どうして起こる？耳鳴りの大きな3つの原因

「耳鳴りの原因が分からずに困っている。」「常に耳鳴りがしていて怖い。」「ＭＲＩなど検査では異常がないが、耳鳴りが治らない。」
このような耳鳴りの症状でお困りではないですか？

この記事では病気だけではなく様々な耳鳴りの原因をご紹介します。

1・病気の影響による耳鳴り
2・骨格系の歪みによる耳鳴り
3・心理的ストレスが影響して発生する耳鳴り

大きく分けるとこれらの原因があり、長年症状のある方が多く見られます。

以下にこれら3つの原因を1つずつ詳しく説明していきます。

 

中耳炎には種類がいくつかありますが、１番多いものは急性中耳炎です。
子どもがかかることが多いですが、花粉症や鼻炎などで鼻をすする回数が多い事や、プールなどの水中で耳の中に水が入ること、又、鼻やのどの風邪の細菌による原因などで、大人がかかることもあります。
症状としては、耳鳴り以外に耳の内部の痛み、耳の聞こえの悪さ、それに伴う頭痛やめまいなどがあげられます。
放置しておくと中耳炎が慢性化してひどくなり、難聴などの後遺症を引き起こすこともあるので危険です。

外耳炎の症状としては耳鳴り、激しい耳の痛みとかゆみが挙げられます。症状が進行すると強い臭いを伴う黄色、または白色の耳垂れが出るようになります。
外耳道は、耳の穴から鼓膜までのことを指します。耳かきなどで外耳道の皮膚を傷つけてしまい、そこからカビや細菌が感染して炎症を起こすと外耳炎を起こし、それが原因で耳鳴りを起こしている場合があります。また、汚水や整髪剤などが耳に入っても外耳炎になりやすいと言われています。

内耳炎というのは、内耳に炎症または感染が起こる病気です。
内耳には、体のバランスを取るために不可欠な三半規管と音の感覚器官である蝸牛があります。内耳炎になるとこれらの内耳の機能が炎症を受けて急激に低下するため、めまいや耳鳴りなどの症状が起こります。
耳の痛みや耳鳴りに加えてめまいや難聴などの症状が起こったら内耳炎である可能性が高いです。

子どもよりも20〜40代の成人女性に多く、両側の耳に起こることはまれです。
症状は、耳の奥のかゆみ、耳鳴り、軽い難聴などです。
また、鼓膜に水疱ができ、出血をともなう耳漏（耳だれ）が出ることもあります。

「ゴーン」「ブーン」という低音の耳鳴り。耳の中の、外からの気圧を調整する弁の開閉が、のどや鼻の炎症によってうまくいかなくなります。それによって音をうまく伝えられなくなるものです。
耳管開放症では、「スー・ハァー」の呼吸音や「ペコペコ」という鼓膜の振動する音が聞こえます。外からの気圧を調整する弁が開いたままで鼓膜が過剰に振動する。無理なダイエットによって耳周辺の脂肪が減ったために起こることもある耳鳴りです。

 

頭蓋骨の１つである側頭骨に隣接した場所に「三半規管」があります。
側頭骨がゆがむと、三半規管の位置がずれるなどの刺激を与えます。この刺激により、三半規管内のリンパ液が増えて内圧が高くなることで、めまいや耳鳴りが起こるのです。
また、頭蓋骨のゆがみは、顎関節のゆがみでも起こります。
ストレスや緊張による「食いしばり」や「歯ぎしり」が顎の骨をゆがませるのです。

 

簡単に言ってしまえば、聞きたくないことを聞こえなくするために耳鳴りを起こす、ということです。
耳は自分の意識の焦点に合わせて、必要な情報を取り入れる能力があります。
大勢人がいる騒がしい環境の中でも、目の前の人との会話は難なくおこなえるのはこの能力のおかげです。
これはカクテルパーティー効果と言って、雑音と人の声、そして必要と判断するものの音を脳機能によって自動的に種分けできる能力が、備わっているので可能となります。
そして耳は聞き取ることよりも、時にはシャットダウンして、余り情報を取り入れまいとする「自己防衛」としての機能を働かせる場合もあります。
このような状態は学校や職場での人間関係、疲労などがピークに達したときに起こり、これが先述のように耳鳴りとして出てきます。

 

これを読んでくださっている方の中には耳鳴りで長く苦しんでいる方もいらっしゃるかと思います。
耳の病気が原因になっていることが疑われる場合は早めに病院を受診してください。
なかなか治らない耳鳴りでお困りの方は原因が体の歪みやストレスの場合も多くありますので、お気軽にご相談くださいね。