「頭が重くてスッキリしない」
「締めつけられるような感じが一日中続く」
「仕事や家事はできるけど、常にしんどい…」
このような症状がある方は、緊張型頭痛の可能性があります。
緊張型頭痛は、偏頭痛のように強い痛みではないことも多く、「我慢できてしまう」「年齢や疲れのせいだと思って放置している」という方がとても多い頭痛です。
しかし実際には、体の緊張が抜けない状態が長く続いているサインとして現れているケースが少なくありません。
この記事では、
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緊張型頭痛とはどんな頭痛か
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なぜ「毎日のように続く」のか
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首や肩を揉んでも戻ってしまう理由
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整骨院で考える緊張が抜ける体への整え方
を、専門用語を使わずに丁寧に解説します。
緊張型頭痛とは?「ズキズキしない頭痛」の正体
緊張型頭痛は、日本人に最も多いタイプの頭痛です。
緊張型頭痛の代表的な特徴
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頭全体が重い
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ギューッと締めつけられる感じ
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こめかみ・後頭部がじわっと痛む
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一日中続くことがある
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肩こり・首の張りを伴いやすい
偏頭痛と違い、「動けなくなるほどではない」「でも、常に不快」という状態が続きやすいのが特徴です。
なぜ病気っぽく見えないのに、こんなにつらいのか
緊張型頭痛は、
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血管が大きく拡張するわけでもない
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明確な神経障害があるわけでもない
ことが多く、検査では「異常なし」と言われやすい頭痛です。
しかし実際には、筋肉・感覚・脳の疲労が積み重なった状態として、確実に体に負担がかかっています。
緊張型頭痛が起こる本当の原因|筋肉だけではありません
「肩こりが原因ですよね?」
と聞かれることが多いですが、緊張型頭痛は肩こりだけが原因ではありません。
① 首・肩・頭まわりの感覚疲労
緊張型頭痛の方は、
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常に周囲に気を配っている
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集中力を切らさず作業している
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無意識に体を固めている
といった傾向が強いことがあります。
この状態が続くと、筋肉だけでなく「感覚」も疲れてくるという状態になります。
すると、
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痛みとしては強くない
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でも不快感が取れない
という頭痛につながります。
② 「力を抜くスイッチ」が入りにくい体の状態
緊張型頭痛の方に多いのが、
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休んでいるつもりでも緊張が抜けない
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何もしていなくても肩に力が入っている
という状態です。
これは、体が緊張状態をデフォルトとして覚えてしまってい可能性があります。
この場合、マッサージで一時的に緩めても、すぐ元の緊張状態に戻りやすくなります。
なぜマッサージや湿布ではすぐ戻るのか?
「その場では楽になる」
「でも、また翌日には頭が重い」
この理由はとてもシンプルです。
原因が「日常の使い方」に残ったままだから
緊張型頭痛の多くは、
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長時間同じ姿勢
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画面を見続ける生活
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首を支え続けるクセ
といった、毎日の体の使い方が積み重なって起こります。
一時的に筋肉をほぐしても、
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仕事姿勢
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家事の動作
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スマホの見方
が同じであれば、筋肉はまたすぐ緊張します。
緊張型頭痛が慢性化しやすい人の共通点
これまでの記事では触れていない緊張型頭痛特有の傾向を整理します。
「頑張り続けられる人」ほどなりやすい
緊張型頭痛の方は、
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責任感が強い
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手を抜くのが苦手
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疲れていても動けてしまう
という傾向がよく見られます。
その結果、
▶︎ 体が限界を超えても止まらない
▶︎ 頭痛という形でサインが出る
という流れになりやすいのです。
「痛み」より「重さ・不快感」を訴える
偏頭痛のような強い痛みではないため、
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病院に行くほどではない
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相談するタイミングが分からない
と感じている方が多く、結果として慢性化しやすくなります。
整骨院で考える緊張型頭痛への評価と整え方
みゅう整骨院では、緊張型頭痛を「筋肉の問題」だけで終わらせません。
当院が最初に確認するポイント
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首が“支えるだけ”の状態になっていないか
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肩や背中が動かず固定されていないか
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呼吸が浅くなっていないか
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力を抜こうとしたとき、本当に抜けるか
これらを確認し、体が自然に緩める状態かどうか を見ていきます。
強く押さない理由(緊張型頭痛の場合)
緊張型頭痛の方は、
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刺激に対して鈍くなっている
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逆に、刺激に疲れやすくなっている
ことがあります。
そのため当院では、
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強い指圧
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長時間の刺激
ではなく、体が「あ、緩んでいいんだ」と感じられる調整を重視しています。
箕面市で緊張型頭痛を根本から改善したい方へ
みゅう整骨院では、
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頭痛の種類を整理する
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なぜその頭痛が続いているのかを説明する
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生活に合った体の整え方を提案する
ことを大切にしています。
「どこに行っても同じだった」
「結局、我慢するしかないと思っていた」
そんな方にこそ、一度体の状態を整理していただきたいと考えています。
緊張型頭痛に関するよくある質問
Q1. 緊張型頭痛は病院で「異常なし」と言われることが多いのはなぜですか?
緊張型頭痛は、骨や脳の異常ではなく、筋肉の緊張や体の使い方のクセが関係していることが多いためです。
レントゲンやMRIに写らない原因でも、頭痛として症状が出ることがあります。
Q2. 頭がズキズキしないのに、毎日重いのは緊張型頭痛ですか?
はい、その可能性があります。
緊張型頭痛は、ズキズキではなく締めつけられる・重たい・だるいといった感覚で現れることが多く、「強い痛みではないけど、ずっと不快」という特徴があります。
Q3. 緊張型頭痛は肩こりを治せば良くなりますか?
肩こりは関係しますが、それだけでは不十分なことも多いです。
姿勢や体の使い方、無意識の力みが残っていると、肩をほぐしても再び緊張し、頭痛が戻りやすくなります。
Q4. 緊張型頭痛がある日は整骨院に行っても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
緊張型頭痛の場合、無理に強い刺激を加えることはせず、体が緩みやすい状態をつくる調整を行います。
症状の強さに合わせて対応しますのでご安心ください。
Q5. 緊張型頭痛はどのくらいで変化を感じるものですか?
個人差はありますが、「首や肩が軽くなった」「頭の重さが減った」など、痛み以外の変化を先に感じる方も多くいらっしゃいます。
体の緊張パターンが変わることで、頭痛の出方にも変化が出てきます。
まとめ|緊張型頭痛は「体の緊張パターン」を変えることで改善を目指せます
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緊張型頭痛はズキズキしない頭痛
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我慢できる分、慢性化しやすい
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筋肉だけでなく感覚・使い方が関係する
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体が緩める状態を取り戻すことが大切
「いつものこと」と放置せず、体からのサインとして向き合ってみてください。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














