3選
みゅう整骨院に来院される方の傾向を分析すると、箕面市の腰痛には3つのパターンが多いことがわかります。
デスクワーク型(座りすぎ・姿勢不良)
長時間の座位で骨盤が後傾し、腰椎に圧が集中。
背中が丸まることで筋膜が引きつれ、腰を支える力が失われていきます。
症状:
✅ 夕方に痛みが強くなる
✅ 椅子から立ち上がる瞬間がつらい
✅ 湿布やマッサージで一時的に楽になるが戻る
育児・家事オーバーワーク型
抱っこ・授乳・掃除・洗濯など、前傾姿勢の連続が腰に大きな負担をかけます。
さらに、片側での抱っこ・片足重心が多いため、骨盤が歪みやすいのが特徴。
このタイプは、腰痛だけでなく肩・首・手首の痛みも併発しやすいです。
ストレス・気象病タイプ
「雨の日や寒い日に腰が重くなる」「頭痛やだるさも出る」
こうした症状は自律神経の乱れによるもの。
胸郭の硬さと呼吸の浅さが根本原因です。
胸を広げて呼吸を整えることで、気象性腰痛は大きく改善します。
腰痛を悪化させるやってはいけない習慣
一見良さそうに見えて、実は腰痛を悪化させる習慣があります。
知らずに続けている方が多いので注意が必要です。
腰を反らせるストレッチ
「腰を伸ばせば治る」と思っていませんか?
実際には、反らすことで腰椎に過剰な負担がかかり、炎症を悪化させてしまうことがあります。
強いマッサージや整体
強く押されると「効いた感じ」がしますが、筋膜が損傷し、かえって硬くなる危険性があります。
根本改善には、やさしく滑走性を取り戻す手技が必要です。
長時間の座り姿勢・足を組む癖
骨盤の左右バランスが崩れ、慢性的なゆがみを作ります。
1時間に一度は立ち上がり、軽く体を伸ばす習慣をつけましょう。
湿布や痛み止めだけに頼る
症状を一時的に抑えても、原因(構造の乱れ)を直さない限り再発します。
根本ケアは「整えること」です。
みゅう整骨院の腰痛改善アプローチ(FJA理論)
当院の腰痛ケアは、一般的な「マッサージ」や「電気治療」とはまったく異なります。
筋膜と関節の滑走性を整え、体を“本来の動き”に戻すことで痛みを根本から取り除きます。
筋膜と関節の滑走性を整える
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)は、筋膜と関節の動きをやさしくリリースし、体の滑らかさを取り戻す施術です。
腰に直接強い刺激を与えず、全身の動きの連動を整えます。
骨盤×胸郭×背骨を連動させる
腰だけを整えても意味がありません。
FJAでは、骨盤と胸郭を同時にアプローチし、腰を「支える構造」として全体を動かせるように導きます。
神経の通りを良くして自然治癒力を高める
筋膜のねじれが解消すると、神経と血管の圧迫が減り、「腰が軽く温かい」「脚までスッと伸びる」と実感される方が多いです。
施術の流れと改善までのステップ
初めての方にも安心して受けていただけるよう、みゅう整骨院では一人ひとりの状態に合わせて施術を進めています。
1️⃣ カウンセリング・姿勢分析
痛みの出方・生活習慣・動作のクセを細かく確認します。
2️⃣ FJAによる構造評価
どの方向で滑走不全があるかを触診と動作で確認します。
3️⃣ 施術(筋膜×関節調整)
腰だけでなく、骨盤・胸郭・足・首を含めた全身調整を実施。
4️⃣ 再発予防アドバイス
座り方・呼吸法・ストレッチを個別に指導します。
自宅でできる腰痛予防ケア
施術で整った体を維持するために、日常でできるケアも欠かせません。
無理なく続けられる「腰を守る生活習慣」を紹介します。
骨盤を立てる座り方
背中を丸めず、骨盤を立てる意識を持つだけで腰の負担が半減します。
浅く腰をかけ、背もたれに軽く触れる程度が理想です。
腰を支える呼吸法
胸を広げ、鼻から吸って口から細く長く吐く。
胸郭を動かすことで、腰の血流が改善しやすくなります。
腰にやさしい寝方と枕選び
仰向けでは膝下にタオルを、横向きでは膝の間にクッションを挟みます。
骨盤と背骨が自然な位置に戻り、夜間の痛みを軽減します。
毎日1分の骨盤リセットストレッチ
立ったまま骨盤を左右にゆっくり回すだけ。
朝晩1分で腰の可動域を維持し、再発を防ぎます。
まとめ|腰をほぐすから整えるへ
腰痛は「結果」であって「原因」ではありません。
その痛みの裏には、体の連動性や姿勢バランスの崩れが隠れています。
みゅう整骨院では、筋膜(ファシア)と関節(ジョイント)の滑走性を整えることで、「腰が軽くなるだけでなく、全身が動きやすくなる」施術を行っています。
腰痛を何度も繰り返す方、薬や湿布では変わらない方、「本気で根本改善したい」と思ったときが、体を変えるタイミングです。
箕面市で腰痛にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体が本来持っている回復力を取り戻すお手伝いをいたします。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。











