肩こり、首こりは首を温めましょう!

首のゆがみを正し脳幹が活性化!慢性病も見事に改善する首のペットボトル刺激方法とは?

首のゆがみは万病もと!

頸椎(背骨の骨の部分)のゆがみが、首の痛みや肩こり、腰痛などをもたらすことは、聞いたことのある人もいると思います。

 

実は、頸椎のゆがみが招く不調は、これだけにとどまらないのです。

頸椎がゆがむと、脳の大切な器官である脳幹の機能低下が起こります。

 

すると、これに連動して自己治癒力(人間が本来持っている病気を治す力)が弱体化して、ガンや高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎など、あらゆる慢性病を引き起こすのです。

脳幹とは?

脳幹は、大脳と脊髄、小脳をつなぐ器官で、第1頸椎と第2頸椎(頸椎の上から1,2番目の骨)の中にはまり込んでいます。

 

この脳幹は、呼吸や体温、心拍、血液循環などの生命活動をつかさどっているのです。

 

脳幹にはホメオスタシスのコントロールという機能もあります。

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシスとは、外部環境の変化などに対応できるよう、体内循環を一定に保とうとする生体の調節機能で、次の4つの系からなります。

 

①内臓や血管を調節する「自律神経系」

②病原体から体を守る「免疫系」

③内臓の働きを調整するホルモンの分泌をつかさどる「内分泌系」

④姿勢や運動をつかさどる「脊髄・筋肉系」

 

病原体の侵入や外気温の変化、精神的なストレスなどで、体のバランスがくずれると脳幹の指令でホメオスタシスが協力し合い、自己治癒力が発揮されて回復を促すのです。

 

しかし、脳幹がその中を通る二つの頸椎は、悪い姿勢を続けたり、体の左右を偏って使うなどの習慣があったりと、容易にゆがんでしまいます。

 

そして、頸椎がゆがむと脳幹は締め付けられてしまいます。

また、首の後ろ側にある椎骨動脈がねじれ、脳幹への血流も悪くなるため、脳幹は本来の働きができなくなってしまうのです。

 

さらにストレスも脳幹を疲弊させ、機能低下を招く原因になります。

自己治癒力をよみがえらせるためには?

このようにして脳幹の働きが低下すると、ホメオスタシスが十分に作動せず、自己治癒力が低下し、あらゆる慢性病の発症を許してしまうのです。

 

慢性疾患がある人は、ほぼ例外なく頸椎がゆがみ、脳幹の機能低下が見られます。

 

ですから、健康を回復するには、頸椎のゆがみを解消し、脳幹を活性化する必要があるのです。

 

そのためにお勧めしたいのが、首を温める「脳幹マッサージ」です。

 

後頭部の髪の生え際から両耳の下は、脳幹を効率よく刺激する「脳幹ゾーン」です。

お湯を入れたペットボトルで、脳幹ゾーンを温めると、血液の流れがよくなり、首周りの筋肉がゆるみます。

 

すると、筋肉に引っ張られてゆがんでいた頸椎が、正常な位置に戻り、脳幹への締め付けが解消します。

 

また、首を温めることで、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になり、脳幹をストレスから解消させられます。

 

こうして脳幹が活性化すると、ホメオスタシスがスムーズに働き、自己治癒力がよみがえってくるのです。

脳幹のペットボトル刺激方法とは?

【用意するもの】

① ホット用のペットボトル1本(ふたがオレンジ色のものが、ホット用のペットボトル280mlか350mlのものが多い)。

 

② 50~60℃前後のお湯(心地よく感じられる程度の温度でよい)。

 

【脳幹ゾーンの探し方】

後頭部の髪の生えぎわの下、右耳の後ろから左耳の後ろにかけてのエリアが「脳幹ゾーン」。

 

【やり方】

① ペットボトルに50~60℃前後のお湯を注ぎ、ふたをしっかり閉める。ヤケドに注意。

 

② ペットボトルを、後頭部の生えぎわの下にはめ込むようにして当てる。「1、2、3」と3秒かけてゆっくり押し、そのまま「1、2、3」と3秒キープする。その後、「1、2、3、4、5」と5秒かけて徐々に力を抜く。

 

③ 少しずつ場所を移動しながら、右耳の後ろまで同様にペットボトルを押し当てていく。右耳の後ろまでいったら、今度は中央から左耳の後ろまで、同じように刺激する。

 

※トータルで3分が目安だが、3分以上続けても構わない。

※お湯が冷めたら、温かいお湯を入れ直す。

※しんどいと思ったら、やりすぎています。その時点で休憩してください。

まとめ

首の付け根には、脳幹と呼ばれる場所があります。そこでは、生命活動に不可欠な4つの仕事を行っています。

 

それは、

 

①内臓や血管を調節する「自律神経系」

②病原体から体を守る「免疫系」

③内臓の働きを調整するホルモンの分泌をつかさどる「内分泌系」

④姿勢や運動をつかさどる「脊髄・筋肉系」

 

この4つを脳幹で行っているため、首の付け根は非常に大切な部分になります。

例えば、首をグルグル回すような体操をしたり、首をバキボキならすとどうなるのでしょうか?

脳幹に悪い刺激が入り、生命活動にかかわる機能が低下しますよね。それが何度も繰り返されると、知らないうちに体はボロボロになってしまいます。

 

そのような脳の大切な脳幹を自宅でケアする方法が

 

ペットボトルを使ってできます。この方法で日々頑張っている脳幹を癒してあげましょう。

少しずつ、体に良い反応が現れます。

 

慢性的な症状でお悩みの方は、ぜひ行ってみてください。

あなたの慢性的な症状が回復することを心より願ています。

 

箕面市の整体 みゅう整骨院 平井大樹