その頭痛、実は“首”が原因かも?ストレートネックと頭痛の意外な関係

「最近、頭痛が増えた…」その原因、首にあるかもしれません

「最近、頭痛がひどくなってきた…」
「夕方になると、後頭部やこめかみがズーンと重い」
「目の奥も痛くて、集中できない」

そんなお悩みを抱えていませんか?

特に、スマホやパソコン作業が多い方に増えているのが「ストレートネック」
これは、本来カーブがあるべき首の骨(頸椎)がまっすぐになってしまい、首から頭への負担が増している状態です。

そして実は、このストレートネックが慢性的な頭痛やこめかみの痛みを引き起こす大きな原因になることがあるのです。

ストレートネックとは?現代人に急増する“首の異常”

ストレートネックとは、首の骨(頸椎)が本来持っている前弯カーブが失われ、真っ直ぐに近づいた状態のことです。

本来、頸椎は30~40度のカーブを描いており、重たい頭(約5~6kg)をバランス良く支えるクッション構造になっています。
ところが、このカーブが失われてしまうと――

  • 頭を首の筋肉だけで支えることになり、負担が激増
  • 首の後ろの筋肉が緊張しっぱなしに
  • 肩・背中・顎などにも影響が波及
  • 最終的に、頭痛やめまい、吐き気にまでつながるケースも

といったように、体に大きな不調を招く原因になるのです。

どうしてストレートネックになるの?

ストレートネックの大きな要因は、現代人の生活環境にあります。

  • スマホを見る時間が123時間以上
  • デスクワークで猫背・前傾姿勢が続く
  • ソファに浅く座り、頭が前に突き出るクセがある
  • 運動不足で姿勢維持に必要な筋力が低下している

このような生活習慣が続くことで、首の正常な湾曲が失われ、知らぬ間にストレートネックが進行していきます。

ストレートネックに見られる主な症状

  • 後頭部やこめかみの頭痛
  • 首や肩のこり、だるさ
  • 目の疲れ、かすみ
  • 姿勢の悪化(猫背)
  • 手のしびれ、ふらつき感

これらの症状に心当たりがある方は、ただの疲れと思って放置せず、早めにケアを始めることが重要です。

ストレートネックと頭痛の関係|なぜ首のゆがみが頭を痛くするのか

「首がまっすぐになっているだけで、なぜ頭が痛くなるの?」
そう疑問に思う方もいるかもしれません。

ですが、実際に当院へ来られる方の中にも、頭痛の原因が首の構造の異常だったケースは少なくありません。

ストレートネックと頭痛の関係には、次のような3つのメカニズムがあります。

① 首の筋肉が緊張し、頭部の血流が低下する

ストレートネックでは、首の後ろ側(後頸部)の筋肉群が常に緊張状態になります。
この筋肉のすぐ下には、脳へ向かう血管や神経が走行しており、
筋肉が硬くなることで血流が低下し、「酸欠」状態のような頭痛を引き起こすことがあります。

特に、

  • 長時間のデスクワーク
  • 姿勢が悪いままのスマホ操作
  • 睡眠不足

といった生活が続くと、頭全体が締め付けられるような痛みや、目の奥の痛みが起こりやすくなります。

② 自律神経が乱れ、“緊張型頭痛”を誘発する

首には、自律神経の中枢である延髄や迷走神経が近接しています。
ストレートネックにより首周辺の筋膜や関節にストレスが加わると、神経系のバランスが乱れやすくなります。

これにより交感神経が過剰に働き、

  • 常に緊張しているような感じが抜けない
  • イライラ・不安・集中力低下
  • 緊張型頭痛や動悸、めまい

などの症状を招くことがあります。

③ 姿勢の崩れが顎・肩・背中に影響し、痛みを広げる

ストレートネックがあると、頭の位置が前にズレるため、バランスを取るために他の部位も巻き込まれていきます。

  • 肩が内側に巻く(巻き肩)
  • 背中が丸まりやすくなる(猫背)
  • 顎が後ろに引けなくなり、噛みしめや歯ぎしりが増える

このような姿勢の悪循環によって、頭痛だけでなく、肩こり・顎関節症・眼精疲労といった不調が重なっていくのです。

みゅう整骨院のアプローチ|FJA理論で見る“首と頭痛の関係”

ストレートネックが引き起こす頭痛に対して、みゅう整骨院では単なる首のマッサージや骨格矯正は行いません
その理由は、「首の構造がゆがんだ“結果”として痛みが出ている」のであって、
本当の原因は、もっと深い“動きの異常”や“神経の過緊張”にあるからです。

当院では、FJA(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)という独自の評価法を用いて、
「構造 × 神経 × 動き」の3つの視点から、首~頭部にかけてのバランスを立体的に整えていきます。

構造評価|「どの関節・筋膜が崩れているか」を見抜く

FJAの初期評価では、以下のような“構造のズレ”や“滑走障害”を見極めます。

  • 頸椎の滑りや転がりに制限があるか
  • 筋膜(特に後頭筋膜~肩甲骨)の滑りが悪くなっていないか
  • 関節包(頸椎周囲の靭帯や膜)に過剰な緊張がないか

これにより、「ストレートネックになってしまった本当の原因」を明らかにし、
無理に骨をボキボキ鳴らすことなく、やさしく整えるための最適なアプローチを選びます。

神経調整|過緊張した“交感神経”をリセットする

首周囲には、自律神経の重要な通り道が集中しています。

  • ストレートネックによる緊張で交感神経が優位になっている
  • 呼吸が浅くなって、首~肩まわりの筋が常に力んでいる
  • 睡眠の質が低下し、回復力も落ちている

こういった状態を、「神経反射」に働きかけるJIC(Joint Capsule Intrinsic Correction)という手技を使い、
身体が“自分でゆるむ力”を取り戻せるよう導いていきます。

動きの再教育|首〜肩〜背骨の“連動性”を回復させる

ストレートネックを単に“首の問題”として終わらせないのが、FJAの最大の特徴です。

実は、首の骨だけが悪くなっているのではなく、

  • 肩甲骨の動きが硬くて、首の負担が増えている
  • 骨盤が後傾して、猫背姿勢を引き起こしている
  • 顎のズレが、首の角度を歪ませている

といったように、“身体全体の動きの連鎖”が崩れていることが多いのです。

FJAでは、TFM(筋膜リリース)やAFR(ファシア滑走改善)といった手技を使いながら、
全体のバランスを整え、結果として「頭痛が起きない体」を作っていきます。

自宅でできる!ストレートネック対策セルフケア3選

「整体に通う時間がなかなか取れない…」
「毎日のケアで少しでも症状を軽くしたい」

そんな方のために、ストレートネックによる頭痛の予防・改善に役立つセルフケア方法を3つご紹介します。
どれも道具いらず・簡単にできる方法ですので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

① 壁ピタ姿勢チェック&リセットストレッチ

ストレートネックの人は、無意識に頭が前に出てしまう姿勢になりがちです。
まずは今の姿勢をチェックし、正しい位置に戻すクセづけをしていきましょう。

やり方:

  1. 壁に背中を向けて立ちます(かかと・お尻・背中・後頭部が壁につくのが理想)
  2. あごを引いて、首の後ろを伸ばすように意識
  3. その姿勢で深呼吸を3回
  4. 壁から離れた後もその姿勢をキープする意識で生活します

※最初は後頭部が壁につかない方も多いので、無理せず1日2~3回続けてみましょう。

② タオルを使った頸椎リラックス法

首の骨を支えている小さな筋肉(深層筋群)は、長時間の前傾姿勢で緊張しやすく、頭痛を引き起こす原因になります。
そんなときは、タオルを使って首の重さを預けるだけで深いリラックスが得られます。

やり方:

  1. フェイスタオルをくるくると丸め、枕状にする
  2. 仰向けに寝て、タオルを首の下(後頭部の下)に当てる
  3. 口を軽く開き、あごの力を抜いて2~3分深呼吸

※これだけで首の深部筋がゆるみ、自律神経も整いやすくなります。

③ 頭を後ろに引く“チンイン”エクササイズ

「チンイン(Chin-in)」とは、あごを引いて首の骨を正しいカーブに戻す簡単な体操です。
整骨院でも姿勢改善に多く取り入れられている、ストレートネック対策の王道エクササイズです。

やり方:

  1. 背筋を伸ばして椅子に座る
  2. あごを前に突き出さず、真後ろに引くイメージで動かす
  3. ゆっくり5秒キープ×10回

※肩や背中に力が入らないよう注意し、あくまで首だけを動かす意識が大切です。

まとめ:その頭痛、“首”を見直すことで変わるかもしれません

「こめかみがズキズキ痛む」
「後頭部が重だるくて仕事に集中できない」
「薬を飲んでもスッキリしない」
…そんな頭痛に悩まされていませんか?

その症状、もしかしたら“首のゆがみ=ストレートネック”が原因かもしれません。

ストレートネックは、単に姿勢が悪くなるだけでなく、

  • 筋肉の過緊張による血流低下
  • 自律神経の乱れによる慢性疲労
  • 肩こりや顎関節、背骨の動きまで連鎖的に影響

といった複雑な要因が絡み合い、頭痛の引き金となるケースが非常に多いのです。

頭痛の「場所」ではなく、「構造」を見る視点を

みゅう整骨院では、痛みのある部分だけを施術するのではなく、
FJA理論に基づいてなぜそこに痛みが出る構造になってしまったのかを読み解き、身体を根本から整えることを大切にしています。

  • 首や肩、顎、骨盤まで含めた全身評価
  • 自律神経や呼吸へのアプローチ
  • 再発を防ぐためのセルフケアや習慣改善のアドバイス

頭痛に悩む方が、薬に頼らず、健やかな毎日を過ごせるように
そんな想いを持って、丁寧にサポートさせていただきます。

頭痛を“体のサイン”として、我慢しすぎないでください

「ただの疲れだから…」
「忙しいから、仕方ない…」

そんなふうに、痛みを我慢し続ける方がとても多くいらっしゃいます。

でも、あなたの体はもう限界ですとサインを出してくれているのかもしれません。

その声にきちんと耳を傾けることで、
“つらい”を“ラクに過ごせる毎日”へ変えていくことは可能です。

「首以外」にもこんな原因が?

ストレートネックが頭痛の引き金になることは多いですが、実は他にも見逃せない“原因”があります。

もし、あなたの頭痛が…

  • こめかみのあたりがズキズキする
  • 夕方に痛みが増す
  • 噛みしめ・食いしばりのクセがある
  • ストレスで眠れない、イライラする

そんな症状がある場合は、以下の記事もあわせて読んでみてください。

午後になるとズキズキ…こめかみの頭痛に整体は効果ある?緊張型頭痛の本当の原因と整骨院の対処法

顎のコリと頭痛の深い関係|噛みしめ・食いしばりが頭痛を引き起こすワケ

自律神経の乱れと頭痛の関係|ストレスと身体の不調の意外なつながり

頭痛の原因はひとつではなく、複合的に絡み合っていることが多いからこそ、
様々な角度からアプローチすることが改善の近道になります。

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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

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  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
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