「体外受精について詳しく知りたい。」
「体外受精の費用は大体どの位かかるのか知りたい。」
「体外受精へのステップアップはどのタイミングで行えば良い？」
このように不妊治療の体外受精のことでどうすればよいか悩んでいる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか？
この記事では体外受精の流れや費用などについてご紹介していきます。
体外受精とは
体外受精とは体外に女性の卵子を取り出し、男性の精子と受精させて受精した受精卵を子宮へ戻すという方法です。
体外受精の大きな特徴は精子と卵子を確実に受精させることができるという点があります。
ですが、あくまでも女性の卵子を使用するため、卵子そのものの老化や状態によっては可能性は低くなります。
45歳以上の女性の場合には0.5%ほどになってしまうとも言われています。
体への負担は大きいですが、出来るだけ早めの決断が必要とされています。
体外受精の流れ
大まかには排卵→採卵→精子採取→受精→胚移植の段階で進んでいきます。
まずは質の良い卵子を採取するために月経周期のコントロールを行い、卵子を良い状態まで発育させます。
そこに採取した精液の中から運動性の良い精子のみを取り出して受精させます。
そこで受精が成功すれば培養し、子宮内へ戻します。
どのタイミングで戻すかは治療歴など相談のうえ決めることが多いようです。
そして子宮へ戻してから約2週間後、血液検査などの検査を行い妊娠の有無を確認します。
月経周期のコントロールを行うためにホルモン剤を服用したり、卵胞を採取したりと体への負担が大きいです。
不安なことや不調を感じた場合には担当医に相談しましょう。
費用はどのくらいかかるの？
費用はそれぞれの医療機関や方法によっても異なるため、一概には言えませんが、50万〜100万くらいの方が多いようです。
治療を始める前に医療機関できちんと確認を行うようにしましょう。
また、国の助成金制度もあります。
地域によって異なりますので、そちらもホームページや役所で確認をしておくと良いでしょう。
体外受精の妊娠率って実際どのくらい？
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体外受精による妊娠率は年齢によって大きく異なります。
25歳では40%、35歳では30%弱、40歳になると20%を切ると言われています。
先ほどもお伝えしたように体外受精を行えば必ず妊娠できるというわけではありません。
卵子の状態によって受精卵が出来なかったり、子宮内膜の状態によっては受精卵が着床しないということもあり得るのです。
ステップアップすれば良いというものではありませんが、人工授精などを何度も試しているという方は医師・パートナーと早めに検討してみましょう。
どの段階でステップアップすればいいの？
一般的には35歳未満であればタイミング法→4、5回の人工授精で妊娠が成立しなかった場合に体外受精へとステップアップします。
35歳以上になればもう少し早い段階でステップアップすることが多いようです。
35歳未満の場合でも検査を経て不妊の原因をある程度把握した上で、タイミング療法を飛ばし、体外受精など適した治療法をピンポイントで行った方が、より効率的な場合もあります。
患者さんの年齢や基礎疾患も踏まえた上で医師が治療プランを提案してくれるはずですので、よく相談し納得した上で治療を行なうようにしましょう。
まとめ
体外受精を行うとなればそこまでの治療の期間での疲労やステップアップへの不安、費用面に関しての心配も出てくることと思います。
担当の医師やパートナーときちんと相談し、どこまで治療を行なうか、費用はどこまでなら捻出出来るかなどもある程度決めておきましょう。
また、ご自身の体の状態を良い状態にしておくことも成功率を上げるためには必要です。
きちんと生活習慣を整えて無理をしすぎないように治療を進めていってくださいね。
