「肩こりってみんなするもんでしょ?」
そう思って、つらい肩こりを放置していませんか?
確かに、肩こりは国民病と言われるほど、多くの人が経験する症状です。
長時間のデスクワークやスマホの使いすぎ、猫背などの悪い姿勢、ストレス、冷え性など、様々な原因で肩は凝り固まってしまいます。
しかし、その肩こり、もしかしたら難病のサインかもしれません。
「え、肩こりで難病?」と驚かれた方もいるのではないでしょうか?
今回は、整体のプロである私が、肩こりと難病の意外な関係性について、具体的な症例を交えながら詳しく解説していきます。
肩こりから疑われる意外な難病
肩こりを引き起こす可能性のある難病には、以下のようなものがあります。
1.パーキンソン病
パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが減少することで、体の動きが遅くなったり、筋肉が硬くなったり、震えが出たりする病気です。
初期症状として、肩や首のこり、手足の震え、動作が遅くなる、姿勢が不安定になるなどが現れることがあります。
パーキンソン病による肩こりは、筋肉の硬直が原因で起こります。
ドーパミンが減少すると、筋肉の緊張をコントロールすることが難しくなり、肩や首の筋肉が硬くなってしまうのです。
2.多発性硬化症
多発性硬化症は、脳や脊髄、視神経などを包むミエリン鞘という組織が破壊されることで、様々な神経症状が現れる病気です。
初期症状として、手足のしびれ、視覚障害、歩行障害、排尿障害などとともに、肩や首のこりが現れることがあります。
多発性硬化症による肩こりは、神経の損傷によって筋肉の制御がうまくいかなくなることが原因と考えられています。
3.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
ALSは、運動神経が徐々に侵され、筋肉がやせて力が入らなくなる病気です。
初期症状として、手足のしびれや筋力低下、ろれつが回らない、物が飲み込みにくいなどとともに、肩や首のこりが現れることがあります。
ALSによる肩こりは、筋肉の萎縮や筋力低下が原因で起こります。
4.脊髄小脳変性症
脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄が萎縮することで、運動障害や言語障害などが起こる病気です。
初期症状として、ふらつき、歩行困難、ろれつが回らない、眼球運動の異常などとともに、肩や首のこりが現れることがあります。
脊髄小脳変性症による肩こりは、筋肉の協調運動がうまくいかなくなることが原因と考えられています。
5.甲状腺疾患
甲状腺疾患は、甲状腺ホルモンの分泌異常によって起こる病気です。
甲状腺機能亢進症では、動悸、息切れ、体重減少、発汗過多など、甲状腺機能低下症では、倦怠感、むくみ、体重増加、寒がりなど、様々な症状が現れます。
肩こりも、これらの病気の症状の一つとして現れることがあります。
甲状腺疾患による肩こりは、ホルモンバランスの乱れが自律神経に影響を与え、筋肉の緊張や血行不良を引き起こすことが原因と考えられています。
あなたの肩こりは大丈夫?危険信号をチェック!
「ただの肩こり」と安易に考えず、少しでも異変を感じたら、医療機関を受診することが大切です。
以下の項目に当てはまる場合は、特に注意が必要です。
- 肩こりが2週間以上続いている
- 肩こりの痛みが強い、または安静時にも痛みがある
- しびれ、めまい、ふらつき、視覚障害、発熱、体重減少などの症状を伴う
- 若年者で原因不明の肩こりが続く
- 家族に難病の方がいる
これらの項目に当てはまる場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、専門医の診察を受けるようにしましょう。
手技療法で肩こりを改善!
手技療法は、マッサージやストレッチ、関節モビライゼーションなどの手技を用いて、体の痛みや機能障害を改善する治療法です。
肩こりに対しては、筋肉や関節の動きを改善することで、痛みを軽減し、可動域を広げ、姿勢を改善する効果が期待できます。
【具体的な施術内容】
- マッサージ
肩や首、背中などの筋肉を丁寧にマッサージすることで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進します。肩甲骨を剥がすようにマッサージすることで、肩甲骨の動きをスムーズにし、肩こりの改善に効果的です。
- ストレッチ
肩や首、腕のストレッチを行うことで、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めます。
肩回しや首回し、腕を後ろに回すストレッチなど、簡単なストレッチを日常生活に取り入れるだけでも、肩こりの予防に効果があります。
- 関節モビライゼーション
肩関節や首の関節の動きを滑らかにし、関節の歪みを整えることで、痛みを軽減します。
熟練した施術者が、関節の構造を理解した上で、適切な力加減で施術を行うため、安全で効果的な治療法です。
手技療法は、肩こりの症状を改善する効果的な治療法です。
ただし、難病が原因で肩こりが起こっている場合は、手技療法で一時的に症状が改善したとしても、根本的な解決にはなりません。
まずは、医療機関を受診し、正確な診断を受けることが重要です。
その上で、医師の指示のもと、手技療法などのリハビリテーションを受けるようにしましょう。
専門家による的確な診断と治療が重要
肩こりは、多くの人が経験するありふれた症状ですが、中には難病のサインとして現れることもあります。
自己判断で放置せずに、少しでも気になる症状がある場合は、医療機関を受診し、専門医の診察を受けるようにしましょう。
そして、もし難病と診断された場合は、医師の指示のもと、適切な治療を受けることが大切です。
手技療法は、肩こりの症状を和らげる効果的な治療法ですが、難病が原因の場合は、根本的な治療にはなりません。
専門家による的確な診断と治療を受けることで、症状の改善、そしてQOL(生活の質)の向上を目指しましょう。
最後に
この記事が、肩こりでお悩みの方、そして難病について知りたい方の参考になれば幸いです。
つらい肩こりを我慢せずに、まずは専門家にご相談ください。
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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
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