原因が分からない腰痛でお悩みの方へ

「1年以上も原因不明の腰痛に悩まされている。」
「病院に行っても腰痛の具体的な原因は教えてもらえず、なかなか症状が変化しない。」
「いくら検査をしても腰痛の原因が分からない。もう何科に行けばいいのかも分からない。」

多くの日本人が腰痛に悩まされている


平成25年に行われた厚生労働省による国民生活基礎調査によると最も多い自覚症状の女性2位、男性1位が腰痛となっています。
そして悩んでいる方は年々増加傾向にあるとされています。
これほどに悩んでいる方が多い腰痛ですが、今現在、腰痛患者のうち原因がはっきりしているものは2割に満たないとされています。
原因が分かっているものの中には
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎分離症
・がんの骨転移
このようなものがあります。
また、中には内臓が関係しているものもあります。
例えば、胃潰瘍や尿路結石など一見すると腰痛と何の関係もなさそうな病気が原因となっているのです。
これは病変がある部位の痛みが神経を通じて「腰が痛い」と感じることによって起こる“関連痛”と呼ばれている現象です。
しかし、どれもそんなに身近なものではないですよね?
腰痛に悩んでいる方は多いのに、原因がはっきりしていないものがいかに多いかということがお分かり頂けるかと思います。

では、考えられる腰痛の原因は?


原因が分からないと言われてもなかなか納得はいかないものですよね。
原因がはっきりとしない腰痛には
・姿勢
・日常生活での使い方
・ストレス
・冷え
・体の歪み
ざっと挙げただけでもこれだけの要素が関連して腰痛は起こっています。
また、これらの要素が1つでなく、いくつか重なって起こっていることも腰痛の原因を複雑にしている要因となっています。
そして、腰痛を患っている期間が長ければ長いほどにさらに複雑になり、腰痛の症状は改善しにくくなっていきます。
ここに挙げたような腰痛の原因は画像などで判断で出来るものでないことが多いので、病院の検査では原因不明とされてしまうのです。

原因不明の腰痛でもケアは出来る?


では、病院で「はっきりとした腰痛の原因がわからない・・」と言われたらどうなるの?というお話をしていきます。
基本的に病院でははっきりと原因の分からない腰痛には保存療法が行われます。
以下に実際に行われている保存療法をご紹介していきます。

・薬物療法

主に痛み止めの成分の入った内服薬を処方されることが多いようです。
内服薬と言っても様々な種類がありますので、医師が症状や状態に合わせて選んで処方してくれます。
他にもシップや塗り薬を処方される場合もあります。
原因が分からなくても、痛みが軽減すれば日常生活でも支障はかなり少なくなります。

・神経ブロック注射

神経ブロック注射とは神経や神経の周囲に局所麻酔薬を注射する事で痛みを感じなくさせるという方法です。
基本的に整形外科やペインクリニックで行われている治療法です。
神経ブロック注射は一度で症状が改善されるという訳ではなく、薬物療法を合わせて数回行われます。
こちらも症状や状態に合わせて神経ブロック注射を行う方法を選択していきます。

・リハビリ

明らかに動かしてはいけないという場合を除いて、腰痛は動かずにじっとしていると症状が長引いたり、悪化する場合があります。
動かしていない間に筋肉が痩せてしまったり、関節の動きが固くなってしまうのです。
また、リハビリの目的は痛みを取ることのみではなく、日常生活のQOLを維持する・または上げるというところにあります。
そのために
運動療法:筋トレやストレッチを行なって血流を良くすることで痛みの原因物質を流す。
温熱療法:温めて血管を広げ、血流を良くすることで痛みの原因物質を流す。
電気刺激療法:電気刺激を用いて、痛みを感じている神経に刺激を与える。
このような方法を用いて可能な範囲で行えるリハビリを組み立てて、状態を良くしていきます。

上記のような方法であれば、原因が分かっていない腰痛に対しても痛みを緩和させる効果は期待出来るでしょう。
ただし、原因の分かっていない腰痛の中には動かさない方が良いものや痛みを緩和させて誤魔化しているうちに悪化していくものもありますので、状態をきちんと把握し、注意しておきましょう。

日常生活を見直してみましょう!

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ここまで原因が分からない場合に病院で行われる腰痛治療についてご紹介してきましたが、実はご自身でも行える事はあります。
それは日常生活を変えること。
先ほどご紹介しました、“病院では分からない腰痛の時に考えられる腰痛の原因”を思い出してみてください。
日常生活を変えることで改善出来そうなことがあるという事にお気づき頂けるかと思います。
では具体的にどのような点を見直していけば良いのでしょうか。
例えば、よく言われることですが、
・長時間同じ姿勢でのデスクワーク
・運動不足
・中腰での重労働
このような点に心当たりはないでしょうか?
他にも
“睡眠不足”“食生活の乱れ”
も腰痛に関係してきます。

・睡眠不足

睡眠不足の状態に陥ると人間の体には脳の不具合が生じます。
この脳の不具合によって、筋肉などの血流不足を生じるメカニズムとなってしまいます。
これが腰痛を引き起こす要因となるのです。
また、体のみではなく精神的にも負荷に耐える機能が弱ってしまうので、痛みを感じやすくなるという場合もあります。

・食生活の乱れ

食生活が乱れてしまうと筋肉の疲労を回復することが出来なくなります。
この状態が続くと筋肉には日常生活での疲労がどんどん溜まっていき、腰痛を引き起こすのです。

病院で原因が分からない腰痛は「そんなことが原因で腰痛になっているの?」ということが多々あります。
ここでご紹介した日常生活での注意点以外にも、日常で何となく行なっていることが腰痛の原因となっている場合があります。
原因の分からない腰痛でお悩みの方は一度ご自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

原因不明の腰痛・・ダイエットが原因かも!?


え!ダイエットが原因で腰痛・・?とお思いの方も多いのではないでしょうか?
これ、実は近年増えてきている腰痛の原因なのです。
ではどうしてダイエットが腰痛の原因となるのでしょうか?
これには“間違ったダイエット方法を行う”という事が関連しています。
近年よく行われているダイエット方法は食事を制限するものが多いですよね。
ここに落とし穴があるのです。
食事を制限してしまうダイエット法では不足したエネルギーを筋肉から補います。
となると、必要な筋肉がどんどん落ちていってしまうことは想像が付きますよね。
必要な筋肉が落ちることによって腰に負担がかかり、腰痛を発症してしまうのです。
もしもこの記事をお読み頂いて、心当たりがある・・という方はきちんとした方法でトレーニングを行い、体幹を支えることが出来るような体を作るようにしましょう。
トレーニングの方法が分からないという方は専門家の指導を受けましょう。
むやみに行うトレーニングは腰痛の症状を悪化させる可能性があります。

まとめ

いかがでしょうか?
原因の分からない腰痛は分からないからと言って放置しているとどんどん悪化していきます。
病院で薬や注射をしてもらって痛みを緩和させることももちろん良いのですが、それだけでは腰痛の症状は治らないばかりではなく、悪化する可能性があります。
この記事をお読み頂いて心当たりのある原因があれば日常生活で改善出来るように少し工夫をしてみてください。
ただし、その時は分からなくても後から病院で原因が見つかる場合もあります。
いくらご自身でケアを行なっても改善しない場合や、症状が悪化するなど異変があった場合には病院へかかるようにしましょう。
また、当院にはどこへ行っても原因がわからない、治らない腰痛でお悩みの方が多数来院されており、施術を行う事で腰痛が改善されています。
整体を試してみたい!という方はお気軽にお問い合わせ下さいね。