どうにかしたい!肩こり頭痛の解消法

「日々の肩こり頭痛があって毎日辛い。」 
「肩こり頭痛の解消法をいろいろ試しているが、どれもなかなか効果がない。」
「みんながどのようにして肩こり頭痛の解消をしているのか知りたい。」 

このように日々の肩こり頭痛にお悩みではないでしょうか?
肩こりは日本人の国民病であると言われるほどに悩んでいる方が多いものですが、近年、パソコンやスマートフォンの普及によって若い世代にも肩こり頭痛に悩む方が増加しています。
この記事ではそんな肩こり頭痛に対しての解消法をご紹介します。
お悩みの方の参考になれば幸いです。  

そもそも肩こり頭痛の原因って・・?

一言で肩こり頭痛と言っても原因は様々あり、また、それらがいくつか関係して肩こり頭痛の症状が起こっていると考えられています。 

・姿勢の悪さ 

普段から何気なく猫背になっている人や気が付けばいつも頬杖をついているというような方はその姿勢が原因で肩こり頭痛が生じているという場合があります。
後ほど詳しくご説明しますが、姿勢が悪くなると普段以上に肩と首への負担が大きくなると言われています。
デスクワークの仕事やスマートフォンの普及によって、姿勢の悪い方が増えている事も肩こり頭痛に悩む方が増加している原因のひとつであると考えられています。  

・運動不足 

運動不足が与える肩への影響「筋力低下」「血行不良」この2つです。
筋肉は血液を送るポンプのような役割をしていますので、筋肉量が低下すると血液を送る働きが悪くなり、肩や脳の血流が低下します。
このように肩や頭への新鮮な血液が不足し、栄養分が行き届きにくくなっている状態が肩こり頭痛の原因となっているのです。  

・冷え性 

冷え性とは実際の暑さや寒さに関わらず、特定の部位のみが冷たく感じる状態のことを言います。
基本的に血液の循環が悪くなっていることが冷え性の原因となっている場合が多いので
それに付随して肩こり頭痛に悩まされるという場合があります。
貧血や内臓の機能低下なども血行不良に陥り冷え性となり、肩こり頭痛の原因となり得ます。  

これらがよく言われている肩こり頭痛の原因の一例です。
それは分かっているけどどうすればいいのかわからない!という方も多いかと思います。
まずはこのような肩こりを引き起こす原因を知った上で以下にご紹介する肩こり頭痛の解消法を参考にしてみてください。 

正しい姿勢を意識しましょう

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肩こり頭痛の解消に最もと言っていいほど重要となっているのが、やはり正しい姿勢で生活を送るということです。
姿勢が悪くなると先述のように血行不良から肩こり頭痛を引き起こす原因を作ってしまうのです。
正しい姿勢とは、壁に体をつけて立った際に首と腰には少し余裕がある状態で後頭部・肩甲骨・お尻・ふくらはぎ・踵の5ヶ所は壁につく姿勢です。
でもこれをキープするのってなかなか意識するだけでは難しいのです。
ですので、分かっているけどなかなかそれをキープするのが難しい・・という方は以下に正しい姿勢をキープするための方法をご紹介しますので、ぜひ行ってみてください。 

・骨盤体操 

骨盤を正しい位置でキープするための体操です。

1・両足を肩幅くらいに開いて立って、両手は骨盤のあたりに置いておきましょう。

2・そこからお尻を後ろに突き出すように腰を反らせて骨盤を前傾させましょう。

3・次は反対に少し猫背にしながら骨盤を後傾させましょう。少し膝が曲がってしまってもOKです。

4・この繰り返しを往復1回として10回ほど行なって見ましょう。 

 

・足上げ体操 

姿勢を維持するために重要な腸腰筋という筋肉を使う体操です。

1・正しい姿勢で椅子に座ります。出来れば足の裏が床につくような高さの椅子で行なってください。

2・両手を足の付け根部分に置きます。

3・その手を挟むようにして片足をゆっくり10回、上げ下げしましょう。

4・反対の足も同様に行います。 

注:足をあげた際に出来るだけ上半身が動かないように注意してください。 

 

・腹式呼吸 

インナーマッスルに刺激を与える体操です。

1・座って姿勢を正しましょう。両手はお腹に当てて置きます。
2・ゆっくり鼻から息を吸いながらお腹を膨らませていきます。
3・思い切り吸ったら口をすぼめながら少しずつ息を吐いていきましょう。
4・お腹から全ての空気を吐き出すつもりで行いましょう。
5・この流れを1セット5回で行ってみてください。 

注:呼吸を行っている際に上半身が倒れないようにして下さい。
  お腹の中が 温かくなってきたら体操がうまくいっている証拠です。 

 これらの体操はそれだけ見ると肩こり頭痛と関係なさそうに見えるかもしれません。
しかし、先述のように正しい姿勢を自然にキープすることは肩こり頭痛の解消にとても重要なことです。
まずは1日1セットずつでも結構ですので行なって見てください。 

スマートフォンを使う時にも注意!

スマートフォンを使用している際に顔を下に向けて猫背気味になっている方を多く見かけますが、これは肩や首に大きな負担をかけてしまうこととなります。
頭だけで最低でも5Kgあると言われていますが、前に倒れる事で3倍以上もの重みが肩や首にかかるとされています。
頭が60度前に傾く事で30Kgもの負荷がかかるとされる研究もあります。
それほどにスマートフォンを使用している際の姿勢によって、肩や首には負担がかかっているのです。
スマートフォンを使用する際には出来るだけ頭を前に傾けないで視線を上げるように意識する、長い間同じ姿勢で使用しないようにするなどの注意をすることで解消される肩こり頭痛もあります。 

整体やマッサージも効果的!

ここまで自分で出来る解消法をお伝えしてきましたが、やはり人の手を借りて体のケア行うということも肩こり頭痛の解消には有効です。
肩こり頭痛には様々な要因があり、それらの幾つものことが原因としてあるという事も多々あります。
ご自身が行なっている解消法で思うように効果が出ない・・という場合には客観的に体を見てもらい、適切な解消法を教えてもらうというのも良い方法でしょう。 

食生活にも肩こり頭痛解消のヒントがある!

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日々の食生活を工夫することで解消される事もあります。 

・筋肉の元となるタンパク質 

きちんと筋肉を作り維持する事で、頭や首をきちんと支えることが出来るようになり、肩こり頭痛の症状を解消することが出来ます。
多く含む食品:肉や魚・大豆など 

・筋肉の緊張を緩和させるビタミンE 

ビタミンEには毛細血管を広げる作用があり、血行をスムーズにする効果があるとされています。
多く含む食品:アボガド・ナッツ類・うなぎなど 

・疲労物質を分解するクエン酸 

クエン酸は疲労物質である乳酸を分解するのに欠かせない栄養素です。
いつまでも乳酸が溜まった状態になっているとなかなか体の疲労が改善されず、肩こり頭痛の症状がいつまでも解消されないという状態になってしまいます。
多く含む食品:柑橘類・梅干し・レモンなど 

・体を温める食べもの 

冷え性が肩こり頭痛の原因となるように冷えを解消することが肩こり頭痛の症状を解消することにも繋がってきます。
温かい食べ物や体を温める効果のある食べ物を食べることで肩や脳の血行をよくしましょう。
多く含む食べ物:しょうが・にんにく。唐辛子など  

枕に工夫する事も有効!

肩こり頭痛を解消するためには体の疲労をきちんと取り除いてあげる事も重要です。
合わない枕を使っていると疲れが取れずに肩こり頭痛を起こす原因にもなってしまうのです。
また、うまく枕を合わせる事で首の歪みを調整することが出来るという場合もあります。
姿勢が悪い状態で生活を送っていると頭が前に出てしまい、その結果、頚椎(首の骨)に歪みを起こします。
頚椎に歪みが生じるとそこにある血管や神経が圧迫されて肩こり頭痛の症状が起こるのです。
今使っている枕でもいいので、バスタオルを丸めて首の下に挟んでみる折りたたんで枕の上に置いて高さを調節する枕を使用せずに寝てみるなどの工夫をしてみてください。
上手く調整が出来れば朝スッキリと目覚めることができ、肩こり頭痛が起こらないようになるでしょう。 

ストレスを解消しましょう

イライラして歯を食いしばったり、眉間にシワが寄っていた・・なんて経験はみなさんあるかと思います。
人間の体はストレスがかかると自律神経のうち交感神経が優位になるとされています。
交感神経には筋肉を緊張させる作用があり、無意識のうちに全身の筋肉が緊張してしまいます。
もちろん肩や首も例外ではありません。
そして交感神経には血管を収縮させるという作用もあります。
ストレスによって交感神経が過剰に優位になる事で血行が悪くなり、筋肉が硬くなるという事も考えられます。
脳への血流も少なくなるとそれが頭痛の原因にもなってしまいます。
このような状態から肩こり頭痛が起こっているという場合には、ストレスを解消して交感神経が過剰に働き過ぎないようにすることが肩こり頭痛を解消するために役立つでしょう。

まとめ

いかがでしょうか?
肩こり頭痛を解消するためには体をケアする事も大切ですが、それ以外にも日常生活で気をつけられることやヒントがあるということを知って頂けたかと思います。
もしも今までからだのケアだけを行なっていて肩こり頭痛が解消しなかった・・という方はここでご紹介した他の解消法もぜひ試して見てくださいね。
当院には肩こり頭痛の症状をなんとか解消したい!とご来院いただいている方も多数いらっしゃいます。
整体を試して見たいという方はお気軽にご相談くださいね。