「薬で良くなってもすぐ戻る」その副鼻腔炎、体の土台が崩れているサインかもしれません
副鼻腔炎で来院される方から最も多く聞くのは、次のような言葉です。
- 「薬を飲んだら一時的に楽になるけど、数日で詰まる」
- 「朝は鼻がカチカチに詰まってつらい」
- 「天気が悪くなると頭が重い」
- 「鼻だけでなく、目の奥の痛みや頭痛まで出てしまう」
耳鼻科での治療(薬・ネブライザー)は非常に重要ですが、鼻だけに原因があるわけではありません。
実は、「首の筋膜の緊張・胸郭の硬さ・猫背姿勢・呼吸の浅さ・自律神経の乱れ」これらが副鼻腔炎の改善を妨げ、「薬が効きにくい体」をつくってしまっているケースがとても多いのです。
特に慢性化している方は、鼻まわりだけでなく 体全体の改善 が必要になります。
みゅう整骨院では、副鼻腔炎の問題を「呼吸のシステムと姿勢の崩れ」で読み解き、薬だけでは届かない部分を整えることで、改善のスピードを大きく高めます。
副鼻腔炎とは?仕組みをわかりやすく解説
まずは、副鼻腔炎が起こる仕組みを理解しておきましょう。
症状の背景を知ることで、「どうすれば改善するのか?」が明確になります。
副鼻腔は4つの空洞の複合チーム
副鼻腔は「ただ鼻の奥にある空洞」ではなく、呼吸機能を支える重要な器官です。
- 上顎洞(頬の奥)
- 篩骨洞(鼻の両脇)
- 前頭洞(眉毛の奥)
- 蝶形骨洞(頭の中心部、目の奥の痛みと関係)
副鼻腔炎の痛みの種類によって、どの空洞が影響しているかが変わります。
副鼻腔炎が起こる2つのメカニズム
① 炎症が長引くパターン
風邪・アレルギーをきっかけに炎症が続き、粘膜が腫れる。
② 排出経路(自然口)が詰まるパターン
空洞内の粘液が排出できず、溜まってしまう。
ここで重要なのは、排出経路=鼻呼吸の機能が弱っている人は治りにくい という点。
慢性化の決定打になる要因
慢性副鼻腔炎の方の9割以上に共通するのが、
- 呼吸が浅い
- 胸が潰れている
- 首が前に出ている(スマホ首)
- 自律神経が緊張しすぎている
という特徴。
つまり、副鼻腔炎は「鼻の炎症」+「呼吸の乱れ」の2つが揃うことで悪化します。
副鼻腔炎と姿勢・首・胸郭の深い関係を徹底解説
「鼻の症状なのに、姿勢が関係あるの?」と思う方も多いですが、これは医学的にも明確な事実です。
なぜなら、鼻呼吸=姿勢 × 胸郭 × 首の筋膜の連動が必要な動作だからです。
胸郭(胸まわり)が硬いと、副鼻腔の排出ができない
胸がつぶれた姿勢の人は、横隔膜がうまく動かず、呼吸が「浅く・速く」なります。
呼吸が浅い人は、鼻を十分に使わず、口呼吸になりやすい。
その結果…
✔ 粘膜が乾燥
✔ 副鼻腔の排出力が低下
✔ 炎症が長引く
胸郭の硬さは、副鼻腔炎の隠れた大敵です。
首の前面(胸鎖乳突筋・斜角筋)の緊張が鼻づまりを助長
副鼻腔とつながる神経・血管は、首の前側を通ります。
- パソコン作業
- スマホのうつむき姿勢
- 枕が高すぎる
こうした習慣で首の筋膜が硬くなると、副鼻腔への血流が低下し、回復が遅くなります。
特に胸鎖乳突筋の硬さは「鼻づまりの持続」と強く関連します。
猫背姿勢の人は、慢性副鼻腔炎を繰り返しやすい
猫背=胸郭が閉まり、首が前へ突き出る
↓
鼻呼吸が浅くなる
↓
酸素が不足し、交感神経が興奮
↓
粘膜が腫れやすくなる
↓
炎症が治りにくい
この悪循環は、薬だけでは止まりません。
副鼻腔炎と自律神経の密接な関係
副鼻腔炎の改善が整体で加速する理由のひとつが、自律神経の調整 です。
ストレスが強いと、鼻づまりは悪化する
交感神経が優位になると、鼻の血管が収縮し、粘膜が腫れやすくなります。
その結果…
- 鼻づまり
- 頭重感
- 目の奥の痛み
- 息苦しさ
が強くなります。
呼吸が浅いと、副鼻腔の排出機能が落ちる
浅い呼吸は、副鼻腔の換気を悪くします。
深い鼻呼吸 → 副鼻腔の空気が入れ替わる
浅い口呼吸 → 副鼻腔の空気が滞る
整体では、胸郭・横隔膜の動きを改善し、深い呼吸ができる体をつくります。
睡眠の質が悪いと、治癒力が落ちる
睡眠の質の悪さは、副鼻腔炎の改善に直結します。
鼻づまりで眠れない → 自律神経が乱れる → 炎症が残りやすい
鼻の症状がある人ほど、「胸郭の緊張をゆるめて眠りを深くする」ケアが大切です。
【Q&A】副鼻腔炎についてよくある質問
Q1:整体だけで副鼻腔炎は治りますか?
A:治療の中心は医療(耳鼻科)ですが、「根本改善」は整体の役割が非常に大きいです。
- 姿勢
- 呼吸
- 首の筋膜
- 胸郭・横隔膜
- 自律神経
これらを改善しなければ、薬が効いてもすぐ戻る状態になります。
Q2:子どもの副鼻腔炎にも整体は効果がありますか?
A:はい。子どもの副鼻腔炎は
- 姿勢不良
- 首の前側の緊張
- スマホ・ゲームによる猫背
が原因のことが大半。優しい施術で改善が期待できます。
Q3:慢性副鼻腔炎と急性副鼻腔炎、整体での違いはある?
A:急性期(38度以上の発熱、強い痛み)の場合は医療が最優先。
慢性期・再発性の場合、整体が効果を発揮します。
Q4:どのくらいのペースで通う必要がありますか?
A:
- 症状がきつい時期:週1〜2回
- 改善期:2週間に1回
- 再発予防:月1回
が目安です。
みゅう整骨院の副鼻腔炎アプローチの具体的な流れ
「鼻を触らないのに呼吸が通るようになった」
「頭が軽くなった」
そんな声を多くいただく理由は、副鼻腔と深く関わる筋膜と関節の滑走性 を整えているからです。
① 首の前面(胸鎖乳突筋・斜角筋)の緊張を解消
首の筋膜が副鼻腔の血流を邪魔すると、回復は進みません。
ここを緩めるだけで頭の重だるさが変わる方も多いです。
② 胸郭・肋骨の動きを広げる
横隔膜の動きが改善し、鼻呼吸が深くなる。
夜間の鼻づまりも軽くなりやすい施術ポイントです。
③ 横隔膜・腹圧を整え、呼吸の質を改善
横隔膜の滑走性を整えると、副鼻腔の換気がスムーズになり、炎症が残りにくい状態になります。
④ 自律神経アプローチ
FJAは神経系に働きかける施術のため、体がリラックス状態に入りやすくなり、粘膜の回復力が高まります。
自宅でできる副鼻腔炎セルフケア
施術と組み合わせることで、改善スピードが2〜3倍変わります。
① 胸を大きく開く深呼吸(1日3回)
胸郭の動きが改善し、鼻呼吸が深くなります。
② 首の前側を緩めるストレッチ
軽く上を向いて、胸をゆっくり広げて呼吸。
首前面の筋膜を緩めると鼻の通りが変わります。
③ 寝る前の腹式呼吸
睡眠の質を上げることで、副鼻腔粘膜の回復が進みます。
④ 口呼吸防止の準備(軽いあご体操)
口呼吸は乾燥→炎症悪化の原因に。
顎周りを緩めると鼻呼吸がしやすくなります。
耳鼻科治療との併用が最も最短ルート
副鼻腔炎は「薬か整体か」ではなく「薬+整体」です。
薬で炎症を抑え、整体で体の土台(姿勢・呼吸・自律神経)を整えると、治りやすい体に変わっていきます。
医療と整体、それぞれの強みを活かすことが最も合理的な改善ルートです。
箕面市で副鼻腔炎に悩む方へ|鼻だけを見ないケアが必要です
みゅう整骨院では、副鼻腔炎を「鼻の病気」としてだけでなく、全身のつながりから評価します。
- 首の筋膜
- 胸郭の動き
- 姿勢のクセ
- 呼吸パターン
- ストレス状態(自律神経)
これらを総合的に整えることで、再発しにくい体へ導くことができます。
まとめ|息が通る体は、姿勢と自律神経から作られる
副鼻腔炎は、鼻の問題だけで語れません。
- 胸郭が開く
- 首の前面が緩む
- 呼吸が深くなる
- 自律神経が整う
この4つが整うと、薬だけでは届かなかった部分が改善し、「スッと息が通る」感覚が戻ってきます。
みゅう整骨院は、そのための土台づくりに特化した整体院です。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。













