朝、コップを持とうとしたら指がカクッと引っかかる。
洗濯バサミを使おうとしたとき、ズキンと鋭い痛みが走る。
「腱鞘炎かな?ばね指ってやつかも…」と心当たりがありつつ、整形外科では「とりあえず注射か、いずれ手術ですね」と言われ、どうしていいかわからない。そんな40〜60代の女性が、今とても増えています。
実はこうした症状、単なる手の使いすぎだけが原因ではありません。
意外と見落とされがちなのが、「ストレス」と「自律神経の乱れ」が関係しているケースです。
本記事では、
- 腱鞘炎やばね指にストレスがどう影響するのか
- なぜ整形外科だけでは改善しきれないことがあるのか
- 整体での根本改善の可能性
を、専門家としての視点と、実際の改善例を交えてわかりやすく解説していきます。
「できれば切らずに治したい」「薬に頼りたくない」という方にとって、整体という選択肢が、きっと希望になるはずです。
🔍 こんな方におすすめの記事です
- 腱鞘炎やばね指で家事や仕事がつらい
- 注射や手術に抵抗がある
- なぜ痛みが続くのか原因を知りたい
- ストレスや自律神経の関係も気になる
- 根本からしっかり改善したいと思っている
腱鞘炎・ばね指と「ストレス」が関係している理由とは?
「ストレスで指が痛くなる」って本当?
「ストレスが指に出るなんて、聞いたことがない」
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、私たちの身体は精神的なストレスと密接につながっています。
特に、腱鞘炎やばね指など筋肉・腱・関節周囲のトラブルは、ストレスの影響で悪化することがあるのです。
ストレスが自律神経を乱し、筋肉や腱の緊張を引き起こす
ストレスを感じると、体内では「コルチゾール」などのストレスホルモンが分泌されます。
このホルモンは、交感神経を過剰に優位にさせ、筋肉を常に緊張状態にしてしまうのです。
その結果、以下のような影響が起こります:
- 筋膜が硬くなる
- 血流が悪くなる
- 回復力が下がる
- 小さな使いすぎでも腱に負担がかかる
つまり、「少しの家事や仕事でも指が痛くなる」「なかなか治らない」という背景には、心のストレス→自律神経の乱れ→指の炎症・滑走障害という流れが隠れていることが多いのです。
滑走障害とは?ストレスによる筋膜の硬さが引き金に
ここで出てくるのが、私たちが重視している「滑走障害(かっそうしょうがい)」という概念です。
通常、筋肉や腱、神経は滑らかに滑走しながら連携して動いています。
しかし、筋膜が硬くなると、この滑走がスムーズにいかなくなり、まるでケーブルが引っかかるように指が動きにくくなってしまうのです。
ストレスによる筋緊張が、まさにこの「滑走障害」を引き起こし、腱鞘炎やばね指の痛みや引っかかり感の正体になっているケースが非常に多いのです。
「手の使いすぎ」だけじゃない腱鞘炎の本当の原因とは?
「手を使いすぎたから腱鞘炎に…」は半分正解、半分間違い
多くの方が「腱鞘炎は手を使いすぎたからなる」と思っています。
もちろん、過度な動作が引き金になるのは間違いありません。
しかし、同じように手を使っていても、痛くなる人とならない人がいますよね?
つまり、使いすぎはあくまで表面的な原因にすぎず、その裏にある「身体の状態」や「ストレス反応」が根本的な原因になっていることが多いのです。
FJA理論に基づく滑走不全が根本原因
当院では、FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)理論に基づき、患部だけでなく全身のつながりや筋膜の滑走状態を評価します。
例えば:
- 肩や首の筋膜が硬くなる
- 背中〜腕の筋膜の滑走が悪くなる
- 手首〜指への動作負担が集中し、腱鞘が炎症を起こす
このように、本来滑らかに動くはずの筋膜の“滑走”が障害されること=滑走障害が、腱鞘炎やばね指を長引かせたり再発させたりする大きな要因なのです。
なぜ病院では見逃されやすいのか?
整形外科では主に「炎症をどう抑えるか」「構造的な損傷があるか」に着目します。
そのため、湿布・注射・手術などの対処が中心になります。
一方で、筋膜の滑走状態やストレスとの関係性までは評価されにくいため、「痛みが再発する」「何度も注射を打つが改善しない」といったケースが後を絶ちません。
💬 院長コメント:
「FJA理論に基づく滑走評価では、どこが動いていないかを探します。例えば、肩甲骨が硬いことで指先に負担が集中しているケースなど、見た目には分かりにくい原因が多いんです。」
ストレスが引き金になる「滑走障害」とは?【FJA理論解説】
そもそも「滑走障害」って何?
「滑走障害(かっそうしょうがい)」とは、筋膜や腱、神経など、本来スムーズに動くはずの組織が、摩擦や癒着によって滑らかに動かなくなる状態を指します。
たとえば、
- 指を曲げようとすると引っかかる
- 曲げた指が戻ってこない
- 動かすたびにズキズキする
こうした症状の多くは、組織の滑走がうまくいっていないサインです。
ストレスと滑走障害の関係
滑走障害は、肉体的な負担だけでなく、ストレスによる「筋膜の緊張」でも起こります。
ストレスが自律神経を乱す
→ 筋肉や筋膜が無意識にこわばる
→ 血流が悪化し、組織が酸欠状態に
→ 結合組織が硬くなり、滑走障害が発生
特に現代の女性は、家事・仕事・人間関係などで慢性的なストレスにさらされていることが多く、これが腱鞘炎やばね指の悪化に拍車をかけていると考えられます。
FJA理論とは?滑走評価に基づく整体アプローチ
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)理論は、
「筋膜(ファシア)」と「関節(ジョイント)」の滑走・連動に着目した整体理論です。
この理論では、
- 患部だけを見ず、全身の滑走経路を評価する
- 動きの連鎖を遮っている硬さを見極める
- 一つの関節の硬さが全体に与える影響を観察する
といった視点から、痛みの根本原因を追求していきます。
💡 滑走障害は「痛い場所=悪い場所」ではありません
実際には、滑走の途中経路にある肩や背中の硬さが原因で、指に痛みが出ているケースがとても多いのです。
整体だからできる!ストレス由来の腱鞘炎・ばね指へのアプローチ
整体は「痛みの出ている場所」だけを見ません
整形外科では、腱鞘炎やばね指に対して「局所的な炎症」へ注目します。
湿布や注射、場合によっては手術による対応が一般的です。
一方、整体では身体全体のバランスと“なぜそこに負担がかかっているのか”を考えるアプローチを取ります。
つまり、
- 指に痛みが出ている原因はどこか?
- 肩〜腕〜手首の連動は正常か?
- ストレスによる姿勢の崩れはあるか?
といった“根っこ”の部分を見つけ、そこから改善していくのです。
筋膜リリース+自律神経ケアで、ストレスの影響を取り除く
みゅう整骨院では、FJA理論に基づいた筋膜リリースと滑走改善の手技に加え、ストレスによる影響を緩和するための呼吸調整や背部リリース、骨盤の傾き改善も組み合わせて施術します。
ストレスが蓄積すると、背中や肩甲骨周りがガチガチになり、結果的に指先への負担が増して腱鞘炎・ばね指を引き起こす。
この悪循環を断ち切るためには、身体全体の緊張を緩め、再発しにくい状態へ整えることが不可欠です。
整体での改善の一例をご紹介
50代・女性・主婦
「整形外科では注射を何度か打ちましたが、また痛くなって…。
こちらで滑走障害という言葉を初めて聞き、指だけの問題じゃないんだと納得しました。
通ううちに、家事をしても痛くならなくなり、今は指が引っかかることもありません。」
再発を防ぐセルフケアと生活指導も丁寧に
当院では、施術だけでなく、
- 姿勢のアドバイス
- 手を休めるタイミングの提案
- 呼吸やストレッチのセルフケア
といった日常生活に根ざしたサポートも行っています。
「また痛くなったらどうしよう…」と不安な方も、継続的なフォローと再発予防の仕組みがあることで安心して通っていただけます。
【施術例あり】みゅう整骨院の改善事例と院長の想い
「もっと早く来ればよかった」そんな声が増えています
ばね指や腱鞘炎の方が当院に来られる理由で一番多いのは、
「整形外科では一時的に良くなったけど、また痛くなった」
「手術と言われたけど、できれば避けたい」
というお悩みです。
でも、実際にFJA理論に基づいた評価と施術を受けていく中で、多くの方がこう言われます。
「もっと早くこういう整体を知っていればよかった」
「指だけじゃないという説明がすごく納得できた」
改善事例のご紹介(FJA理論の成果)
60代女性・事務職
症状:朝方のばね指。整形外科では注射3回→再発
評価:滑走障害(上腕〜手首)、肩甲骨周囲の筋膜硬化、自律神経の過緊張
施術内容:筋膜リリース・上肢全体の滑走調整・肩甲骨リセット・呼吸誘導
経過:3回目で痛みが半減。6回目で引っかかり消失。現在はメンテナンス通院中
コメント:「体のつながりって本当にあるんですね。生活が楽になりました!」
よくある質問Q&A|ストレスと腱鞘炎・ばね指に関する疑問に答えます
Q1:ストレスで本当に指が痛くなることなんてあるの?
A:あります。むしろ“直接の原因ではなくても、悪化因子になっている”ことが多いです。
ストレスによって自律神経が乱れると、筋肉や筋膜がこわばります。
その状態で手を使い続けると、腱や腱鞘に過剰な負担がかかり、炎症や滑走障害が起こりやすくなるのです。
精神的なストレスが「身体に現れる」典型的な症状の一つが、実は腱鞘炎やばね指なんです。
Q2:整形外科と整骨院、どちらに行けばいいんですか?
A:どちらにも役割がありますが、症状の原因によって使い分けることが大切です。
整形外科は「構造的な損傷」や「重度の炎症」に対しての対処が得意です。
一方、整骨院(特にFJA理論を扱う当院)では、滑走障害や姿勢・ストレスの影響といった見えにくい原因にアプローチできます。
注射や手術をする前に、「なぜ指に負担がかかっているのか」を全身から見直すことをおすすめします。
Q3:どのくらい通えば良くなりますか?
A:症状の程度や体の状態にもよりますが、多くの方は3〜6回で変化を感じ始めます。
初期のばね指・腱鞘炎なら、滑走の改善と姿勢の調整で比較的早期に楽になる方が多いです。
慢性化している場合は、根本から整える必要があるため、8〜12回程度の継続的な施術とセルフケアが必要になります。
まずは体の状態を評価して、一人ひとりに合った通い方をご提案します。
Q4:保険は使えますか?費用が不安です…
A:原因がはっきりした外傷でない限り、基本的に自費施術となります。
ばね指や腱鞘炎は慢性的な症状のため、健康保険が適用されないケースが一般的です。
当院では初回でしっかりカウンセリングと評価を行い、納得いただいたうえで施術に入ります。
料金はHPまたはLINEで事前にご確認いただけますので、ご安心ください。
まとめ:腱鞘炎やばね指は「切らずに・痛みなく」改善できる選択肢もあります
ストレスが原因の腱鞘炎・ばね指、我慢しないでください
指の痛みや引っかかりで、「できないこと」が増えていくと、生活の質が下がってしまいます。
- フライパンを持つのがつらい
- 趣味の手芸ができない
- 朝起きて指が固まっていて不安になる
そんな症状を、「年齢のせいだから」「手術しかないと言われたから」とあきらめる必要はありません。
痛みの原因をちゃんと見極めれば、改善できる
本記事でご紹介したように、腱鞘炎やばね指の裏には「滑走障害」や「ストレスによる筋膜の緊張」が関係していることが多く、それは整体(特にFJA理論)で対応できる領域です。
整形外科で注射や湿布だけでは改善しなかった方でも、体のつながりを評価して、再発しにくい身体づくりをすることで、根本からの回復が目指せます。
まずはお気軽にご相談ください
「整体って効果あるの?」「ちゃんと見てくれるの?」と不安な方も、みゅう整骨院では丁寧なカウンセリングと説明を重視しています。
一人ひとりの背景や生活習慣をふまえた施術計画をご提案し、安心して通える環境を整えています。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。












