「年齢のせいですね」
「軟骨がすり減っているので仕方ありません」
「ひどくなったら手術を考えましょう」
変形性膝関節症と診断された方の多くが、このような説明を一度は受けたことがあるのではないでしょうか。
確かに、レントゲンを見れば「変形」は写ります。
ですが、同じように変形があっても、痛みなく歩けている人がいるという事実をご存じでしょうか。
実際、みゅう整骨院にも
「注射を続けているのに良くならない」
「湿布と痛み止めだけで不安」
「もう歳だからと諦めかけている」
そんな想いを抱えた方が多く来院されます。
私たちは、こうした方々を20年以上、延べ10万人以上診てきた中でひとつの共通点に気づきました。
それは、膝の痛みの原因が変形そのものではなく、膝に負担が集中してしまう「体の使い方」や「滑走性の低下」にあるケースが非常に多いということです。
変形性膝関節症は、「膝だけの問題」でも「年齢だから仕方ない問題」でもありません。
この記事では、
-
なぜ整形外科の治療だけでは改善しにくいのか
-
「滑走性」とは何なのか
-
膝を守るために本当に大切な考え方とは何か
-
変形があっても楽に歩けるようになる可能性がある理由
を、専門用語をできるだけ使わず、初めての方にも分かるようにお伝えしていきます。
もし今あなたが
「この先も歩けるのか不安」
「手術以外の選択肢を知りたい」
そう感じているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
年齢のせいで諦める前に、知ってほしい視点があります。
変形性膝関節症は「変形」だけが原因ではありません
結論からお伝えします。
変形性膝関節症の痛みは、「軟骨がすり減ったから」「骨が変形したから」それだけで起きているわけではありません。
実際の臨床現場では、
-
レントゲン上は強い変形があるのに、ほとんど痛みのない人
-
逆に、軽度の変形しかないのに、歩くのもつらい人
このようなケースを数えきれないほど見てきました。
もし「変形=痛みの原因」なのであれば、変形の程度と痛みの強さは、必ず比例するはずです。
しかし現実は、そうなっていません。
このズレこそが、多くの方が膝痛で悩み続けてしまう理由でもあります。
痛みの正体は「軟骨」ではなく「負荷の集中」
膝の痛みを考えるうえで、本当に大切なのは「変形の有無」よりも、
✔ 膝にどれだけ負担が集中しているか
✔ その負担を逃がせる状態かどうか
という視点です。
本来、歩く・立つ・階段を上るといった動作では、膝だけでなく、
-
股関節
-
足関節
-
足裏
-
太ももやふくらはぎの筋肉・ファシア
が連動して、衝撃や負荷を分散しています。
ところが、
-
股関節が硬い
-
足首がうまく曲がらない
-
足裏で地面を捉えられていない
こうした状態になると、行き場を失った負担が、膝に集中してしまいます。
結果として、
-
動くたびに膝が痛む
-
立ち上がりや歩き始めがつらい
-
階段で強い不安を感じる
といった症状が起こるのです。
つまり、膝が「悪い」のではなく、膝が「頑張らされすぎている」状態と言えます。
変形があっても痛くない人がいる理由
では、なぜ同じように変形があっても痛みが出ない人がいるのでしょうか。
その違いは、「体の使い方」と「滑走性」 にあります。
変形があっても痛みが少ない人は、
-
関節や筋肉、ファシアがスムーズに動く
-
動作の中で負担をうまく分散できている
-
特定の場所にストレスが溜まりにくい
という特徴を持っています。
一方、痛みが強い人は、
-
動きが硬く、引っかかる
-
同じ場所ばかりに負荷がかかる
-
動作のたびに膝がブレーキ役になっている
こうした状態になっています。
痛みの差は、「変形の差」ではなく「動きの差」なのです。
ここまでの内容を、要点だけまとめます。
-
変形性膝関節症の痛みは、変形だけが原因ではない
-
本当の問題は、膝に負担が集中する「体の使い方」
-
股関節・足関節・足裏との連動が崩れると膝が痛くなる
-
変形があっても、動きと滑走性が保たれていれば痛みは出にくい
つまり、「変形=もう治らない」と諦める必要はありません。
変形性膝関節症とは?医療的な定義と現場のギャップ
ここでは一度、整形外科での一般的な考え方を整理しておきましょう。
それを知ったうえで、なぜ現場では改善につながらないケースが多いのかを見ていきます。
医学的に言う「変形性膝関節症」とは
整形外科で定義される変形性膝関節症とは、主に次のような状態を指します。
-
加齢や負荷の蓄積による関節軟骨の摩耗
-
関節の隙間(関節裂隙)が狭くなる
-
骨の変形や骨棘(こつきょく)の形成
-
炎症による腫れや水が溜まる状態
これらは、主にレントゲン画像(X線) をもとに評価されます。
そのため診察では、
-
「軟骨がすり減っていますね」
-
「内側がかなり変形しています」
-
「年齢的には仕方ないですね」
といった説明を受けることが多くなります。
この説明自体は、医学的には間違っていません。
問題は、それが痛みのすべてだと捉えられてしまうことにあります。
レントゲン所見と症状が一致しない理由
ここで、ひとつ大切な事実があります。
レントゲンは「骨の形」は写しますが、「動き」や「負荷のかかり方」は写しません。
つまり、
-
どう歩いているのか
-
どこに体重が集中しているのか
-
関節や筋膜がスムーズに滑っているか
といった痛みの本質に直結する情報は、画像には出てこないのです。
そのため現場では、
-
画像は重度でも、日常生活に支障がない人
-
画像は軽度なのに、強い痛みで困っている人
というズレが頻繁に起こります。
このズレを無視したまま、
-
注射
-
痛み止め
-
電気治療
だけを続けてしまうと、「なぜ痛いのか分からないまま、時間だけが過ぎる」という状態になってしまいます。
「年齢のせい」と言われる構造的背景
「年齢のせいですね」と言われると、多くの方がこう感じます。
-
もう良くならないのでは
-
付き合っていくしかない
-
無理すると悪化するだけ
確かに、年齢とともに関節や組織が変化するのは自然なことです。
しかし、年齢そのものが痛みを作っているわけではありません。
本当の問題は、
-
年齢とともに動きが単調になる
-
同じ使い方を繰り返す
-
滑走性が落ち、負担を逃がせなくなる
こうした「体の使い方の固定化」にあります。
年齢は「きっかけ」にはなっても、原因そのものではないのです。
ここまでのまとめ
-
医学的定義は「骨・軟骨」を中心に見ている
-
レントゲンでは「動き」や「負荷」は分からない
-
痛みの強さと変形の程度は一致しない
-
「年齢のせい」は、説明として不十分なことが多い
では、なぜ整形外科の治療を受けているのに改善しない人が多いのか?
なぜ整形外科の治療だけでは改善しにくいのか?
ここまで読んで、「じゃあ、病院での治療は意味がないの?」と不安に思われた方もいるかもしれません。
まず大切なことをお伝えします。
整形外科の治療は間違っているわけではありません。
ただし、役割と限界があるというのが正確な表現です。
注射・薬・電気治療の「役割」と「限界」
整形外科で行われる代表的な治療には、
-
ヒアルロン酸注射
-
痛み止め・消炎鎮痛薬
-
電気治療や温熱療法
などがあります。
これらの治療の主な役割は、
-
炎症を抑える
-
痛みを一時的に和らげる
-
動けないほどの強い痛みを軽減する
といった、「症状を落ち着かせること」です。
急性期や、痛みが強い時期にはとても大切で、必要な治療でもあります。
ただし問題は、痛みが落ち着いたあとに、「なぜ膝に負担が集中しているのか」まで踏み込めていないケースが多いことです。
-
動き方は変わっていない
-
歩き方も同じ
-
膝にかかる負担の構造もそのまま
この状態では、痛みが引いてもまた同じ場所に負荷がかかり、時間が経つと再発してしまいます。
筋トレだけでは膝が守れない理由
「膝の周りの筋肉を鍛えましょう」と言われた経験がある方も多いと思います。
筋力は、確かに大切です。
ですが、筋トレだけで膝が良くならない人が多いのも事実です。
その理由は、
-
動き方が崩れたまま筋トレをしている
-
膝に負担が集中する使い方が変わっていない
-
本来使うべき筋肉がうまく使えていない
こうした状態で筋トレをすると、
-
膝にさらに負担をかけてしまう
-
痛みが強くなる
-
続けられなくなる
という悪循環に入ってしまいます。
筋力は「正しい動き」があってこそ、初めて膝を守る力になります。医療と整体は対立ではなく「役割が違う」
ここで、私たちが大切にしている考え方があります。
それは、医療と整体は対立するものではないということです。
-
整形外科
→ 検査・診断・炎症管理・安全確認
-
整骨院・整体
→ 動き・使い方・負担の分散を整える
それぞれ、得意分野が違います。
特に、「画像では大きな問題がない」「治療は受けているが、歩き方や動作は変わっていない」こうしたケースでは、動きにアプローチする視点が大きな鍵になります。
みゅう整骨院では、必要な場合は医療機関での検査を優先し、そのうえで日常動作・歩行・体の使い方を評価し直すという立ち位置を取っています。
【専門解説】FJA理論で見る変形性膝関節症の本当の原因
ここからは、「なぜ膝に負担が集中してしまうのか?」をもう一段深い視点で解説していきます。
少し専門的な内容になりますが、できるだけ噛み砕いてお伝えしますのでご安心ください。
FJA理論とは?臨床から生まれた「評価」の考え方
みゅう整骨院では、FJA理論(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)という評価・施術の考え方を軸にしています。
FJA理論は、20年以上・延べ10万人以上の臨床経験の中で、
-
なぜ同じ症状でも改善する人としない人がいるのか
-
なぜ画像では説明できない痛みが存在するのか
という疑問と向き合い続けた結果、体系化されたものです。
最大の特徴は、痛みを「場所」ではなく「動きの中でどこから崩れているか」で捉えるという点にあります。
FJAが捉える3つの層(ファシア・関節・神経制御)
FJAでは、膝の痛みを次の3つの層から評価します。
① ファシア(筋膜・結合組織)の層
筋肉や関節の周りには、ファシア(膜のような組織)が張り巡らされています。
このファシアが、
-
硬くなる
-
滑りが悪くなる
-
引っかかる
と、動作の中で抵抗が生まれます。
すると本来スムーズに分散されるはずの力が、膝に集まりやすくなります。
② 関節(関節包内運動)の層
関節は、「曲がる・伸びる」だけでなく、
-
滑る
-
転がる
-
微妙にねじれる
といった細かな動きをしています。
これを「関節包内運動」と呼びます。
この動きがズレると、
-
見た目の可動域はある
-
でも動くと痛い
-
特定の角度だけ引っかかる
といった症状が出やすくなります。
③ 神経制御(動きをコントロールする層)
私たちは、「筋肉を意識して動かしている」ようで、実際は神経の反射によって動いています。
ところが、
-
痛みが続いた
-
かばう動きが習慣化した
こうした状態が続くと、神経の指令が乱れ、
-
力がうまく入らない
-
無意識にブレーキがかかる
-
余計な力が入りやすい
といった問題が起こります。
なぜ「膝を触らずに改善する」ことがあるのか
FJA理論では、「膝が痛い=膝が原因」とは限らないと考えます。
実際の臨床では、
-
股関節や足関節の動きを整えただけで
-
太ももやふくらはぎの滑走性を改善しただけで
膝の痛みが大きく変わるというケースが珍しくありません。
これは、
-
膝に集中していた負担が
-
本来分散されるべき場所へ戻った
結果です。
つまり、痛みを取っているのではなく、「痛みが出ない状態」に体を戻しているというイメージです。
滑走性とは何か?
ここまでで、「膝の痛みは動きの問題である」という話をしてきました。
その中でも、変形性膝関節症を理解するうえで必ず知っておいてほしいキーワードが「滑走性(かっそうせい)」です。
この言葉は、整形外科ではほとんど説明されません。
しかし、臨床の現場では膝の状態を大きく左右する非常に重要な要素です。
滑走性=「動きの中で負担を逃がす能力」
滑走性とは、簡単に言うと、筋肉・筋膜・関節・神経が動作の中で引っかからずに動ける状態のことを指します。
本来、体を動かすときには、
-
筋肉同士
-
筋肉と骨
-
関節の中
-
神経の通り道
が、お互いにスムーズに滑りながら連動しています。
この「滑り」があることで、
-
衝撃が分散される
-
特定の関節に負担が集中しない
-
動きが軽く、無駄な力が入らない
という状態が保たれています。
滑走性が低下すると、膝で何が起きるのか
ところが、何らかの理由でこの滑走性が低下するとどうなるでしょうか。
たとえば、
-
長年の同じ動作
-
ケガや痛みをかばった動き
-
運動不足や過度な負荷
などが続くと、
-
筋膜が硬くなる
-
組織同士が癒着する
-
動き始めに引っかかる
といった状態が起こります。
すると本来、
-
股関節
-
足関節
-
太ももやふくらはぎ
で受け止めるはずの力が、逃げ場を失い、膝に集中します。
これが、
-
歩くと膝がズキッと痛む
-
動き始めが特につらい
-
立ち上がりや階段が怖い
といった症状につながります。
滑走性が落ちる=膝が衝撃の最終処理場になってしまうというイメージです。
痛みが出る人・出ない人の決定的な違い
ここで重要なのは、同じ動作・同じ年齢でも、痛みが出る人と出ない人がいるという事実です。
その違いは、
-
変形の有無
-
年齢
-
筋力の強さ
よりも、
✔ 滑走性が保たれているか
✔ 負担を分散できているか
にあります。
変形があっても、
-
動きがスムーズ
-
引っかかりが少ない
-
無意識に負担を逃がせている
こうした状態であれば、膝は痛みを出さずに働くことができます。
逆に、変形が軽くても、
-
動きが硬い
-
毎回同じ場所に負担がかかる
-
体がブレーキをかけ続けている
この状態では、痛みはなかなか引きません
膝が悪くなる人に共通する「下肢全体の問題」
「膝が痛いから、膝が悪い」そう思われがちですが、実際の臨床では膝そのものに大きな問題がないケースも少なくありません。
変形性膝関節症で悩む方を評価していくと、多くの方に共通して見られるのが、下肢全体(股関節〜足裏)の使い方の問題です。
股関節が硬いと、なぜ膝が壊れるのか
股関節は、歩行や立ち座り動作の中で衝撃を吸収し、力を分散する役割を担っています。
ところが、
-
股関節が硬い
-
動く範囲が狭い
-
回旋(ねじる動き)が使えていない
この状態になると、本来股関節で受け止めるはずの力がそのまま膝に流れ込みます。
特に多いのが、
-
歩くときに脚が外に流れる
-
立ち上がりで膝が内側に入る
-
階段で膝だけに力が集中する
といった動きです。これは、「膝が弱い」のではなく、「股関節が働いていない」状態と言えます。
足関節・足裏の問題が膝に与える影響
次に見逃されやすいのが、足関節(足首)と足裏です。
足首が硬いと、
-
歩行時の衝撃を吸収できない
-
地面からの反力を逃がせない
その結果、衝撃がダイレクトに膝へ伝わります。
また、足裏での荷重バランスが崩れると、
-
外側ばかりに体重がかかる
-
親指が使えていない
-
かかとだけで着地している
といった状態になり、これも膝への負担を増やします。
実際、足底筋膜炎や外反母趾を併発している方が多いのも、偶然ではありません。
外反母趾・坐骨神経痛との共通構造
変形性膝関節症の方を詳しく見ていくと、
-
外反母趾
-
足底筋膜炎
-
坐骨神経痛
-
脊柱管狭窄症
といった症状を同時に抱えているケースがよくあります。
これらに共通しているのは、
-
下肢のどこかで動きが止まっている
-
滑走性が低下している
-
そのしわ寄せが別の場所に出ている
という点です。
つまり、症状は違っても、背景にある構造は同じということです。
膝の痛みは、「下肢全体のエラーを知らせるサイン」として現れている場合が多いのです。
みゅう整骨院が行う、変形性膝関節症への評価と施術
ここまで読んでいただき、「理屈は分かったけど、実際には何をするの?」と感じている方も多いと思います。
みゅう整骨院では、その場の痛みを和らげることよりも、なぜ膝に負担が集中しているのかを明らかにすることを最優先に考えています。
その場しのぎで終わらせない「評価 → 施術 → 再評価」
初回の施術で、いきなり膝を揉んだり、決まった流れの施術を行うことはありません。
まず行うのは、丁寧な評価です。
-
立ち方・座り方
-
歩き方・体重のかかり方
-
股関節・足関節の動き
-
膝が痛くなる動作の確認
これらを通して、「どこから動きが崩れているのか」を見ていきます。
そのうえで、
-
負担の原因となっている部位を整える
-
動きがどう変わったかを再確認する
-
膝への負担が減っているかを一緒に確認する
という流れを、毎回必ず繰り返します。
この「再評価」があることで、
-
何が変わったのか
-
なぜ楽になったのか
-
どこがまだ残っているのか
が、患者さん自身にも分かるようになります。
FJA理論に基づく具体的な施術アプローチ
施術では、これまで説明してきたFJA理論の考え方をもとに、
-
ファシア(筋膜)の滑走性
-
関節の細かな動き
-
神経の反応や力の入り方
を丁寧に整えていきます。
特徴的なのは、
-
強く押さない
-
無理にボキボキしない
-
痛みを我慢させない
という点です。
体の反応を確認しながら、必要最小限の刺激で変化を引き出すことを大切にしています。
「膝を触らないのに楽になる」ケースがある理由
「今日は、あまり膝を触られなかったのに、帰りは楽に歩ける」
これは、変形性膝関節症の方からよくいただく言葉です。
それは、膝の痛みの原因が膝以外にあったというサインでもあります。
-
股関節の動きが戻った
-
足首で衝撃を吸収できるようになった
-
太ももやふくらはぎの滑走性が改善した
こうした変化によって、膝が頑張らなくてよくなった結果痛みが軽くなるのです。
私たちは、「膝を治している」というよりも、「膝が無理をしなくて済む体に戻している」という感覚で施術を行っています
実際の改善例|変形があっても楽に歩けるようになったケース
ここでは、みゅう整骨院に実際に来院された方の中から、変形性膝関節症と診断されながらも、歩行が大きく改善した例をいくつかご紹介します。
※個人が特定されないよう、内容は一部調整しています。
60代女性|階段が怖くなくなり、外出が楽しくなったケース
来院時のお悩み
-
両膝の内側の痛み
-
階段の下りが特につらい
-
「年齢的に仕方ない」と言われ、注射を継続中
レントゲンでは、内側の変形がはっきりと見られる状態でした。
評価で分かったこと
-
股関節の動きがかなり制限されている
-
足首が硬く、衝撃を吸収できていない
-
歩行時、膝が常にブレーキ役になっている
膝そのものより、下肢全体で負担を逃がせていない状態が目立ちました。
施術と変化
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股関節・足関節の動きを優先的に調整
-
太もも周囲の滑走性を改善
-
歩行時の体重移動を一緒に確認
初回の施術後、「階段の一段目がさっきより楽」と変化を実感。
数回の施術を経て、
-
階段の下りで手すりに頼らなくなった
-
外出の回数が増えた
-
膝の不安感が大きく減った
と、生活の質そのものが変化しました。
50代男性|注射を続けても変わらなかった膝痛が改善したケース
来院時のお悩み
-
片側の膝痛が2年以上続いている
-
ヒアルロン酸注射を定期的に受けている
-
長く歩くと必ず痛くなる
「膝はもう消耗品だから」と言われ、半ば諦めかけていたそうです。
評価で分かったこと
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足裏の荷重が外側に偏っている
-
ふくらはぎ〜太ももの滑走性が著しく低下
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痛みをかばう歩き方が固定化
施術と変化
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足裏・足関節の調整
-
下腿・大腿部の滑走性改善
-
歩行時の力の抜き方を再学習
3回目の施術後には、
-
長距離を歩いても痛みが出にくくなった
-
サポーターを外しても不安が減った
と変化が見られ、「もっと早く相談すればよかった」と話されていました。
改善した人に共通していた「考え方の変化」
改善された方に共通していたのは、「膝だけを何とかしようとしなくなった」という点です。
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膝をかばう意識が減った
-
全身で動く感覚が戻った
-
痛み=悪化、という思い込みが薄れた
その結果、体の動きが自然になり、膝への負担が無意識に減っていったという流れが生まれました。
自分でできる!膝を守るための考え方とセルフケアのヒント
ここまで読んで、「じゃあ、家では何をすればいいの?」「逆に、やらない方がいいことは?」と感じている方も多いと思います。
この章では、変形性膝関節症の方が安全にできることと注意が必要なことを整理してお伝えします。
やってはいけない膝の使い方
まず、多くの方が無意識にやってしまっている膝に負担をかけやすい使い方からお伝えします。
よくあるNG例
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痛い側の膝に体重を乗せたまま立つ
-
椅子から立つとき、膝だけで体を持ち上げる
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階段で「痛い方をかばい続ける」動作
-
痛みを我慢して無理にストレッチをする
これらに共通しているのは、膝を主役にして動いてしまっていることです。
膝は本来、股関節や足首と協力して働く関節です。
膝だけで頑張らせる動きは、結果的に滑走性をさらに低下させ、痛みを長引かせる原因になります。
今日から意識してほしい立ち方・歩き方
では、どんなことを意識すれば良いのでしょうか。
ポイントはとてもシンプルです。
① 立ち上がるとき
-
膝より先に、体を前に運ぶ
-
お尻(股関節)から動き始める意識を持つ
「立つ=膝を伸ばす」ではなく、「体重を前に移す」イメージです。
② 歩くとき
-
一歩を大きく出そうとしない
-
かかとだけで着地しない
-
足裏全体で地面を感じる
歩幅よりも、「引っかからずに動けているか」を大切にしてください。
③ 日常動作全般で大切なこと
-
痛みが出る動きは無理に繰り返さない
-
「楽に動ける範囲」を探す
-
動作をゆっくり確認する
これは、滑走性を取り戻すための第一歩でもあります。
セルフケアの限界と、専門家に任せる判断基準
セルフケアはとても大切ですが、すべてを自分で何とかしようとする必要はありません。
次のような場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
-
何をしても痛みが変わらない
-
動き始めの痛みが強くなってきた
-
膝以外(股関節・足首・腰)にも違和感が出てきた
-
正しく動いているつもりでも不安が残る
これらは、自分では気づきにくい「動きのエラー」が関係しているサインです。
病院と整骨院、どう使い分けるべきか?
「病院に通っているけど良くならない」
「整骨院に行っていいのか分からない」
変形性膝関節症の方から、とてもよく聞く悩みです。
ここでは、不安なく治療を選択するための考え方を整理してお伝えします。
まず医療機関を優先すべきケース
次のような場合は、必ず医療機関(整形外科)での診察が優先です。
-
強い腫れや熱感がある
-
急に歩けなくなった
-
安静にしていても強い痛みが続く
-
夜間痛や安静時痛が悪化している
-
事故・転倒など明確な外傷がある
これらは、炎症や別の疾患が隠れている可能性があるため、画像検査や医師の判断が必要です。
みゅう整骨院でも、このような場合はまず医療機関の受診をおすすめしています。
整骨院が力を発揮できるケース
一方で、次のような状態の方は、整骨院でのアプローチが大きな助けになる可能性があります。
-
検査では「大きな異常なし」と言われた
-
注射や薬で一時的には楽になるが、すぐ戻る
-
歩き方や動き方について説明を受けたことがない
-
膝以外(股関節・足首・足裏)にも違和感がある
これらは、「動き」や「負担の分散」が関係しているケースが非常に多いです。
整骨院では、
-
動作の評価
-
体の使い方の確認
-
滑走性や連動の改善
といった、画像では分からない部分に丁寧に向き合うことができます。
みゅう整骨院が大切にしている医療連携の考え方
みゅう整骨院では、「病院か整骨院か」という二択ではなく、必要に応じて、両方を上手に使うことが一番大切だと考えています。
-
検査や診断は医療機関で
-
動き・使い方・再発予防は整骨院で
それぞれの強みを活かすことで、「痛みを抑える」だけでなく「痛みを繰り返さない体づくり」が可能になります。
不安なことがあれば、「まず相談だけ」でも構いません。
無理に通院をすすめることはありませんし、必要であれば医療機関への受診を正直にお伝えしています。
「年齢のせい」で諦める前に知ってほしいこと
変形性膝関節症と診断されると、多くの方が「もう仕方ない」「悪くならないようにするしかない」と感じてしまいます。
ですが、この記事を通してお伝えしたかったのは、次のことです。
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変形=痛みの原因ではない
-
膝は「頑張らされすぎている」ことが多い
-
動きと滑走性が変わると、膝は楽になる
-
年齢だけで可能性を決める必要はない
実際に、「もう無理だと思っていたけど、歩くのが楽になった」そんな声を、私たちは何度も聞いてきました。
もし今、
-
手術以外の選択肢を知りたい
-
これ以上悪くならないか不安
-
どこに相談すればいいか分からない
そう感じているなら、一人で悩まず、まずは相談してください。
膝の痛みは、正しく見直せば変わる可能性があります。
「年齢のせい」で終わらせず、これからの歩ける未来を、一緒に考えていきましょう。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

















