首こりとめまいの関連性と改善策

「ふわふわするめまいは首こりからも出る?」「首こりからくるめまいの対処法が知りたい。」「病院に行っても明確な原因が分からず、原因は首こりではないかと言われた。」
このように首こりから起こるめまいにお悩みの方は多いのではないでしょうか?近年、パソコンやスマートフォンの影響で首こりの方は増加傾向にあり、症状が強く出ている方も同じく増加しています。今回はこのように近年増えつつある首こりとめまいに関してのお話をご紹介していきます。
 

首こりからめまいが起こる原因

冒頭のように若い世代に増えているめまいの原因の1つにはスマートフォンや長時間のパソコン作業が大きく影響しています。人間の頭は体重の10%ほどあります。60kgの人であれば6kgですね。スマートフォンを触ってうつむいている時、パソコン作業に夢中になって猫背になっている間ずっとこの重みを首が支えていることになります。もちろん首だけで支えている訳ではありませんが、かなりの負担がかかることは想像出来るかと思います。この状態になると首回りの筋肉が緊張し、血流が悪くなります。そして脳への血流も不足し、ふわふわとした感覚に襲われめまいの症状が発生します。
 

自律神経を整える!

パソコンなどによる姿勢のお話をご紹介しましたが、それによる自律神経の乱れも首こりやめまいの原因となっていることもあります。まずは規則正しい生活。これが1番重要ですが、出来ていない方も多いのではないでしょうか?人間の体を回復させるために必要な成長ホルモンが活発に出るのは夜10時〜2時の間です。この時間になかなか眠れないでいると疲れは溜まる一方となり、血流も悪くなります。こうなると首への血流も悪くなり、めまいの原因となってしまいます。夜に沢山のブルーライトを浴びることも交感神経が活発になり、自律神経の乱れの原因となりますので、注意が必要です。また、体をリラックスさせることも自律神経を整えて首やめまいの症状を改善させるためには有効です。お風呂にゆっくり浸かる、ヨガなどの運動を行い腹式呼吸を意識する。夜にスマートフォンばかりを使用してしまっているという方はこのようなことに時間を使ってみるのも症状改善のために有効ですよ。
 

薬を飲んでも治らないこともある?

この記事をお読みの方の中には病院で薬をもらったのに症状が改善しないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?薬は今出ている症状を改善させるには有効なので、飲めばその時は症状が治ることは多いでしょう。しかし、また起きたら元どおり、すぐに同じことが起こるという方も同様にたくさんいらっしゃいます。薬だけではなかなか元どおりというところまでの改善は望めません。薬を飲んでも症状が治らないという場合には先程お伝えしましたように生活習慣の見直しも行ってみる必要があるでしょう。
 

指圧による改善方法

指圧というと首の後ろを押すイメージがあるかも知れませんが、そこよりももっと効果的なポイントがあります。それは胸鎖乳突筋と言って首の前に両側に付いている筋肉です。この胸鎖乳突筋やその周辺は自律神経や血流に影響が出やすい部分とされており、ここが柔らかくなることで滞っていた耳への血流が回復、めまいも軽減するというデータがあります。
(方法)
① 顔を左に向けて、首の右側の少し出っ張った筋肉をつまんでみてください。それが胸鎖乳突筋です。
② 首の上の付け根の部分から鎖骨までの間をつまむように持って上下に揉みましょう。
③ これを2〜3往復程度、左右同様に行います。
強く揉みほぐそうとしなくても大丈夫です。溜まった血液を流してあげるような気持ちで気持ちの良い程度の力で行ってください。
 

まとめ

めまいが起こらないように安静にするというよりはお家で体操を行なうなど出来る範囲から軽く体を動かすと良いでしょう。いま体に起きている首こりやめまいの症状は体からのなにかのサインです。病院に行っても異常がないと言われた、行く前に何かしてみたいという方はまずは生活習慣の見直しを行ってみてくださいね。また、首こりからきているめまいは整体でも改善が望めます。ご興味のある方は当院までご相談くださいね。