手根管症候群~病院で行われる検査や治療~

「手首に違和感がある・・病院へ行けば治してもらえる?」
「手根管症候群はどこの病院へ行けばいい?」
「病院で手根管症候群と診断された。日常生活で注意することがあれば知りたい。」

手根管症候群とは

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手根管症候群は手指の痺れや痛みが出現する疾患です。
親指に力が入りにくいといった症状が出ることもしばしばあります。
このような症状は「正中神経」と呼ばれる末梢神経が圧迫されることによって生じます。
正中神経は特に手のひら側の母指から薬指(親指側半分)を支配していますので、症状もその辺りに生じます。
また、症状が進行すると、肘から肩などにも不調が生じます。
そこまで進行した場合、親指の付け根の筋肉の筋力低下を伴っている場合も少なくありません。
この部分に筋力低下が起こると、親指と人差し指でうまく物が掴めなくなるという症状が出ます。

手根管症候群を疑ったらどの病院へ行けば良い?

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手根管症候群を疑ったらまずは整形外科を受診しましょう。
手を専門にしている外科もありますので、インターネットで調べてそちらを受診すると良いでしょう。
また、この後ご紹介しますが、手根管症候群は他の病気に併発して起こる場合もあります。
その場合には整形外科の方から受診に適した診療科を紹介してもらえますので、そちらで診てもらいましょう。

病院での検査と診断

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病院での大まかな検査をご紹介します。
病院での検査では初めに問診が行われます。
問診では冒頭のような自覚症状の有無を問診し、症状の出ている部位が正中神経に沿ったものなのか、他に手の痺れを呈するような基礎疾患がないかどうかのチェックが行われます。
基礎疾患のチェックでは
・糖尿病やリウマチの検査
・骨折の有無
・腫瘍による圧迫ではないか
などの検査が行われる場合があります。
そして、触診が行われます。
触診では手首で正中神経の走行部位を軽く叩くと痺れが出るチネル徴候があるかどうか、手首を内側に屈曲した状態でじっとしていると痺れが強くなるというファーレンサインが現れます。
このような所見は病院での手根管症候群の診断において重要となります。
最終の確定診断は筋電図検査で行われる場合が多くなっています。
この検査で神経伝導速度の低下があれば手根管症候群の確定診断がなされます。
 

病院で行われる治療

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病院での治療は症状の重症度に関わらず、まずは保存療法から始めることが多いです。
保存療法とは
・ビタミン剤(ビタミンB12)の服用
・夜間のスプリントと呼ばれるサポーターの着用
・温熱療法やレーザー療法
を指します。
それでも症状が寛解しないという場合にはステロイドの手根管内注射が行われます。
ただし、ステロイドの注射は頻回に行うと周囲の組織にダメージがあるため、数回行っても成果が見られないという場合や日常生活に著しい支障があるという場合には手術が検討されます。
手術では内視鏡を用いて、手根靭帯という手首にある靭帯を切ります。
この靭帯を切ることで正中神経の圧迫が無くなれば症状はおさまります。

病院での治療以外に出来ること

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病院での治療は行いながら、日常生活で何か出来ることはないのかな・・このようにお考えの方もいらっしゃるかと思います。
手根管症候群は日常生活で注意することでも症状を改善させることが可能です。
例えば
・料理でフライパンを使う際、片手ではなく両手を使うことで手首の負担を軽減させる。
・PC作業をする際に手首が曲がったままにならないように手首の下にタオルをかましたり、手首の角度を調整してみる。
・お風呂で温まった際に手首を軽く動かしてストレッチを行う。
このようなことが挙げられます。
ここに挙げた例は一例ですので、それぞれの生活や症状に合わせて手首の負担を軽減させる工夫をすることは効果的です。
ただし、痛みがあるにも関わらずむやみに動かしたりストレッチを行うことは悪循環となりかねません。
これっていいのかな?と不安な場合には病院で相談するように注意しましょう。

まとめ

手根管症候群を疑った際に受診する病院から検査・治療法・自分で出来る対処法までご紹介しました。
安静にすることが大切だと分かっていても日常生活を送っていると手首はなかなか安静を保つことが難しい部位です。
どのようにすれば手首の負担を軽くすることが出来るのか、という工夫が大切となってきます。
病院での治療を行いながら、日常生活でも注意をしてみてくださいね!