腰痛の原因がストレスだった!?対処法もご紹介!

「検査をしても原因の分からない腰痛はストレスのせいで起こっている?」
「ストレスで起こっている腰痛はどうすれば解消される?」
「ストレスが原因の腰痛の特徴って何かある?」 

 高齢者だけでなく10代の若い人たちも、幅広い年代の方が悩んでいる“腰痛”。
多くの人が悩んでいるにも関わらず、病院で検査を行っても実に8割の方が腰には異常が 「見当たりません」と言われています。
そう言われてしまうと、たちまち対処法が分からなくて困りますよね。
このように腰に異常のない腰痛は、実はストレスが原因であると言われることがあるのです。
この記事ではそんな“腰痛”と“ストレス”に関係する話を中心にご紹介していきます。
ストレスが原因の腰痛に悩まされている・・という方の参考になれば幸いです。 

精神的なストレスが引き起こす腰痛

病院で診断される腰痛の原因として考えられるものには、骨や筋肉に異常がある「器質的要因」があります。 
器質的要因の腰痛で有名なものには背骨の骨と骨の間にある椎間板が突出して神経を刺激し痛みが起こる腰椎椎間板ヘルニアや脳から続く神経である脊髄が何らかの原因で圧迫される脊柱管狭窄症などがあります。 
しかし、こうした体の異常がないにも関わらず、腰痛が3ヵ月以上続く慢性腰痛を発症する人が多いのです。
ですが、このような腰痛に悩む方の約8割の原因が不明であるとされています。
そこで、腰痛を引き起こす因子として注目されているのが心理社会的要因がストレスです。
治療を受けても痛みが続く場合には、ストレス・不安・うつなどの心理的要因が影響している可能性があるのです。
本来、人間の体はストレスにさらされても対応出来るのですが、長くストレスにさらされていると、疼痛を抑制する仕組みが機能しなくなり、わずかな痛みでも強く感じたり、痛みが長引いたりしてしまうようになることで腰痛の症状が長引くこととなります。  

ストレスが原因の腰痛〜症状と特徴〜

症状

心理的なストレスが原因となっている場合には脳の機能が不具合を起こしているので、腰痛の他にも症状を伴うことが多いとされています。
自覚出来る症状としては 

・抑うつ
・めまいや耳鳴り
・息苦しさ
・胃腸の不調 

などが挙げられます。
腰痛の他に上記のような症状にも悩まされている・・という方はストレスが体の負担になっているかも知れません。  

特徴 

先ほどもご紹介しましたように、ストレスが原因の腰痛がいくら症状がきつくても、病院で行われる検査では異常が見られないのが特徴です。
よって、原因不明の腰痛に対して「ストレス性腰痛」という診断がされている場合があるとも考えられます。
近年では[福島県立医科大学]の整形外科と精神科の医師が共同で開発した腰痛患者さんにための「BS–POP問診」というストレスチェック問診も存在しています。
精神状態や日常生活についての10問に対して回答し、選んだ選択肢の合計点数でストレス性の腰痛の可能性を判断するという方法のものです。
このような問診票を利用してご自身の腰痛の原因がストレスかどうかを調べてみるのも良いかもしれません。  

腰痛が起こるかも・・という不安が腰痛の原因に!

一見、何のことなのかピンと来ない方も多いかと思います。
これは分かりやすく言えば、痛みへの不安から必要以上に腰を保護してしまうことです。
腰痛は心配をしすぎずに出来るだけ普段通りの生活を送る方が回復が早いとされています。
このまま生活を続けるとさらに腰痛が悪化するのではないか、もう治らないのではないか・・と考えずに出来る限りで腰を動かしておくことが結果的に腰痛の原因となっているストレスを軽減させることにつながります。  

ストレスが原因の腰痛の解消法

・ご自身のストレスを知る 

一言でストレスと言っても環境ストレス・身体的なストレス・精神的なストレスなどストレスの種類は多岐に渡ります。
これを知るには日頃からご自身の体に興味を持っておくということが重要となります。
どのような時に腰痛を感じやすいのか、反対にこれをしている時には痛みは感じないなーということを知る事はとても大切です。
ご自身のストレスのかかりやすい時を知っておけばそれが腰痛解消に直結する場合もありますし、事前に対処が出来る可能性もあります。 

・普段から適度な運動を行う 

意気込んで無理に運動を始める必要はありません。
例えば、15分だけでも良いので早起きをして外を散歩してみるということでも十分です。
朝日を浴びることで体内時計のリズムも整えることが出来、気分も明るくなる事は研究でも明らかになっています。
また、ウォーキングを続ける事は心肺機能が高まるのでストレス解消に非常に効果的とされています。
もちろんウォーキング以外の方法でもいいので、無理なく続けられる方法を試して腰痛を解消出来るようにしてみましょう。 

・考え方を少しずつ変えてみる 

物事を真剣に考えすぎる傾向のある方は少しずつ考え方を変えることで物事を楽に捉えられるようになって、ストレスが軽減して腰痛も解消されるかも知れません。
「もう嫌だなー」と思っても「これはこれでありかも!」と考え方を変えて心を軽くすることが出来れば、あなたの腰痛はいい方向に向かうでしょう。  

・食事など内臓への配慮 

意外かもしれませんが、腰痛と食事も実は関係があるんです。 
診てきた患者様の中には、脂っこい食事の取りすぎが原因で腰痛が悪化した例があります。 
脂っこいものの他にはアルコールなども挙げられます。 
消化するために内臓器官がエネルギーをたくさん消費してしまい、結果としてストレスに繋がるという例です。 
特に症状が重いと感じる時は、その期間だけでも消化の良い物を摂るよう心がけてみるなど、ささいな事でも改善に役立ちます。  

睡眠不足もストレスから腰痛の原因になり得る

睡眠不足とストレス性の腰痛ってどうして関係があるの?と思われる方も多いかと思います。
もしあなたが睡眠不足で腰痛にも悩まされているということであれば、1度意識をして改善してみてください。
良い睡眠を取るためのポイントは眠りにつく前の“2〜3時間前”にあるとされています。
例えばこの時間にスマートフォンやパソコンのブルーライトを浴びると脳が昼間と勘違いして睡眠を促す「メラトニン」というホルモンを抑制してしまいます。
ですのでなるべく照明を暗くして、スマートフォンを見ずに静かな時間を過ごしてみてください。
前述の食事に関しても、眠りにつく前のこの時間はできるだけ避けましょう。
胃に食べ物が残っていると、本来体を休めなければいけないところを、消化にエネルギーを使うことになり睡眠の質が下がってしまいます。
朝起きた時に胃もたれをしていたり、食欲がないという事もまたストレスの原因になってしまう可能性があります。
また、やりがちな事ですが、考え事をベッドでしてしまう事も良い睡眠の妨げになるとされています。
考え事をするには夜よりも朝の方が気分も安定して良い方向に考え事が出来るので、なるべく夜はゆっくりと休むことでストレスが軽減して腰痛も起こりにくくなるでしょう。  

ストレスが原因の腰痛は整骨院の施術でも効果がある!

整骨院での施術は手技はもちろん、低周波を使用した電気治療やウォーターベッドなど様々なものがあります。
どれがどこに有効という事は正直な話、個人の体の状態によって違うので、はっきりとは言えません。
ですが、ストレスを解消するという意味では体のメンテナンスを行う事で身体的なストレスを取り除いたり、施術を受けて気持ちがいいと感じる事で精神的にもリラックスすることが出来ることは事実です。
病院で処方された薬を飲み続けることに抵抗があるという方にも整骨院での施術はおススメです。
薬で解決してしまうと、また体にストレスがかかって腰痛が起こった際に薬に頼ることとなります。
これでは何の解決にもならないという事は何となくお分かり頂けるかと思います。
ですが、整骨院で施術を受けて自分の体を知ることが出来れば、今後あなたが腰痛に悩まされた際にご自身である程度の対処が出来るようになる可能性もあります。
このようにして体を変えてあげることでストレスを解消し、さらにストレスに耐え得る体にすることが出来ればストレスが原因の腰痛は薬を飲まなくても軽減されるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?
ストレスが原因の腰痛は病院で原因不明の腰痛が多い中で非常に注目されています。
ご自身の体をよく知った上で行うストレス対処の方法を見つけることが出来れば、腰痛の症状を解消出来るのみではなく、余計なストレスを感じることが少なくなるので、心も楽になるでしょう。
また、腰痛の症状が改善しない大きな原因のひとつに過剰に腰痛を心配しすぎるということがありますので、そうならないように注意してください。
ご自身のストレスが原因の腰痛に関して、整骨院での施術をご希望の方はお気軽に当院までお問い合わせくださいね。