「偏頭痛持ちで痛みに悩んでいる。頭痛が起きた時の対処法が知りたい。」
偏頭痛は様々な原因から起こるとされています。
そのため人によって対処法が違ったり、間違った対処法を行うことで症状が悪化したりする場合があります。
そんな偏頭痛に対して有効な対処法を記事にまとめましたので、お悩みの方は参考にしてみてください。
ただし、残念ながら全員に有効という訳ではありません。
試してみて、ご自身に合うものが見つかれば幸いです。
偏頭痛ってこんな頭痛!
偏頭痛の原因は・・?
偏頭痛の1番大きな原因のひとつとして、脳の血管の急激な拡張があるとされています。
脳の血管が拡張することで三叉神経という神経が刺激を受けてしまいます。
その刺激によって炎症物質が放出され、さらに血管が拡張してしまうのです。
偏頭痛はストレスや緊張によっても起こりますが、反対に休みの日などにストレスから解放されてほっとした時に偏頭痛が起こるという方も珍しくありません。
その他にもタバコやアルコール、寝不足、疲労、空腹なども偏頭痛を引き起こす原因となる場合があります。
偏頭痛が起きた際の5つの対処法
① 頭痛が起きてすぐ、もしくは前兆が出た段階に頭痛薬を飲む
→この場合の薬は症状が出る前や出てから数時間後に服用しても効果がないとされています。
症状が出てからすぐに服用するようにしましょう。
→お風呂で温めてしまうと血管の拡張はさらに助長されてしまいます。
→カフェインには血管を収縮させる作用があるとされています。
よって、偏頭痛が起きている際に摂取することで拡張した血管を収縮させ、三叉神経による刺激を抑えることが可能となるのです。
日頃から行える偏頭痛への対処法
・和食中心の食生活にしてみる
・乗り物に乗る際にも工夫してみましょう
生活習慣を整える事も大切
・週末の過ごし方の工夫
週末の頭痛は日常のストレスから解放されることで起こりやすいものです。
だからと言って寝すぎてしまうことも偏頭痛を誘発する原因となってしまいます。
週末でも生活習慣を大きく変えることなく、規則正しい生活を送るようにしてみてください。
出掛ける先でも光の強い海辺や太陽の照り返しが強いスキー場などへ行く際には強い光を抑えられるようにサングラスを持参するなどして対処してみましょう。
・住環境を変えてみる
偏頭痛の対処法として行ってみてもらいたいのが、部屋の照明の工夫です。
ある実験では偏頭痛を持っている方にLED・白色蛍光灯・電球色蛍光灯の3種類のどれが不快かを調査したところ、LEDが不快であると答えた方が1番多かったそうです。
朝起きてすぐの太陽光も脳への刺激になって偏頭痛を誘発するということもあるようです。
他にも部屋の匂いや柔軟剤などが原因になっていないかなどお住いの環境で対処出来る点がないかどうかを1度見直してみてはいかがでしょうか。
・肥満解消
偏頭痛と肥満の関係性は未だに解明されていない点も多々あります
しかし、アメリカの研究では肥満の子どもにダイエットを勧めたところ体重の減少とともに頭痛の頻度が減っていったという報告もあります。
もちろん、過度なダイエットや食事制限はお勧めできません。
適正体重を維持できるように心がけてみましょう。
薬が飲めない場合にはどうすれば良い?
偏頭痛が起こりやすいタイミングを知っておきましょう
偏頭痛への対処で有効なものが頭痛ダイアリーです。
頭痛ダイアリーとは、痛みの程度や持続時間・薬の使用状況を始め、その他の考えられる偏頭痛の原因などを記録に残していくというものです。
記録をしていくことで、ご自身の頭痛が起こりやすいタイミングや適切な対処法を把握出来るようになってきます。
また、医療機関を受診する際の診察にも有用であるとされています。
ご自身の頭痛を正しく把握することでうまく偏頭痛に対処出来るようになりましょう。
いろいろやってもダメな時は医療機関へ
市販の頭痛薬やご自身で行う対処法でうまくコントロール出来ていれば問題はありませんが、何をやっても効果が出ない、毎日のように頭痛薬を服用しているという場合には医療機関を受診するようにしましょう。
何か頭痛を引き起こす原因となっている病気が隠れている可能性や、頭痛薬を飲みすぎることが余計に偏頭痛を引き起こしやすくなって症状が慢性化しているという場合も少なくありません。
そのようなことを防ぐためにも我慢するよりもきちんと検査をしてもらうようにしましょう。
近年では頭痛外来という頭痛の症状を専門に診てくれるところも増えてきています。
インターネットでお近くの頭痛外来を調べて受診してみてください