このような腕のしびれの症状でお困りではないでしょうか?腕のしびれは肩こりからきている場合もあればそれ以外の原因から起こっている場合もあります。この記事では腕のしびれがある場合のチェック方法やそれに基づいて考えられる疾患をご紹介します。腕のしびれでお困りの方は参考にしてみてください。
しびれているのはどこ?
腕のしびれはしびれが出ている部位によって原因が異なる場合が多くあります。まずは腕のしびれがある場合にチェックをするべきポイントをご紹介します。
① 首や肩まで疼くような痛みがあるか。
② しびれの範囲は手指まであるか。
③ 手指の感覚異常(冷たい・熱いなど)はあるか。
④ 何かをした際に症状がひどくなることがあるか。
⑤ 歩行障害があるか。
⑥ しびれる腕は片側?両側?
まずはこの6つをチェックしてみてください。このチェックポイントのどこに当てはまったかで考えられる原因の疾患も変わってきます。まずはどこに・どのように症状が出ているのかを正確に把握しましょう。
① 首や肩まで疼くような痛みがあるか。
② しびれの範囲は手指まであるか。
③ 手指の感覚異常(冷たい・熱いなど)はあるか。
④ 何かをした際に症状がひどくなることがあるか。
⑤ 歩行障害があるか。
⑥ しびれる腕は片側?両側?
まずはこの6つをチェックしてみてください。このチェックポイントのどこに当てはまったかで考えられる原因の疾患も変わってきます。まずはどこに・どのように症状が出ているのかを正確に把握しましょう。
腕のしびれを伴う疾患
以下に腕のしびれを伴う疾患をご紹介します。
・頚椎椎間板ヘルニア
どんな病気?
頚椎には、頚髄(脊髄)とよばれる神経組織が通っており、脳から手や肩に向けて送られる信号は全てこの頚髄(脊髄)を通して届けられます。各頚椎の間には椎間板と呼ばれる組織があり、上下の頚椎を支えるクッションの働きを持っています。この椎間板が破れて神経を圧迫するのが頚椎椎間板ヘルニアです。腕のしびれはこの神経の圧迫によって発生します。椎間板が飛び出してくる原因の一つとして、老化現象による機能の低下が挙げられます。頚椎の間にある椎間板は常に圧力のかかる状態にあるので、組織の中で最も早く老化が起こるとされます。
症状
腕のしびれは手の指先に近いほど強いのが特徴で、重度になると足の動きや腰の曲げ伸ばしにも影響が出るようになります。また、咳やくしゃみ、上を見上げる動作で痛みや腕のしびれが強くなることも特徴です。
腕のしびれは手の指先に近いほど強いのが特徴で、重度になると足の動きや腰の曲げ伸ばしにも影響が出るようになります。また、咳やくしゃみ、上を見上げる動作で痛みや腕のしびれが強くなることも特徴です。
・胸郭出口症候群
どんな病気?
首・鎖骨・肩まわりには血管と神経が圧迫されやすい部位があります。それらの血管や神経が何らかの原因で圧迫されることで症状が出ます。主に、鎖骨周辺にある腕神経叢(わんしんけいそう)などの末梢神経の束が、血管と同時に圧迫されます。原因は多岐に渡りますが、ストレス・不規則な生活習慣・けが・不良姿勢・胃腸障害や骨格的な問題などが複合的に要因となっていることが多いようです。
首・鎖骨・肩まわりには血管と神経が圧迫されやすい部位があります。それらの血管や神経が何らかの原因で圧迫されることで症状が出ます。主に、鎖骨周辺にある腕神経叢(わんしんけいそう)などの末梢神経の束が、血管と同時に圧迫されます。原因は多岐に渡りますが、ストレス・不規則な生活習慣・けが・不良姿勢・胃腸障害や骨格的な問題などが複合的に要因となっていることが多いようです。
症状
胸郭出口症候群の主な症状は、手指や腕のしびれと肩こりです。普段はしびれを感じなくても、手や腕を動かしたときに突然感じることがあります。腕や手の熱感・冷感・脱力感も胸郭出口症候群の初期症状です。そして、少しずつ悪化し始めると、肩甲骨周辺に痛みが出てきます。病状が進行すると肩や首にも痛み・しびれが現われ、腕を上げたり首を上に向ける動作が困難になります。手指の先の色が蒼白または紫色になるなど、血行不良の症状が出ることもあります。
胸郭出口症候群の主な症状は、手指や腕のしびれと肩こりです。普段はしびれを感じなくても、手や腕を動かしたときに突然感じることがあります。腕や手の熱感・冷感・脱力感も胸郭出口症候群の初期症状です。そして、少しずつ悪化し始めると、肩甲骨周辺に痛みが出てきます。病状が進行すると肩や首にも痛み・しびれが現われ、腕を上げたり首を上に向ける動作が困難になります。手指の先の色が蒼白または紫色になるなど、血行不良の症状が出ることもあります。
・変形性頚椎症
どんな病気?
頚椎が変性することによって、骨に骨棘というトゲが形成されることがあります。そのトゲが脊髄から出ている神経根や、脊髄を触ってしまって、腕やその他の部位にしびれが出てきたものをいいます。一般的には加齢による頚椎の変形によって起こるとされています。40歳ごろから高齢になるほどその変形が強くなるため、頚椎症は中高年者で多く発症するするのがよく見られる特徴です。
頚椎が変性することによって、骨に骨棘というトゲが形成されることがあります。そのトゲが脊髄から出ている神経根や、脊髄を触ってしまって、腕やその他の部位にしびれが出てきたものをいいます。一般的には加齢による頚椎の変形によって起こるとされています。40歳ごろから高齢になるほどその変形が強くなるため、頚椎症は中高年者で多く発症するするのがよく見られる特徴です。
症状
腕のしびれとともに頚椎の変形によって首を回したりするときに、引っかかるような違和感があることが多いです。また、スムーズな動きが妨げられるためにいずれは炎症が起こり、ズキズキと首が痛むこともあります。また、腕のしびれも悪化すると手の神経伝達も悪くなるので、指先の感覚が鈍くなって細かい作業をしにくくなったり、握力が低下して物を掴みにくくなったりすることもあります。
・甲状腺機能低下症
どんな病気?
腕にしびれが現れる甲状腺機能低下症の原因となる甲状腺ホルモンは、私たちの体の代謝を保ち、正常な働きをするために必要とされています。体内の甲状腺ホルモンが不足すると、腕ののしびれをはじめ、他にも様々な健康被害が引き起こされます。甲状腺機能低下症は女性の発症率が男性の10倍と言われています。甲状腺機能低下症は女性に多くみられる理由として、妊娠や出産・更年期によるホルモンバランスの乱れも大きく影響することが挙げられます。甲状腺機能低下症を疑う場合は内分泌科を受診するようにしましょう。
症状
腕のしびれ以外に甲状腺機能低下症の症状として挙げられるものは、低体温、顔のむくみ、倦怠感、脱毛、変声、肌の乾燥などがあります。また、発汗作用の機能低下や記憶力の低下といった症状が出ることもありますのでそのような症状が見られた場合には注意が必要です。
・脳梗塞
どんな病気?
脳梗塞は脳内の血管が詰まることで脳細胞に血液が送られなくなり、その部分の脳細胞が壊死することによって起こります。腕のしびれはこの脳梗塞の前兆として見られる場合があります。
症状
脳梗塞の前兆で起こる腕のしびれは一過性脳虚血発作といい、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓が詰まってしまっている状態です。ただ、血栓はすぐに溶けて血流が正常に戻るため、通常は2~30分、遅くても24時間以内には症状が消えることが特徴です。他にも口がうまく動かなくなる・思ったように字が書けないなどの症状が出ることがあります。一過性の症状なので気にしない方も多いですが、特に体の片側に腕のしびれなどの症状が出ている場合には注意が必要です。
まとめ
このように腕のしびれでもしびれ方や年齢・性別によって疑うべき疾患は変わってきます。きちんと対処をすれば治るものもありますし、重大な病気を見つけることもできます。症状が繰り返し起こっている・悪化してきている場合は早めに医療機関を受診するようにしましょう。病院に行っても原因が分からない、病院に行っても症状が改善しない場合はお気軽に当院までご相談くださいね。