整骨院なら保険が使える?整体との保険対応の違いを専門家が解説

「整骨院は保険が使えるけど、整体は使えないって本当?」
整骨院や整体に通いたいと思っても、料金や保険適用の違いがよく分からず不安になる方は多いものです。

実は、整骨院と整体では「施術者の資格」「法律上の扱い」「保険が使える条件」が大きく異なります。
この記事では、整骨院と整体の違いや保険が使えるケース・使えないケース、自費施術のメリットなどを分かりやすく解説。

「自分にはどちらが合っているのか?」と迷ったときの参考にしてください。
みゅう整骨院の“自費でも選ばれる理由”もあわせてご紹介します。

整骨院や整体の違いに加え、「慢性的な首こりと喉のつまり感」など、より広い視点から不調の背景を知りたい方は、
慢性的な首こりと喉のつまり感はつながっている?専門家が解説 もあわせてご覧ください。

保険が使える整骨院、使えない整体?その違いとは

「そもそも整骨院と整体ってどう違うの?」と感じた方へ、基本的な違いをまとめたこちらの記事もぜひご参考に。
→ 整体と整骨院の違いとは?初めての方が知っておきたい基本知識

「整骨院と整体って、どちらが保険で通えるの?」
この疑問、実は多くの方が最初に感じる“つまずきポイント”です。

一見すると似たような施術をしているように見える両者ですが、実は資格・法律・保険制度の扱いが大きく異なります
ここでは、「どうして整骨院は保険が使えて、整体は使えないのか?」をわかりやすく解説します。

整骨院は“柔道整復師”の国家資格が必要

整骨院は、「柔道整復師」という国家資格を持つ専門家が開設・施術を行う場所です。
この資格は、医療系の専門学校や大学で3年以上学び、国家試験に合格した者だけが取得できます。

柔道整復師は、「打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)」などの急性のけがに対する施術が認められており、
これらに対しては、健康保険を使った施術が認められています。

ポイントは、“骨折や脱臼の応急処置”も含めた「外傷」に対する専門家であることです。

整体は民間資格で保険対象外

一方、整体は「国家資格」ではなく、さまざまな団体が認定する民間資格または無資格者による施術です。
そのため、法律上の「医療行為」にはあたらず、健康保険は一切使用できません

ただし、「保険が使えない=信頼できない」というわけではありません。
整体の中には、姿勢改善や自律神経ケアに強みを持つ施術者も多く、目的に応じた使い分けが大切です。

施術内容と目的の違い

項目

整骨院

整体

資格

国家資格(柔道整復師)

民間資格・無資格も含む

保険適用

一部のけがに保険適用あり

保険適用なし

施術目的

捻挫・打撲・筋肉損傷などの外傷対応

姿勢改善・疲労緩和・バランス調整

施術内容

手技療法+物理療法(電気・温熱など)

手技療法が中心、手法は多岐に渡る

このように、「施術内容や目的が異なる」という点を理解することで、
自分にとって必要なアプローチはどちらなのかを選びやすくなります。

整骨院で保険が使える“条件”とは?

「整骨院では保険が使えるって聞いたけど、どんなときに使えるの?」
そう思ったことはありませんか?
実は、整骨院で健康保険を使えるのは“すべての施術”ではなく、厳密な条件を満たしたときのみです。

ここでは、よくある誤解とあわせて、「整骨院で保険が使えるケース・使えないケース」を明確にお伝えします。

保険が使えるのは「ケガ」の場合のみ

健康保険の適用対象となるのは、以下のような「外傷性の急性または亜急性の症状」です。

  • 転んで足首をひねった(足関節捻挫)
  • 重い荷物を持って腰を痛めた(腰部挫傷)
  • スポーツで太ももを打撲した
  • 朝起きたときに寝違えた(頚部捻挫)

これらはすべて、発生原因が明確で、ケガとみなされるものです。
また、負傷した日や部位、きっかけをはっきり伝えることが必要となります。

使えないケース|慢性的な肩こり・疲労・姿勢矯正など

以下のような症状・目的では、健康保険は使えません:

  • 長年続く肩こり・腰痛
  • 姿勢矯正・骨盤調整
  • ストレスや自律神経の不調
  • 疲労回復やリラクゼーション目的

これらは、保険診療の範囲を超えた「生活改善・予防・慢性管理」の分野とされており、
整骨院であっても、すべて自費診療(自由診療)
となります。

問診時に「原因が曖昧」と判断された場合も自費対応

たとえば…

「なんとなく腰が重いんです」
「だいぶ前から首が痛いんですけど…原因はよくわかりません」

といった相談内容では、保険の適用条件(発症時期・原因の明確さ)を満たさない可能性が高く、
整骨院でも自費でのご案内になることがあります。

「通勤・仕事中のケガ」は健康保険ではなく労災扱いに

さらに注意すべきなのが、仕事中や通勤中に起きたケガの場合。
この場合は「労災保険」が優先され、健康保険の適用は不可です。

  • 通勤途中で足をひねった
  • 仕事中に物を持ち上げて腰を痛めた

こうしたケースでは、事業所への報告と労災申請が必要になります。

整体と整骨院の自費施術、それぞれのメリット

「保険が使えないなら、自費施術って結局どうなの?」
そう感じた方もいるかもしれません。
でも実は、“自由診療だからこそできるアプローチ”もたくさんあるのです。

ここでは、整体と整骨院それぞれの自費施術の特徴と、目的別の使い分け方についてご紹介します。

整体|「疲れた身体をリセットしたい」「バランスを整えたい」人に

整体は、全身の筋肉・関節のバランスを整えることに特化しており、

  • 慢性的な疲れやだるさの解消
  • 姿勢のリセットや骨盤調整
  • 自律神経の乱れによる不調(不眠・冷えなど)

といった、“病院では異常なしと言われたけれどつらい”と感じる症状へのケアに向いています。

民間資格者による施術であるため、手法も多種多様で、
リラクゼーション重視から専門性の高い整体まで幅広いスタイルがあるのも特徴です。

整骨院の自費施術|「原因を突き止めて改善したい」人に

一方で、整骨院の自費施術は、国家資格を持つ柔道整復師による評価力と専門性が大きな強みです。

  • 姿勢・動作の癖に起因する慢性症状の改善
  • 筋肉・骨格・神経の連動から不調の原因を特定
  • 痛みの再発を防ぐための「体の使い方指導」

など、根本的にどうすればよくなるのかを知りたい方にとって非常に心強い選択肢となります。

また、自費施術であれば健康保険に縛られず、

  • 施術時間の制限がない
  • 頻度や内容を個別に調整できる
    といった柔軟な対応が可能です。

「その場の癒し」か「原因の見極め」かで使い分けを

自費施術の選び方

整体

整骨院

主な目的

リラックス・姿勢ケア

原因分析・機能回復

アプローチ

手技中心で幅広い技法

検査+施術の一貫対応

通う頻度

比較的自由

状態に応じた提案

保険適用

一切なし

一部は保険対応(別条件)あり

日常のリフレッシュ目的なら整体、
「なぜこうなったのか」「どうすれば改善するのか」を知りたい方は整骨院、というように、目的に応じて選ぶことが大切です。

みゅう整骨院は“保険適用外”でも選ばれる理由

「保険が使えないのに、整骨院って通う意味あるの?」
そんな疑問を抱く方もいるかもしれません。

でも実際、みゅう整骨院には「自費でも来てよかった」とおっしゃる方が多く、
保険対応では難しい領域にまで丁寧に対応できることが、選ばれる理由のひとつです。

ここでは、私たちの施術方針とこだわりをご紹介します。

「いま感じている症状の“奥”まで一緒に探る」スタンス

みゅう整骨院では、単に「痛みのある場所を施術する」だけでは終わりません。
首こりや腰痛、喉の違和感など、一見“関係なさそうな症状”であっても、

  • 姿勢の崩れ
  • 呼吸の浅さ
  • 日常の動作癖
  • 心身のストレス状態

といった、身体全体のつながりに目を向けて、真の原因を見極めることを大切にしています。

これは、時間や内容に制限のある保険施術ではなかなか難しいアプローチです。

「どんな身体の変化が、どんな日常の快適さにつながるか」まで考える

私たちは、「肩が上がった」「腰が軽くなった」だけで満足するのではなく、

  • 「毎日ぐっすり眠れるようになった」
  • 「朝、スッと起きられるようになった」
  • 「長時間座っても疲れにくくなった」

といった、日常生活の中で実感できる変化にこだわっています。

だからこそ、保険の制限にとらわれず、ひとり一人に合わせた「パーソナルな施術計画」を組み立てられることが、みゅう整骨院の強みです。

予約制・丁寧なカウンセリングで安心の通院環境

  • 施術前には毎回、身体の状態や生活習慣を丁寧にヒアリング
  • 施術後もセルフケアや姿勢アドバイスなどを個別にご案内
  • プライベートを守る予約制で、ゆったりとした時間をご提供

患者様一人ひとりとじっくり向き合うことで、「話をきちんと聞いてくれる整骨院」として、地域の方々にご支持いただいています。

「保険が使えないから、整骨院には行かない」ではなく、
「保険が使えなくても、しっかり整えていきたい」と思える場所として、
みゅう整骨院はあなたの不調と真剣に向き合います。

まとめ|「整骨院=保険が使える」は一部だけ。正しい理解で納得の施術を

「整骨院は保険が使える」と聞くと、
「じゃあ、なんでも安く受けられるんだ」と思われがちです。

ですが、実際には、

  • 保険が使えるのは“急なケガ”などの限られたケースのみ
  • 慢性痛や姿勢ケアなど、多くの症状は保険適用外
  • 自費施術だからこそ可能な、時間をかけた根本的アプローチもある

という現実があります。

“価格”だけでなく、“目的”と“納得”で選ぶ時代へ

今、整骨院選びは「保険が使えるかどうか」ではなく、
「その施術で、いまの悩みが本当に解決できるか?」
という目的重視の視点が求められています。

一時的な対処だけではなく、

  • なぜ痛みが出たのか
  • どうすれば再発しないのか
  • どんな体の使い方が負担を減らせるのか

を、しっかり説明してくれる場所こそ、あなたに合った施術場所と言えるでしょう。

保険にこだわらず、信頼できる整骨院との出会いを

みゅう整骨院では、保険適用外の施術でも、
「だからこそ時間をかけて診てくれる」
「自分の体に合わせた施術を提案してくれる」
と、納得と安心を感じていただける環境づくりに力を入れています。

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整骨院を“保険が使えるかどうか”だけで選ばず、
“本当に信頼できる人に、自分の体を任せられるか”という視点で、
あなたの体と向き合う時間を、大切にしてみませんか?

※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
  • 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。