少し歩くと、足がしびれて止まってしまう。
前かがみになると楽だけど、まっすぐ立っているのがつらい。
脊柱管狭窄症で悩んでいる方の多くが、このような症状と不安を抱えています。
病院では、
-
「年齢のせいですね」
-
「脊柱管が狭くなっています」
-
「ひどくなったら手術も考えましょう」
と言われ、薬やリハビリを続けているけれど、「本当にこのまま歩けなくなるの?」と、不安が消えないままの方も少なくないのではないでしょうか。
実際、みゅう整骨院にも、
-
画像では狭いと言われた
-
でも日によって歩ける距離が違う
-
前にかがむと楽なのが不思議
といった疑問を抱えた方が、多く来院されます。
ここで、ぜひ知っておいていただきたい大切な視点があります。
それは、脊柱管狭窄症の症状は、「脊柱管が狭い=必ず歩けなくなる」という単純な話ではないということです。
20年以上・延べ10万人以上の臨床経験の中で、私たちが強く感じているのは、
-
画像では狭いのに、普通に生活できている人
-
狭さは軽度でも、すぐ歩けなくなる人
が確かに存在する、という事実です。
この違いは、背骨の形そのものよりも、「体をどう使っているか」「どこに負担が集中しているか」にあります。
脊柱管狭窄症は、
-
腰だけの問題
-
神経だけの問題
ではありません。
足、膝、股関節、骨盤。
下肢全体の使われ方が変わった結果として、神経に負担が集中している状態と捉えることができます。
この記事では、
-
脊柱管狭窄症とはどんな状態なのか
-
なぜ「狭い=悪化」ではないのか
-
歩ける・歩けないを分ける本当のポイント
-
手術以外の選択肢を考える視点
を、専門用語をできるだけ使わず、初めての方にも分かるように解説していきます。
もし今あなたが、
-
将来歩けなくなるのが不安
-
この症状と一生付き合うのか心配
-
何を信じていいか分からない
そう感じているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
脊柱管狭窄症は、“見方”を変えることで、これからの選択肢が大きく変わる症状です。
【結論】脊柱管狭窄症は「狭さ」だけが原因ではありません
まず、この記事で一番大切な結論からお伝えします。
脊柱管狭窄症の症状は、「脊柱管が狭いから出ている」それだけで決まるものではありません。
実際の臨床では、
-
画像で「かなり狭い」と言われたのに、普通に歩けている人
-
「軽度」と言われたのに、すぐ足がしびれてしまう人
この両方を、私たちは数多く見てきました。
つまり、脊柱管の“狭さ”と、症状の強さは必ずしも一致しないということです。
「狭い=歩けなくなる」とは限らない理由
脊柱管狭窄症では、
MRIやCTで
-
神経の通り道が狭い
-
神経が圧迫されている
と説明されることが多いです。
この説明自体は間違いではありません。
ただし、それだけでは「なぜ歩ける日と歩けない日があるのか」を説明できません。
実際には、
-
同じ距離を歩いても平気な日
-
数分で足がしびれる日
と、症状に波がある方が非常に多いです。
この違いを生むのは、神経が“どれだけ余裕をもって動けているか”という点です。
脊柱管が多少狭くても、
-
周囲の組織が柔らかい
-
神経が引っ張られずに滑っている
状態であれば、症状は出にくくなります。
画像検査では分からない「動きの問題」
レントゲンやMRIは、
-
骨の形
-
脊柱管の広さ
-
椎間板の状態
を確認するには、とても重要です。
しかし、それは“止まっている状態”の情報です。
脊柱管狭窄症で問題になるのは、
-
歩いたとき
-
立ち続けたとき
-
姿勢を変えたとき
といった、動いている最中の神経の状態です。
たとえば、
-
骨盤や股関節がうまく動かない
-
腰を反らしすぎる立ち方が癖になっている
こうした状態では、神経が常に引っ張られやすくなり、「狭さ以上に負担がかかる」ことが起こります。
これが、画像所見だけでは説明できない症状の差を生みます。
この記事の結論まとめ
ここまでの内容を、要点だけ整理します。
-
脊柱管狭窄症は「狭さ」だけで症状は決まらない
-
画像所見と歩ける・歩けないは一致しないことが多い
-
神経の“動きやすさ”が症状に大きく影響する
-
見るべきは「どこで負担が集中しているか」
つまり、脊柱管狭窄症は、腰や背骨だけを見ていても本質にはたどり着けない症状なのです。
脊柱管狭窄症とは?一般的に言われている原因
ここではまず、整形外科や一般的な情報で説明されている脊柱管狭窄症について整理しておきましょう。
そのうえで、なぜその説明だけでは不安が消えない人が多いのかを次の章につなげていきます。
脊柱管狭窄症の症状と特徴
脊柱管狭窄症の代表的な症状として、よく知られているのが 間欠性跛行(かんけつせいはこう) です。
これは、
-
少し歩くと足がしびれる・重くなる
-
休むと回復し、また歩ける
-
前かがみになると楽になる
といった特徴があります。
他にも、
-
太ももやふくらはぎのしびれ
-
足に力が入りにくい感じ
-
立ち続けるとつらい
-
腰のだるさ・張り感
などがみられます。
ただし、症状の出方や強さには個人差が大きいという点も、脊柱管狭窄症の特徴です。
なぜ「加齢」「狭くなる」と説明されるのか
脊柱管狭窄症は、一般的に次のような原因で説明されます。
-
加齢による骨や靭帯の変化
-
椎間板の変性
-
骨棘(骨のトゲ)の形成
これらによって、神経の通り道である脊柱管が狭くなるとされています。
確かに、年齢とともにこうした変化が起こるのは自然なことです。
しかしここで、一つ大切な事実があります。
それは、
-
同じ年代でも症状が出ない人がいる
-
画像上は狭くても、普通に生活できている人がいる
という点です。
つまり、加齢や狭さは「条件の一部」にすぎないということです。
薬・リハビリ・安静の役割と限界
脊柱管狭窄症では、
-
痛み止め
-
血流改善の薬
-
リハビリ
-
安静指導
が行われることが一般的です。
これらは、
-
痛みやしびれを一時的に和らげる
-
日常生活を保つ
という意味で、とても重要な役割があります。
ただし、
-
効果が安定しない
-
良い日と悪い日の差が大きい
-
「根本的に良くなっている感じがしない」
と感じている方も少なくありません。
これは、「なぜ神経に負担がかかり続けているのか」という背景が変わっていないためです。
つまり、症状を抑えることはできても、負担のかかり方そのものが変わっていない状態なのです。
なぜ治療を続けても脊柱管狭窄症が良くならないのか?
薬やリハビリを続けているのに、歩ける距離がなかなか伸びない。
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
ここで大切なのは、「治療が間違っているから良くならない」わけではないという視点です。
多くの場合、アプローチされている場所と、本当に負担が集中しているポイントがズレていることが原因です。
「腰だけ」を見ていると見落とされる問題
脊柱管狭窄症という名前から、
どうしても
-
腰が悪い
-
背骨が原因
と考えがちです。
もちろん、腰の状態は重要です。
ただし臨床では、
-
腰の痛みは軽い
-
でも歩くと足がつらい
という方がとても多くいます。
この場合、腰以外の場所で神経に負担がかかっている可能性を考える必要があります。
特に多いのが、
-
骨盤が固まっている
-
股関節がうまく動いていない
-
足元で衝撃を処理できていない
といった、下肢全体の使われ方の問題です。
安静とリハビリの“タイミングのズレ”
脊柱管狭窄症では、
-
痛いときは安静
-
落ち着いたらリハビリ
という流れが一般的です。
これはとても大切な考え方ですが、タイミングや内容が合っていないと、かえって症状が長引くことがあります。
例えば、
-
動かさない期間が長すぎる
-
同じ運動だけを繰り返している
こうした状態では、
-
関節が硬くなる
-
ファシアの滑走性が低下する
-
神経が動きにくくなる
結果として、少し歩いただけで症状が出やすい体になってしまいます。
脊柱管狭窄症が慢性化する構造的な理由
脊柱管狭窄症が長引く方には、次のような共通した流れが見られます。
-
腰や背中の動きが制限される
-
それをかばって歩き方が変わる
-
下肢や骨盤に負担が集中する
-
神経が引っ張られやすくなる
この状態が続くと、「狭さ」以上に神経がつらい環境が作られてしまいます。
つまり、歩けなくなる原因は、
-
脊柱管が狭いから
ではなく -
狭い状態で、さらに負担が積み重なっているから
というケースが非常に多いのです。
【専門解説】FJA理論で見る脊柱管狭窄症の本当の原因
ここからは、「なぜ脊柱管が狭いと言われているのに、症状の出方にこれほど差が出るのか?」をFJA理論(ファシアティック・ジョイント・アプローチ)の視点から解説していきます。
少し専門的になりますが、“これ以上悪化させないために必要な考え方”として、ぜひ知っておいてください。
FJA理論とは?「狭いかどうか」より「どう使われているか」
FJA理論では、体を
-
筋肉
-
関節
-
神経
-
ファシア(結合組織)
といったパーツで分けて見るのではなく、「動きの中で連動する一つのシステム」として捉えます。
脊柱管狭窄症でも、
-
脊柱管が狭い
-
神経が圧迫されている
という状態だけで判断するのではなく、
-
その状態で、どう動いているか
-
どこに負担が集中しているか
という使われ方を評価します。
同じように狭い所見があっても、
-
歩ける人
-
すぐ止まってしまう人
が分かれる理由は、ここにあります。
脊柱管狭窄症を悪化させる3つの破綻
FJAでは、脊柱管狭窄症の背景を次の3つの層の破綻として捉えます。
① ファシア(結合組織)の滑走不全
神経の周囲には、ファシアという薄い膜状の組織が存在します。
このファシアの滑りが悪くなると、
-
神経が動くたびに引っ張られる
-
少しの動きで違和感やしびれが出る
状態になります。
脊柱管が狭い状態でさらに滑走不全が起こると、「狭さ以上に神経がつらい環境」が作られてしまいます。
関節(骨盤・股関節・腰椎)の動きの破綻
歩行や立位では、
-
骨盤
-
股関節
-
腰椎
が、細かく連動して動いています。
しかし、
-
骨盤が固まっている
-
股関節が使えていない
状態では、その代償として腰や神経に負担が集中します。
特に、腰を反らしすぎる姿勢が癖になっている方は、神経の通り道が常に窮屈な状態になりやすいのです。
③ 神経制御(無意識の使い方)の破綻
脊柱管狭窄症の方の多くは、
無意識のうちに
-
痛みが出ない姿勢を探す
-
前かがみで動く時間が増える
-
歩幅を極端に小さくする
といった動きを続けています。
これは自然な反応ですが、これが長く続くと、
-
動きが偏る
-
特定の場所に負担が集中する
-
神経が過敏なまま使われる
という状態が固定化されます。
「狭さは変わらなくても楽になる」理由
FJA理論では、脊柱管を広げることを目的にしません。
それでも、
-
歩ける距離が伸びる
-
しびれが出にくくなる
-
外出への不安が減る
といった変化が起こることがあります。
これは、
-
神経にかかっていた引っ張りや摩擦が減った
-
神経が「余裕をもって動ける環境」に戻った
結果です。
つまり、「狭いままでも、つらくならない使い方」は十分に可能だということです。
脊柱管狭窄症と「歩行・下肢全体」の深い関係
脊柱管狭窄症の症状を大きく左右するのが、「どれだけ歩けるか」です。
そしてその歩ける・歩けないを分けているのは、実は 腰そのものよりも、歩行時の体の使い方 であることが非常に多いのです。
なぜ「歩くとつらく、止まると楽」なのか?
脊柱管狭窄症の代表的な症状である間欠性跛行には、はっきりした特徴があります。
-
歩いていると足がしびれる
-
立ち止まる、前かがみになると楽
-
少し休むとまた歩ける
これは、歩行中に神経への負担が増え、止まることで一時的に減っているという状態です。
歩行では、
-
骨盤が前後・左右に動く
-
股関節が伸びる
-
背骨が自然に反る
という動きが起こります。
このとき、
-
骨盤や股関節が硬い
-
腰だけで体を支えている
状態だと、神経の通り道が常に窮屈になりやすく、歩くほど症状が出やすくなります。
歩行時に「腰だけが頑張っている」状態
脊柱管狭窄症の方を歩行評価すると、次のような特徴がよく見られます。
-
歩幅が極端に小さい
-
上半身だけで歩いている
-
股関節がほとんど動いていない
これは、腰をかばいながら歩いている状態です。
一見、体にやさしそうですが、
実際には
-
腰にかかる負担が減らない
-
下肢で衝撃を処理できない
という問題が起こります。
結果として、
-
少し歩いただけで神経がつらくなる
-
歩行=症状が出る動作
という悪循環に入ってしまいます。
「足・膝・股関節」が使えると何が変わるのか?
一方で、歩ける距離が伸びていく方にはある共通点があります。
それは、
-
足裏で地面を感じられている
-
膝が突っ張らずに動いている
-
股関節が自然に使われている
という点です。
下肢全体が連動すると、
-
腰の反りが過剰にならない
-
神経にかかる引っ張りが減る
-
神経が“余裕をもって動ける”
状態になります。
その結果、
-
同じ「狭さ」でも
-
同じ「年齢」でも
歩ける距離や安心感に大きな差が生まれます。
実は多い|脊柱管狭窄症と併発しやすい症状
脊柱管狭窄症で悩んでいる方の多くは、「歩けない」「足がしびれる」以外の不調も同時に抱えていることが少なくありません。
これらは偶然ではなく、体の使われ方が変わった結果として起きている“連鎖反応”であることが多いのです。
足のしびれ・だるさが強くなる理由
脊柱管狭窄症では、
-
太ももが重だるい
-
ふくらはぎが張る
-
足先の感覚が鈍い
といった症状を訴える方が多くいます。
これは、
-
神経の血流が一時的に低下する
-
神経が引っ張られ続けている
といった要素に加えて、足部での衝撃処理がうまくいっていないことが関係している場合があります。
足裏で体重を分散できないと、
-
衝撃が膝・股関節へ
-
さらに骨盤・腰へ
と抜けていき、結果として 神経に余計なストレス がかかります。
膝痛・股関節痛が同時に出るケース
脊柱管狭窄症の方を評価していると、
-
膝が伸びきらない
-
股関節が詰まる感じがある
-
立ち上がりが不安定
といった症状が同時に見られることも珍しくありません。
これは、
-
腰をかばう
-
前かがみ姿勢が増える
ことで、膝や股関節が代わりに頑張り続けている状態だからです。
その結果、
-
腰の問題
-
膝の問題
-
股関節の問題
が 同時進行 で起こることがあります。
反対側まで不調が広がるのはなぜ?
「右足がつらかったのに、最近は左も違和感がある」
このような変化も、脊柱管狭窄症ではよく見られます。
原因の一つは、無意識の体重の偏りです。
-
楽な側に体重を乗せ続ける
-
片脚で支える時間が長くなる
この状態が続くと、
-
反対側の膝
-
反対側の股関節
-
反対側の腰
にも負担が波及していきます。
つまり、症状が広がるのは「悪化」ではなく、体が必死にバランスを取っているサインであることも多いのです。
実際の改善例|脊柱管狭窄症が楽になったケース
ここでは、みゅう整骨院に来院された方の中から、脊柱管狭窄症による「歩けない不安」が軽減し、日常生活が楽になったケースをいくつかご紹介します。
※個人が特定されないよう、内容は一部調整しています。
70代男性|100mも歩けなかったのが外出できるようになったケース
来院時のお悩み
-
100mほど歩くと足がしびれて止まってしまう
-
前かがみでないと歩けない
-
病院では「典型的な脊柱管狭窄症」と説明を受けていた
「このまま歩けなくなるのでは」という強い不安を抱えて来院されました。
評価で分かったこと
-
骨盤と股関節の動きが極端に少ない
-
歩行時、腰だけで体を支えている
-
足裏での体重分散がほとんどできていない
腰の狭さ以上に、下肢が使えないことで神経に負担が集中している状態が目立ちました。
施術と変化
-
骨盤・股関節の動きの調整
-
足部から下肢全体の連動を回復させるアプローチ
-
「反らない・頑張らない歩行」の確認
数回の施術後、
-
歩いてもすぐに止まらなくなった
-
外出への不安が減った
と変化が見られ、現在は日常の買い物や散歩を無理なく楽しめる状態を維持されています。
60代女性|前かがみでしか歩けなかった姿勢が変わったケース
来院時のお悩み
-
立っているだけで足がつらくなる
-
常に前かがみでないと楽になれない
-
「年齢のせい」と言われ、諦めかけていた
評価で分かったこと
-
股関節がほとんど伸びていない
-
膝が突っ張り、クッションとして使えていない
-
姿勢への恐怖感が強い
施術と変化
-
股関節・膝の連動改善
-
姿勢を「正す」のではなく「楽に保つ」練習
-
立位・歩行時の体重移動の再学習
施術を重ねる中で、
-
前かがみにならなくても立てる時間が増えた
-
足のしびれが出るまでの時間が延びた
と、姿勢と歩行の両方に変化が現れました。
改善した人に共通していた「変化のポイント」
症状が楽になった方に共通していたのは、次の3つです。
-
「狭いから仕方ない」と決めつけなくなった
-
腰だけに意識を向けなくなった
-
下肢全体で体を支える感覚が戻った
その結果、
-
歩くことへの恐怖が減る
-
神経にかかる余計な負担が減る
-
良い日が安定して増えていく
という流れが生まれました。
自分でできること・やってはいけないこと
ここまで読んで、「じゃあ、家では何をすればいいの?」と感じている方も多いと思います。
この章では、脊柱管狭窄症の方が安心して取り組めることと知らずに悪化させやすい注意点を、臨床でよくある例をもとに整理します。
脊柱管狭窄症でやりがちなNG行動
脊柱管狭窄症の方が、良かれと思ってやってしまいがちなのが
次のような行動です。
-
腰を強く反らす体操を続ける
-
痛みを我慢して長時間歩く
-
腰やお尻を強く揉み続ける
-
「背筋を伸ばさなきゃ」と常に力を入れる
これらは、一時的にスッキリしたように感じても、後からしびれや歩行困難が強くなるケースが少なくありません。
脊柱管狭窄症では、腰を反らす動きが続くことで神経の通り道がさらに窮屈になることがあります。
「頑張るほど良くなる」症状ではないという点を、ぜひ覚えておいてください。
今日から意識してほしい姿勢・動作
セルフケアで最も大切なのは、特別な運動よりも日常の姿勢・動作の見直しです。
① 立ち姿勢の意識
-
背筋を無理に伸ばさない
-
腰を反らしすぎない
-
体重を両足に分散させる
「良い姿勢=胸を張る」ではありません。
楽に立てているかを基準にしてください。
② 歩くときの意識
-
歩幅を無理に広げない
-
早く歩こうとしない
-
症状が出る前に一度休む
「限界まで歩く」より、「余裕を残して止まる」ほうが、結果的に歩ける距離は伸びやすくなります。
③ 座る・休むことの使い方
-
こまめに休憩を入れる
-
前かがみで楽になる姿勢をうまく使う
-
無理に我慢しない
休むことは、悪化を防ぐための大切なセルフケアです。
セルフケアの限界と、相談の目安
セルフケアはとても重要ですが、すべてを一人で何とかする必要はありません。
次のような場合は、専門家に相談することをおすすめします。
-
歩ける距離がどんどん短くなっている
-
休んでも回復しにくくなってきた
-
足に力が入りにくい感覚がある
-
排尿・排便に違和感が出てきた
特に最後の項目は、医療機関での早急な確認が必要です。
みゅう整骨院でも、必要があると判断した場合は必ず医療機関での受診を優先してお伝えしています。
病院と整骨院、どう使い分けるべきか?
脊柱管狭窄症と診断されると、多くの方が次のように感じます。
-
「このまま病院だけでいいのかな?」
-
「整骨院に行っても意味はあるの?」
-
「手術と言われたら、従うしかないの?」
この章では、不安を減らし、納得して選択するための考え方を分かりやすく整理します。
まず医療機関(整形外科)を優先すべきケース
次のような症状がある場合は、迷わず医療機関での診察が必要です。
-
安静にしていても強い痛み・しびれが続く
-
歩行距離が急激に短くなっている
-
足に力が入りにくい、脱力感がある
-
排尿・排便に異常を感じる
-
転倒や外傷をきっかけに悪化した
これらは、神経への影響が強い可能性があり、画像検査や医師の判断が欠かせません。
みゅう整骨院でも、こうしたケースでは施術よりも医療機関での確認を最優先しています。
整骨院が力を発揮できるケース
一方で、次のような方には整骨院での評価・施術がとても有効になることがあります。
-
手術はまだ様子見と言われている
-
薬やリハビリを続けているが不安が残る
-
歩ける日と歩けない日の差が大きい
-
姿勢や歩き方について説明を受けたことがない
これらは、「狭さ」そのものよりも、「体の使われ方」が症状に影響しているケースが多い状態です。
整骨院では、
-
歩行や立ち姿勢の評価
-
骨盤・股関節・下肢全体の連動チェック
-
ファシアや関節の滑走性の調整
など、画像には映らない“動きの問題”に丁寧に向き合うことができます。
みゅう整骨院が大切にしている医療連携の考え方
みゅう整骨院では、「病院か整骨院か」という二択ではなく、
それぞれの役割を活かすことが、一番安心につながると考えています。
-
検査・診断・安全確認 → 医療機関
-
動き・使い方・再発予防 → 整骨院
このように役割を分けることで、
-
今の症状への対応
-
これから歩き続けるための体づくり
の両方を大切にすることができます。
不安な場合は、「相談だけ」でも構いません。
無理な通院の提案や、手術を否定するような説明は一切行っていませんので、安心してご相談ください。
まとめ|脊柱管狭窄症は「狭さ」だけで未来は決まりません
脊柱管狭窄症と聞くと、
-
年齢のせい
-
いずれ歩けなくなる
-
手術しかない
と、不安が先に立ってしまいがちです。
しかし、この記事を通してお伝えしてきたように、
-
脊柱管の狭さと症状は一致しないことが多い
-
歩行や下肢の使われ方が大きく影響する
-
狭さが変わらなくても、楽に生活できる可能性はある
という事実があります。
脊柱管狭窄症は、「治らない病気」ではなく、「体の使い方を見直すサイン」と捉えることができます。
もし今、
-
将来への不安が強い
-
手術以外の選択肢を知りたい
-
一度、全体を見てもらいたい
そう感じているなら、一人で抱え込まず、まずは相談してください。
※ただし、自己判断は禁物です。 痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
※免責事項
- 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
- 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
- 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
















