「頭痛があるだけで、1日が台無しになる…」
「薬を飲めば一旦はラクになるけど、結局また繰り返す」
「検査では異常なし。でもこのつらさは本物」
箕面市でも、こうした頭痛のお悩みで整骨院を探している方はとても多くいらっしゃいます。
頭痛は頭の問題と思われがちですが、実際には首・肩・背骨・呼吸・自律神経といった「体全体の状態」が深く関係しているケースが少なくありません。
特に、デスクワークやスマホ、車移動が多い生活では、知らないうちに 頭が前に出る姿勢(ストレートネック寄り) になり、首や肩に負担が積み重なって頭痛につながることがあります。
さらにややこしいのが、頭痛にはタイプがあり、原因も対処も違うという点です。
同じ「頭痛」でも、ズキズキする人、締めつけられる人、後頭部がピリッとする人では、体に起きていることが違います。
この記事では、
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頭痛のタイプ(偏頭痛/緊張型頭痛/後頭神経痛)の違い
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自律神経と頭痛がつながる理由
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マッサージや薬だけでは改善しにくい背景
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整骨院で考える根本改善の視点
を、できるだけ専門用語を避けつつ、わかりやすく解説します。
「原因がわからない頭痛」ほど、読み終えたあとに整理がつく内容にしています。
頭痛にはいくつかのタイプがあります
まず大切なのは、頭痛をひとくくりにしないことです。
頭痛は「とにかく痛い」で終わらせてしまうと、対処がズレて長引きやすくなります。
頭痛は大きく分けるといくつかありますが、整骨院に来院される方で特に多いのが次の3タイプです。
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偏頭痛(片頭痛)
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緊張型頭痛
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後頭神経痛
同じ頭痛でも、体の中で起きていることが違えば、必要なケアも変わります。
ここからそれぞれの特徴を、できるだけ「自分に当てはまるかどうか」で判断できるように解説します。
頭痛を一括りにしてはいけない理由
例えば、薬を飲むと楽になる場合でも、
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血管の反応が中心の頭痛
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筋肉の緊張が中心の頭痛
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神経が刺激されて起きる頭痛
では「戻り方」が違います。
さらに、頭痛がつらい方ほど、「肩もこる」「首も重い」「眠りが浅い」など、いくつもの不調が重なっていることが多いです。
この状態で痛いところだけを揉んでも、根っこが残ったままなので、また同じパターンに戻ってしまいがちです。
整骨院でよく見られる3つの頭痛タイプ
ここでは「ざっくり」特徴を整理します。
あとでセルフチェックも出てくるので、安心してください。
偏頭痛(片頭痛)
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こめかみ〜目の奥がズキズキする
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光や音がつらい
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吐き気が出ることがある
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天候やストレス、寝不足で悪化しやすい
緊張型頭痛
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頭全体が締めつけられる
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首〜肩がガチガチ
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夕方〜夜に強くなりやすい
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長時間の同じ姿勢で悪化しやすい
後頭神経痛
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後頭部〜首の付け根がピリッと痛む
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片側に出ることが多い
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髪を触るだけで痛いような過敏感が出ることも
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首の硬さや姿勢の崩れが関係していることが多い
「なんとなく当てはまるかも…」という方は、次の章でさらに整理していきましょう。
自律神経と頭痛の深い関係
頭痛が慢性化している方に共通して多いのが、自律神経の切り替えがうまくいっていない状態です。
自律神経は、簡単に言うと
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緊張・活動モード(交感神経)
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休息・回復モード(副交感神経)
を切り替えて、体を自動で調整してくれる仕組みです。
ところが、ストレスや睡眠不足、姿勢の崩れが続くと、体がずっと緊張モードに寄りやすくなります。
すると、
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首肩の筋肉が緊張しっぱなし
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呼吸が浅くなる
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血流の調整が不安定になる
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痛みに敏感になりやすい
といった変化が起き、頭痛が出やすい状態になってしまいます。
自律神経が乱れると頭痛が起こりやすくなる理由
頭痛の起き方はタイプによって違いますが、共通して言えるのは「体が回復モードに入りにくい」 ことです。
例えば、
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仕事中ずっと肩に力が入っている
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画面を見る姿勢で首が固まっている
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寝ても脳と体が休めていない
こうした状態が続くと、頭痛がたまるように出てくることがあります。
なぜ「原因不明」と言われやすいのか
頭痛で病院に行って検査をしても「異常なし」と言われることがあります。
これは決して「あなたの痛みが嘘」なのではありません。
頭痛の背景にある問題の多くが、
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姿勢
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筋肉の緊張
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関節の動き
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呼吸の浅さ
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自律神経の切り替え
といった画像に写りにくい機能的な問題だからです。
▶︎ 自律神経の乱れについて詳しく知りたい方は、親記事もあわせてご覧ください
(※ここに「自律神経の乱れ(親)」への内部リンクを設置)
あなたの頭痛タイプはどれに近い?(セルフチェック)
頭痛がつらいときほど、「全部当てはまる気がする…」と感じる方も多いですが、一番つらいときの特徴を思い出しながら見てみてください。
偏頭痛タイプに近い方
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こめかみや目の奥がズキズキ痛む
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光や音がいつもよりつらく感じる
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吐き気や気分の悪さを伴うことがある
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天候の変化や寝不足、強いストレスで悪化しやすい
血管や自律神経の影響を強く受けやすいタイプです。
▶ 偏頭痛について詳しくはこちら(※偏頭痛記事への内部リンク)
緊張型頭痛タイプに近い方
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頭全体をギューッと締めつけられる感じがする
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首・肩のこりが常にある
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夕方から夜にかけて悪化しやすい
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デスクワークやスマホ操作のあとに強く出る 姿勢や筋肉の緊張が深く関係するタイプです。
▶ 緊張型頭痛について詳しくはこちら(※緊張型頭痛記事への内部リンク)
後頭神経痛タイプに近い方
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後頭部〜首の付け根にピリッとした痛みが走る
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片側だけに出ることが多い
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髪を触っただけでも違和感がある
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首を動かすと痛みが出やすい
神経の通り道に負担がかかっている可能性があります。
▶ 後頭神経痛について詳しくはこちら(※後頭神経痛記事への内部リンク)
※ 実際には「1つだけ」ではなく、緊張型+偏頭痛のように混ざっているケースも珍しくありません。
だからこそ、「頭痛」という言葉だけで判断せず、体の状態を整理することが大切になります。
なぜ頭痛はマッサージや薬だけでは改善しにくいのか
「マッサージをすると一時的に楽になる」
「薬を飲めばその場はしのげる」
これは多くの方が実感していることだと思います。
ただし、問題なのは戻りやすさです。
頭痛が戻りやすい理由
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姿勢が変わっていない
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首や肩の使い方が同じ
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呼吸が浅いまま
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自律神経が緊張状態のまま
この状態では、痛みが一時的に引いても、また同じ負担が積み重なってしまいます。
「痛み=結果」という考え方
頭痛は、体からの警告サインのようなものです。
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首が無理をしている
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肩に力が入りっぱなし
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休むべきタイミングで休めていない
こうした状態が続いた結果として、「頭痛」という形で表に出てきていることが多いのです。
整骨院で考える頭痛への根本アプローチ
整骨院では、頭痛を「頭そのものの問題」とは考えません。
整骨院で確認するポイント
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姿勢(特に頭と体の位置関係)
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首・背骨・肩甲骨の動き
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肩や首に力が入りやすいクセ
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呼吸のしやすさ
これらを確認し、頭に負担が集中しにくい体のバランスを整えていきます。
「頭を触らない頭痛ケア」という考え方
頭痛があると「頭をどうにかしたい」と思いがちですが、
実際には、
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首が動きにくい
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背中が丸まりやすい
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肋骨が固く、呼吸が浅い
といった部分が原因になっていることも多くあります。
体全体のつながりを整えることで、結果的に頭痛が出にくい状態を目指します。
箕面市で頭痛にお悩みの方へ(みゅう整骨院)
みゅう整骨院では、「頭痛の名前」よりも 「なぜ今の体になっているのか」 を大切にしています。
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症状名に振り回されない
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体の状態を一緒に整理する
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無理な矯正や強い刺激をしない
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再発しにくい体づくりを目指す
「どこに行っても同じだった」
「説明がなくて不安だった」
そんな経験がある方にこそ、一度ご自身の体の状態を知っていただきたいと考えています。
よくある質問|頭痛について
Q. 頭痛は整骨院で見てもらえますか?
A. はい。姿勢や首・肩の状態が関係している頭痛であれば、整骨院でのアプローチが有効なケースがあります。
Q. 病院や薬と併用しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。検査や投薬は医療機関、体の使い方や姿勢は整骨院と、役割を分けて考えることができます。
Q. どの頭痛タイプか分からなくても相談できますか?
A. もちろん大丈夫です。一緒に整理しながら進めていきます。
まとめ|頭痛は「タイプを知ること」が改善の第一歩
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頭痛は一括りにできない
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自律神経や姿勢が深く関係している
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自分の頭痛タイプを知ることが大切
「薬を飲むしかない」と思っていた頭痛でも、体の見方を変えることで、違った改善の道が見えてくることがあります。
つらさを我慢し続ける前に、一度、ご自身の体の状態を整理してみてください。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。












