「口を開けると“カクッ”と音がする」
「朝起きると顎が疲れている」
「食べ物が噛みにくい、顎が引っかかるような感覚がある」
そんな症状に心当たりはありませんか?
これらはすべて、顎関節症(がくかんせつしょう)にみられる代表的な症状です。
歯科を受診しても「異常なし」「様子を見ましょう」と言われたり、マウスピースを処方されても改善しなかったり…。
そんな経験をされた方も少なくありません。
実は、顎関節症は「歯や顎の問題」だけではなく、「姿勢の崩れ」や「筋膜の緊張」「日常のクセ」など、身体全体のバランスの乱れが深く関係しているケースが非常に多いのです。
特に女性に多くみられる猫背・巻き肩・食いしばり・ストレスといった状態は、顎関節に過剰な負担をかけ、症状を慢性化させる要因になります。
この記事では、
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なぜ姿勢が顎に影響するのか
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筋膜や神経との関連性
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どのような姿勢が危険サインか
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整骨院でどのような改善ができるのか
を、みゅう整骨院のFJA理論をもとにわかりやすく解説していきます。
「もう治らないかも…」と不安になっているあなたに、原因を知ることで、改善の一歩を踏み出していただけたら嬉しいです。
この内容を執筆する専門家について
顎関節症と姿勢の関係について、この記事では「FJA理論」を基盤に解説していきます。
この理論は、みゅう整骨院 代表・平井大樹(ひらい だいき)が20年以上の臨床経験と10万回以上の施術を通じて体系化した、独自の構造思考型アプローチです。
国家資格×構造的評価に基づいた専門的アプローチ
平井院長は柔道整復師の国家資格を有し、整骨院業界でも異例の規模での研修塾(平井塾)を主宰。
顎関節症、腰痛、肩こり、自律神経の不調など、痛みの本当の原因を全身から探る技術を全国の施術家に指導しています。
一般的な整体が「凝っているところをほぐす」といった対処的な施術であるのに対し、FJA理論では、「どこが硬いか」ではなく「なぜそこが硬くなったのか」という構造的な原因に目を向けます。
顎の不調ひとつとっても、
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姿勢(猫背・巻き肩)
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筋膜の滑走不全(特に咬筋・側頭筋・胸郭)
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ストレスによる自律神経の乱れ
といった全身のつながりから評価と施術を行うのが特徴です。
みゅう整骨院では女性の顎関節症に特化したアプローチを実施
みゅう整骨院には、
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デスクワークや育児による姿勢の崩れ
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ストレスからくる食いしばり
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頭痛・肩こり・不眠などの併発症状
を抱えた30〜40代女性を中心に多くの患者さまが来院されています。
「マウスピースでも治らなかった」
「病院では異常なしと言われた」
そんな声に応えるべく、私たちは“顎だけ”ではなく、あなた全体を診る整体を行なっています。
この記事も、そうした臨床現場の実感をもとに執筆しています。
どうか、信頼して読み進めていただければと思います。
顎関節症の本当の原因は姿勢かもしれません
顎関節症というと、「歯ぎしり」「噛み合わせのズレ」「顎の関節が悪い」といった局所的な問題だけをイメージしがちです。
しかし実際には、「姿勢の崩れ」や「身体の使い方の癖」こそが、症状を根本的に引き起こしていることが多いのです。
歯や顎だけを治しても、なぜ再発するのか?
歯科でマウスピースを使った治療を受けても、一時的にしか改善しなかった経験はありませんか?
それは、根本原因である「姿勢の崩れ」が改善されていないためです。
たとえば、猫背や巻き肩で頭が前に出てしまうと、顎を開け閉めする筋肉(咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋など)に常に余計な緊張やねじれがかかります。
その状態でいくら顎の位置を整えても、身体の軸が歪んだままでは再び負荷がかかり、症状が戻ってしまうのです。
猫背・巻き肩・ストレートネック…姿勢が顎に与える負担
とくに女性に多いのが、以下のような姿勢の特徴です。
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猫背気味で背中が丸く、肩が前に入っている(巻き肩)
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頭が前に出て首に負担がかかっている(ストレートネック)
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あごを引く筋力が弱く、首〜胸の筋肉が硬くなっている
こうした姿勢の癖が、顎関節に慢性的なストレスをかけ、「口が開きにくい」「顎がカクカク鳴る」「朝起きると顎が疲れている」といった症状につながっているのです。
「顎が痛いから顎を治す」のではなく、なぜその顎に負担がかかっているのか?を見極めることこそ、本当の意味での改善の第一歩となります。
顎関節症と筋膜の関係|首・肩・胸郭のつながりを解説
「筋膜(きんまく)」という言葉を聞いたことがありますか?筋膜とは、筋肉や内臓、骨、神経など、体内のあらゆる組織を包み込み、全身をネットのようにつないでいる結合組織です。
この筋膜の「つながり」や「滑走(すべりの良さ)」が崩れると、遠く離れた部位にも影響を及ぼすのが特徴です。
顎関節症も例外ではありません。実は、顎と首・肩・胸郭(肋骨まわり)は、筋膜で強く連動しているのです。
咀嚼筋と胸郭・首・肩をつなぐ筋膜のつながり
たとえば、食いしばりでよく使われる「咬筋(こうきん)」や「側頭筋(そくとうきん)」は、胸鎖乳突筋、広頸筋、胸筋群などを介して、首・肩・胸郭へと筋膜が連結しています。
また、姿勢が崩れると、これらの筋肉に偏った緊張が生まれ、
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顎の開閉がスムーズにできない
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一部の筋肉だけが過剰に働いてしまう
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筋膜が癒着して動きにくくなる
といった「滑走不全(すべりの悪さ)」が起こり、結果的に顎関節に不調が出てしまうのです。
FJA理論で読み解く:滑走不全と姿勢エラー
みゅう整骨院で採用しているFJA理論(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)では、顎関節症のような「局所的な痛み」も、
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筋膜の滑走性
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関節の副運動(すべり・転がり)
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姿勢や胸郭の可動性
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神経による筋制御の誤作動
といった全身の構造的エラーとしてとらえ、評価・施術を行います。
特に顎関節症では、「滑らかに開かない」「偏って力がかかる」といったケースが多く、これはまさに、顎と全身をつなぐ筋膜の滑走不全が原因となっていることが多いのです。
このように、「筋膜」は単なる筋肉のカバーではなく、動きの質そのものを左右する重要な構造であり、顎関節症の改善にも大きなカギを握っているのです。
こんな姿勢の人は要注意!セルフチェックリスト
顎関節症と姿勢の関係をお伝えしてきましたが、「私は大丈夫かな?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、ご自宅でも簡単にできる顎関節症と関係の深い姿勢のセルフチェックをご紹介します。
ひとつでも当てはまる方は、身体全体からの見直しが必要かもしれません。
あなたの姿勢は大丈夫?セルフでできる3つの確認
① 壁に背をつけて立ってみましょう
・かかと、お尻、背中、後頭部が自然に壁につきますか?
・後頭部がつかない/無理に首を反らさないと当たらない人は、ストレートネックの傾向があります。
② 横から鏡を見てください
・耳の位置が、肩より前に出ていませんか?
・肩が前に巻いていませんか?
→ このような姿勢は、猫背・巻き肩のサインです。
③ 顎を引いて「んー」と発音してみてください
・首の前側に力が入ってつらい
・顎が引けず、前に突き出たようになる
→ 首〜顎まわりの筋膜の緊張が高まっている可能性があります。
見た目だけではわからない姿勢の深部崩れ
一見、背筋が伸びていても、深層の筋膜が硬くなっていたり、呼吸が浅かったりすると、内部で見えない歪みが蓄積していることがあります。
特に多いのが、以下のような背景を持つ方です。
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長時間のスマホ・パソコン作業が多い
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子育て中で、前かがみの姿勢が多い
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無意識のうちに歯を食いしばっている
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緊張しやすく、呼吸が浅い
このような生活習慣が、知らず知らずのうちに顎へ過剰なストレスをかけているのです。
「姿勢が悪いとわかっていても、どう整えたらいいかわからない…」
そんな方には、専門的な視点でのチェックと調整が有効です。
姿勢を整えると、顎関節の負担はこう変わる
「姿勢を整えたくらいで、本当に顎の症状が変わるの?」
そんなふうに思われる方も多いかもしれません。
しかし実際には、姿勢と顎関節のバランスは密接に関わっており、
全身を整えることで顎の症状が軽減・解消するケースは非常に多いのです。
整体での変化例:顎が開きやすくなる・疲れが取れる
みゅう整骨院に来られる方の多くは、
「マウスピースを使っても口が開けにくい」
「朝起きたときに顎が疲れている」
といった症状を訴えています。
これらは、顎そのものではなく、首や肩の緊張、胸郭の硬さ、猫背姿勢などが原因となっていることが少なくありません。
FJA理論に基づいて姿勢・筋膜・神経の状態を整えていくと、次のような変化がみられます:
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顎の開閉がスムーズになり、開く範囲が広がる
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顎の疲れが軽減し、朝スッキリ目覚められる
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頭が軽くなったような感覚が出て、集中力が回復する
これは、単に姿勢を良くするというレベルではなく、体の動きそのものを再統合する整体の成果です。
頭痛・肩こり・不眠まで改善することもある理由
顎関節症と一緒に、以下のような症状を抱えている方も多くいらっしゃいます。
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慢性的な肩こり・首こり
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頭痛、目の奥の重だるさ
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不眠や寝つきの悪さ
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集中力低下・イライラ
これらはすべて、姿勢の崩れや食いしばり、筋膜の緊張によって自律神経が乱れているサインです。
FJA理論による施術では、
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顎の筋膜リリース
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頸椎・胸郭の可動性改善
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呼吸の質を高める胸郭アプローチ
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ストレス反応の軽減を促す副交感神経刺激
といった全身的な調整を行うことで、顎関節以外の不調も同時に軽減されるケースが多くあります。
「顎だけじゃなく、気づかないうちに全身がラクになっていた」という患者様の声も多数いただいています。
実際の病例紹介|姿勢を整えて頑が楽になった人たち
これまでの解説で、頑関節症が「体全体の構造的な問題」に深く関係していることをご紹介してきました。
ここでは、みゅう整骨院で実際にご来院され、姿勢や労体の要因から頑関節症が改善した病例をご紹介します。
30代女性|マウスピースでも改善しなかった症状が、体全体からのアプローチで変化
インテリ系で働く30代前半の女性。PCやフォーンでの作業が多く、つい食いしばりや肝りはぐらもつよく、朝起きると頑が痛い、口を開けにくいといった症状に悩まされていました。
歯科でマウスピースを使用しても、大きな改善はなく、結局「必要なときに来て下さい」という答え。
その後、みゅう整骨院を参加し、FJA理論にもとづく姿勢チェックと疾患の構造解析を実施。
肝細动体や首の動きを整え、食いしばりを弱める味覚ケアも合わせて実施した結果、 数回の採点で「カクンという音が減った」「朝の頑の疲れが減った」と実感。
40代主婦|猫背と食いしばりが同時に改善したケース
数年前から食いしばりを持ち、頑の痛みに加えて背中のだるさ、胸の張り、首こり、頭痛などを同時に続けていた40代の主婦。
「痛いのは頑だけではない気がする」と感じていたこともあり、姿勢と労体に着目したものの、どこで見てもらえるのかわからず不安を抱えていました。
そこで、首や胸根の動きを精密に見ながら、FJAの解析に基づく姿勢構造の再構成を実施。
結果、数回の採点で背中の重さが軽くなり、首もよく動くように。 食事中の食いしばりも治まっていき、最終的に頑の痛みも大きく改善しました。
顎関節症は「顎だけの問題」ではありません
「口が開きづらい」「顎がカクカク音がする」「朝起きると顎が疲れている」
これらの症状を顎だけの問題だと思っていませんか?
実は、こうした顎関節症の多くは、筋膜・姿勢・自律神経・生活習慣といった全身の問題の結果として現れています。
病院や歯科では「異常なし」と言われた方へ
レントゲンやMRIでは“構造上の異常”が見つからないことも多く、「様子を見ましょう」「ストレスのせいかもしれません」といった対応にとどまるケースも少なくありません。
でも、「異常がない=原因がない」わけではありません。
みゅう整骨院では、FJA理論に基づき、
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姿勢の崩れ
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筋膜の滑走不全
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胸郭や頸椎の可動性低下
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食いしばりによる反射パターンの乱れ
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呼吸の浅さ、自律神経のバランスの乱れ
といった顎に負担をかけている背景そのものにアプローチします。
顎だけを診ないからこそ、再発を防げる
マウスピースやマッサージで一時的に良くなっても、
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姿勢がそのまま
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胸郭の動きが硬いまま
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食いしばる癖が改善されていない
では、また同じ症状が再発するリスクが高いのです。
だからこそ、みゅう整骨院では顎だけではなく、顎に負担をかける全身の構造を調整し、再発しにくい状態を一緒に目指します。
みゅう整骨院の顎関節アプローチとは
顎関節症の治療というと、「マウスピースを作る」「顎の筋肉をマッサージする」といった方法が思い浮かぶかもしれません。
しかし、みゅう整骨院ではそれだけにとどまりません。
FJA理論に基づいた全身の評価と調整を行うことで、「なぜ顎に負担がかかったのか?」を見極め、根本からの改善を目指します。
FJA理論とは?原因を見抜き、反応を引き出すアプローチ
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)は、平井大樹の20年以上におよぶ臨床経験と科学的知見から生まれた施術理論です。
この理論では、顎の痛みや動かしにくさを
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筋膜(ファシア)の滑走障害
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関節面の動き(副運動)の不調
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神経系の制御ミス
といった動きの協調システムの破綻として捉えます。
施術者がただ変えるのではなく、身体の変わろうとする力を観察し、対話するように調整する。
これがFJAの大きな特徴です。
顎関節症に対して行う、5つの代表的アプローチ
みゅう整骨院では、以下のような方法で施術を行います:
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咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋への筋膜アプローチ(AFR)
→ 食いしばりやストレスで硬くなった筋膜の滑走を改善 -
頸椎の可動性改善(JIC)
→ 首の関節から顎への連動性を高め、力の逃げ場をつくる -
猫背・巻き肩の姿勢調整
→ 姿勢から顎への負荷を減らす -
自律神経アプローチ(頭蓋・仙骨リズムの調整)
→ 緊張しやすい体質の方に効果的 -
呼吸改善で胸郭の緊張をリリース
→ 呼吸の質が変わると、筋肉の緊張も変わります
これらの施術を通じて、顎だけでなく、「顎に負担をかけている全身の構造」を見直していきます。
H2|よくある質問|通う頻度・改善までの目安
初めて整骨院で顎関節症の施術を受けようと思ったとき、
「何回くらい通えばいいの?」
「どんなペースで通うのが効果的?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、よくいただくご質問にお答えします。
Q. 施術の頻度はどれくらいですか?
初期は週1回のペースが理想的です。
症状の強さや生活習慣にもよりますが、体のパターンを変えていくには「連続性」が大切です。
その後、身体の状態が安定してくれば、2週に1回→月1回のメンテナンスへと移行していきます。
Q. 何回くらいで改善しますか?
平均して5〜8回ほどで明らかな変化を実感される方が多いです。
もちろん個人差はありますが、初回の施術後に
「口が開きやすくなった」
「顎が軽く感じる」
という感覚が出る方もいらっしゃいます。
継続して施術を行うことで、再発しにくい身体づくりを目指せます。
Q. 他の整体や歯科と併用しても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
ただし、同じ日に複数の施術を受けるのは避けてください。
体がどの刺激に反応しているかがわかりにくくなり、効果が分散してしまうからです。
現在他院に通っている方も、カウンセリング時にしっかりと状態を確認し、最適な通い方をご提案いたしますのでご安心ください。
このように、あなたの状態に合わせて無理のない施術プランを一緒に立てていきます。
ご不安なことがあれば、初回のカウンセリング時にお気軽にご相談ください。
まとめ|顎関節症の根本改善には全身の見直しが必要です
「口が開かない」「顎がカクカクする」「マウスピースでは良くならない」
そんなお悩みを抱える方にとって、顎関節症は決して顎だけの問題ではありません。
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姿勢の崩れ
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筋膜の緊張
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呼吸の浅さ
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自律神経の乱れ
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食いしばりなどの生活習慣
これらが複雑に絡み合うことで、顎に過剰なストレスがかかってしまっているのです。
みゅう整骨院では「再発しにくい体」を一緒に目指します
みゅう整骨院では、FJA理論に基づき、顎関節の構造だけでなく、全身の連動性・反応性・生活習慣までをトータルに評価・施術します。
一時的な緩和ではなく、「根本からの改善」と「再発しにくい身体づくり」を目指したい方にこそ、私たちのアプローチを体感していただきたいと思っています。
まずはお気軽にご相談ください
「歯科では様子見だったけど…」
「本当に整骨院で改善するのかな?」
そんな不安をお持ちの方も、初回はしっかりとカウンセリングを行い、
あなたにとって必要な施術と改善への道筋をご提案いたします。
「整体か歯科か?」迷っている方へおすすめの記事
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※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














