辛い肩こり、吐き気の解消法!

「肩こりに加えて吐き気もある。1番いい解消法が知りたい。」
「自分でいろいろ試しているけどなかなか肩こり・吐き気が解消されない。」
「肩こりが楽な日は吐き気もおちついている気がする。肩こりを解消すれば吐き気も治る?」 

 
このように肩こりと吐き気の症状でお困りではないでしょうか? 
心配で薬を飲んでもマッサージをしてもなかなかよくならず、病院に行こうにも何科にかかればよいか分からないという方も多いのではないでしょうか? 
この記事では肩こり吐き気の解消法をご紹介します。 
どうすれば肩こり吐き気から解放されるのだろうかとお悩みの方は参考にしてみて下さい。
症状が起きてしまった場合の対処法もお伝えしますので、合わせて読んでみてください。 

なぜ肩こりがひどくなると吐き気がするの?

肩こりで気分が悪くなってくる時に関係しているのは延髄と呼ばれる部分です。
延髄は頭と首の間にあります。
延髄には呼吸や循環・体温調節などに関連する自律神経の中枢や嚥下・嘔吐・咳などの反射中枢もあり、人間の生命活動に重要な役割を果たしている部分です。
その延髄が凝りによって硬くなることで圧迫を受け、その刺激に反応して気分が悪くなり、吐き気が起こります。
実際に肩こりがひどくなると吐き気が起こるという方は背中や肩甲骨の間というよりは首の付け根のあたりの方が辛い・・という方も多いのではないでしょうか?
それはこの延髄や自律神経の緊張を伴うことで起こっているということです。 

どうして揉んでも肩こり吐き気が解消しないの?

吐き気がするほどの肩こりに悩んでいるという方であればマッサージをしてみたという方も多いかと思います。
しかし、この記事を読んで下さっているという事はそれでは改善しなかったんだ、という事なのでしょう。
なぜマッサージでは解消しなかったのか、その原因は簡単であなたの吐き気がするほど辛い肩こりの原因がマッサージで緩めようとしていた部分の筋肉ではなかったからです。
肩こりが起こる原因には生活習慣や日常の癖、自律神経の乱れなどここには書ききれないくらい様々なことが関わっています。
それは硬くなった筋肉をただマッサージするだけではなかなか取れないのです。 

急増中の現代版肩こりを解消しましょう!

現代版肩こりとは、スマートフォンやPCによる肩こりの事です。
これはスマートフォン症候群を呼ばれており、吐き気やほかの症状を伴うことが多いとされています。
これの何が悪いのかというと、操作している際の姿勢、特に頭の位置に問題があるのです。
例えば、スマートフォンやPCを見ている時に頭が60度前に行っていると仮定しましょう。
頭は単体でも最低5Kgあるとされていますが、60度、頭が前に行った場合には、支える脊柱にはどれほどの負担がかかると思いますか?
これ、実は27Kgもの重みが脊柱にはかかることとなるのです。
こうなると先述の首の付け根部分にある延髄が圧迫を受けるという事は安易に想像がつくかと思います。
今ではこれを解消することが現代版肩こりによる吐き気の症状を解消するために欠かせないこととなっています。
解消法を以下にご紹介いたしますので、参考にしてみてください。 

前に倒れた頭の位置を戻しましょう!!

現代版肩こりと呼ばれるスマートフォン症候群を解消するためには前に倒れた頭の位置を戻すことが重要となってきます。
ただし、頭の位置を戻しましょうと言っても、頭の位置だけではなく、姿勢全体を正しく修正していくことが吐き気を伴うほどの肩こりには必要となってきます。
そのためには 

・ストレッチを行う際には首のみではなく背中や骨盤周りも入念に!
・深呼吸を行うことで肋骨を動かし、腹圧を上げて正しい姿勢に!
・出来るだけうつむかずに操作出来る方法を見つける!
・長時間同じ姿勢を続けることは控える! 

このようなことが重要となってきます。
当たり前のことも含まれていますが、それが意外と出来ていないという事が多いのです。
吐き気を伴う肩こりにお悩みの方で、スマートフォンやPCをよく使う、という方は上記のようなことを意識して頭の位置を正しく戻すだけでも症状は解消されるかも知れません。 

血液やリンパの流れを良くする

肩こり解消に対してよく言われる解消方法ですが、もちろん吐き気を伴うような症状に対しても有効な解消方法となります。
血液やリンパの流れを良くするためには適度な運動が効果的とされています。
スポーツを始めようと思うと道具を揃えなければいけなかったりと一大決心が必要なイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
適度な散歩やジョギング・家で出来るラジオ体操のような体操でも結構です。
日々の中に取り入れられる範囲のものを習慣にして行ってみてください。  

目の疲れを防ぐ!

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肩こりには目の疲れから起こっているものも多々あります。
そのような場合には定期的に目を休めるということも肩こりや吐き気を解消するためには必要です。

長時間目を使った後には遠くを見る・少し暗いところで目を閉じる・目を温める

このような事を行ってみてください。
また、ブルーライトをカットするようなメガネを使用することで症状が解消されたという方もいらっしゃいます。
ご自身の生活の中で心当たりがあればぜひ試してみてください。 

枕を変えてみる 

頭が最低でも5Kgほどあるという事は先程もお伝えした通りですが、寝ている時だけは体がこの頭の重たさから解放される時なのです。
それが合わない枕を使用する事で睡眠時にも頭を支えている肩や首の付け根に負担がかかる状態になっているとするとどうでしょうか?
肩や首の筋肉は休まる時がありませんよね。
このようなことから、枕を適正なものにする事も肩こりや吐き気の症状を解消するために検討してみても良いかも知れません。
ちなみに、オーダーので枕も合わない場合がありますので、オーダーでもダメだった・・という方はご自身でタオルなどを使用して枕の高さを工夫してみてください。 

ストレス発散方法を見つける

こちらもよく言われることですが、肩こり吐き気の症状を解消するために重要となっています。
人間の体はストレスがかかると交感神経が優位となり、神経が興奮状態となってしまいます。
この状態が続くと肩の他にも全身の筋肉が緊張状態となってしまいます。
そして延髄を圧迫することとなり、吐き気を催してしまう事に繋がるのです。
ストレスの発散方法は人それぞれですので、どれが正解などはありません。
時間がある時には日常を忘れられるような時間を持つことが出来るようにしてみてください。 

肩こり吐き気の症状が出てしまった時に自分で出来る対処法

・アイシングを行う 

先述のように肩こりがひどく、吐き気までしている時には延髄にある嘔吐中枢が圧迫されて興奮状態となっています。
よって、冷やすことで交感神経の興奮を抑えてあげることが対処法として有効となります。
肩が凝っている時は冷やしたらダメなんじゃないの・・?と思う場合もあるかも知れませんが、このような神経の興奮が起こっている場合には冷やした方が良くなることが多いので、ぜひ実践して見てください。 

・体を温めすぎない 

先ほど冷やした方が良いとお伝えしたので、何となくお分かりかと思いますが、肩こりがひどく吐き気がしている時にゆっくりお風呂に入って体を温める、というのは逆効果となる場合があり、なかなか改善は望めません。
神経の興奮が起こっている際に外から体を温めてしまうと今度は反対にその熱を下げようとまた神経が興奮してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
ですので、吐き気がするような肩こりの場合には温め過ぎないように注意してみてください。 

・ストレッチを行う 

先ほどお伝えしましたようにストレッチは根本的な解消法にはなりませんが、一時的に吐き気や肩こりの症状を抑えるためには有効な場合もあります。
ストレッチを行うと副交感神経が優位になり、過度に興奮した神経を一時的に落ち着かせる事が可能となります。
神経の興奮が収まれば、症状は解消されるでしょう。  

食事で解消する場合もある!

人間の体は自ら摂取した食べ物から出来ているので、食事と体調は切っても切れない関係にあります。
筋肉の回復をサポートしてくれるビタミンB群やビタミンE・マグネシウムやカルシウムも重要であるとされています。
しかし、近年の食生活ではなかなか必要な栄養素全てを継続的に摂取するのは難しいというのも現実です。
そのような場合にはサプリメントのような健康食品で栄養素を補ってあげることも有効です。
うまく日常生活でも取り入れられるように工夫してみてください。 

まとめ

いかがでしょうか?
肩こりや吐き気を解消する為には日常生活の小さなことでも意識し続ける事が重要であるという事がお分かり頂けたのではないでしょうか?
肩が凝るからマッサージ・吐き気がするから吐き気止め、というような対症療法のみではなく、ご自身の生活の中で改善点はないか一度見直してみて、もし心当たりがあれば対策をしてみてください。
あなたの肩こりや吐き気を解消するための近道となるはずです。
それでもどうすれば症状が改善するか分からない、自分でするもの辛い・・という場合にはお気軽に当院までご相談くださいね。