交感神経を学んで健康的な体になろう!


「交感神経・副交感神経って何?」
「交感神経の働きについて詳しく知りたい。」
「自律神経失調症と交感神経の関係は?」
 
交感神経という言葉は聞いたことがあるけど、実際にどのようなことをしている神経であるかどうかは分からない・・というあなたのために、この記事では交感神経に関する情報をまとめています。
交感神経について詳しく知って見たいという方は読んでみてください。
 

交感神経とはこんなもの!

 

交感神経副交感神経というもう1つの神経と2つ合わせて自律神経と呼ばれています。
自律神経は自らの意思とは無関係に働く不随意なものです。
例えばご飯を食べている時。
お箸で食べ物を口へ運ぶという動作は自分の意思で行います。
ですが、飲み込んでしまえばあとは体が勝手に消化をしてくれますよね。
この消化をするという作業が自律神経の働きで、自律神経は胃や腸の働きや他にも心臓の拍動、代謝や体温の調節など、人間が生命を保つうえで、欠かせない働きを担っています。
自律神経の中で興奮状態の際に活発になるのが交感神経リラックス状態の際に活発になるものが副交感神経です。
この2つの神経はどちらかが活発なれば片方は沈静し、シーソーのようにバランスをとって働きます。

交感神経は興奮状態の時に活発に!

交感神経は先ほどお伝えしましたように、興奮状態の際に活発になります。
興奮状態とはどのような状態かと言うと、激しい運動をしている際やストレスを感じている時、危険にさらされている時などで基本的には活動時に活発になります。
交感神経が活発になると
・心拍数や呼吸数が上がる

・血管が収縮する
・筋肉への血流量が増える
・消化機能は低下する
このような状態となります。

言葉にすると少し分かりづらいかもしれませんが、緊張したときに心臓がバクバクしたり、気分が悪くなる、なにかに集中しているときにはあまり空腹を感じなかったりした経験はありませんか?
そのようなことも交感神経の働きによるものです。
副交感神経の作用は交感神経の反対の作用となります。
副交感神経は体がリラックス状態の時に活発になり、栄養吸収や休息など体のメンテナンスを行います。

交感神経・副交感神経のバランスが崩れると・・

交感神経・副交感神経を含む自律神経のバランスが乱れると体にさまざまな不調が生じます。
自律神経失調症という名前を聞いたことがあるかもしれません。
これがまさに交感神経・副交感神経のバランスが崩れているよ、というときにつけられる病名です。
これがあるから自律神経失調症と診断されるわけではなく、体の不調はあるのに病院の検査では何も異常が見つからないという時につけられることが多いようです。
症状としては
・頭痛、耳鳴り、めまい
・胃腸の不調
・手足の震え
・イライラ
・不安を感じやすい
・やる気が出ない   etc…
症状はたくさんあり、それぞれによって感じ方や症状の出方も様々です。
最近なんとなく不調が続いている、病院へ行っても不調の原因が分からなかったという場合には自律神経のバランスの乱れを改善させてみるといいかもしれません。
 

自律神経のバランスを整えるために行いたいこと

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1・寝起きに冷たい水を飲む
2・太陽の光を浴びる
3・深呼吸
4・規則正しい生活
5・栄養バランスのとれた食事
6・寝る前のスマートフォンなどは控える
基本的なことが多いですが、これが出来ていない人が近年増えています。
交感神経は活動時に活発になるものですので、切り替えがうまくいかないと体は常に活動状態で休息をとることが出来ません。
交感神経を沈静させて副交感神経が働きやすい状況を作るように意識してみましょう。
 

まとめ

交感神経を中心に自律神経のお話もご紹介しましたが、いかがでしょうか?
自律神経が乱れた際に交感神経が活発になりすぎているというイメージがあるかと思いますが、問題は副交感神経にあるといったこともあります。
交感神経について知った上でメリハリのある生活を送れるよう心がけてみましょう。
当院には交感神経や自律神経の乱れによる不調でお悩みの方も多くいらっしゃいます。
ご興味のある方は一度当院までご相談くださいね。