「腱鞘炎、前よりひどくなった気がする…」
「一度治ったのに、また同じ場所が痛む…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
仕事や家事で手を休めることができない女性にとって、腱鞘炎の再発は心身ともに大きなストレス。
湿布や注射で一時的に楽になっても、またすぐ痛みが戻ってしまう…。
そんな経験を繰り返している方は少なくありません。
実は、腱鞘炎の再発には「ある共通点」があります。
それは、手の使い方や体の使い方が変わっていないこと。
つまり、
・原因にアプローチできていない
・体のクセや姿勢を見直せていない
・再発を防ぐ正しいセルフケアを知らない
といった見落とされがちな要素が、くり返す痛みの背景にあるのです。
この記事では、
・ 腱鞘炎が再発する本当の原因
・ 整骨院だからできる根本改善の考え方
・ 手を使う毎日でも痛みを防ぐ「使い方のコツとセルフケア」
について、20年以上の臨床経験をもつ整骨院院長の視点から、わかりやすくお伝えします。
「もうくり返したくない…」そう思ったあなたにこそ読んでいただきたい内容です。
また腱鞘炎が再発…その原因は使い方にある?
よくある再発パターンと「使いすぎ」以外の要因
腱鞘炎の再発には、「使いすぎたから仕方ない」と思いがちですが、実はそれだけが原因ではありません。
整形外科で治療を受けて一度よくなったのに、数週間後にまた同じ場所が痛くなる。
こうした方の多くに共通しているのは、痛みの原因となる体の使い方が変わっていないことです。
特に以下のような要素は、再発リスクを高めます:
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親指や手首に負担をかける「握り方のクセ」
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姿勢が悪く、腕〜手にかけて常に緊張がある状態
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ストレッチやケアを行っていない
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痛みがない間に無理して使ってしまう
つまり、「腱鞘(けんしょう)だけに原因があるのではなく、全身の動き方・姿勢のクセが原因となっている」ことが多いのです。
「前より悪化した気がする…」と感じる理由
腱鞘炎が再発すると、初発より痛みが強く感じたり、治りにくくなったりすることがあります。
これは、炎症が慢性化しやすく、組織の滑走性が悪化している可能性があるからです。
また、痛みへの不安やストレスが交感神経を高め、筋肉を緊張させてしまうことも再発を重くする一因です。
単なる炎症だけでなく、自律神経の乱れや筋膜の癒着が関係しているケースも少なくありません。
再発しやすい人の3つの特徴
腱鞘炎をくり返す方には、以下のような傾向がよく見られます:
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手を休められない生活
仕事や家事で「誰かに頼めない」状況が続き、無理をしがち。 -
セルフケアを知らない・続けていない
湿布だけに頼り、ストレッチや姿勢の意識が薄い。 -
根本原因にアプローチしていない
患部への処置だけで「姿勢」「体の連動性」への評価がされていない。
これらに当てはまる場合は、痛みの根本にある動きのクセを見直す必要があるかもしれません。
整形外科と整骨院|再発予防の視点が違う理由
病院の治療=対症療法中心
整形外科では、腱鞘炎の症状に対して「安静・湿布・薬・注射」といった対症療法が一般的です。
これらは炎症を抑えるには有効ですが、
✔ なぜ痛みが出たのか?
✔ どうしてくり返すのか?
といった原因の深掘りまではカバーされにくいのが現実です。
さらに、「手を使わないようにしましょう」と言われても、「そんなことできたら困ってない…」というのが多くの方の本音ではないでしょうか?
整骨院では動きと使い方から根本原因を探る
みゅう整骨院では、患部だけを見るのではなく、「なぜその部位に負担がかかる動き方になっているのか?」という視点から評価を行います。
たとえば、
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手首だけでなく、肩や肘の可動域・連動性
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姿勢や体幹の安定性
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手の筋膜(ファシア)の滑走障害や硬さ
などを、FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)理論に基づいて細かく見ていきます。
これにより、目に見えにくい「動きのクセ」や「滑走不全」をあぶり出し、痛みの根本にある構造的な問題にアプローチすることができるのです。
FJA理論で評価する「滑走性・関節連動・姿勢」の重要性
FJA理論では、以下の5つの視点から体を評価し、施術の起点を見極めます:
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骨の主運動(大きな関節の動き)
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関節面の滑りや転がり(副運動)
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筋膜や筋肉の滑走性
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靭帯や関節包のテンション(張力)
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神経の筋制御異常
腱鞘炎といえど、指だけを見ていては根本改善はできません。
だからこそ、姿勢・動き・神経・ファシア(筋膜)まで多層的に評価できる整骨院のアプローチが、再発予防に効果を発揮するのです。
あなたの「日常動作」が腱鞘炎をくり返す引き金に?
毎日のクセが蓄積されて腱鞘炎になる
腱鞘炎は、「急に発症するもの」と思われがちですが、実際には毎日のちょっとした手の使い方のクセが積み重なって発症・再発することが多いです。
とくに、手首や親指に負担をかけるような日常動作がクセになっていると、知らず知らずのうちに腱鞘や筋膜に負担が集中し、滑走障害(ファシアが動きにくくなる状態)が起きてしまいます。
こうしたクセを放置していると、たとえ治療しても同じ部分に負担が戻って再発してしまうのです。
食器洗い・掃除・抱っこ…見直したい動作とは
腱鞘炎の再発を招きやすい動作には、以下のようなものがあります:
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食器洗いの際に、手首を反らせて強く握る
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掃除機や雑巾がけで、指先に力が入りすぎる
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子どもや重い荷物を片手で持つ癖がある
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包丁やフライパンを握りしめるように使う
これらは、手だけで作業しようとするため、肩や体幹のサポートが効いておらず、指や手首に負担が集中してしまうパターンです。
「ちょっとした角度の違い」で負担が変わる
驚くことに、たった5度〜10度の手首の角度の違いが、腱や筋膜に与えるストレス量を大きく左右します。
たとえば、
・スマホを操作するときの手首の反り
・キーボードを打つときの手首の位置
・雑巾がけや包丁を使うときの肘の高さ
これらの動作で「無意識に手首が緊張する角度」になっていると、知らず知らずのうちに炎症のもとをつくっているのです。
そのため、「使わない」のではなく、「使い方を変える」ことが、再発予防にはとても重要です。
再発を防ぐ手の使い方セルフケア3選
① 親指に力を入れすぎない「握り方」の工夫
腱鞘炎の方に共通するのが、「親指で物を強く握りしめるクセ」。
たとえば包丁、スマホ、ペン、買い物袋の持ち手など……日常の中で無意識に力が入りがちです。
再発を防ぐためには、親指を力ませずに使う意識が必要です。
✅ 握るときは親指よりも薬指・小指側を意識して
✅ 重いものは「つかむ」より「引っかける」持ち方を
✅ 手首や肘の力も一緒に使って分散させる
このように握り方の意識だけでも、手指への負担をぐっと減らすことができます。
② 家事・作業前の手首ストレッチで血流アップ
朝や作業前には、手首や前腕のストレッチを取り入れましょう。
血流が良くなることで、腱鞘部分の負担が軽減し、再発予防になります。
🔹 両手を組んで手のひらを前に突き出すストレッチ
🔹 手のひらを壁に当て、腕を伸ばして手首を反らせる
🔹 指を1本ずつ反らせて、腱の緊張を取る
※痛みが強い場合は無理に行わず、施術者に相談を継続することで、腱や筋膜の滑走性が改善されやすくなります。
③ スマホ・PCの手の角度に注意!
長時間のスマホ・PC操作も、腱鞘炎を再発させる大きな要因です。
✔ 手首が反ったままスマホを支えていませんか?
✔ キーボードの位置が高すぎたり、肘が浮いていませんか?
これらの状態は、腱に継続的なストレスをかけてしまいます。
以下の対策を取り入れましょう:
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スマホスタンドで手首の角度を調整
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キーボードの下にパームレストを敷く
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30分ごとに軽く手を振る or ストレッチを行う
「ちょっと気をつけるだけ」で、日常動作からの再発リスクを減らせます。
指の痛みは姿勢から始まっている?姿勢と手の深い関係
猫背・巻き肩・反り腰が腱鞘炎に与える影響
腱鞘炎というと「手だけの問題」と思われがちですが、実は姿勢が大きく関係しています。
特に、以下のような姿勢の崩れは手への負担を増やします:
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猫背 → 肩が前に入り、前腕〜手首に緊張が生まれる
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巻き肩 → 肩甲骨の可動が悪くなり、腕が自由に動かせない
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反り腰 → 全身のバランスが崩れ、手で支える動作が増える
このように、「姿勢の崩れ」=「手にかかる負担の増加」につながるのです。
「姿勢を変えると指が楽になる」理由とは
姿勢が整うと、体の動き方が変わり、手指にかかる負担を分散できるようになります。
実際に施術の中で「姿勢を整えたら、指の動きがスムーズになった!」という方も多くいらっしゃいます。
なぜなら、
✔ 肩甲骨が動くようになる → 肘や手首の可動域が広がる
✔ 体幹が安定する → 手先に余計な力が入らなくなる
✔ 背骨〜腕の筋膜ラインが整う → 緊張が抜けやすくなる
姿勢は手の機能を支える土台なのです。
姿勢循環整体による体の土台づくり
みゅう整骨院では、腱鞘炎の施術に「姿勢循環整体」を組み合わせることがあります。
これは、姿勢を整え、血液・リンパ・神経の流れを良くする施術で、再発予防の土台づくりに効果的です。
具体的には、
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背骨〜骨盤のアライメント調整
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肩甲骨・肋骨の動きを改善
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自律神経の安定を促す施術
これにより、体全体がバランスよく動けるようになり、局所に負担がかからない体づくりが可能になります。
「また痛くなるかも…」と不安なあなたへ|整骨院でできる再発予防
「予防」に必要なのは全身を見る視点
腱鞘炎が再発しないためには、「指や手首だけをケアする」のでは不十分です。
なぜなら、再発には以下のような全身の状態が関係しているからです:
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姿勢のゆがみ → 手に負担をかけるクセを生む
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自律神経の乱れ → 筋肉が緊張しやすく、血流も悪化
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肩・肘・体幹の連動性の低下 → 指だけに頼った動作になる
だからこそ、「再発予防=全身のバランスと動きの見直し」が必要なのです。
みゅう整骨院のFJAアプローチとは?
当院では、再発を防ぐために「FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)」という独自理論に基づいた評価と施術を行っています。
FJAは、
✔ ファシア(筋膜)の滑走性
✔ 関節面の動き
✔ 神経系の反応
✔ 姿勢の影響
✔ 動作のクセ
を総合的に評価し、痛みの背景にある「構造的な問題」を見つけ出します。
そして、
🔸滑らかな動きが出るように微細な手技で調整し
🔸再発を防ぐ「動きの再教育」も行う
これにより、もう痛めない体を目指すことができるのです。
仕事や家事を休まずに回復を目指す
「仕事を休めない」
「家族のために手を使わざるを得ない」
そんな方でも大丈夫です。
みゅう整骨院では、無理に生活を制限するのではなく、「使いながら回復する」現実的な改善プランをご提案しています。
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手の負担を減らすセルフケア指導
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姿勢や体の使い方のアドバイス
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ストレスをためにくい習慣づくり
治すだけでなく、「くり返さない未来」を一緒につくるのが私たちの役目です。
Q&A|腱鞘炎・整骨院に関するよくあるご質問
Q1. 腱鞘炎はストレスでも悪化しますか?
はい、関係しています。
ストレスによって交感神経が過剰に働くと、筋肉が緊張し、血流が低下します。
その結果、腱や腱鞘の修復が遅れ、痛みが慢性化・再発しやすくなるのです。
Q2. 整骨院で腱鞘炎はよくなるのでしょうか?
状態によって異なりますが、原因が「使い方」「姿勢」「滑走不全」など構造的なものであれば、整骨院での施術が効果的です。
みゅう整骨院では、FJA理論に基づいて全身を評価し、再発しない体づくりまでサポートします。
Q3. どれくらいの期間で改善できますか?
症状の重さや生活習慣によりますが、
✅ 軽度〜中程度:3〜5回の施術で変化を実感される方が多い
✅ 慢性・再発例:8回以上の継続的な施術+セルフケアが必要な場合も
※初回の評価で、おおよその改善目安をお伝えします。
Q4. 整形外科との併用は可能ですか?
もちろん可能です。
みゅう整骨院では「医療との併用」を推奨しており、整形外科での画像診断や薬物療法を受けながら施術を続けることができます。
不安な点があればいつでもご相談ください。
Q5. どんな人が通っていますか?
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仕事や家事で手を使う40〜60代の女性
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整形外科に通ったけど「再発してしまった」方
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手術や注射は避けたいと思っている方
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ストレスや更年期の影響も気になっている方
痛みだけでなく「生活そのものを変えたい」方が多く来院されています。
まとめ|腱鞘炎をくり返さないために、今できること
腱鞘炎を何度もくり返す背景には、単なる「使いすぎ」ではなく、
✔ 姿勢や体の使い方のクセ
✔ ファシア(筋膜)の滑走障害
✔ 自律神経の乱れやストレス
など、複数の要因が絡み合っているケースがほとんどです。
整骨院だからこそできる根本からの再発予防は、「痛みのある指」ではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか?」に着目することから始まります。
もう、くり返さない未来へ。一緒に整えていきましょう。
みゅう整骨院では、
✅ FJA理論に基づいた評価とアプローチ
✅ 姿勢や動作のクセまで見る全身施術
✅ ストレス・更年期なども考慮したやさしい対応
を通じて、あなたの「痛みの背景」に寄り添ったケアを行っています。
手術や注射に進む前に、まだできることはきっとあります。
まずは一度、ご相談ください。
ストレスや更年期が関係しているかもしれません
何度も腱鞘炎をくり返す背景には、「使い方」だけでなく、ストレスやホルモン、自律神経の乱れといった内側の要因が影響していることもあります。
たとえば、ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、血流を悪化させることで、腱鞘炎の回復が遅れるケースも。詳しくはこちらをご覧ください。
▶︎ ストレスで腱鞘炎が悪化?整骨院だからできる根本改善と再発予防の方法
また、40〜60代の女性で「更年期に入ってから痛みが増えた」と感じている方は、ホルモンと痛み、自律神経の関係を解説した以下の記事も必見です。
▶︎ 更年期と腱鞘炎の意外な関係|ホルモンと痛み、自律神経の繋がりとは?
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














