「骨盤が歪んでいる気がする」「腰痛や股関節の痛みの原因は骨盤かもしれない」――そんな不安を抱えていませんか?
骨盤は身体の中心にある土台であり、そのバランスが崩れると腰・股関節・膝・背骨にまで影響が広がります。
特に産後やデスクワーク中心の生活では、靭帯の緩みや筋肉の固まりによって骨盤が不安定になり、慢性的な腰痛や坐骨神経痛へとつながることもあります。
本記事では、骨盤の歪みが起こる原因と、腰痛や股関節痛との関係を徹底解説。さらに整骨院での正しい改善法について、専門的な視点からわかりやすく紹介します。
骨盤の歪みとは?基本的な考え方
骨盤の役割と身体への影響
骨盤は、身体の中心に位置する「土台」です。
上半身と下半身をつなぎ、歩く・立つ・座るといった日常動作を支えるだけでなく、内臓や生殖器を保護する役割も担っています。
この骨盤に不均衡が起こると、全身のバランスが崩れ、腰痛・股関節痛・膝痛などにつながります。
「歪み」とは骨のズレではなく「動きの不均衡」
「骨盤が歪んでいる」と聞くと、骨が大きくズレているイメージを持つ方が多いです。
しかし実際には、骨そのものがずれることはほとんどありません。
正確には、筋肉・靭帯・筋膜・関節のバランスが崩れて、骨盤の動きが不均衡になっている状態を指します。
骨盤の歪みが起こる原因
産後の靭帯の緩みと骨盤の不安定性
妊娠・出産に伴い分泌される「リラキシン」というホルモンは、骨盤の靭帯を柔らかくして出産を助けます。
しかし産後も靭帯の緩みが残ることで、骨盤が安定しづらく「グラグラ感」や「ズレ感」が出やすくなります。
特に抱っこや授乳など偏った姿勢を続けると、歪みが定着してしまうことも少なくありません。
デスクワークや座りすぎによる筋肉の固まり
長時間のデスクワークは、骨盤まわりの筋肉を硬くしてしまいます。
大腰筋や殿筋群の柔軟性が低下すると、骨盤の自由な動きが制限され、腰痛や股関節痛を引き起こします。
左右のクセや姿勢習慣
片足に重心をかけて立つ、鞄を片方の肩にばかりかけるなど、日常の小さなクセが積み重なり、骨盤に歪みを生みます。
筋膜(ファシア)の滑走不全
筋肉や内臓を包む「筋膜」の滑走不全も大きな原因です。
産後や座りっぱなしで筋膜が癒着すると、骨盤の動きが制限され、痛みや不快感を招きます。
骨盤の歪みと症状の関係
慢性腰痛との関係
骨盤の歪みがあると、腰椎の動きに偏りが生まれます。
その結果、腰の片側だけが疲れる・ぎっくり腰を繰り返すといった慢性腰痛につながります。
股関節痛や膝痛につながるメカニズム
骨盤が傾くと、股関節の動きに偏りが出てしまいます。
このアンバランスは膝や足首にまで連鎖し、膝痛やO脚を悪化させる原因にもなります。
坐骨神経痛や足のしびれ
仙腸関節や腰椎の動きが崩れると、坐骨神経に負担がかかり、足のしびれや坐骨神経痛が起こることがあります。
女性特有の不調
骨盤は女性ホルモンの影響を強く受けるため、生理痛や更年期の不調とも関わりがあります。
「骨盤が安定しないと、婦人科系の不調が長引く」という臨床例も少なくありません。
骨盤の歪みが症状にどうつながるかを理解したら、次は「どう改善するか」が大切です。
▶︎産後やデスクワークでの骨盤痛改善法については こちらの記事 をご覧ください。
症例紹介|実際に改善したケース
産後から続いた骨盤痛(40代女性)
2年間、骨盤ベルトを使用しても改善せず来院。
FJA評価で股関節の回旋制限と仙腸関節のズレを確認。
4回目の施術で痛みが解消し、育児も楽に。
立ち上がるたびにズキッとする骨盤痛(30代主婦)
立ち上がる動作で骨盤に痛み。
JICで関節の受容器を調整し、TFMで筋膜を緩めると、3回で改善。
デスクワークで股関節が痛い(50代会社員)
長時間座ると骨盤と股関節が固まり、歩き始めに不安定感。
AFRで筋膜の滑走性を改善し、5回で痛みが消失。
骨盤の歪みは自分でチェックできる?
セルフチェック方法
- 鏡の前で肩と骨盤の高さを比べる
- 座って足を組みやすい方を確認する
- 片足立ちでの安定感を確認する
自己判断のリスク
セルフチェックは目安になりますが、専門的な評価でなければ正確な原因は特定できません。
「歪んでいるけれど放置していたら、腰痛や膝痛に発展した」というケースも多くあります。
骨盤の歪みを改善するには?
整体と整骨院の違い
- 整体:リラクゼーション目的が中心
- 整骨院:国家資格保持者が医学的評価に基づいて施術
FJA理論による根本改善
みゅう整骨院では、FJA理論に基づき、
- 筋膜(ファシア)の滑走性改善
- 関節の微細な動きの調整
- 神経反射の回復
を行います。
施術の流れ
- カウンセリング
- 動きの評価
- FJA手技(TFM・AFR・JIC)
- 姿勢循環整体
- 再評価とセルフケア指導
セルフケアでできる骨盤安定法
産後におすすめ:骨盤底筋エクササイズ
仰向けで膝を曲げ、お尻を軽く持ち上げて5秒キープ。10回を目安に。
デスクワーカー向け:座ったまま骨盤ストレッチ
椅子に浅く腰掛け、片足を反対の膝に乗せて前屈。股関節と骨盤が同時にほぐれます。
呼吸法:横隔膜を使った深呼吸
胸ではなくお腹を膨らませるように呼吸することで、骨盤底筋と横隔膜が連動して働き、安定感が増します。
骨盤の歪みを放置するとどうなる?
- 慢性腰痛・坐骨神経痛に悪化
- 股関節や膝関節の変形リスク
- 姿勢不良から自律神経の乱れ(不眠・めまい・倦怠感)
- 更年期障害や婦人科系の不調の長期化
必要な場合は整形外科での画像検査を受けることも重要です。
まとめ|骨盤の歪みは放置せず、専門家に相談を
骨盤の歪みを正しく理解し、根本から改善する方法を実践することが重要です。
▶︎ 実際の改善法については 産後・デスクワークで骨盤が痛い…原因と改善法|整骨院での正しい骨盤ケア をご覧ください。
骨盤の歪みは「見た目の姿勢」だけでなく、腰痛・股関節痛・神経症状まで広がる深刻な不調の原因です。
みゅう整骨院ではFJA理論に基づき、痛みの原因を見極めて根本から改善を目指します。
箕面市で骨盤の歪みや痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。