「最近、鼻詰まりが酷くて…」
「顎が痛くて口が開けにくい…」
もしかして、それは副鼻腔炎と顎関節症のサインかもしれません。
実は、この2つは一見無関係に見えて、深い関わりがあるのです。
私は、10年以上手技療法の現場に立ち、延べ10万人以上の患者様を診てきました。その中で、
副鼻腔炎と顎関節症の両方の症状に悩まされている患者様を多く見てきました。
この記事では、手技療法のプロとして、副鼻腔炎と顎関節症の関係、そしてその症状に悩むあなたに最適な改善策を、私の経験と実績に基づいた情報を交えながら詳しく解説していきます。
副鼻腔炎とは?その原因と症状
副鼻腔炎とは、顔の骨の中にある空洞である「副鼻腔」に炎症が起こる病気です。
鼻腔と繋がっている副鼻腔は、通常は空気で満たされていますが、風邪やアレルギーなどが原因で鼻粘膜が腫れると、副鼻腔への空気の通り道が狭くなり、細菌が繁殖しやすくなります。
これが副鼻腔炎を引き起こす主な原因です。
副鼻腔炎の主な症状は以下の通りです。
- 鼻詰まり
- 鼻水(黄色や緑色の場合も)
- 顔面の痛みや圧迫感
- 嗅覚の低下
- 頭痛
- 発熱
- 咳
これらの症状は、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎によって、その程度や持続期間が異なります。
急性副鼻腔炎は、通常風邪などのウイルス感染をきっかけに発症し、症状は数日から数週間で改善することがほとんどです。
一方、慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が適切に治療されずに長引いたり、繰り返し起こったりすることで発症します。 症状は3ヶ月以上続き、日常生活に支障をきたすこともあります。
顎関節症とは?その原因と症状
顎関節症とは、顎の関節や周囲の筋肉に異常が起こり、痛みや機能障害を引き起こす病気です。
あくびや食事など、日常生活で頻繁に使う顎関節は、非常に複雑な構造をしています。 そのため、様々な要因が重なって顎関節症を発症すると考えられています。
顎関節症の原因として考えられるものには、以下のようなものがあります。
- 歯ぎしりや食いしばり
- 噛み合わせの悪さ
- 姿勢不良
- ストレス
- 外傷
- 関節リウマチなどの全身疾患
顎関節症の主な症状は以下の通りです。
- 顎の痛み
- 口の開け閉めのしづらさ
- 顎関節から音が鳴る(クリック音、ポキッという音など)
- 耳の痛みや耳鳴り
- 頭痛
- めまい
- 肩や首のこり
顎関節症は進行性の疾患であるため、早期に適切な治療を開始することが大切です。
実は繋がっている?副鼻腔炎と顎関節症の関係
一見無関係に思える副鼻腔炎と顎関節症ですが、実は密接な関係があります。
副鼻腔は、顔面の骨の中に広がっており、その一部は顎関節のすぐ近くに位置しています。
そのため、副鼻腔に炎症が起こると、その影響は顎関節にも及びやすく、様々な症状を引き起こす可能性があります。
副鼻腔炎が顎関節症に与える影響
- 炎症の波及
副鼻腔炎によって鼻腔や副鼻腔に炎症が起こると、その炎症が周囲の組織にまで広がり、顎関節やその周辺の筋肉にも炎症を引き起こすことがあります。 - 開口障害
鼻詰まりが酷い場合、口呼吸をせざるを得なくなります。すると、顎を突き出した状態が続くため、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。 - 筋緊張
副鼻腔炎による痛みや不快感を軽減しようと、無意識に顔の筋肉を緊張させてしまうことがあります。
この持続的な筋緊張は、顎関節やその周辺の筋肉にも及び、顎関節症の症状を悪化させる可能性があります。
このように、副鼻腔炎は顎関節症のリスクを高めるだけでなく、既存の顎関節症の症状を悪化させる可能性も孕んでいるのです。
施術経験から見えた!副鼻腔炎と顎関節症の関係
私は、これまで多くの顎関節症の患者さんを診てきましたが、
その中には、副鼻腔炎を併発している方が非常に多かったことに驚かされました。
例えば、30代の女性Tさんは、慢性的な顎の痛みと開口障害に悩まされ、当院に来院されました。
詳しくお話を伺うと、Tさんは幼少期から副鼻腔炎を患っており、ここ数年は症状が悪化していたとのことでした。
そこで、私はTさんに対して、顎関節症の治療と並行して、副鼻腔炎の治療も行うことを提案しました。具体的には、顎関節周囲の筋肉のマッサージや関節モビライゼーションに加えて、副鼻腔周辺の血行を促進するマッサージを取り入れました。
その結果、Tさんの顎関節症の症状は徐々に改善し、開口障害も軽減しました。
また、副鼻腔炎の症状も軽くなり、鼻詰まりや顔面の圧迫感も軽減したと、大変喜んでいただきました。
このケースからもわかるように、副鼻腔炎と顎関節症は密接に関係しており、両方を同時に治療することで、より効果的に症状を改善できるケースが多くあります。
手技療法で副鼻腔炎と顎関節症を改善
副鼻腔炎と顎関節症の症状を改善するには、それぞれの原因や症状に合わせた適切な治療が必要です。
薬物療法や外科的療法など、様々な治療法がありますが、近年注目されているのが「手技療法」です。
手技療法とは、国家資格を持つ施術者が、患部を直接触診し、手技によって筋肉や関節の調整を行う治療法です。薬物に頼らず、身体に優しい治療法として、幅広い年齢層の方から支持を集めています。
手技療法で期待できる効果
- 筋肉の緊張緩和
手技療法では、緊張した筋肉を丁寧にほぐすことで、血行を促進し、筋肉の柔軟性を回復させます。これにより、副鼻腔炎による顔面の痛みや圧迫感、顎関節症による顎の痛みや開口障害を軽減することができます。 - 関節の動き改善
手技療法では、顎関節の動きを丁寧に評価し、制限されている関節の動きを改善していきます。これにより、顎関節の機能を回復させ、スムーズな開口や閉口を促します。 - 姿勢の改善
手技療法では、姿勢分析を行い、身体全体のバランスを整えることで、姿勢不良に起因する顎関節症の改善を目指します。 - 自律神経の調整
手技療法には、リラックス効果があり、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
ストレスによる顎関節症の症状緩和にも効果が期待できます。
手技療法は、副鼻腔炎と顎関節症の両方に効果が期待できる、非常に有効な治療法と言えるでしょう。
当院の手技療法の特徴
当院では、経験豊富な国家資格保有の施術者が、患者様一人ひとりの症状や原因に合わせて、最適な手技療法を提供しています。
- 詳細なカウンセリングと検査
施術前に、患者様のお悩みや症状、生活習慣などを詳しく伺い、原因を徹底的に追究します。
また、姿勢分析や顎関節の動きの評価など、様々な検査を行い、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療プランを立案します。 - 痛みの少ない優しい施術
当院の手技療法は、患者様の身体に負担の少ない、ソフトな施術を心がけています。
施術中、痛みや不快感を感じた場合は、遠慮なくお申し付けください。 - 日常生活におけるアドバイス
手技療法の効果を最大限に引き出し、再発を予防するために、患者様一人ひとりに合わせたストレッチやエクササイズ、姿勢指導、生活習慣のアドバイスなどを行っています。
副鼻腔炎と顎関節症を自宅でケアする方法
自宅でできるセルフケアも、症状改善に効果的です。
1. 蒸しタオルで温める
蒸しタオルで顔全体を温めることで、血行が促進され、副鼻腔炎の症状緩和に繋がります。 また、顎関節周辺の筋肉も和らぐため、顎関節症の痛み軽減にも効果が期待できます。
具体的な方法
- タオルを水で濡らし、軽く絞ります。
- 電子レンジで1分ほど温めます。(600Wの場合)
- やけどに注意しながら、顔全体や顎関節周辺に当てて温めます。
2. マッサージで血行促進
副鼻腔周辺や顎関節周辺を優しくマッサージすることで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。
具体的な方法
- 副鼻腔マッサージ
両手の親指で、鼻の付け根から眉頭にかけて、優しく円を描くようにマッサージします。 - 顎関節マッサージ
耳の前あたりにある顎関節の窪みに、両手の指を当て、優しく円を描くようにマッサージします。
3. ストレッチで筋肉を伸ばす
首や肩、顎の筋肉をストレッチすることで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進します。
具体的なストレッチ方法
- 首のストレッチ:頭をゆっくりと左右に倒したり、回したりします。
- 肩のストレッチ:肩をゆっくりと上下させたり、前回し、後ろ回しします。
- 顎のストレッチ:口を大きく開けたり閉じたり、顎をゆっくりと左右に動かします。
4. 食事と生活習慣を見直す
- 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとりましょう。
- ストレスを溜め込まないように、適度な運動やリラックスする時間を取り入れましょう。
- 鼻呼吸を意識することで、顎関節への負担を軽減しましょう。
- よく噛んで食べるように心がけ、顎関節への負担を軽減しましょう。
- 硬いものや粘着性のあるものは避け、顎関節に負担をかけないようにしましょう。
当院にご相談ください
当院では、副鼻腔炎と顎関節症でお悩みの方に対し、手技療法をはじめ、患者様一人ひとりに最適な治療プログラムを提供しています。
当院の治療実績
- これまで10年間で10万人以上の患者様の施術実績があります。
- 副鼻腔炎と顎関節症の治療においても、多くの症例に携わってきました。
- 多くの患者様から、症状の改善や再発予防効果を実感していただいています。
副鼻腔炎と顎関節症は、放置すると症状が悪化したり、慢性化したりする可能性があります。
「もしかして…」と思ったら、一人で悩まずに、まずは専門医に相談することをおすすめします。
当院では、手技療法を通して、患者様の健康をサポートいたします。 副鼻腔炎と顎関節症でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
※なお、このブログの内容はあくまでも一般的な情報提供であり、医学的アドバイスではありません。 具体的な治療法については、必ず医師の診断を受けてください。
もし、副鼻腔炎の症状でお悩みなら、無料相談も受け付けておりますので、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
Webサイト限定で副鼻腔炎の専門家の施術が半額で体験できます
https://myuseikotsu.com/category/jiritsu/hukubikuen/
※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
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