「こめかみがズキズキする」
「頭の横が重いように痛む」
「マッサージでこめかみを押すと痛い」
このような頭痛に悩んでいませんか?
実はその頭痛、無意識の「食いしばり」が原因になっている可能性があります。
食いしばりとは、歯を強く噛みしめる状態のことで、多くの場合は無意識のうちに起こっています。
特にストレスを感じているときや集中しているとき、または睡眠中に歯ぎしりをしているときなどに、顎の筋肉が強く緊張してしまうことがあります。
このとき強く働くのが、こめかみの部分にある側頭筋(そくとうきん)という筋肉です。
側頭筋は食べ物を噛むときに使われる「咀嚼筋」の一つですが、食いしばりによって過剰に使われると筋肉が硬くなり、
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こめかみの痛み
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頭の横の頭痛
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顎の疲れ
-
首や肩のこり
など、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
実際に、
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デスクワークが多い
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スマートフォンを見る時間が長い
-
ストレスが多い
-
朝起きると顎が疲れている
といった方は、無意識の食いしばりが起きている可能性があります。
また、食いしばりによる頭痛は、前回の記事で解説した「こめかみを押すと痛い頭痛」や「側頭筋が原因の頭痛」とも深く関係しています。
そのため、頭痛の原因を正しく理解することが、改善への第一歩になります。
この記事では、
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食いしばりとは何か
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食いしばりで頭痛が起こる理由
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食いしばりによって現れる症状
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自宅でできるセルフチェック方法
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食いしばりを改善するセルフケア
などを、できるだけわかりやすく解説していきます。
「こめかみの頭痛がなかなか改善しない」
「顎の疲れや食いしばりが気になる」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
食いしばりとは?無意識に起こる顎の緊張
食いしばりとは、上下の歯を強く噛み合わせてしまう状態のことをいいます。
多くの場合、自分では気づかないうちに起こっており、日常生活の中で顎の筋肉に大きな負担をかけています。
本来、人がリラックスしているときは上下の歯は触れていません。
しかしストレスや集中状態が続くと、無意識のうちに歯を噛みしめてしまうことがあります。
この状態が長く続くと、顎の筋肉やこめかみの筋肉(側頭筋)が緊張し、
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こめかみの痛み
-
頭痛
-
顎の疲れ
-
首や肩のこり
といった症状につながることがあります。
ここでは、食いしばりの特徴や起こり方について詳しく見ていきましょう。
食いしばりの特徴
食いしばりは、日常生活の中で非常に多くの人に起こっている習慣です。
特に次のような特徴があります。
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無意識で起こることが多い
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集中しているときに起こりやすい
-
ストレスが強いと増える
例えば、パソコン作業をしているときやスマートフォンを見ているとき、気づかないうちに歯を強く噛んでいることがあります。
この状態が長時間続くと、顎の筋肉が疲労し、頭痛などの症状につながることがあります。
日中の食いしばり
日中の食いしばりは、仕事や勉強など集中しているときに起こりやすいといわれています。
特に次のような場面で多く見られます。
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パソコン作業中
-
スマートフォンを見ているとき
-
運転中
-
重い物を持つとき
集中すると人は体に力が入りやすく、顎の筋肉にも無意識に力が入ってしまいます。
このような状態が続くと、顎の筋肉だけでなく、こめかみの筋肉や首の筋肉まで緊張してしまうことがあります。
睡眠中の歯ぎしり
睡眠中の歯ぎしりも、食いしばりと同様に顎の筋肉に大きな負担をかけます。
歯ぎしりは、自分では気づきにくい症状ですが、
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朝起きたときに顎が疲れている
-
こめかみが重い
-
頭痛がある
といった症状がある場合は、睡眠中の歯ぎしりが関係している可能性があります。
睡眠中は無意識のため、日中よりも強い力で噛みしめていることも多く、顎の筋肉に大きな負担がかかります。
食いしばりで頭痛が起こる理由
食いしばりが続くと、顎の筋肉やこめかみの筋肉に強い負担がかかり、頭痛を引き起こすことがあります。
特に関係しているのが、
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側頭筋
-
咀嚼筋
-
三叉神経
それぞれの関係を見ていきましょう。
側頭筋の緊張
側頭筋は、こめかみにある大きな筋肉で、食べ物を噛むときに働く筋肉です。
食いしばりによってこの筋肉が強く緊張すると、
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こめかみの痛み
-
頭の横の頭痛
が起こることがあります。
長時間の食いしばりによって筋肉が疲労すると、血流が悪くなり、痛みが出やすくなります。
咀嚼筋の疲労
食いしばりによって働く筋肉は、側頭筋だけではありません。
顎を動かす筋肉(咀嚼筋)には、
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咬筋
-
側頭筋
-
翼突筋
などがあります。
これらの筋肉が疲労すると、顎の痛みだけでなく、頭痛や首こりなどの症状が出ることがあります。
三叉神経への刺激
顔の感覚を伝える神経の一つに「三叉神経」があります。
この神経は、
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額
-
こめかみ
-
頬
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顎
など、顔の広い範囲に関係しています。
食いしばりによって筋肉が緊張すると、この神経が刺激され、こめかみ周辺に痛みを感じることがあります。
食いしばりで起こる症状
食いしばりが続くと、顎だけでなく体のさまざまな場所に影響が出ることがあります。
ここでは、代表的な症状を紹介します。
こめかみの痛み
側頭筋が緊張すると、こめかみの部分に痛みが出ることがあります。
特に、
-
こめかみを押すと痛い
-
頭の横が重い
といった症状がある場合、側頭筋の緊張が関係している可能性があります。
頭痛
食いしばりによる筋肉の緊張は、頭痛の原因になることがあります。
この頭痛は、
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頭の横が痛む
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締め付けられるような痛み
といった特徴があることが多いです。
顎の違和感
食いしばりが続くと、顎の関節にも負担がかかります。
その結果、
-
顎が疲れる
-
口を開けにくい
-
顎がカクカクする
といった症状が出ることがあります。
肩こり
顎の筋肉は、首や肩の筋肉とも関係しています。
そのため、食いしばりが続くと
-
首こり
-
肩こり
といった症状が出ることもあります。
食いしばりの原因
食いしばりは、さまざまな原因によって起こります。
ストレス
精神的なストレスは、食いしばりの大きな原因です。
ストレスを感じると、人は無意識に体を緊張させるため、顎の筋肉にも力が入ってしまいます。
姿勢
猫背などの姿勢の崩れも、食いしばりと関係しています。
姿勢が悪くなると首や顎に負担がかかり、顎の筋肉が緊張しやすくなります。
スマホ
スマートフォンを長時間使用すると、頭が前に出る姿勢になります。
この姿勢は首や顎に負担をかけ、食いしばりの原因になることがあります。
噛み合わせ
歯の噛み合わせが合っていない場合、顎の筋肉に負担がかかりやすくなります。
その結果、食いしばりが起こることもあります。
食いしばりセルフチェック
食いしばりは無意識に起こることが多いため、自分では気づきにくい習慣の一つです。
しかし、体にはさまざまなサインが現れることがあります。
ここでは、自分に食いしばりの癖があるかどうかを確認するためのセルフチェック方法を紹介します。
いくつか当てはまる場合は、顎やこめかみの筋肉に負担がかかっている可能性があります。
歯の接触
まず普段の生活の中で、上下の歯が触れていないかを確認してみましょう。
本来、リラックスしている状態では上下の歯は軽く離れており、接触していないのが正常です。
しかし食いしばりの癖がある人は、無意識のうちに歯を接触させてしまうことがあります。
例えば次のような場面で、歯を噛みしめていないか確認してみてください。
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パソコン作業をしているとき
-
スマートフォンを見ているとき
-
車を運転しているとき
-
集中して作業しているとき
もし歯が触れていることが多い場合、顎の筋肉が常に緊張している可能性があります。
顎の疲れ
顎の疲れも、食いしばりの代表的なサインです。
例えば、
-
食事のあとに顎がだるい
-
長時間話すと顎が疲れる
-
朝起きたときに顎が重い
といった症状がある場合、顎の筋肉が過剰に働いている可能性があります。
特に朝起きたときに顎の疲れを感じる場合は、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが関係していることがあります。
こめかみの痛み
食いしばりは、こめかみの筋肉(側頭筋)にも大きな負担をかけます。
そのため、
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こめかみを押すと痛い
-
頭の横が重い
-
マッサージすると痛む
といった症状がある場合、側頭筋の緊張が原因になっている可能性があります。
こめかみ周辺の痛みや頭痛がある方は、食いしばりの癖がないか一度確認してみることが大切です。
食いしばりを改善するセルフケア
食いしばりによる頭痛やこめかみの痛みは、日常生活の習慣を見直すことで改善することがあります。
ここでは、自宅でできるセルフケア方法を紹介します。
顎リラックス
食いしばりを防ぐために大切なのは、顎をリラックスさせる習慣をつくることです。
日常生活の中で、「上下の歯は触れない」という状態を意識してみましょう。
顎の力が抜けているときは、歯と歯の間にわずかな隙間があります。
パソコン作業やスマートフォンを見ているときなど、定期的に顎の状態をチェックすることで、食いしばりを減らすことができます。
側頭筋マッサージ
こめかみ周辺の筋肉をほぐすことで、頭痛の改善につながることがあります。
方法は簡単です。
-
人差し指と中指をこめかみに当てる
-
軽く押しながら円を描くように動かす
-
30秒ほどゆっくり行う
このとき強く押しすぎないように注意しましょう。
心地よい程度の力で行うことが大切です。
入浴後など、体が温まっているときに行うと筋肉がほぐれやすくなります。
姿勢改善
姿勢の崩れも食いしばりの原因になります。
特にスマートフォンを長時間使用すると、頭が前に出る姿勢になりやすく、首や顎に負担がかかります。
その結果、顎の筋肉が緊張しやすくなります。
次のポイントを意識してみましょう。
-
背筋を伸ばす
-
画面を目線の高さに近づける
-
長時間同じ姿勢を続けない
姿勢を整えることで、顎や首の筋肉の負担を減らすことができます。
睡眠改善
睡眠の質も、食いしばりや歯ぎしりに関係しています。
睡眠中のストレスや緊張が強いと、歯ぎしりが起こりやすくなります。
そのため、
-
寝る前にスマートフォンを見すぎない
-
リラックスする時間を作る
-
規則正しい睡眠を心がける
といった生活習慣が大切です。
整体でできる食いしばり改善
食いしばりによる頭痛やこめかみの痛みは、顎の筋肉だけでなく体全体のバランスが関係していることがあります。
例えば、
-
首の筋肉の緊張
-
肩こり
-
姿勢の崩れ
-
神経の働き
などが複雑に関係しています。
整体では、顎の筋肉だけをほぐすのではなく、体全体の状態を確認しながら施術を行います。
例えばFJA理論では、
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ファシア(筋膜)
-
関節
-
神経
といった体の構造を総合的に評価し、どこから動きのバランスが崩れているのかを見極めて施術します。
このように全身のバランスを整えることで、顎の筋肉の過度な緊張が軽減し、頭痛やこめかみの痛みの改善につながることがあります。
病院を受診したほうがよい症状
食いしばりによる頭痛の多くは筋肉の緊張が原因ですが、注意が必要な場合もあります。
次のような症状がある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
強い顎痛
顎に強い痛みがある場合は、顎関節症などの可能性があります。
特に、
-
口を開けると痛い
-
顎がカクカクする
-
口が開きにくい
といった症状がある場合は、専門の医療機関での診察が必要です。
神経症状
次のような症状がある場合も注意が必要です。
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顔のしびれ
-
強い頭痛
-
視界の異常
-
めまい
これらの症状は、神経や脳の異常が関係している可能性があります。
早めに医療機関を受診することが大切です。
まとめ
食いしばりは、無意識のうちに起こる習慣であり、顎の筋肉やこめかみの筋肉に大きな負担をかけます。
その結果、
-
こめかみの痛み
-
頭痛
-
顎の疲れ
-
首や肩のこり
といった症状につながることがあります。
まずはセルフチェックを行い、生活習慣やセルフケアを見直すことが大切です。
また、症状が長く続く場合は、体全体のバランスを確認しながら原因を探ることも改善につながります。
こめかみの頭痛を改善したい方へ|原因別に詳しく解説した関連記事
こめかみの痛みや頭痛は、単なる疲れではなく、筋肉の緊張や生活習慣が関係しているケースも少なくありません。
特に今回ご紹介したように、
-
側頭筋の緊張
-
食いしばりの癖
-
ストレスや姿勢
といった要因が重なることで、症状が長引いてしまうことがあります。
もし、「こめかみを押すと痛い原因をもっと詳しく知りたい方」は、
▶︎「こめかみを押すと痛いのはなぜ?原因と対処法」の記事も参考にしてみてください。
また、「筋肉(側頭筋)との関係を深く知りたい方」は、
▶︎「側頭筋が原因の頭痛とは?こめかみが痛い理由と改善方法」で詳しく解説しています。
それぞれの原因を知ることで、自分の頭痛のタイプが見えてきます。
「なんとなく頭痛がある」状態から一歩進んで、なぜ起きているのかを知ることが改善の第一歩です。
気になる症状がある方は、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
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この記事の監修・執筆者:平井 大樹(箕面市の整体 みゅう整骨院 代表)
平井大樹(TAIKI HIRAI)
箕面市の整体 みゅう整骨院の代表
柔道整復師・スポーツトレーナー。臨床歴20年・10万人以上の施術実績。治療家のための平井塾主宰。
臨床歴20年・10万人の施術実績を持つ「身体の専門家」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
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- 根本的なアプローチ: 独自の手技「FJA」「姿勢循環整体」で、痛みの根本原因である身体全体の不調にアプローチします。
- 地域での実績: 代表の平井は広告を一切使わず、ご紹介だけで新規予約は6年待ちの状態です。
全国のプロ治療家を指導する技術顧問・講師として
私は、全国9社の整骨院グループで技術研修を担当しています。
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- 公式サイト:https://myuseikotsu.com/
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














