手の親指の付け根が痛い原因は?考えられる疾患や今すぐできる対策を紹介

「買い物袋を持つとズキッとする」「朝起きたら親指の付け根がこわばって動かしづらい」
そんな症状に心当たりはありませんか?

特に50代前後の女性は、家事やパートで手を酷使する機会が多く、知らず知らずのうちに指や関節に負担をかけています。
さらに、加齢やホルモンバランスの変化も加わることで、手の痛みや不調が起こりやすくなります。

この記事では、国家資格を持つ整骨院の視点から、

  • 親指の付け根が痛くなる原因
  • 考えられる病気や状態
  • 自宅でできるセルフケア方法
  • 整骨院と整形外科の使い分け
  • 実際に改善した患者様の体験談

などをわかりやすく解説します。
「病院に行くべき?」「放っておいて大丈夫?」と悩んでいる方も、判断の助けになりますのでぜひ最後までお読みください。

手の親指の付け根が痛いおもな原因

手や指の使いすぎ

親指は、手を使うほとんどすべての動作に関与しています。
例えば、以下のような場面で繰り返し負荷がかかっています。

  • レジ作業で商品を持ち上げる
  • 買い物袋を握る
  • スマホ操作で指を酷使する
  • 掃除・料理・洗濯などの家事全般

こうした日常的な「小さな負担」の積み重ねが、腱や関節の炎症へとつながります。

加齢による関節の変化

年齢を重ねると、関節や軟骨の弾力が低下します。
軟骨がすり減ると、関節同士がぶつかり合いやすくなり、炎症や痛みの原因になります。
特に親指の根元部分は関節構造が複雑なため、影響が出やすい部位です。

ホルモンバランスの変化(更年期)

エストロゲンという女性ホルモンには、関節や腱を柔らかく保つ働きがあります。
更年期以降、このホルモンが減少することで、関節が炎症を起こしやすくなることが知られています。

ケガや骨折

転倒や強打などによる軽いケガでも、親指の付け根に影響を及ぼすことがあります。
一時的な痛みとして見過ごされがちですが、骨折や脱臼が隠れている場合もあります。

手の親指の付け根が痛いときに考えられる疾患

母指CM関節症(母指の付け根の変形性関節症)

  • 親指の付け根(CM関節)がすり減り、炎症を起こす病気
  • 「ビンのフタが開けづらい」「つまむ動作が痛い」が典型的症状
  • 進行すると変形が起こり、日常生活に支障をきたす

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

  • 腱と腱鞘がこすれ合って炎症を起こす病気
  • 「スマホ腱鞘炎」とも呼ばれることがあり、手首側に痛みが出る
  • 育児や家事など、親指を広げる動作の多い人に多い

ばね指(弾発指)

  • 指の腱が腱鞘をスムーズに通れず、引っかかりを感じる病気
  • 「カクン」とはねるような動作が特徴
  • 放置すると、指がロックして動かなくなることもある

手根管症候群

  • 正中神経が手首の中で圧迫され、親指~中指にかけてのしびれや痛みが出る
  • 「夜間に手がしびれる」「細かい作業ができない」などの症状がある
  • 進行すると筋肉がやせてしまうことも

関節リウマチ

  • 自己免疫疾患の一種。左右対称の関節に炎症や腫れが起こる
  • 朝のこわばりが30分以上続く場合は要注意
  • 早期診断・治療で進行を食い止めることが重要

骨折・脱臼などの外傷

  • 転倒やぶつけた覚えがある場合、レントゲンでの確認が必要
  • 特に親指の付け根(舟状骨)骨折は気づきにくいため要注意

手の親指の付け根が痛いときに自分でできるセルフケア

1. 温めて血流を促進

冷えは関節や腱の痛みを悪化させる原因の一つです。
手指の血流を良くすることで、筋肉や腱の柔軟性が増し、炎症の緩和にもつながります。

おすすめの温め方:

  • 蒸しタオルを用意し、40℃前後に温めて親指の付け根に5分程度当てる
  • 手浴(洗面器に40℃のお湯を張り、手を10分ほど浸ける)
  • 入浴時に湯船に肩までしっかり浸かりながら、手をゆっくり動かす

効果が期待できる症状:

  • 朝のこわばり
  • 動き始めの違和感
  • 慢性的な疲労や冷え

2. 指・手首のストレッチ

親指周囲の腱や筋肉をやさしく動かすことで、こわばりや張り感をやわらげます。
痛みの強くない範囲で、毎日続けるのがポイントです。

ストレッチのやり方:

開閉運動
手のひらを大きく開いて5秒キープ → ゆっくり握る → 10回繰り返す

親指のストレッチ
反対の手で親指を持ち、外側(人差し指と反対方向)へゆっくり伸ばして30秒キープ × 2回

手首の回旋運動
手を前に出して、手首を「右回り」「左回り」にゆっくり5回ずつ回す

ポイント:

  • 力を入れず、リラックスして行うこと
  • 呼吸を止めずにゆっくり伸ばすこと
  • 痛みが強いときは無理しないこと

3. テーピングやサポーターの使用

日常生活の中で「手を使わずに安静にする」のは難しいものです。
そんなときに活躍するのが、親指を保護するテーピングや専用サポーターです。

メリット:

  • 親指の不必要な動きを制限できる
  • 関節や腱の負担を減らせる
  • 痛みを感じる頻度が減ることで、自然治癒力が高まりやすくなる

使い方のコツ:

  • 市販の親指サポーターは、サイズと固定力をチェックして選ぶ
  • テーピングは、自己流ではなく整骨院で巻き方の指導を受けるのが安心
  • 就寝時や長時間の固定は避け、必要なときだけ使うのが基本

4. スマホの持ち方を見直す

スマホの長時間使用が、親指への負担を高めていることに気づいていますか?
「スマホ腱鞘炎」とも言われるほど、近年急増している原因の一つです。

負担を減らす工夫:

  • 両手持ちに切り替え、親指に集中しない操作方法にする
  • スマホスタンドやクッションなどを活用して「持ちっぱなし」を減らす
  • 「寝ながら操作」は姿勢も親指も痛めやすいためNG
  • 使用時間を制限するアプリを入れるなど、使いすぎ防止の工夫も◎

セルフケアを行う際の注意点

セルフケアはあくまで「軽度の不調」や「予防」を目的とした方法です。
次のような場合は、すぐに整形外科や整骨院など、専門機関への相談をおすすめします。

以下の症状がある方は要注意:

  • 親指の付け根が腫れて熱を持っている
  • 赤みや変形、強い痛みがある
  • 指がカクンと引っかかり、動かなくなる
  • 物を握れない、持てないなど生活動作に支障が出ている
  • 数週間たっても痛みが改善しない

正しい判断とケアで、あなたの大切な手を守っていきましょう。
「我慢せず相談する」ことが、早期改善と快適な生活の第一歩です。

セルフチェックリスト

朝起きたときに親指がこわばる

親指の付け根を押すと痛い

指を曲げたあとに「カクッ」とする

手首までズキッと響く痛みがある

2つ以上当てはまる方は、早めのケアや受診をおすすめします。

整形外科に行くべき?それとも整骨院?受診の目安と選び方

整形外科が向いているケース

  • 強い腫れやしびれ、変形がある
  • 骨折や関節の変性が疑われる
  • 薬や注射、画像検査が必要な場合

整骨院が向いているケース

  • 手や指の使いすぎ・筋肉や腱の炎症が原因
  • 姿勢や身体の使い方を改善したい
  • 再発予防のセルフケアや生活指導を受けたい

箕面市・みゅう整骨院で手の親指の付け根の痛みが改善した方の体験談

みゅう整骨院には、親指の痛みを抱えて来院される方が数多くいらっしゃいます。

「病院では薬や注射だけで不安だった」「年齢のせいとあきらめかけていた」そんな方々が、当院の施術と生活指導によって笑顔を取り戻しています。

以下では、代表的な症状(ばね指・ドケルバン病・手根管症候群)ごとの体験談を具体的にご紹介します。

50代女性:「ペットボトルのフタも開けられなかった親指の痛みが改善!」

内容 詳細
症状 親指の曲げ伸ばしで「カクン」と引っかかり、痛みで朝が特につらい
来院前の困りごと ペットボトルのフタが開けられない/料理中に包丁が持ちにくい
診断名 ばね指(母指の弾発指)
施術内容 手指の筋膜調整・腱鞘部の負担軽減・セルフストレッチ指導
効果 4回の施術で引っかかりが軽減、痛みがほとんど気にならなくなった

▶︎ばね指の原因と整骨院での改善法はこちら

60代女性:「料理もスマホもつらかった手首の痛みがラクに!」

内容 詳細
症状 親指を広げたり、手首をひねる動作で手首の親指側がズキンと痛む
来院前の困りごと 包丁を使うときに痛み/スマホを持つのがつらい/料理中に手を使うのが怖い
診断名 ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
施術内容 腱鞘部の筋膜リリース/テーピング固定/手首の使い方の見直し
効果 3回目の施術で痛みが軽減、スマホ操作が無理なくできるように

▶︎ドケルバン病の症状と整骨院での対策はこちら

40代女性:「子どもの写真整理でしびれた親指…朝のツラさが改善」

内容 詳細
症状 親指〜中指にかけてのしびれ・ピリピリ感/特に夜間や朝方に強くなる
来院前の困りごと 子どもの写真整理で長時間スマホを使ったあとに指がしびれる/ペンが持ちづらい
診断名 手根管症候群
施術内容 手根管周辺の筋膜リリース/姿勢の調整/スマホの持ち方・休憩の指導
効果 約5回の施術でしびれの頻度が激減、朝の症状がほとんど出なくなった

▶︎手根管症候群の症状とセルフケア・整骨院のアプローチはこちら

親指の付け根の痛みは、放っておかず早めのケアを!

「どこに相談したらいいかわからない…」

「このまま悪化しないかちょっと不安…」

そんなお悩みに寄り添いながら、みゅう整骨院では症状に合わせた施術と生活指導を丁寧に行っています。

国家資格を持つ施術者が、あなたのお体と真摯に向き合い、無理のないケア方法や再発予防までしっかりサポートいたします。

症状が出始めた“今”が、改善への一番のタイミングです。

LINEでできること

みゅう整骨院の【公式LINE】では、こんなことが簡単にできます。

  •  気になる症状のご相談
  •  ご予約・空き状況の確認
  •  来院前の不安や質問のやり取り

「病院に行くほどじゃないかも…」と迷っている方へ

  • 「まずは話だけでも聞いてみたい」
  • 「今の症状が整骨院で見てもらえるのか知りたい」

そんな時こそ、LINEからのご連絡がおすすめです!
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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
  • 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。