それって顎関節症の症状かも!?

「ある日突然、顎が開かなくなった。」
「食事をする際に顎がガクガクと鳴る。」
「口がスムーズに開かなくなってきた。」

このような症状があればあなたは顎関節症になっているかも知れません。
私の顎は昔から音が鳴るからこんなものと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、それは顎関節症の一種で、治療を行えば治る可能性があります。
この記事では顎関節症になると現れる症状を顎関節症のタイプ別にご紹介します。
そういえば顎に違和感があるかも・・と気になった方は参考にしてみてください。

顎関節症はこんな状態!

皆さん、顎関節の作りがどうなっているかご存知でしょうか。
実は顎関節は上顎骨と下顎骨にある4つの突起部分が関係する複雑な構造となっています。
関節の間には関節円板と呼ばれるクッションの役割をするものがあります。
そして下顎には口の動きに関連する咬筋や側頭筋・内側、外側翼突筋などが付着しています。
このような構造がうまく連動することで顎は正常に働くことが出来るのです。
ここになんらかの原因で変形やズレが生じると関節円板にかかる摩擦が強くなり痛みを生じたり、連動に不具合が起きて顎の動きがスムーズにいかなくなると引っかかりが生じて違和感の原因となります。
顎関節症はひどくなると日常生活に支障を来すようになることも少なくありません。

顎関節症で見られる一般的な症状

顎関節症でよく見られる症状を以下にご紹介します。
・口を開けようとすると痛い。
・顎を動かす際に音がする。
・食事中、顎に痛みや違和感を感じる。
・大きく口が開かなくなる。
・口を閉じることが出来なくなる。
・口を左右に動かすことが出来なくなる。
・顎が外れることがある。

上記のような症状があれば顎関節症が疑われます。

顎関節症が他の症状を引き起こすこともある

顎関節症がほかの症状と関係していると言われてもイマイチよく分からないかも知れませんね。
ですが、顎の不調は全身に影響を及ぼすことがあるのです。
以下に顎関節症と関係して起こり得る症状をご紹介します。
・肩こりや頭痛
・めまい
・耳鳴り、難聴など耳の症状
・目の疲れ
・頭がボーッとする

他にも挙げるとたくさんありますが一見、顎とは関係のないような症状にも顎は影響しています。
長年悩んでいた症状が顎関節症を治療したことで改善されたという話は実はよくあることなのです。

症状を悪化させないために必要な事

顎関節症の症状を悪化させないためには安静にすることが1番重要であるということは何となくお分かりかと思います。
でも、顎を安静にするってどうするの?という疑問があるかと思います。
以下に顎に負担をかけないために注意すべきことをご紹介します。
・食いしばりの癖があれば、気付いた時に止めるようにする。
・首の牽引治療は受けない。
・硬いものは食べない。
・頬杖を付かないように注意する。
・片側ばかりで食べ物を噛まない。

このようなことが注意点として挙げられます。
病院で治療を受ける際にはマウスピースを使った治療が行われる場合もあります。
自分でケアをするには限界があります。
症状が悪化している・なかなか治らないという場合には早めに医療機関を受診しましょう。

まとめ

顎関節症にお悩みの方は意外とたくさんいらっしゃいます。
ですが、「別に生活に支障はない」「気にしていない」という理由で放置してしまい、症状が悪化してから治療を行うというケースが多くあります。
ここから治療を行うと改善するまでに少し時間がかかったり、他の部分にまで影響が出てしまうという事も考えられます。
少しでも症状を感じたら早めに対処を行うようにしましょう。
当院には顎関節症やそれに伴う肩こりや頭痛などの症状の方も多く来院されています。
整体を試してみたいという方はお気軽にご相談くださいね。