ストレスによる不眠症・・どうすればいい?

「ストレスによる不眠症に悩んでいる。眠れるようになる方法が知りたい。」
「ストレスを解消しない限りは不眠症は改善されない?」
「眠たいのに眠れない・・。」

睡眠とストレスは深く関係しており、ストレスによって眠れなくなる状態のことを「ストレス性睡眠障害」と呼ぶ事があります。
ストレス性睡眠障害で悩んでいる方の中には原因となるストレスに気付いていないという場合も多くあります。
この記事ではなぜストレスが原因で不眠症になるのかということや、ストレスによる不眠症の解消方法などお悩みの方に知っておいてほしいことをご紹介します。
いま悩んでいるという方はもちろん、もしかして自分もそうなのかな?とお悩みの方も参考にしてみてください。

不眠症とは・・

不眠症とは眠りたいのに眠れないという状態のことを指します。
なぜそのような事が起こるのでしょうか?
不眠症の原因は大きく以下の5つに分類されます。
1・心理的ストレスによるもの
2・身体的なもの
3・精神的なもの
4・外的要因によるもの
5・生理的なもの
同じ不眠の症状でも原因が違えば対処法も異なります。
心理的ストレスが原因となっている場合にはストレスが交感神経を活発化させてしまうために、いざ寝ようと思った時にリラックス出来ずに眠れなくなってしまいます。

交感神経が悪者という訳ではない

不眠と言えば、交感神経が優位になることで睡眠が上手く取れなくなるというイメージがある方もいらっしゃるかと思います。
しかし、交感神経が悪者という訳ではありません。
確かに先述のようにストレスは交感神経を活性化させてしまうのですが、大切なことは交感神経が活性化しても必要な時になれば副交感神経がきちんと働くということなのです。
また、交感神経の働きが悪く、副交感神経ばかりが働くことでなかなか起床できずに睡眠のリズムが崩れてしまうというパターンの不眠も存在します。
ストレスによる不眠と一言で言っても様々なパターンがあり、パターンが違えばそれぞれに対処の方法も違ってくるということを知っておいてください。

快眠のために試して欲しいこと

快眠のために試してみてほしい事とやらない方が良い事をご紹介します。
試した事がないものがあれば是非試してみてください。

◯試してみてほしい事

基本的にストレスを解消させる作用があることが快眠のためにも有効です。
1・リラックス効果のある音楽や音を聞いてみる。
2・お風呂にゆっくり浸かる。
3・マッサージをしてみる。
4・ゆっくり大きく深呼吸をして自律神経を整える。

◯やらない方が良い事

1・コーヒーや緑茶などカフェインが入っているものを取らない。
2・喫煙
3・アルコールの摂取
*1〜3には興奮作用や覚醒作用があるため、寝る前に摂取すると睡眠の質が悪くなり、不眠の原因となります。
どれもストレスを感じた際に欲しくなるものですが、毎日摂取しているという方は注意してみてください。
4・スマートフォンなどのブルーライトを浴びる
ブルーライトによる光の刺激で脳が覚醒したり、メラトニンの分泌を抑えてしまうことで睡眠に悪影響があるとされています。
また、脳は眠たいのにスマートフォンを使用して調べ物をしたりゲームをすると眠気が飛んでしまいます。
眠る前、特に2時間前はスマートフォンなどの使用は出来る限り控えるようにしましょう。

適度な運動もストレスによる不眠症解消に効果的!

適度な運動がストレス解消になるという事はご存知かと思います。
ですが、運動にはもうひとつストレスによる不眠を解消するために期待出来る効果があります。
それは自律神経の調整機能が整う事です。
適度な運動を行う事で交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいくようになり、睡眠の質が向上するという事が研究で明らかになっています。
よって、ストレス解消とともに自律神経を整える事ができる運動はストレスによる不眠症に効果的なのです。

ストレスによる不眠とうつ病

不眠の状態が続くとうつ病になるリスクが高まるということが報告されています。
これはいま症状が無い状態であっても将来的になり得るということです。
ですので、眠れない・眠りが浅いという場合にはなるべく早い段階で対処を行なうことがうつ病への進行を止めるために重要であるとされています。
眠れないというだけで病院に行くなんて・・と思うかも知れませんが、不眠は早い段階できちんと対処を行なうことが重要です。

まとめ

いかがでしょうか。
ストレスによる不眠で悩んでいるという方は若い世代の方にも多く、放っておくとうつ病など精神疾患に移行してしまう可能性もある症状です。
ここにご紹介しましたようなセルフケアももちろん試してみる価値はあるのですが、進行すると睡眠薬などの効果も出にくくなってしまうので、対処出来る間にきちんと対処を行なうようにしましょう。