「朝、顔を洗おうと前かがみになった瞬間、ギクッ…!」
「洗濯カゴを持ち上げた瞬間、動けなくなった…」
それ、冬特有のぎっくり腰かもしれません。
寒くなると、体が固まりやすくなるのはご存知ですよね。
でも実は、「冷え」「動かなさ」「年末年始の疲れ」などが重なるこの季節、ぎっくり腰のリスクは1年で最も高くなるのです。
さらに、整形外科では「異常なし」と言われることも多く、湿布と痛み止めでやり過ごしてしまう人も少なくありません。
でも、本当にそれで良いのでしょうか?
みゅう整骨院では、筋膜(ファシア)と関節・神経の滑走性に注目したFJA理論に基づき、「なぜその腰が痛むのか?」「どこから負担が来ているのか?」を丁寧に読み解きます。
この記事では、
- なぜ冬にぎっくり腰が急増するのか?
- その場しのぎではない根本改善とは?
- 再発を防ぐためのセルフケアや予防法
などを、臨床経験豊富な専門家の視点でわかりやすく解説していきます。
「今年こそ、ぎっくり腰で寝正月になりたくない…」
そんなあなたに、動ける体を取り戻すヒントをお届けします。
「朝起きて動いた瞬間に、ギクッ…」その腰痛、冬特有のぎっくり腰かもしれません
12月〜1月にぎっくり腰が増えるのはなぜ?
年末年始、みゅう整骨院ではぎっくり腰の患者さんが急増します。
その理由は、「冷え+運動不足+生活リズムの変化」という冬ならではの要因が重なるからです。
特に12月〜1月は、
- 気温が一気に下がって筋肉が硬くなる
- 忙しさで睡眠や食事が乱れる
- 大掃除や年始準備で急に体を動かす
といった条件がそろい、「ちょっとした動き」が引き金となることが多いのです。
40代から急増する冬の腰の不安
特にぎっくり腰が増えるのが、40代〜60代の女性・男性です。
この年代になると、筋肉量の低下や柔軟性の低下により、腰まわりの関節や筋膜の滑走性が悪くなりやすいためです。
さらに、仕事・育児・介護などで忙しく、自分の体をケアする時間が取れない人ほど、ぎっくり腰を繰り返す傾向があります。
「また動けなくなるんじゃないか…」という不安は、日常の質を下げてしまう要因にもなります。
「腰が冷えると硬くなる」メカニズムを知っておこう
寒さにさらされた体は、自律神経が緊張して血管が収縮し、血流が悪くなることで筋肉が硬くなります。
特に、腰まわりは太い筋肉が多く、冷えによって筋膜と筋肉の滑走不全が起こりやすい場所です。
この状態でいきなり動くと、筋膜や関節の動きしろが足りないまま力が入るため、体が対応できず「ギクッ」となるリスクが高まります。
「寒いから腰にカイロを貼っておく」だけでは、根本的な動きの改善にはならないのです。
湿布と痛み止めだけでは再発を防げない理由
整形外科で「骨に異常なし」と言われた方の共通点
ぎっくり腰で整形外科に行くと、レントゲンを撮って「骨には異常ありませんね」「とりあえず湿布と痛み止めで様子を見ましょう」と言われることがよくあります。
実際、ぎっくり腰のほとんどは骨の問題ではなく、構造のエラーが原因です。
では、なぜ異常が見つからないのに痛みが出るのでしょうか?
それは、筋膜・関節・神経の「動きの連携」が崩れているから。
この「連動エラー」は画像には写らず、動きの評価をしなければ見つかりません。
ぎっくり腰は「筋膜・関節・神経の滑走不全」から起こる
FJA理論では、ぎっくり腰の多くが「滑走不全」から始まると考えています。
滑走不全とは、筋膜や関節、神経が本来スムーズに滑るべき組織同士が癒着し、動きがロックされる状態のこと。
- 筋膜:筋肉の表面を覆う薄い膜。これが滑らないと動きがぎこちなくなる
- 関節包:関節の深部にある組織。固まると可動域が狭まる
- 神経:動きに応じて伸び縮みするが、癒着すると痛みや痺れの原因に
こうした動きの引っかかりが、いきなり動いた瞬間に腰へ強いストレスを与えるのです。
「腰だけが原因じゃない」から改善が難しい
痛みが出ているのは腰ですが、原因が腰そのものにあるとは限りません。
- 股関節の硬さ → 腰への代償運動
- 背中の丸まり → 腰の反りが強くなる
- 骨盤の傾き → 腰への負担が蓄積
このように、体全体のつながりの中で起こるぎっくり腰は、局所的な処置では根本改善が難しいのです。
だからこそ、みゅう整骨院ではFJA理論に基づき、「どこから動きが崩れているのか?」を見立てた上で施術を行います。
冬に多い3つの姿勢があなたの腰に負担をかけている
「猫背+丸まり姿勢」は腰の緊張を高める
冬になると、寒さから自然と背中を丸める姿勢になってしまいます。
この「すくんだ猫背姿勢」は、背中の筋肉を緊張させ、腰の筋膜や関節を常に引っ張る状態をつくり出します。
姿勢が悪いまま長時間いることで、筋膜の滑走が悪くなり、血流も低下。
それが蓄積すると、「ちょっとした動作」で急に腰に激痛が走る…という事態につながるのです。
「前かがみで持ち上げる」家事・介護動作は危険
ぎっくり腰が起こる瞬間として多いのが、「洗濯物を持ち上げる」「床に落ちた物を拾う」「子どもを抱き上げる」などの前かがみ動作です。
この動作の何がいけないかというと、
- 背中の筋肉に強い伸張ストレスがかかる
- 骨盤が後傾して腰の安定性が失われる
- 滑走できない状態で荷重が加わる
このような動き方は、滑走不全が起こっている体にとって最後の一撃になります。
「椅子に浅く座るクセ」がぎっくり腰の火種に
実は、冬に増える座り姿勢のクセも、ぎっくり腰の大きな原因です。
特に多いのが、
- 椅子に浅く腰かけて背中が丸まる座り方
- ソファやこたつで長時間ゴロゴロする姿勢
こうした姿勢は、骨盤の傾きや腰の湾曲を崩し、腰の関節と筋膜に不自然なテンションをかけ続けます。
長時間同じ姿勢でいたあと、立ち上がる時にギクッとやるパターンも非常に多く、「座り方」は冬のぎっくり腰予防のカギともいえるのです。
FJA(ファシア×関節)によるぎっくり腰の根本評価とアプローチ
硬くなった腰ではなく「動かない関節」を見極める
多くの方が「腰が痛い=腰を揉めばいい」と思いがちですが、FJA理論ではどこが動かなくなったかを見極めることが最優先です。
ぎっくり腰の本当の原因は、筋肉や関節の動きしろが失われていることにあります。
- 腰椎の滑り(グライド)が止まっている
- 骨盤の傾きに偏りがある
- 股関節や胸郭の可動性が低下している
このように「腰が頑張らされる構造」が背景にあるため、FJAではまず動けない関節を評価し、起点を探すことから始めます。
筋膜の癒着を解放し、滑走性を回復させる手技
FJAでは、以下のような滑走性の回復を目的とした手技を組み合わせて施術します:
- TFM(Tissue Friction Massage):癒着した筋膜や靭帯に微細な刺激を与える
- AFR(Active Fascia Release):動きを誘導しながら筋膜の滑走を取り戻す
- JIC(Joint Capsule Intrinsic Correction):関節包への刺激で“動きのセンサー”を再起動する
これらの手技は、力任せに押すのではなく、「触れる→反応を引き出す→変化を確かめる」という丁寧な対話型アプローチ。
だからこそ、急性のぎっくり腰でも安全かつ効果的にアプローチできるのです。
FJAが選ばれる理由=動きの再教育と再発予防
痛みを取ることがゴールではありません。
FJAでは、再発させない体をつくることに重きを置いています。
施術によって
- 可動性を引き出し
- 関節の協調性を回復させ
- 神経系のコントロールを整える
ことで、体の動き方そのものが変化していくのです。
再教育された身体は、同じ動作でも無理がかからず、ぎっくり腰を繰り返さない安定した動き方を維持できます。
みゅう整骨院がFJAを取り入れている理由は、まさにここにあります。
みゅう整骨院の施術で改善したぎっくり腰の実例紹介
年末の洗濯中に痛めた40代女性|滑走不全の回復で改善
40代女性Aさんは、年末の大掃除と洗濯の最中、洗濯カゴを持ち上げた瞬間に「ギクッ」と腰を痛めて来院されました。
整形外科では異常なしと言われたものの、歩くのもつらい状態が続いていました。
みゅう整骨院では、股関節の動きの硬さと仙腸関節の滑走不全を確認し、FJAによる関節包の調整と筋膜リリースを実施。
3回目の施術後には、洗濯や階段も問題なくこなせるまでに改善され、再発防止のセルフケアまで継続指導しました。
車移動+長時間デスクワークの50代男性|仙腸関節の硬さが原因
50代男性Bさんは、営業職で車移動が多く、長時間の座り姿勢が常態化していました。
ある日、車から降りようと体をひねった瞬間にぎっくり腰を発症。
検査では、仙腸関節の微細な滑りが失われていることと、右股関節の内旋制限が見られました。
AFRで筋膜の滑走性を改善した上で、JICを使って関節センサーを再調整。
5回の施術で痛みは消失し、腰に頼らない体の使い方を獲得されました。
再発予防に効果的だった姿勢循環整体との組み合わせ
複数のぎっくり腰経験者が、施術の効果を長持ちさせるために受けているのが姿勢循環整体です。
これは、FJAで細部の滑走性を整えた後に、姿勢・呼吸・循環系までを整える全身アプローチ。
血流やリンパの流れを促進することで、冷え・むくみ・疲労回復にもつながり、再発予防にも効果的です。
みゅう整骨院では、こうした「その場限りではない施術」の組み合わせを大切にしています。
ぎっくり腰の予防に!今日からできる3つのセルフケア
「朝の関節ほぐし体操」で腰を動ける状態にする
冬は特に朝の体がこわばりがちです。そんな時は、起きてすぐの軽い関節ほぐしが効果的。
おすすめは以下のような動き:
- 骨盤をゆっくり前後に動かす「骨盤ロッキング」
- 膝を抱えてゴロゴロ揺れる「寝たまま腰ストレッチ」
- 肩甲骨と股関節を連動させる「猫の伸びポーズ」
これらは関節包と筋膜の滑走性を高め、「今日1日の体の使いやすさ」に直結します。
「正しい座り方」で腰への負担を減らす
デスクワークや運転時間が長い方には、座り方の見直しが非常に重要です。
ポイントは以下の3つ:
- 骨盤を立てて座る(浅く座らない)
- 腰にクッションを当て、背骨のS字をサポート
- 1時間に1度は立って動く(血流・滑走を維持)
このような小さな意識が、腰に負担を溜め込まない予防習慣になります。
「呼吸とリズム運動」で神経系を整える
意外に見落とされがちなのが、呼吸と神経系の調整。
FJAでも重要視している「反射系の正常化」のために、以下のようなケアをおすすめしています:
- 鼻から4秒吸って、口から8秒吐く「倍呼吸法」
- 軽いリズム歩行(リズムに乗せて歩く)
- お風呂後の深呼吸ストレッチ
これらは交感神経の過緊張を和らげ、筋肉と関節の過緊張を解くため、ぎっくり腰の予防にも非常に有効です。
繰り返すぎっくり腰を防ぐ「構造から変える整骨院のアプローチ」
なぜ「治ったと思ってもまた繰り返す」のか?
ぎっくり腰は、一度よくなっても数ヶ月〜1年以内に再発する人が多い症状です。
それは、痛みが引いても動きのクセや滑走不全が改善されていないからです。
-
体の使い方にアンバランスがある
-
関節の可動域が狭いままになっている
-
筋膜の癒着が再び悪さをする
つまり、「治った=完治」ではなく、「再発しない構造へ変える」ことが重要なのです。
みゅう整骨院のFJA施術で体の動き方を再教育
FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)では、痛みが出た場所を見るのではなく、「どこから動きが崩れたのか」を構造的に捉えます。
施術では以下を行います:
- 動きの評価(関節・筋膜・神経の連携チェック)
- 滑走不全の部位を明確にして調整
- 姿勢・体幹の安定性を整える
このアプローチにより、痛みが起きにくい体の土台がつくられ、再発のリスクが大きく下がるのです。
「何度も同じ症状に悩む人」にこそ、構造的改善を
「毎年ぎっくり腰になっている」「湿布で何とかしのいでいる」という方にこそ、FJAでの構造評価→根本改善→再発予防という流れが効果を発揮します。
体は間違った使い方を覚えてしまっていることが多いため、正しい動きを再学習し、ケアと習慣をセットにしていくことで、「もう同じ痛みで悩まなくていい」未来が近づきます。
ぎっくり腰は体の声|無理をしすぎていませんか?
「動けないほどの痛み」は体の強制ストップサイン
ぎっくり腰で動けなくなったとき、ただ「やってしまった…」と後悔するだけでなく、「体が限界だったのかも」と振り返ることも大切です。
- 睡眠時間が足りていない
- 気温差に体が対応できていない
- 心身ともにストレスを抱えていた
こうした状態が積み重なって、体が「これ以上は危険」と感じてブレーキをかけた結果がぎっくり腰。
つまり、体からのSOSサインでもあるのです。
忙しい人ほど、自分のメンテナンスを後回しにしている
特に仕事や家事に忙しい方ほど、「少しぐらいの不調なら我慢すればいい」と自分のケアを後回しにしてしまいがち。
- 家族のことを優先してしまう
- 忙しさで運動・睡眠・栄養が疎かになる
- 不調を感じても「大丈夫」と思い込む
このような生活パターンが続くと、体の許容量をオーバーして痛みとして現れるのです。
「ぎっくり腰を機に、自分の体を見つめ直す」ことが、再発予防の第一歩になります。
「がんばる」より「整える」ことを意識して
健康づくりというと、「運動をがんばる」「筋トレをする」といった努力が必要なイメージが強いかもしれません。
でも、本当に大事なのはがんばらなくても動ける体=整った構造をつくること。
みゅう整骨院では、FJAによって体の“反応”を引き出し、自然な回復力を取り戻す施術を行っています。
無理せず、でもあきらめずに、「ぎっくり腰にならない自分」を一緒につくっていきましょう。
もう繰り返さないために|最後に伝えたいこと
「年に一度のぎっくり腰」を当たり前にしないで
「冬になると毎年ぎっくり腰になる」「年末の忙しさで必ず腰を痛める」
そういう方がとても多く来院されます。
でも、それは決して「年齢のせい」や「体質のせい」ではありません。
体の使い方と滑走の状態を見直せば、ぎっくり腰は繰り返さずに済む症状です。
毎年同じ痛みに悩まされるのではなく、今年こそ「痛みのない冬」を迎えてみませんか?
整骨院は「痛くなったときに行く場所」ではない
日本では、整骨院というと「ぎっくり腰になったから行く」と思われがちです。
でも本来は、「ぎっくり腰にならない体をつくる場所」として活用していただくのが理想です。
- 姿勢が崩れてきた
- 動きにくさを感じる
- 寒さで体がこわばる
そんな未病の段階で施術を受けることで、症状が出る前に予防・調整が可能になります。
みゅう整骨院があなたに届けたいのは「安心感」です
私たちが大切にしているのは、「ここに来れば大丈夫」と思っていただける場所であること。
- 再発の原因を丁寧に見つけ
- 専門性のある手技で深部にアプローチし
- 安心して相談できる雰囲気をつくる
そんな整骨院を目指して、日々向き合っています。
つらいぎっくり腰を、「ただの一時的な痛み」で終わらせず、体と向き合うきっかけにしていただけたら嬉しいです。
よくある質問(Q&A)
Q1:ぎっくり腰になった直後に整骨院へ行っても大丈夫ですか?
A:はい、大丈夫です。
みゅう整骨院では、炎症の状態や動きの制限を丁寧に確認しながら、FJA理論に基づいた無理のない施術を行います。
強い刺激を避け、関節の滑走性や筋膜の緊張を和らげるアプローチで、回復を早めるお手伝いが可能です。
Q2:何回くらい通えばよくなりますか?
A:状態や生活習慣によって個人差がありますが、3〜5回で日常生活が楽になる方が多いです。
みゅう整骨院では、初回に丁寧な評価を行い、施術計画をご提案します。
また、再発予防のためのセルフケアや姿勢改善指導も行うため、「治すだけで終わらせない」ケアが可能です。
Q3:どんな服装で行けば良いですか?
A:動きやすい服装(ジャージ・スウェットなど)がおすすめです。
施術中は動きのチェックや姿勢確認を行うことがあるため、身体を締め付けないリラックスした服装でお越しください。
まとめ|ぎっくり腰を「ただの痛み」で終わらせないために
ぎっくり腰は、突然起こるつらい症状ですが、実は「日々の体の使い方」「関節と筋膜の滑走不全」「自律神経の乱れ」などが積み重なった結果です。
みゅう整骨院では、FJA理論に基づき、筋膜・関節・神経を総合的に評価し、痛みの根本にアプローチする施術を行っています。
- 痛みを繰り返さない体づくり
- 自分に合ったセルフケアの指導
- 安心して相談できる信頼関係のある施術環境
これらを大切に、地域の皆様の健康を支えています。
「またやってしまった…」を終わらせたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。













