更年期とめまいの関係|ホルモンバランスと自律神経を整える整体法

更年期とめまいの関係|ホルモンバランスと自律神経を整える整体法

更年期に差しかかる40代から60代の女性に多いお悩みのひとつが「めまい」です。
「ふわふわして地に足がつかない感じがする」「朝起きたときに立ちくらみのようにめまいがする」「病院で検査を受けても異常は見つからなかった」――こうした経験はありませんか?

更年期のめまいは、耳の病気や脳の異常ではなく、女性ホルモンの減少や自律神経の乱れによって起こることが多いとされています。さらに、首や肩のこり、ストレス、不眠なども重なり、症状が長引くケースが少なくありません。

「病院では異常なし。でもつらい」
そんなときに有効なのが、整体による身体のバランス調整です。

この記事では、更年期とめまいの関係をわかりやすく解説し、整体による改善アプローチと自宅でできるセルフケアをご紹介します。根本から体を整えるヒントにしていただければ幸いです。

更年期に起こるめまいとは?

更年期によるめまいで頭を押さえている女性

更年期に多い「浮動性めまい」の特徴

更年期のめまいで最も多いのが「浮動性めまい」です。
これは「地面が揺れるように感じる」「身体がふわふわして安定しない」といった感覚で、回転性めまい(目がぐるぐる回る)とは異なります。

症状が数分から数時間続くこともあり、「なんとなくずっとフワフワしている」と訴える方も少なくありません。
日常生活に支障をきたすだけでなく、「倒れてしまうのでは」という強い不安感を伴うのが特徴です。

めまいと同時に起こりやすい症状

更年期のめまいは、単独で起こることは少なく、他の不調を伴うケースがほとんどです。
代表的なものは以下の通りです。

  • 首こり・肩こり:姿勢の悪さや筋緊張が自律神経を乱しやすい
  • 頭痛:血管や筋肉の収縮異常により発生
  • 不眠や浅い眠り:ホルモン低下で睡眠リズムが崩れる
  • 動悸や息苦しさ:自律神経の交感神経優位で心拍数が上がる
  • 冷え・のぼせ:体温調節機能の乱れ

このように「めまいを中心とした全身症状」として現れるのが、更年期の不調の特徴です。

病院で異常が見つからない理由

更年期のめまいで病院を受診すると、CT・MRI・耳鼻科での平衡機能検査などが行われます。しかし多くの場合、「異常なし」と言われてしまいます。

これは、病院での検査は「構造的な異常(腫瘍や炎症など)」を見つけることが得意である一方、更年期めまいの原因は「機能的な乱れ(ホルモンの変動や自律神経の不調、筋膜や関節の動きの低下)」にあるため、画像検査では異常が出にくいのです。
このギャップが、「異常はないのに不調が続く」という状態を生み出しています。

危険サインとの区別が大切

ほとんどの更年期のめまいは命に関わるものではありませんが、中には重大な病気が隠れていることもあります。
以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 突然の激しい頭痛
  • 片側の手足や顔のしびれ、麻痺
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない
  • 急に聞こえが悪くなった、強い耳鳴りがある
  • 吐き気や嘔吐が止まらない

これらは脳梗塞や突発性難聴、内耳疾患などの可能性があるため、整体だけで対応すべきではありません。
安全性を第一に考え、必要な医療と併用することが大切です。

なぜ更年期にめまいが増えるのか?

女性ホルモンを花と英語で表している

女性ホルモン(エストロゲン)の減少と自律神経の乱れ

更年期には女性ホルモン(特にエストロゲン)の分泌が大きく減少します。
エストロゲンは自律神経の安定や血管の調整に関わっており、その減少は自律神経のバランスを乱しやすくします。
結果として、血圧変動・体温調整不良・循環障害が起こり、ふわふわするめまいへとつながります。

ストレスや生活習慣の影響

更年期世代は、家庭・仕事・介護など心身のストレスが重なる時期でもあります。
ストレスが強まると交感神経が優位になり、心拍数の増加・血管の収縮・呼吸の浅さが生じ、自律神経の乱れを悪化させます。睡眠不足や不規則な食生活も、めまいを慢性化させる要因になります。

首や肩の緊張がめまいを誘発する理由

長時間のデスクワークやスマホ操作は、首や肩に大きな負担をかけます。
首は自律神経の通り道であり、平衡感覚に関わる神経も集中しています。
首の筋肉や関節が固まると、血流や神経の伝達が妨げられ、「ふわふわ感」や頭重感として症状が現れます。

血流と循環の不安定さ

更年期はホルモン変動によって血管の拡張・収縮が不安定になります。
そのため、立ち上がったときにクラッとしたり、気温差や気圧変化でふらつきやすくなります。
これは「血管運動神経の調整不良」と呼ばれる現象で、更年期に特有のめまいを助長します。

病院で「異常なし」と言われためまいへの対応

病院で診察を受ける患者

検査で異常が見つからない理由

病院の検査(CT・MRI・血液検査・耳鼻科の平衡機能検査など)は、腫瘍や炎症、血管障害といった「構造的な異常」を見つけることに優れています。
一方、更年期のめまいは「自律神経の乱れ」「ホルモン変動」「首や筋膜の機能低下」などが背景にあり、これは画像や数値に現れにくいのです。結果として「異常なし」と診断されながらも不調が続くというギャップが生まれます。

薬に頼るだけでは不安が残る理由

めまい止めや安定剤などの薬は、一時的に症状を緩和することはあります。しかし根本原因である自律神経の乱れや首の緊張を解消するものではありません。
「薬を飲んでいる間は少し楽だが、やめると再発する」というケースも多く、生活の質(QOL)が下がる要因となってしまいます。

整体という新しい選択肢

整体では、検査では見えにくい「機能的な乱れ」を評価します。首や肩の筋肉・筋膜、関節の動き、自律神経の働きなどを総合的に観察し、身体のバランスを整えることで、めまいの根本改善を目指します。

みゅう整骨院で導入しているFJA理論(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)は、筋膜・関節・神経の3層を見立てて施術する独自の方法で、更年期のめまい改善にも効果を発揮しています。

医療と整体を併用する重要性

整体は医療行為ではありません。そのため、危険な病気が隠れている場合はまず医療機関の受診が必要です。
ただし、医療で「異常なし」とされた不調に対しては、整体を併用することで改善への道が広がります。
安心して体を預けるためには「医療でのチェック」+「整体での機能改善」が最も安全な流れです。

整体でホルモンバランスと自律神経を整える方法

FJA理論による肩の滑走障害を評価している整体師の様子

整体でできること・できないこと

整体はホルモンそのものを直接調整するわけではありません。
しかし、首や背骨、筋膜の緊張を整えることで「自律神経の働き」が改善され、結果的にホルモンのリズムや体の回復力が安定しやすくなります。

一方で、重篤な病気や薬が必要な症例は医療の領域です。整体は「機能改善と再発予防のサポート」として活用するのが安全で効果的です。

FJA理論による自律神経へのアプローチ

みゅう整骨院では、FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)を用いて筋膜・関節・神経の3層を評価します。

  • 筋膜(Fascia):滑走性を改善し、血流と神経の働きを助ける
  • 関節(Joint):小さな動きの制限を解放し、バランスを整える
  • 神経(Activity):神経反射を再教育し、自律神経の調整を促す

この3つの層を同時に見ることで、更年期の不調に多い「ふわふわするめまい」「のぼせ・冷え」「不眠」などの改善につながります。

首・背骨・呼吸の調整で副交感神経を高める

更年期の方は、交感神経が過剰に働きやすくなっています。整体で首や背骨の緊張を緩めることで、呼吸が深くなり、副交感神経が優位になりやすくなります。
結果として、めまいだけでなく、睡眠の質改善や気分の安定、冷えや動悸の軽減にも効果が期待できます。

症例紹介:更年期めまいが改善したケース

50代女性。半年以上続くふわふわめまいで耳鼻科・内科を受診するも「異常なし」。不眠・肩こり・冷えも同時にあり、当院を受診。
初回で首と骨盤の関節に滑走不全を確認し、FJAによる調整を実施。2回目でめまいの頻度が半減し、4回目でほぼ消失。現在は月1回のメンテナンスで再発予防を継続中です。

自宅でできる更年期めまい対策セルフケア

栄養バランスのとれた食卓

呼吸法で自律神経を整える

更年期のめまいは、自律神経の乱れから「呼吸が浅く速くなる」ことで悪化しやすくなります。
腹式呼吸を意識するだけでも、副交感神経が優位になり、ふわふわする感覚が落ち着きやすくなります。
方法は簡単で、鼻から5秒吸って、口から7~8秒ゆっくり吐くだけ。朝と夜に5回ずつ行うと効果的です。

首・肩のストレッチで血流改善

首や肩の緊張は、更年期のめまいを助長する大きな要因です。特に長時間のデスクワークやスマホ操作で固まった首をほぐすことが重要です。
おすすめは「うなずきストレッチ」。椅子に座り、背筋を伸ばして軽く顎を引き、首の後ろが伸びるように10秒キープ。これを1日3回行うだけで、首から頭にかけての血流が改善し、めまいの軽減につながります。

睡眠と生活リズムを整える

更年期はホルモン変動により睡眠が乱れやすくなります。睡眠不足は自律神経の不安定さを悪化させ、めまいが強く出やすくなるため注意が必要です。
寝る前90分前に入浴して体温を上げ、就寝時に自然に体温が下がる流れを作ると眠りが深まりやすくなります。また、カフェインやスマホの使用は寝る前に控えることもポイントです。

水分と食事で体の循環をサポート

脱水や血糖値の急変動は、ふわふわするめまいを誘発しやすくします。更年期世代は喉の渇きを感じにくい傾向があるため、こまめな水分補給を意識することが大切です。
また、急激な血糖値上昇を避けるため、食事は腹八分目を心がけ、野菜やたんぱく質をしっかり摂ることがめまい予防につながります。

整体を受けるメリットと注意点

みゅう整骨院で安心して通えるサポート体制のイメージ

更年期の慢性的な不調に整体が向いている理由

更年期のめまいは、ホルモン変動や自律神経の乱れ、首や肩の緊張といった複数の要因が重なって起こります。
薬で一時的に抑えるだけでは根本的な改善に至りにくいのが特徴です。
整体では「身体の動き方」や「神経と筋肉の協調性」を評価するため、根本的な機能改善と再発予防が期待できます。

施術を受ける前に確認すべき安全ポイント

整体は比較的安全な施術ですが、どこで受けてもよいわけではありません。施術者が十分な臨床経験を持っているか、体の状態を丁寧に評価してくれるかが大切です。
また、強い痛みを伴う手技や一方的に決めつける説明は注意が必要です。安心できる院を選ぶことが改善の第一歩になります。

医療と整体を併用することの重要性

整体は「機能改善」を目的とするものであり、病気を診断・治療する医療とは役割が異なります。重大な疾患が隠れている可能性がある場合は、まず病院での検査を受けることが必要です。
そのうえで、医療で異常が見つからなかった不調や再発防止のために整体を取り入れることで、安心して改善を進められます。

施術を受けるメリットのまとめ

  • 薬に頼らず身体を整えられる
  • 自律神経と姿勢を同時に調整できる
  • 再発しにくい体づくりにつながる
  • 「自分の体を理解する」きっかけになる

よくあるご質問(Q&A

q&aを表したイラスト

更年期のめまいでも整体で改善しますか?

はい、改善が期待できます。更年期のめまいはホルモンの変動だけでなく、自律神経の乱れや首・肩の緊張も関係しています。整体では、筋膜や関節、神経の機能を整えることで、めまいの起点を改善していきます。
実際に「病院では異常なし」と言われた方でも、施術により症状が軽減したケースが多くあります。

どのくらい通えば効果を感じられますか?

個人差はありますが、初回から変化を実感される方も多いです。
目安としては、初期は週1回ペース、改善が見られてきたら2~3週間に1回、安定期には月1回のメンテナンスをおすすめしています。
症状の強さや生活習慣によって回数は異なるため、カウンセリングで最適な通院計画をご提案します。

施術は痛くありませんか?

みゅう整骨院で行う施術は、強い力で押すものではなく「身体の反応を引き出す」優しい調整です。
特に更年期の方は自律神経が敏感になっているため、安心して受けていただけるよう、刺激量を細かく調整しています。
リラックスして眠くなる方も多くいらっしゃいます。

薬を飲んでいても整体は受けられますか?

はい、受けられます。薬の服用は更年期症状の管理に必要な場合もありますので、整体と併用して問題ありません。
ただし、強い副作用や体調不良がある場合は、まず主治医にご相談ください。
整体は医療と併用することで、より安心して体を整えるサポートとなります。

まとめ|更年期のめまいは「整える」ことで改善できます

ショッピングバッグを持って街を歩く女性

更年期に起こるめまいは、単なる耳や脳の異常ではなく、ホルモンバランスの変動や自律神経の乱れ、首や肩の緊張などが複雑に絡み合って起こることが多い症状です。

「病院で異常なしと言われた」
「薬を飲んでも改善しない」
そんな状態が続くと、不安やストレスでさらに悪化してしまうこともあります。

整体は、こうした“機能的な乱れ”に対して有効な手段のひとつです。
みゅう整骨院が行っているFJA理論に基づく施術は、筋膜・関節・神経を多角的に評価し、体のバランスを根本から整えることを目的としています。
薬に頼るだけでは届かない部分にアプローチすることで、再発しにくい体づくりをサポートします。

また、呼吸法やストレッチ、生活習慣の見直しなど、ご自宅でできるセルフケアを組み合わせることで、改善のスピードはさらに高まります。

めまいに悩む日々から抜け出して「安心して過ごせる毎日」を取り戻すために、まずは一度ご相談ください。あなたの体と心に寄り添いながら、改善への道を一緒に歩んでいきましょう。

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更年期めまいでお悩みの方へ

更年期のめまいは、放っておくと日常生活に大きな不安を与え、気持ちまで落ち込みやすくなります。ですが、身体を整えることで改善できる可能性が十分にあります。

みゅう整骨院では、FJA理論に基づいた施術で「ホルモン変動×自律神経の乱れ×姿勢の不調」を総合的にケア。あなたの体質や生活に合わせたオーダーメイドのアプローチで、再発しにくい体づくりをサポートします。

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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
  • 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。