「喉がつまるような違和感があるのに、病院では異常なし…」
そんな経験をされたことはありませんか？

実は、慢性的な首こりと喉のつまり感には深い関係があります。
本記事では、首こりと喉のつまりがなぜ同時に起こるのか、その原因と整骨院での根本改善法を専門家の視点からわかりやすく解説します。

喉のつまりは首こりが原因？その関係性とは

「喉が詰まる感じ」「飲み込みにくい」「何かが引っかかるような違和感」
このような症状の背景には、実は首こりが関係しているケースがあります。

喉の違和感・つかえ感の正体はヒステリー球

医学的には「咽喉頭異常感症（いんこうとういじょうかんしょう）」または「ヒステリー球」と呼ばれます。検査をしても異常が見つからないにもかかわらず、喉に違和感や圧迫感が出る症状です。

この正体は、首まわりの筋肉のこわばりや、自律神経の乱れによって起こる筋緊張性の不快感。
首や肩の筋肉が過度に緊張することで、喉の神経や血流が圧迫され、つまるような感覚が現れます。

首こりで喉が詰まるように感じる理由

首のまわりには「胸鎖乳突筋」「斜角筋」「舌骨筋群」など、喉や気管のすぐ近くを走る筋肉があります。
これらの筋肉が硬くなると、喉の奥を外側から締めつけるような圧迫が起こり、飲み込みにくさや違和感につながります。
特に前頸部（首の前側）の筋肉がこわばると、喉の動きが制限されやすく、息苦しさを感じることもあります。

ストレスや自律神経の乱れも関係している

もう一つの要因として、自律神経の乱れも重要です。
首の後ろには、自律神経の中枢が通る「頸椎（けいつい）」があり、首こりによってこの働きが乱れると、喉のつまり感や呼吸のしづらさが出やすくなります。
ストレスや睡眠不足も首まわりの筋肉を硬くし、自律神経のバランスを崩す原因に。

自律神経の乱れと首こりの関係については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶ 関連記事：自律神経の乱れと首こりの深い関係とは？整骨院からの視点で解説

首こり・喉のつまりを引き起こす主な原因

首こりや喉の違和感を悪化させる要因は、日常生活の中に隠れています。

姿勢の崩れ・ストレートネック

スマホやPC作業で頭が前に出た姿勢が続くと、首の後ろ側に強い負担がかかります。
その結果、筋肉が常に引っ張られ、喉の周囲の筋肉まで緊張してしまいます。

喉のつまりや違和感とストレートネックの関係については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 関連記事：喉の違和感、原因はストレートネックかも？構造と対処法を解説

筋肉の過緊張（首・肩・あご周囲）

僧帽筋、胸鎖乳突筋、舌骨筋群などが硬くなると、喉のまわりを外側から圧迫します。
特に食いしばりや歯ぎしりのある方は、顎（あご）の筋肉もこりやすく、喉の締め付け感が強くなる傾向があります。

精神的ストレス・緊張状態

ストレスがかかると交感神経が優位になり、筋肉の緊張が高まります。
その結果、喉の圧迫感や息苦しさ、違和感が増すことがあります。
「気のせい」と思わず、体が出しているサインとして受け止めましょう。

呼吸の浅さ・口呼吸の習慣

浅い呼吸や口呼吸は、首の前側の「斜角筋」を常に働かせるため、首こりと喉の緊張を助長します。
口を閉じて鼻から呼吸する習慣を意識するだけでも、筋肉の負担を軽減できます。

首こり・喉のつまりは病気が原因でないかチェックしよう

喉の違和感が続く場合、まずは病院で重大な病気がないかを確認しましょう。

耳鼻咽喉科でチェックしておきたい病気

• 咽頭炎・扁桃炎などの炎症
• 甲状腺疾患
• 胃食道逆流症（GERD）
• 声帯ポリープなどの器質的異常

これらが除外されてはじめて、筋肉や自律神経の関与が考えられます。

検査で異常なしの場合は「筋肉・自律神経」の可能性大

「病院では異常なし」と言われた場合も、首まわりの筋肉や自律神経の乱れが原因のことが多いです。
喉の違和感は気のせいではなく、体が発しているSOS。
首・姿勢・ストレスなど、全体のバランスを見直すことが大切です。

首こり・喉のつまりを軽減するセルフケア方法

日常生活でできる簡単なケアで、首と喉の負担を軽くしていきましょう。

姿勢改善のストレッチ

1. 背筋を伸ばし、あごを軽く引く
2. 両肩を後ろに引き、胸を開く
3.  10秒キープ×3セット

猫背・ストレートネックの改善に効果的です。

首の前側をゆるめる軽いマッサージ

鎖骨の上やあご下を指の腹でやさしくなでるようにマッサージ。
舌骨（のどぼとけの少し上）周囲を軽くほぐすと、喉の圧迫感が和らぎます。

呼吸を深くする練習（腹式呼吸）

お腹に手を当て、鼻から吸ってゆっくり口から吐く。
1回10秒を目安に、1日3セット行うと自律神経が安定します。

睡眠・入浴・リラックス習慣の見直し

• 就寝前スマホは30分前にOFF
• 38〜40℃のぬるめのお湯に10分
• 寝る前に軽いストレッチ

これらは自律神経のバランスを整え、首のこりを防ぐ効果があります。

首こり・喉のつまりがセルフケアで改善しない場合は？

強く揉む・無理に首を動かすなどの自己流ケアは逆効果になることもあります。
1〜2週間続いても改善しない場合、または痛みやしびれがある場合は、筋肉・姿勢・自律神経のバランスを専門的に整えるケアを受けましょう。

整骨院でできる首こりと喉のつまりへのアプローチとは？

「整骨院で喉のつまりに対応できるの？」と疑問を持たれる方も多いかもしれません。

実際には、“喉”に直接施術を行うわけではありませんが、首こりを緩和することで、喉の違和感の軽減が期待できるケースがあります。

整骨院では、筋肉・関節・神経のバランスを整える施術を通じて、首周りの緊張や歪みをやさしく調整し、不調の根本にアプローチしていきます。

骨格の調整と筋肉へのアプローチ

当院では、まず姿勢や頸椎（けいつい：首の骨）の動き、筋肉の硬さなどを丁寧にチェックします。
必要に応じて、以下のような施術を組み合わせて行います：

• 手技による筋緊張の緩和（深層筋へのアプローチ）
• 姿勢を整えるための骨盤・頸椎の調整
• ストレッチや軽い運動療法による柔軟性の向上

これにより、首の前側・後側の筋肉の緊張がゆるみ、神経や血流の圧迫が軽減されることで、喉のつまり感が緩和することがあります。

姿勢改善・生活習慣アドバイス

施術と同時に、日常生活での姿勢や習慣の見直しも大切です。例えば：

• 長時間のスマホ・パソコン作業の合間にストレッチを入れる
• 枕の高さや寝姿勢を見直す
• ストレスケアや深呼吸など、自律神経にやさしい習慣を取り入れる

当院では、施術後にも自宅でできる簡単なセルフケア方法やストレッチもお伝えしています。
これにより、再発予防にもつながります。

みゅう整骨院の想いとケアの特徴

お一人おひとりの状態に寄り添った施術

みゅう整骨院では、「症状の奥にある“本当の原因”を一緒に見つけていく」ことを大切にしています。首こりや喉のつまりのように、一見関係なさそうな症状でも、お身体の全体バランスや生活環境、心の状態までを丁寧にヒアリングしながら、施術方針を組み立てます。

「こうしてもらいたい」「こういうことが不安」といったお気持ちを尊重しながら、無理のない・やさしい施術を心がけています。

施術に不安がある方や、初めて整骨院を利用する方にも安心していただけるよう、わかりやすくご説明いたします。

不安を安心に変えるカウンセリング

症状が長引いていると、「誰にもわかってもらえない」と感じてしまうこともあるかもしれません。
そんなときこそ、みゅう整骨院ではまず“話をじっくり聞く”ことを大切にしています。

• なぜ喉がつまるのか？
• どうすれば良くなっていくのか？
• 自分に合ったケア方法は何か？

こうした疑問や不安に、一つひとつ丁寧にお答えし、患者さんが前向きな気持ちで通っていただけるよう、寄り添うサポートを心がけています。

首こりからくる喉のつまりは整えることで改善できる

喉の違和感が続くのは、体が「バランスを整えてほしい」と伝えているサインです。

みゅう整骨院では、首こり・姿勢・自律神経を整え、再発しない体づくりをサポートします。