「少し歩くと脚がしびれる」
「途中で立ち止まらないと歩き続けられない」
「休むとまた歩けるようになる」
このような症状はありませんか?
実はこの状態は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状かもしれません。
特に50代以降の方に多く、脊柱管狭窄症の代表的な症状として知られています。
しかし、間欠性跛行は病名ではありません。
原因によって対処法が大きく変わるため、正しく理解することが大切です。
この記事では、
- 間欠性跛行とは何か
- なぜ起こるのか
- 脊柱管狭窄症との関係
- 改善のためにできること
について分かりやすく解説します。
間欠性跛行とは|読み方と意味
間欠性跛行は、「かんけつせいはこう」と読みます。
言葉を分解すると、
- 間欠性=症状が繰り返し現れる
- 跛行=歩行が困難な状態
という意味です。
具体的には、
一定距離を歩くと、
- 脚がしびれる
- 脚が重くなる
- 痛みが出る
- 力が入りにくくなる
などの症状が現れます。
そして、少し休憩すると症状が軽くなり、再び歩けるようになります。
これが間欠性跛行の特徴です。
症状が出る距離は人によって異なります。
- 10m程度
- 50m程度
- 100m程度
- 数百m程度
と大きな差があります。
また、症状が進行すると歩ける距離が徐々に短くなっていきます。
間欠性跛行を引き起こす2つの原因
間欠性跛行には大きく分けて2つの原因があります。
神経性間欠性跛行(脊柱管狭窄症が原因)
最も多いのが、脊柱管狭窄症による神経性間欠性跛行です。
脊柱管とは、神経が通るトンネルのことです。
加齢などによってこのトンネルが狭くなると、歩行時に神経へ負担がかかります。
その結果、
- お尻の痛み
- 太もものしびれ
- ふくらはぎの痛み
- 足先のしびれ
などが現れます。
神経性間欠性跛行の大きな特徴は、前かがみになると楽になることです。
例えば、
- ショッピングカートを押す
- シルバーカーを使う
- 自転車に乗る
と楽になる方が多くいます。
これは前かがみ姿勢によって神経への負担が軽減されるためです。
血管性間欠性跛行(閉塞性動脈硬化症が原因)
もう一つは、血管の病気による間欠性跛行です。
代表的なのが、閉塞性動脈硬化症です。
脚の血流が悪くなることで、歩行時に筋肉へ十分な酸素が届かなくなります。
その結果、脚の痛みやだるさが出現します。
神経性との違いは、前かがみになっても楽にならないことです。
また、
- 足が冷たい
- 皮膚の色が悪い
- 足の脈が弱い
などの特徴もあります。
神経性と血管性の違い
| 項目 | 神経性 | 血管性 |
|---|---|---|
| 原因 | 脊柱管狭窄症 | 動脈硬化 |
| 前かがみで楽になる | ◎ | × |
| 自転車に乗れる | ◎ | △ |
| 足の冷感 | △ | ◎ |
| 休憩で改善 | ◎ | ◎ |
| 専門科 | 整形外科 | 循環器科・血管外科 |
重要なのは、
血管性間欠性跛行の場合は整形外科だけではなく、循環器科や血管外科の受診が必要になることです。
この先は主に脊柱管狭窄症による神経性間欠性跛行について解説します。
神経性間欠性跛行|どこがしびれる・痛むのか
間欠性跛行といっても、症状の出る場所には個人差があります。
これは、どの神経が影響を受けているかによって変わるためです。
お尻から太ももの裏がしびれる場合
脊柱管狭窄症では、
お尻から太ももの裏にかけて症状が出ることがあります。
よくある症状は、
- お尻の重だるさ
- 太もも裏の張り感
- 電気が走るようなしびれ
- 脚が抜けそうな感覚
などです。
長時間歩くと徐々に症状が強くなります。
ふくらはぎから足先がしびれる場合
神経への圧迫が強くなると、症状がふくらはぎや足先まで広がることがあります。
例えば、
- ふくらはぎのしびれ
- 足裏の違和感
- 足の指の感覚異常
- 足先の冷感
などです。
特に、歩行時に足が上がりにくくなる場合は注意が必要です。
両足に症状が出る場合
片足だけではなく、両足に症状が出るケースもあります。
この場合は、脊柱管の中央部分にある馬尾神経への影響が疑われます。
両足のしびれに加えて、
- 歩行困難
- 排尿障害
- 排便障害
がある場合は早急な受診が必要です。
関連記事
→ 馬尾型と神経根型の違いはこちら
歩ける距離が短くなるのは悪化のサイン
間欠性跛行では、歩ける距離の変化が重要な指標になります。
例えば、
- 半年前は500m歩けた
- 今は100mしか歩けない
- 最近は50mで休憩が必要
という状態は、
症状が進行している可能性があります。
特に、歩ける距離が短期間で急激に短くなっている場合は注意が必要です。
簡単セルフチェック
次の項目に当てはまる数を確認してみてください。
- 100m以内で脚が重くなる
- 休憩すると再び歩ける
- 前かがみになると楽になる
- 自転車では症状が出にくい
- 腰より脚の症状が強い
3つ以上当てはまる場合は、
脊柱管狭窄症による間欠性跛行の可能性があります。
ただし、
これはあくまでも参考です。
確定診断には専門的な検査が必要です。
間欠性跛行と診断されたら|まず何をすべきか
間欠性跛行が疑われる場合、
まず原因を明確にすることが大切です。
整形外科での検査
脊柱管狭窄症が疑われる場合、
整形外科では次のような検査が行われます。
レントゲン検査
骨の変形や背骨の状態を確認します。
MRI検査
脊柱管の狭さや神経への影響を詳しく確認できます。
脊柱管狭窄症の診断では非常に重要な検査です。
神経学的検査
- 筋力検査
- 感覚検査
- 腱反射検査
などを行い、
神経の状態を評価します。
ABI検査(血管性との鑑別)
血管性間欠性跛行との区別が必要な場合は、
ABI検査が行われます。
ABIとは、
足首と腕の血圧を比較する検査です。
この検査によって、
動脈硬化による血流障害がないかを確認できます。
日常生活でできる工夫
症状がある場合でも、
生活の工夫によって負担を減らせることがあります。
シルバーカーやショッピングカートを活用する
前かがみ姿勢になるため、
神経への負担が軽減しやすくなります。
自転車を活用する
歩くとつらい方でも、
自転車は比較的楽に乗れることがあります。
無理のない範囲で取り入れましょう。
水中歩行を活用する
水の浮力によって腰への負担が軽減されます。
運動不足の予防にもつながります。
歩ける範囲で活動する
症状があるからといって、
全く動かなくなるのはおすすめできません。
無理のない範囲で身体を動かすことが大切です。
ただし、
痛みを我慢して歩き続ける必要はありません。
適度な休憩を挟みながら活動しましょう。
整骨院で間欠性跛行は改善できる?
間欠性跛行と診断されると、
「整骨院でみてもらえるの?」
という質問をいただくことがあります。
まず大切なのは、
整骨院で脊柱管そのものを広げることはできない
ということです。
しかし、
脊柱管狭窄症によって起こる間欠性跛行では、
神経の圧迫だけでなく、
筋肉や関節の機能低下が関係していることも少なくありません。
そのため、
身体全体のバランスを整えることで、
症状が出にくい身体づくりを目指すことは可能です。
整骨院が対応できること
脊柱管狭窄症による間欠性跛行では、
次のような要素が症状へ影響していることがあります。
- 骨盤の傾き
- 股関節の硬さ
- 背骨の動きの低下
- お尻や太ももの筋緊張
- 姿勢の崩れ
- 身体の使い方のクセ
これらを整えることで、
神経への負担を軽減できる可能性があります。
みゅう整骨院の考え方
みゅう整骨院では、
痛みが出ている場所だけをみるのではなく、
身体全体の連動性を重視しています。
例えば、
腰だけを施術しても、
股関節や骨盤の動きが悪いままであれば、
再び負担が集中することがあります。
そのため、
- 骨盤
- 股関節
- 胸椎
- 呼吸
- 自律神経
まで含めて確認しています。
FJA理論によるアプローチ
当院では、
画像検査では分かりにくい
「滑走不全」
にも注目しています。
滑走不全とは、
筋肉や筋膜が本来の動きを失っている状態です。
この状態が続くと、
動作時に特定の部位へ負担が集中しやすくなります。
症状の原因を多角的に確認しながら施術を行っています。
このような方は一度ご相談ください
- 歩ける距離が徐々に短くなっている
- 手術を勧められて迷っている
- 保存療法を続けているが変化を感じにくい
- 少しでも長く歩けるようになりたい
身体の状態によって今後の選択肢も変わります。
まずは現在の状態を確認することが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. 間欠性跛行は自然に治りますか?
原因によって異なります。
脊柱管狭窄症が原因の場合、
完全に自然治癒するケースは多くありません。
ただし、
症状が安定したり軽減したりすることはあります。
Q. 温泉は効果がありますか?
温めることで筋肉の緊張が緩和し、
楽になる方もいます。
ただし、
根本的な改善ではありません。
Q. ウォーキングはした方がいいですか?
無理のない範囲で行うことは大切です。
ただし、
痛みを我慢して長距離を歩く必要はありません。
症状に合わせて調整しましょう。
Q. 手術しないと歩けなくなりますか?
必ずしもそうではありません。
保存療法で安定する方もいます。
一方で、
症状が進行するケースもあるため、
定期的な評価が重要です。
Q. 自転車は間欠性跛行に良いと聞きましたが本当ですか?
比較的楽に行える方が多いです。
前傾姿勢によって神経への負担が減るためです。
Q. 何メートル歩けたら正常ですか?
個人差があります。
重要なのは、
以前と比較して歩ける距離が短くなっていないかです。
Q. 杖やシルバーカーは使った方がいいですか?
無理をして歩くより、
安全に移動できる方法を選ぶ方が大切です。
転倒予防にもつながります。
Q. 間欠性跛行でも旅行へ行けますか?
症状の程度によります。
休憩をこまめに取りながら計画することで、
旅行を楽しめる方も多くいます。
まとめ
少し歩くと脚がしびれる。
休憩するとまた歩ける。
このような症状は、
間欠性跛行の可能性があります。
間欠性跛行は病名ではなく、
脊柱管狭窄症や血管の病気などによって起こる症状です。
特に脊柱管狭窄症では、
前かがみになると楽になる、
自転車には乗れる、
という特徴がみられます。
また、
歩ける距離が徐々に短くなっている場合は、
症状が進行しているサインかもしれません。
早めに身体の状態を確認することが大切です。
みゅう整骨院では、
腰だけでなく身体全体のバランスを確認しながら施術を行っています。
間欠性跛行による脚のしびれや歩行時の不安でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
関連記事
→ 両足に症状がある場合——馬尾型について
→ 間欠性跛行が進んだとき、手術を選ぶ基準
→ 間欠性跛行がある方の日常生活の工夫
→ 高齢者の間欠性跛行と転倒リスクについて
箕面市で根本改善を目指す整体・整骨院をお探しの方へ
初回は丁寧なカウンセリングと評価を行います。
箕面市で根本改善を目指す整体・整骨院をお探しなら、みゅう整骨院へご相談ください。
医師も推奨する独自の施術で、あなたの不調を解消します。
脊柱管狭窄症でお悩みの方へ。
当院の脊柱管狭窄症専門ページでは、原因やみゅう整骨院による改善事例を詳しく解説しています。
この記事の監修・執筆者:平井 大樹(箕面市の整体 みゅう整骨院 代表)
平井大樹(TAIKI HIRAI)
箕面市の整体 みゅう整骨院の代表
柔道整復師・スポーツトレーナー。臨床歴20年・10万人以上の施術実績。治療家のための平井塾主宰。
臨床歴20年・10万人の施術実績を持つ「身体の専門家」
私は、これまで20年間、延べ10万人を超える患者様と向き合ってきました。その中で最も大切にしてきたのは、「痛みを取る」ことだけではなく、「患者様が心から安心して過ごせる毎日を取り戻す」ことです。
箕面市の整体「みゅう整骨院」が選ばれ続ける理由
- 長期にわたる信頼: 当院には、5年以上通われる方が120名、10年以上通われる方も80名いらっしゃいます。
- 根本的なアプローチ: 独自の手技「FJA」「姿勢循環整体」で、痛みの根本原因である身体全体の不調にアプローチします。
- 地域での実績: 代表の平井は広告を一切使わず、ご紹介だけで新規予約は6年待ちの状態です。
全国のプロ治療家を指導する技術顧問・講師として
私は、全国9社の整骨院グループで技術研修を担当しています。
👉 箕面市の整体で選ばれ続ける「みゅう整骨院」トップページはこちら
このコラムが、あなたの不調を改善する一歩となれば幸いです。
みゅう整骨院へのアクセス・店舗情報
Googleマップでの検索や、お越しいただく際はこちらの情報をご参照ください。
- 店舗名:みゅう整骨院
- 住所:〒562-0004 大阪府箕面市牧落1-19-19
- アクセス:阪急箕面線「牧落駅」より徒歩7分
- 電話番号:072-722-7026
- 公式サイト:https://myuseikotsu.com/
※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※ 免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。














