【ばね指が腫れる原因とは?】知らないと悪化する危険なサイン

“ただの腫れ”ではないかもしれません

「指の関節がぷっくり腫れてきた」
「動かすとカクンと引っかかるような感覚がある」
そんな症状に心当たりはありませんか?

腫れのある指の症状、それはばね指の初期~中等度のサインかもしれません。
ばね指は、指を動かす腱とその通り道である腱鞘の間に炎症が起き、摩擦が生じることで発症します。

特に「腫れ」が見られる場合は、炎症が強く進行している証拠
放置してしまうと、症状が慢性化したり、日常生活に支障をきたすリスクがあるため注意が必要です。

ばね指とは?腱と腱鞘が擦れ合う“摩耗トラブル”

ばね指のメカニズム

指を動かすときに使われる腱(けん)は、腱鞘(けんしょう)というトンネルを滑らかに通っています。

この腱と腱鞘の間に炎症が起きると、滑りが悪くなり「引っかかり」や「カクンと跳ねるような動き」が出現。

これが“ばね指”と呼ばれる所以です。

好発部位とリスク層

  • 親指・中指・薬指に多く発症
  • 更年期の女性・産後のママ・手作業が多い職業に多く見られます

ばね指で“腫れる”のはなぜ?その原因と悪化の仕組み

ばね指の「腫れ」は、以下のようなメカニズムによって引き起こされます。

主な腫れの原因

原因

内容

炎症反応

腱と腱鞘の摩擦によって微細損傷が起こり、炎症性物質が分泌されることで腫れが生じる

滑膜の増殖

慢性炎症が続くと、腱鞘内の滑膜が分厚くなり、腫れや狭窄を引き起こす

浮腫

指にかかる圧力や血流障害により、組織液が溜まりやすくなる

腫れが出やすいタイミング

  • 朝起きた直後(血流が低下している時間帯)
  • 長時間の手作業・抱っこ・パソコン操作の後
  • 気温差が大きい季節(血流が不安定になりやすい)

ばね指で腫れているときの見逃せないサイン

腫れがある場合、以下のような進行・悪化のサインが見られることがあります。

危険な兆候とは?

  • 指の付け根がピンポン玉のように腫れている
  • 曲げ伸ばしの際に強い引っかかりや“ガクン”という音がする
  • 安静時や夜間でもジンジン痛む
  • 指が「曲がったまま戻らない」状態になってきた

放置するとどうなる?

  • 腱や滑膜の繊維化 → 指の可動域制限
  • 慢性炎症による変形
  • 手術(腱鞘切開)を検討せざるを得なくなる

ばね指の腫れに対する正しいセルフケア

腫れが強い初期のケア

  • 氷や保冷剤で123回、10分ほど冷却
  • 指の使用を極力控え、無理に動かさない
  • 湿布や市販の抗炎症ゲルも併用可(※皮膚刺激に注意)

腫れが落ち着いた後のケア

  • ぬるめのお湯に手をつけて温浴(血流促進)
  • 軽いストレッチ:痛みのない範囲で指の曲げ伸ばし
  • 手首から前腕の筋肉をほぐす(腱への負担軽減)

注意点

  • 痛みが残っている間は絶対に強く揉まない
  • 使いすぎを防ぐため、サポーターやテーピングを併用

整骨院での施術|当院での対応とアプローチ

当院では、腫れを伴うばね指に対して、指だけでなく全身からのアプローチを行います。

主な施術内容

  • 前腕~手指の筋膜リリース(筋肉と腱の滑走性改善)
  • 肘・肩・首の可動域調整(連動性の回復)
  • 自律神経を整える施術(循環改善、回復力向上)
  • 腱鞘部の圧迫を減らす手技(痛みが少ない優しい施術)

施術の特徴

  • 強い刺激を避け、腫れを悪化させない方法を採用
  • 根本的に「なぜ腫れるか?」を見極めたうえで、負担軽減を目指す
  • 再発しない指の使い方・ケア方法も丁寧に指導

こんなときは医療機関や整骨院を受診しましょう

以下のような症状がある場合は、放置せずに相談するのがベストです。

  • 数日以上、腫れと痛みがひかない
  • 指がまっすぐに伸びなくなってきた
  • サポーターや湿布で効果がない
  • 日常生活・育児・仕事に支障が出ている

腫れは体からの“警告”です。早めのケアで悪化を防ぎましょう

ばね指による「腫れ」は、ただの一時的なむくみではありません。
体が炎症や負荷に悲鳴をあげている証拠です。

「そのうち治るかも」と思って無理に使い続けると、悪化してしまうリスクも。
まずはしっかり安静にして、腫れが治まらないようなら早めの受診をおすすめします。

当院では、体に優しい施術で腫れや痛みを軽減するサポートをしています。
お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください

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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。

* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。

* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。