偏頭痛の対処法、5つをご紹介!

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「偏頭痛持ちで痛みに悩んでいる。頭痛が起きた時の対処法が知りたい。」
「もともと偏頭痛で薬を使っていたが妊娠して薬が飲めない。どうすれば良い?」
「薬が無い場合の偏頭痛への対処法を知りたい。」
 
このように偏頭痛への対処法でお困りでは無いでしょうか?
偏頭痛は様々な原因から起こるとされています。
そのため人によって対処法が違ったり、間違った対処法を行うことで症状が悪化したりする場合があります。
そんな偏頭痛に対して有効な対処法を記事にまとめましたので、お悩みの方は参考にしてみてください。
ただし、残念ながら全員に有効という訳ではありません。
試してみて、ご自身に合うものが見つかれば幸いです。

偏頭痛ってこんな頭痛!

頭痛がするからといって全てが偏頭痛という訳ではありません。
頭痛の種類によっては対処法が逆効果になることもありますので、まずは偏頭痛がどのようなものであるかご紹介します。
偏頭痛片頭痛は漢字は違いますが同じ状態を指します。
片側におこることが多いですが、両側に発生する場合も少なくありません。
痛みの特徴としてはこめかみ部分がズキズキと痛み、痛みが出る前に前兆が現れる場合もあります。
前兆は「閃輝暗点」といって視野がキラキラしたり、イライラ・あくびがでるなど人によって様々です。
この前兆の後に痛みが出ることが偏頭痛の大きな特徴のひとつです。 

偏頭痛の原因は・・?

偏頭痛の1番大きな原因のひとつとして、脳の血管の急激な拡張があるとされています。
脳の血管が拡張することで三叉神経という神経が刺激を受けてしまいます。
その刺激によって炎症物質が放出され、さらに血管が拡張してしまうのです。
偏頭痛はストレスや緊張によっても起こりますが、反対に休みの日などにストレスから解放されてほっとした時に偏頭痛が起こるという方も珍しくありません。
その他にもタバコやアルコール、寝不足、疲労、空腹なども偏頭痛を引き起こす原因となる場合があります。 

偏頭痛が起きた際の5つの対処法

頭痛が起きてしまった際に実践してみて頂きたい対処法をご紹介します。
① 頭痛が起きてすぐ、もしくは前兆が出た段階に頭痛薬を飲む
    →この場合の薬は症状が出る前や出てから数時間後に服用しても効果がないとされています。
        症状が出てからすぐに服用するようにしましょう。
 
② 患部を冷やす
    →先述のように偏頭痛は血管が拡張する事で痛みが発生するとされています。
        そのため、血管を収縮させるために患部を冷やすと痛みが抑えられるのです。
③ 暗くて静かな場所で休む
    →光や音などの環境の変化に脳は敏感に反応します。
        そのため、偏頭痛が起きている際には脳に刺激を与えないように光や音などがあまり無いような環境で休むことが有効です。
④ 頭痛が出ている時にお風呂などで長時間温めない
   
→お風呂で温めてしまうと血管の拡張はさらに助長されてしまいます。
        疲れで起こることもある偏頭痛ですが、お風呂に入って疲れを取ろうとすることは逆効果になりますので、やめておきましょう。
⑤ コーヒーや紅茶などカフェインを摂取する
    →カフェインには血管を収縮させる作用があるとされています。
        よって、偏頭痛が起きている際に摂取することで拡張した血管を収縮させ、三叉神経による刺激を抑えることが可能となるのです。
 
基本的に偏頭痛は急激な温度による血管拡張やストレスによって引き起こされることが多いとされています。
ですので、偏頭痛が起こった際には上記のような対処法を行なってみてくださいね。

日頃から行える偏頭痛への対処法

次に偏頭痛が起きないように日頃からできる対処法をご紹介します。

・和食中心の食生活にしてみる

和食は偏頭痛の原因となる血管の拡張や収縮を起こしにくいとされています。
反対にチョコレートや柑橘系の果物、チーズや肉の加工品は血管の収縮や拡張を引き起こす可能性があります。
これを食べると頭痛が起こりやすい、ということがあれば頭痛が起きて欲しく無い時にはひかえるようにすると良いでしょう。

・乗り物に乗る際にも工夫してみましょう

気圧の変化や匂いなど外環境によっても偏頭痛は誘発される場合があります。
新幹線に乗る際には通路側を選び、気圧の変化を防ぐ、バスではタイヤの上は避けて揺れの少ない場所を選ぶなどの工夫をしてみてください。
ストレッチなどで体をほぐす事も有効ですので試してみてください。

生活習慣を整える事も大切

外環境に影響されやすい偏頭痛ですが、自分自身の内面を整える事で外環境からの影響を軽減させる事も可能です。

・週末の過ごし方の工夫

週末の頭痛は日常のストレスから解放されることで起こりやすいものです。
だからと言って寝すぎてしまうことも偏頭痛を誘発する原因となってしまいます。
週末でも生活習慣を大きく変えることなく、規則正しい生活を送るようにしてみてください。
出掛ける先でも光の強い海辺や太陽の照り返しが強いスキー場などへ行く際には強い光を抑えられるようにサングラスを持参するなどして対処してみましょう。

・住環境を変えてみる

偏頭痛の対処法として行ってみてもらいたいのが、部屋の照明の工夫です。
ある実験では偏頭痛を持っている方にLED・白色蛍光灯・電球色蛍光灯の3種類のどれが不快かを調査したところ、LEDが不快であると答えた方が1番多かったそうです。
朝起きてすぐの太陽光も脳への刺激になって偏頭痛を誘発するということもあるようです。
他にも部屋の匂いや柔軟剤などが原因になっていないかなどお住いの環境で対処出来る点がないかどうかを1度見直してみてはいかがでしょうか。

・肥満解消

偏頭痛と肥満の関係性は未だに解明されていない点も多々あります
しかし、アメリカの研究では肥満の子どもにダイエットを勧めたところ体重の減少とともに頭痛の頻度が減っていったという報告もあります。
もちろん、過度なダイエットや食事制限はお勧めできません。
適正体重を維持できるように心がけてみましょう。

当たり前だし分かっている、でもついつい疎かにしがちなことを少しづつ改善してみましょう。
また、生活習慣を整える中でご自身の頭痛のパターンを知る事も重要です。
これをすると頭痛が起こりやすい、このような状態になっている時には頭痛が起こるなどというパターンを知っておけば偏頭痛のせいで余計な不安を抱えることは少なくなるでしょう。

薬が飲めない場合にはどうすれば良い?

偏頭痛は圧倒的に20〜40代の女性に多いとされていますが、女性は妊娠中や授乳中には飲める薬が限られています。
妊娠中の自己判断での薬の服用は赤ちゃんにとって危険な場合がありますので控えましょう。
上記にご紹介しました対処法を試してみてそれで様子をみてみましょう。
妊娠中特有の偏頭痛もありますので、時期が来れば治るものもあります。
カフェインの摂取もコーヒー1杯程度であれば問題はないですので、試してみてくださいね。
どうしても偏頭痛がひどい場合には産婦人科で相談し、妊娠中や授乳中でも服用可能なものを処方してもらいましょう。

偏頭痛が起こりやすいタイミングを知っておきましょう

偏頭痛への対処で有効なものが頭痛ダイアリーです。
頭痛ダイアリーとは、痛みの程度や持続時間・薬の使用状況を始め、その他の考えられる偏頭痛の原因などを記録に残していくというものです。
記録をしていくことで、ご自身の頭痛が起こりやすいタイミングや適切な対処法を把握出来るようになってきます。
また、医療機関を受診する際の診察にも有用であるとされています。
ご自身の頭痛を正しく把握することでうまく偏頭痛に対処出来るようになりましょう。                                                                 

いろいろやってもダメな時は医療機関へ

市販の頭痛薬やご自身で行う対処法でうまくコントロール出来ていれば問題はありませんが、何をやっても効果が出ない毎日のように頭痛薬を服用しているという場合には医療機関を受診するようにしましょう。
何か頭痛を引き起こす原因となっている病気が隠れている可能性や、頭痛薬を飲みすぎることが余計に偏頭痛を引き起こしやすくなって症状が慢性化しているという場合も少なくありません。
そのようなことを防ぐためにも我慢するよりもきちんと検査をしてもらうようにしましょう。
近年では頭痛外来という頭痛の症状を専門に診てくれるところも増えてきています。
インターネットでお近くの頭痛外来を調べて受診してみてください

まとめ

いかがでしょうか?頭痛には単なる頭痛ではなく何かの病気の前兆である場合もあります。
偏頭痛であると決めつけてしまわずに症状がひどくなっている、いつもと違う頭痛があるという場合には医療機関を受診するようにしましょう。
どんな対処法を行なってもなかなか症状がよくならない、偏頭痛のみではなく他の体の不調も関係している気がする・・という場合には整体でのメンテナンスが有効なこともしばしばあります。
ご興味のある方はお問い合わせくださいね。