「後頭部がピリッと痛む」
「耳の後ろ〜頭の付け根が、電気が走るみたいにズキッ」
「首を動かした瞬間に、痛みが響く」
「頭痛なのか首のせいなのか分からない…」
このようなお悩みで、箕面市でも整骨院を探される方が増えています。
後頭神経痛は、いわゆる“頭痛”というより、首の奥を通る神経が刺激されて起こる「神経痛」タイプの痛みです。
そのため、偏頭痛や緊張型頭痛と同じ対処をしても、改善につながりにくいことがあります。
この記事では、
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後頭神経痛とは何か(他の頭痛との違い)
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なぜ起こるのか(首の動き・姿勢・神経の通り道)
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画像検査で「異常なし」になりやすい理由
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整骨院が大切にしている“根本改善の視点”
を、専門的すぎない言葉でわかりやすく解説します。
後頭神経痛とは?他の頭痛との決定的な違い
後頭神経痛は、頭の付け根(後頭部)〜耳の後ろあたりにかけて走る神経が刺激され、ピリッ・ズキッと鋭い痛みが出る状態です。
後頭神経痛に多い症状の特徴
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後頭部〜耳の後ろが痛い
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ピリッ、ビリッ、ズキッと鋭い痛み
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一瞬〜数秒の痛みが繰り返すことがある
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首を動かした時に誘発されやすい
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押さえると「そこそこ!」が見つかることがある
偏頭痛(片頭痛)のような「ズキズキ」「吐き気」「光がつらい」とは別ルート、緊張型頭痛のような「頭が重い」「締め付けられる」とも別ルートです。
「頭痛」より「神経痛」に近い理由
後頭神経痛の痛みは、筋肉のだるさではなく、神経の刺激に近い痛みの質です。
例えるなら「コード(神経)がどこかで擦れている」「引っかかっている」ような状態。
だからこそ、痛い場所(後頭部)だけを揉んだり温めたりするよりも、神経が通る道(首の奥)と、首の動き方を見直すことがポイントになります。
なぜ後頭神経が痛むのか?原因は首の奥にあります
後頭神経は、首の骨や筋肉の近くを通って、頭皮の方へ伸びています。
この神経の通り道は、イメージとしては「細いトンネルの中を通るコード」のようなもの。
後頭神経が刺激されやすくなる3つの条件
後頭神経痛が起こる方に多いのは、次の3つが重なっている状態です。
1)首の可動域が減っている(動きが小さい)
首が回らない・向けないというより、首の奥が動いていないことが多いです。
動く範囲が狭いと、神経の通り道が窮屈になりやすくなります。
2)首の奥の筋肉が「守りモード」で固い
後頭部の付け根(頭と首の境目)は、姿勢を支える要所。
ここが緊張し続けると、神経の近くで刺激が起きやすくなります。
3)頭の位置が前に出ている(首で頭を支えすぎ)
デスクワーク・スマホ・車移動が多い方ほど、頭が体より前に出がちです。
その結果、首の奥がずっと頑張りっぱなしになります。
ここが重要で、後頭神経痛は「筋肉が硬いから痛い」だけでなく、硬さ+動きのクセ+神経の通り道がセットで関係します。
画像検査で「異常なし」と言われやすい理由
「MRIは問題ない」
「骨はきれい」
「年齢相応ですね」
と言われても、後頭部が痛い…という方は少なくありません。
後頭神経痛は写りにくい
後頭神経痛の多くは、
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骨が折れているわけではない
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目に見える大きな損傷がない
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動いた時・姿勢を保った時に出やすい
という特徴があります。
つまり、静止画の検査だけでは拾いにくいことがあるんですね。
「首は問題ない」と言われたのに痛い場合
このケースでは、首の構造ではなく 機能(動き方・支え方・緊張の入り方) が関係している可能性があります。
ここは整骨院が得意とする領域で、動作の中で負担が集中しているポイントを探していきます。
後頭神経痛が起こりやすい人の共通点
後頭神経痛は「姿勢が悪いから」だけでは片づけられません。実際には、首の使い方の癖に特徴があります。
首を「固定して使う」クセがある
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目だけ動かして首を動かさない
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作業中、顎が前に出たまま固まる
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肩が上がっているのに気づかない
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安心のために首を動かさない(痛み回避)
首は本来、適度に動いてくれる方が負担が分散します。
でも固定すると、負担が一点に集中して、神経の通り道が窮屈になりがちです。
「首を回さない生活」が続いている
現代は首を回す機会が減っています。
車移動、画面作業、抱っこ、家事…どれも前を向きっぱなし。
首の動きが減ると、
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ある部分だけ硬くなる
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神経の近くで刺激が起きやすい
という状態が出来上がりやすくなります。
マッサージで後頭神経痛が悪化することがある理由
「首を強く揉まれた後に、痛みが増えた気がする」
「押されると、その場は気持ちいいけど後でピリピリする」
こういう方もいます。
強い刺激が神経に近い場所で起きると逆効果になることがある
後頭神経痛の痛みは、神経が関係します。
そのため、神経の近い場所を強く刺激すると、神経が過敏になっている時期には負担になり得ます。
もちろん全員が悪化するわけではありません。
ただ、後頭神経痛では「とにかく強くほぐせばOK」になりにくいのは事実です。
後頭神経痛はほぐすより通り道と動きが大事
ポイントは
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神経が通りやすい状態にする
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首が自然に動ける状態にする
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固めるクセを減らす
「ほぐし切る」ではなく、首が頑張りすぎない体の使い方に変えていくイメージです。
整骨院で行う後頭神経痛への評価と整え方
みゅう整骨院では、後頭神経痛を「痛い場所だけ」で判断しません。
どこで神経に負担がかかっているかを整理します。
当院が最初に確認するポイント
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首の動き(回す・横に倒す・うなずく)
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動きの「量」だけでなく「質」(どこが動いてどこが止まっているか)
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頭の位置(前に出ていないか)
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肩甲骨・背骨が動かず、首に仕事が集中していないか
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力みやすさ(無意識の首肩の緊張)
後頭神経痛は、原因が「一点」ではなく、負担が集中する流れとして起こることが多いので、全体を見ます。
目指すのは「首を守るために固める」から卒業すること
痛みがあると、人は首を守るために固めます。
でも固め続けると、結果的に神経の通り道が窮屈になりやすい。
なので当院では、無理にバキバキ動かすのではなく、体が安心して動ける順番で整えることを大切にしています。
箕面市で後頭神経痛を根本から改善したい方へ
みゅう整骨院では、「後頭神経痛=頭の痛み」 という捉え方はしていません。
後頭神経痛は、首の奥で神経に負担がかかり続けた結果として、頭に症状が出ている状態であることが多いからです。
そのため当院では、症状名に引っ張られるのではなく、
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なぜ後頭神経が刺激される状態になったのか
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どの姿勢・動作で首の奥に負担が集中しているのか
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痛みを避けるために、首を固めるクセがついていないか
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再発しにくい首の使い方・体の支え方ができているか
を、一つずつ一緒に整理しながら進めていきます。
「首が原因」と言われても、改善しなかった方へ
「首が硬いですね」
「ストレートネックですね」
と言われたことがあっても、
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何をどう変えればいいのかわからない
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ストレッチをしてもピリッと痛みが出る
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首を動かすのが怖くなってきた
このように感じている方も少なくありません。
後頭神経痛では、首を動かせばいいわけでも、ほぐせばいいわけでもないという点がとても重要です。
首の奥に負担がかかっている背景には、
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頭の位置(前に出ていないか)
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肩や背中が動かず、首だけで支えていないか
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無意識に力が入りやすい体の使い方になっていないか
といった 体全体の連動の問題 が隠れていることが多くあります。
当院が大切にしている「首を守る体づくり」
後頭神経痛がある方ほど、実は首を守るために無意識に首を固めているケースが多く見られます。
しかしこの「守りの緊張」が続くと、
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首の動きがさらに減る
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神経の通り道が窮屈になる
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ピリッとした痛みが出やすくなる
という悪循環に入りやすくなります。
みゅう整骨院では、
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無理に首を動かさない
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強い刺激を加えない
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首だけに負担を集めない
ことを大前提に、首が頑張りすぎなくても済む体の支え方・動き方を整えていきます。
「頭痛だから頭」ではなく、「首の使い方」から見直す
後頭神経痛に対して当院が大切にしている考え方は、とてもシンプルです。
「頭痛だから頭を見る」のではなく、首の動きと神経の関係から見直す。
どこで神経が引っかかりやすくなっているのか
なぜその場所に負担が集中しているのか
これが整理できるだけでも、
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痛みへの不安が減る
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首を動かす怖さが和らぐ
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再発を防ぐ意識が持てる
という変化が起こる方も多くいらっしゃいます。
「後頭神経痛は仕方ないもの」
「うまく付き合うしかない」
そう感じている方にこそ、一度首の動きと体の使い方を整理する視点を知っていただきたいと考えています。
後頭神経痛に関するよくある質問
Q1. 後頭神経痛は整骨院で相談できますか?
はい、可能です。
病院の検査で大きな異常がない場合でも、首の動きや姿勢など機能面が関係しているケースがあります。
Q2. 首を動かすと痛いのですが、施術で悪化しませんか?
状態に合わせて刺激量を調整し、無理な矯正は行いません。
「痛みを増やさない順番」で整えることを大切にしています。
Q3. マッサージで悪化した経験があります。受けても大丈夫ですか?
過敏な時期は強い刺激が負担になることもあります。
当院では、神経に負担をかけにくい方法を選び、体調に合わせて進めます。
Q4. 後頭神経痛と偏頭痛(片頭痛)はどう見分けますか?
目安として、
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後頭神経痛:ピリッ・電気が走るような痛み、首の動きで誘発されやすい
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偏頭痛:ズキズキ、光や音がつらい、動くと悪化しやすい
などの違いがあります。混ざるケースもあるため、状態を整理することが大切です。
Q5. どれくらいで変化を感じますか?
個人差はありますが、「首が回しやすい」「後頭部の引っかかり感が減る」など、痛み以外の変化を先に感じる方もいます。
回数や期間は体の状態に合わせてご説明します。
まとめ|後頭神経痛は「首の動き」を取り戻すことが改善の近道
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後頭神経痛は頭痛というより神経痛に近い
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首の奥の緊張と、神経の通り道が関係しやすい
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画像検査で異常なしでも起こることがある
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強くほぐすより、動きと姿勢を整える視点が大切
「体質だから」と決めつける前に、一度、首の動きと体の使い方を整理してみませんか?
頭痛タイプ別の記事もあわせてご覧ください
頭痛はタイプによって対処の考え方が変わります。
ご自身の症状に近いものがあれば、こちらも参考にしてください。
▶ ズキズキ・光や音がつらい方へ
【箕面市で偏頭痛(片頭痛)にお悩みの方へ|薬に頼りすぎない整骨院の考え方】
▶ 毎日のように頭が重い・締め付けられる方へ
【箕面市で緊張型頭痛にお悩みの方へ|首・肩だけを見ない整骨院の根本改善の考え方】
▶ 頭痛全体を整理したい方へ
【箕面市で頭痛にお悩みの方へ|自律神経と姿勢から考える整骨院の根本改善】
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














