「腰がピキッとして、最近足もしびれる…」それ、坐骨神経痛の前兆かもしれません

一見“軽い腰痛”が、実は“神経系トラブル”のサインだった
ある日突然、腰にピキッとした痛み。
その数日後から、太ももやふくらはぎ、かかとに「じわ~っ」と広がるしびれ。
「最初は腰だけだったのに…」
「足の感覚が変。けど、動けるから大丈夫?」
そんな状態が続いていませんか?
実はこのようなパターンは、坐骨神経痛のはじまりである可能性が高いです。
坐骨神経痛は「ある日突然」ではなく、「予兆があって進行する」
多くの人が、坐骨神経痛を「急に足がしびれ出すもの」と思っていますが、
実際は次のような“前兆のステップ”をたどることがよくあります。
| ステップ | 症状の例 |
| ① 体の奥に違和感 | 腰の奥が張る・動き出しが怖い |
| ② ピキッという痛み | 動作の一瞬で痛みが走る |
| ③ 足の重さ・だるさ | 足が疲れやすくなる・冷える感じ |
| ④ 足のしびれ | 太もも~かかとにかけての感覚異常 |
| ⑤ 座位や歩行に支障 | 長時間座れない・足を引きずるようになる |
つまり、「腰にピキッ」「足が少し変」などの段階は、初期段階の貴重なサインなのです。
この段階で正しく評価・ケアできるかどうかが“将来の差”になる
- このまま動いていて大丈夫か?
- 今が坐骨神経痛の入り口なのか?
- どうすれば進行を止められるのか?
それを判断するためには、“神経系の評価”を含んだ整体の視点が不可欠です。
FJA理論が見抜く“神経トラブルのはじまり”

「神経が圧迫されているかも?」ではなく、「神経がうまく働いていないかも?」の視点へ
整形外科などでは、しびれが出ると「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」など“構造的な圧迫”を疑われることが多いですが、
FJAではそれだけでなく、“神経そのものの働きの乱れ”や“滑走障害”にも注目します。
神経系の問題は、構造の問題よりも“動き”と“反射”の乱れから起きることも
例えば、こんなケースがあります。
- 神経の出口(腰椎~骨盤)での滑走不全 → 筋膜や関節の癒着により神経の動きが制限
- 神経自体の「張力のアンバランス」 → 前屈や脚上げ動作で張り感・しびれが誘発
- 神経反射系の誤作動 → 本来は働くべき筋肉が抑制され、誤った動きが誘発される
これらはレントゲンやMRIでは映らず、動作評価と触診によってのみ読み取れる異常です。
FJAでは“神経の動き・反応”まで評価できる
みゅう整骨院でのFJA評価では、以下のような神経系のチェックを行います。
| 評価項目 | チェック内容 |
| 神経の滑走 | SLR(脚上げテスト)での張力の左右差や誘発反応を観察 |
| 神経反射 | 腰~下肢の軽いタッチ刺激に対する反応性・過敏性を確認 |
| 筋出力テスト | 神経支配が適切に行われているかを簡易的に検査 |
これにより、「しびれの原因が神経そのものなのか?」「滑走の問題なのか?」「反射の乱れなのか?」を明確にし、
適切なアプローチを決めていきます。
早期に見抜くことで、「坐骨神経痛にならずに済む」可能性がある
重要なのは、「しびれ=即・病院や手術が必要」とは限らないということ。
- ピキッときた瞬間に腰が緊張して動きが変わる
- その動きのエラーが神経にストレスを与える
- 徐々に滑走不全や反射異常が起きる
- やがてしびれという形で表に出る
このプロセスの中で、FJAは最初の“動きの変化”の段階から異常を発見できるという大きな強みがあります。
坐骨神経痛を防ぐ“今すぐできる体の使い方”

「しびれが出てから」では遅い。予兆段階で変えるべき“動きの質”
坐骨神経痛の進行を防ぐには、
「滑走を妨げない動作」を意識して取り入れることが非常に重要です。
FJAでは、構造的な調整に加え、
“再発しない体の使い方”を再教育することを大切にしています。
よくある動きのNG例と修正ポイント
| 状況 | NG動作 | 修正のヒント |
| 荷物を拾う時 | 腰だけを丸めて前屈 | 股関節と膝を一緒に曲げて“しゃがむ” |
| 長時間の座位 | 背中を丸め、骨盤が後傾 | 座面にタオルを敷き、骨盤を立てる |
| 起き上がり動作 | 腰を捻って起きる | 横向き→手で支える→体幹で起き上がる |
「動作の最適化」は、滑走性と神経反応を守る最良の方法
- 無理な体勢や過剰な負荷は、筋膜の癒着や関節の微細な損傷を招きやすく、
- それが神経の「引っかかり」「滑走不全」を生み出し、しびれにつながっていきます。
だからこそ、日々の動きそのものを“痛めにくい使い方”に変えることが最大の予防策なのです。
みゅう整骨院では“生活に落とし込める指導”を行います
施術で構造を整えた後、
・お仕事中の姿勢の工夫
・朝起きるときの動き方
・立ちっぱなし・座りっぱなし対策
など、患者さんそれぞれの生活環境に即したアドバイスを行い、
「セルフケアが続く」「習慣が変わる」状態を一緒に目指します。
まとめ|腰のピキッ+足の違和感は“神経サイン”かも?迷う前にご相談を

「歩けるから大丈夫」は、後悔の始まりかもしれません
- 腰がピキッと鳴った
- 足がだるくて重い
- しびれる感じが時々ある
こうした症状を感じながら、
「まだ歩けるし」「そのうち治るかも」と放置していませんか?
それは、坐骨神経痛という“神経の警告サイン”のはじまりかもしれません。
神経系トラブルは、“早期対応”で未来が変わる
神経の滑走不全や反射系の乱れは、
進行すればするほど、回復にも時間がかかります。
- 初期の段階で原因を特定できれば、
- 痛みやしびれが“慢性化”する前に防げます。
「今この感覚はなんだろう?」と思ったその瞬間が、
体からの大切なサインです。
迷う前に、“動き”と“神経の反応”をチェックしましょう
FJAの評価では、
レントゲンやMRIでは映らない【機能的な神経異常】を
動きと反射の観察から丁寧に見つけ出します。
それによって、
「どこが悪いか」ではなく「なぜこうなったか」がわかり、
再発を防ぐ方向へ舵を切ることができます。
「足のしびれ、気のせいじゃないかも?」と思ったら
- ピキッとした後に違和感が続く
- 座っていると片足がだるくなる
- しびれが徐々に頻度を増してきた
そんなあなたへ。
その“気になり”の段階でケアできれば、進行を止めることができます。
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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。






