「指が曲がりにくい」
「指の付け根が痛む」
「指を伸ばすときにカクンと引っかかる感じがする」
もしかして、それはばね指かもしれません。
ばね指は、指の腱鞘炎の一種で、女性に多くみられる症状です。
特に、更年期や妊娠・出産など、ホルモンバランスが大きく変化する時期に発症しやすいと言われています。
今回は、ばね指が女性に多い原因について整体師である筆者が徹底的に解説します。
１．ばね指とは？
ばね指とは、指の腱と腱鞘（けんしょう）と呼ばれる組織の間で炎症が起こり、指の動きがスムーズでなくなる状態を指します。
腱とは、筋肉と骨をつなぐ組織で、指を曲げ伸ばす際に重要な役割を果たしています。
腱鞘とは、腱が通るトンネルのようなもので、腱の動きをサポートしています。
しかし、腱鞘が炎症を起こして狭くなったり、腱が肥厚したりすると、腱の動きが阻害され、ばね指の症状が現れます。
２．ばね指の原因｜女性に多いのはなぜ？
ばね指の原因は、指の使い過ぎや加齢などが考えられますが、女性に多いのはホルモンバランスの変化が大きく影響していると考えられています。
２-１．女性ホルモンとばね指の関係
女性ホルモンであるエストロゲンは、腱や腱鞘の柔軟性を保つ働きがあります。
しかし、更年期や妊娠・出産などでエストロゲンの分泌量が減少すると、腱や腱鞘が硬くなり、炎症が起こりやすくなるのです。
２-２．その他の原因
- 指の使い過ぎ
長時間のパソコン作業、スマホの使い過ぎ、手芸や楽器演奏など、指を酷使する習慣は、腱や腱鞘に負担をかけ、炎症を引き起こす原因となります。 - 加齢
加齢とともに、腱や腱鞘の柔軟性が失われ、炎症が起こりやすくなります。 - 生活習慣
運動不足、偏った食生活、睡眠不足などは、体の免疫力を低下させ、炎症を悪化させる原因となります。 - 職業
手作業が多い仕事（工場作業員、美容師、調理師など）は、指に負担がかかりやすく、ばね指を発症しやすい傾向があります。 - 遺伝的要因
体質や骨格など、遺伝的な要因もばね指の発症に関与している可能性があります。 - その他の疾患
糖尿病、関節リウマチなどの疾患も、ばね指の発症リスクを高めることがあります。
３．ばね指の症状｜初期症状を見逃さないで！
ばね指の主な症状は、指の痛み、引っかかり感、可動域制限などです。
- 痛み：指の付け根や関節部分に痛みが生じます。
- 引っかかり感：指を曲げ伸ばす際に、カクンと引っかかるような感覚があります。
- 可動域制限：指がスムーズに曲げ伸ばしできなくなり、日常生活に支障をきたすことがあります。
症状が進行すると、指の変形や神経圧迫によるしびれが生じることもあります。
初期症状としては、
- 朝起きたときに指がこわばる
- 指の付け根に軽い痛みがある
- 指を曲げ伸ばすときに軽く引っかかる感じがある
などがあります。
これらの症状に気づいたら、早めに専門家にご相談ください。
４．ばね指の診断と治療｜手技療法という選択肢
ばね指の診断は、問診や触診、レントゲン検査などによって行われます。
治療法としては、保存療法と手術療法があります。
４-１．保存療法
- 安静
指の安静を保ち、負担をかけないようにします。 - 装具
指を固定する装具を使用し、腱や腱鞘の負担を軽減します。 - 薬物療法
痛みや炎症を抑える薬（消炎鎮痛剤、ステロイド薬など）を服用します。 - 注射
腱鞘内にステロイド薬を注射し、炎症を抑えます。 - 手技療法
専門家による手技療法で、腱や腱鞘の柔軟性を高め、症状を改善します。
４-２．手術療法
保存療法で症状が改善しない場合、手術療法が選択されることがあります。
手術では、腱鞘を切開し、腱の動きを阻害している部分を取り除きます。
４-３．手技療法とは？
手技療法とは、専門家が手を使って行う治療法です。
ばね指に対する手技療法では、
- 腱や腱鞘の柔軟性を高める
- 関節の動きを改善する
- 筋肉の緊張を和らげる
などの効果が期待できます。
当院では、独自の手技療法技術を用いて、ばね指の症状改善をサポートしています。
当院の手技療法の特徴
- 痛みを伴わない優しい施術
- 根本原因にアプローチする施術
- 再発予防のための指導
ばね指でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
５．ばね指の予防とセルフケア｜日常生活でできること
ばね指は、早期発見と適切なケアによって、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。
ここでは、日常生活でできる予防法とセルフケアについてご紹介します。
５-１．日常生活での注意点
- 指の使い過ぎを避ける
長時間のパソコン作業やスマホの使い過ぎは控え、こまめな休憩を挟むようにしましょう。 - 指のストレッチや運動
指の関節を柔らかく保つために、定期的にストレッチや運動を行いましょう。 - 保温
指を冷やさないように、冬場は手袋を着用するなど、保温に気を配りましょう。 - 食生活
バランスの取れた食生活を心がけ、腱や腱鞘の健康を維持するために、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを積極的に摂取しましょう。 - 睡眠
十分な睡眠を確保し、疲労回復を促しましょう。
５-２．指のストレッチ＆エクササイズ
- グー・パー運動
手をグーとパーに交互に開閉する運動です。 指の筋肉をほぐし、血行を促進する効果があります。 10回程度繰り返しましょう。 - 指回し
指の付け根を反対の手で掴み、ゆっくりと回す運動です。 各方向に5回ずつ回しましょう。 - 指伸ばし
指を一本ずつゆっくりと伸ばす運動です。 各指10秒ずつ伸ばしましょう。 - タオル掴み
タオルを床に置き、足の指でたぐり寄せる運動です。 指の筋肉を鍛え、安定性を高める効果があります。 10回程度繰り返しましょう。 - 指圧
指の付け根や関節部分を軽く指圧するマッサージも効果的です。 痛みを感じない程度の力で、優しく揉みほぐしましょう。
５-３．手技療法継続の重要性
ばね指の予防には、手技療法を継続的に利用することも有効です。
専門家による施術を受けることで、腱や腱鞘の状態を良好に保ち、再発を予防することができます。
当院では、患者様一人ひとりの症状や状態に合わせて、最適な施術プランをご提案いたします。
６．まとめ｜ばね指と向き合い、健康な毎日を！
今回は、ばね指の原因、症状、治療法、そして予防法について解説しました。
ばね指は、放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
早期発見と適切なケアを行い、健康な毎日を送りましょう。
当院では、ばね指でお悩みの方に、専門的な知識と豊富な経験に基づいた手技療法を提供しています。
「もしかして、ばね指かも？」と思ったら、お気軽にご相談ください。
一緒に、ばね指の悩みを解消し、快適な生活を取り戻しましょう！
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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
