辛い首コリ、これで解消!!

 

「首こりがひどくて仕事に集中できずに困っている。」
「首こり解消のストレッチを調べてやってみたが、あまり効果がない。」
「整形外科や整体に行ってもいまいち症状が変わらない。」

このように首こりの解消法が見つからずにお悩みではないでしょうか?
首こりの原因が首にあることは少ないです。
また、解消すれば他の症状が改善する事もありますので、この記事を参考にして実践して見てください。 

血流の回復による首こり解消

首こりにはよく言われる解消法です。
首の血流を良くする効果とともに、温熱効果で身体の緊張をほぐします
リラックスする事でより首の筋肉の疲れ・コリを取ることが出来ます。
熱いお湯に短時間浸かるよりも、40度未満のぬるま湯にゆっくりと時間をかけて浸かる方が首のこりをほぐす効果が高まります。
高温のお湯では逆効果の場合があるので注意が必要です。
同じ入浴でも、シャワーではこりをほぐす効果が低くなるため、身体をほぐすためには湯船に浸かるのがポイントです。  

肩甲骨周囲の筋緊張をとるストレッチ

首を支えている筋肉は肩甲骨に付いているものがたくさんありますので、首こりと肩甲骨には密接な関わりがあります。
どのようにしてストレッチを行えば良いのか1例をご紹介していきます。

  • タオルを用意し、胡坐をかくようにして床に座ります。
  • 両手を広げ、タオルの両端を掴んで、そのまま真っ直ぐに頭の上へ持っていきます。

この時、背筋は伸ばし、両肘は曲げないように注意しましょう。

  • 両肘が後ろの方へ引っ張られているように意識しながらゆっくりと曲げていき、持っているタオルが後頭部を通って首の後ろの位置までいくようにします。真上から首の位置にいくまで、息を吐きながら行うことがポイントです。
  • タオルを頭の上に持っていき、肘を伸ばした状態に戻します。

ポイントとしてはストレッチを行なっている時は大きく呼吸をし、頭の中でイメージしながらインナーマッスルを刺激するということが大切です。  

胸椎、肋椎関節の歪みの解消

胸椎とは胸の後ろあたりに位置する背骨のことで、肋椎関節とは胸椎と肋骨が関節する部分のことです。
血流が良くなってもこの部分の歪みがあると、筋肉が捻れて血液の通る道が狭まってしまい、首への血流は改善されにくくなります。
この部分の歪みは整形外科でのレントゲンでは指摘されない事がほとんどです。
首のこりに合わせて背中の違和感なども伴う首こりの方は胸椎や肋椎関節の問題を解消する事も首こり解消につながるでしょう。
この辺りは整体やカイロプラクティックが得意としている分野です。
たくさんの治療院がある中で、ご自身の体にあった治療をしてもらえるところを探しましょう。 

枕の調整で解消する首こり

普段お使いの枕の高さを調整して見てください。
わざわざオーダーメイドせずに試す事ができる方法をご紹介します。

タオルを使用してあおむけ、横向きで高さを調整する

まずあおむけに寝てみます。
呼吸がラクにできて、首や肩に余計な力が入らなければOKです。
次に横向きになり、額、鼻、あご、体の中心線が寝具と平行になるようにしましょう。

寝返りがラクに打てるか確認する

ひざを立て、両手を胸の前でクロスさせた状態でゴロゴロ寝返りを打ってみましょう。
肩や腰をひねることなく、ラクに動ければ合格。
枕が低い場合は、スポーツタオルを重ねて微調整をしてみてください。  

いい姿勢が余計に首こりを招いている?

首こり解消のためのいい姿勢とは、「背筋がピンと伸びている」「胸を張っている」このようなことを思い浮かべると思いますが、これが逆効果かもしれません。
人間は本来、横から見たときに背骨がS字のカーブを描いています。
この脊柱のS字のカーブは、重力をうまく分散させる働きがあります。
しかし、良い姿勢をしようとして胸を張り、背筋を伸ばすことで、胸椎の後弯のカーブがなくなり、頚椎や腰椎の前弯のカーブも減少してしまうのです。
その結果、背骨のS字カーブがなくなり、重力による負担を分散させることができずに余計に首こりを悪化させてしまいます。
姿勢不良は単なる猫背ではなく、筋力不足・内臓疲労などの原因で起こっている事がほとんどです。
首こりを解消させるためにも無理に正しい姿勢にするのではなく、姿勢不良の原因に目を向けて見てください。

ツボ押しによる首こり解消

①:耳たぶの後ろあたりの出っ張っている骨を探します。

②:その出っ張りを後ろに指を当てて、頭をのせるようにしましょう。肘を机の上に置くなどして、なるべく首の力は抜くようにしましょう。

③:②で押した部分からもう少し内側に指を動かすと少しくぼんだ部分があります。

そこを先ほどと同じように首の力は抜いて押していきます。

「力強くマッサージするほど効果が大きい」という方がいますが、首の筋肉は強く揉もうとすると、それに対抗して収縮する筋肉の力が働いて、かえって筋肉が硬くなります。
やっている時は気持ちが良くても、時間が経つと筋肉が硬くなって血流が悪くなり、首こりが悪化することがあります。

まとめ

東洋医学では首こりは「体のバランスが崩れた異常な状態」と定義されているほど、全身状態の影響が出やすい部分です。
なかなかいろいろやってもよくならない、という方は首だけではなく、他の部分のケアをして見てくださいね。
首こりのお悩みでご相談などあればお気軽に当院までご相談ください。