喉の詰まりが消えない原因|ストレートネック・姿勢・呼吸との関係性

「喉がつまる感じがするのに、病院では異常なし」

そんな違和感に悩む方は少なくありません。実はこの症状、ストレートネックや猫背姿勢、呼吸の浅さなど、首や体の使い方と深く関係している場合があります。

スマホやパソコンを使う時間が増えた現代人にとって、姿勢と自律神経のバランスの乱れは喉まわりにも影響を与えるのです。

この記事では、喉の違和感とストレートネック・呼吸の関係性を専門的な視点から解説し、整骨院でできる改善アプローチをご紹介します。

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喉の違和感が続く…でも病院では「異常なし」?

「喉がつまる感じがする」
「何かひっかかっているようで気になる」
そんな違和感があるのに、耳鼻科や内科では「異常なし」と診断される。

こうした訴えは、特に30~50代の女性を中心に少なくありません。
検査で異常がないと、「気のせいかも」「どうしようもないのかも」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

「異物感」「圧迫感」「飲み込みづらさ」…実際の声

みゅう整骨院に来られる方のなかには、次のようなお悩みを抱えている方がいます:

  • 「のどの奥に何か詰まっている気がする」
  • 「食事は普通にできるのに、ずっと喉が重い」
  • 「飲み込みはできるけど、息苦しさがある」
  • 「呼吸が浅くなって、息を吸いにくい感じがする」

これらの感覚は、必ずしも「喉の病気」があるとは限りません。
構造や姿勢、筋肉や神経の働きが影響しているケースも考えられます。

「ストレートネック」と喉の不快感の意外な関連性

最近注目されているのが、「ストレートネック」と呼ばれる状態です。
本来緩やかなカーブを描いているはずの首の骨(頸椎)が、
まっすぐに直線化することで、首・喉・肩まわりにさまざまな負担をかけると言われています。

この骨格の変化によって、

  • 喉の前面を走る筋肉が緊張する
  • 食道・気道が圧迫されやすくなる
  • 自律神経に悪影響が及ぶ

といった連鎖が起こることがあり、それが喉の違和感や圧迫感として現れる可能性があるのです。

ストレートネックとは?|首のカーブが失われると起こる影響

「ストレートネック」とは、首の骨(頸椎)が本来持つはずの前弯(カーブ)が失われ、
まっすぐに近い形になっている状態を指します。

スマートフォンやパソコンを長時間使う現代人に多く見られるこの姿勢異常は、
単なる“首の形の問題”ではなく、全身の不調の引き金にもなり得るのです。

スマホ・PC姿勢が招く首の“まっすぐ化”とは

本来、首の骨は前に緩やかにカーブしており、このカーブが頭の重さを分散し、衝撃を和らげる役割を果たしています。
しかし、うつむいた姿勢を長時間続けると、次第にこのカーブが消失し、
首が棒状に固まりやすい状態=ストレートネックになってしまいます。

とくに次のような姿勢は要注意です:

  • スマホをのぞき込む「首が前に突き出る姿勢」
  • PC画面に顔を近づける「前のめり姿勢」
  • あごを引かずに丸めた背中で作業する姿勢

このような姿勢が続くことで、首の前面(喉のすぐ裏)にある筋肉や神経に圧がかかるようになります。

首の骨と喉の空間の関係

頸椎は、喉・気道・食道のすぐ後ろにあるため、
その配列が崩れることで、これらの器官に物理的な圧迫や牽引が生じやすくなります。

とくにストレートネックでは、

  • 喉の後壁が前方に押される
  • 舌骨や甲状軟骨が引っ張られる
  • 喉頭周囲の筋肉に不均衡が生じる

などの変化が起きやすく、
これが“つかえる感じ”“圧迫される感じ”につながると考えられます。

気道・血流・神経への圧迫が起こると?

ストレートネックによる骨の配列の乱れは、
気道や食道のスペースを狭めるだけでなく、
周辺の血流や神経伝達にも影響を与えます。

たとえば、

  • 頸動脈の圧迫により、頭部への血流が低下
  • 迷走神経(喉・内臓をつなぐ神経)の刺激過多
  • 首の筋肉がこわばることで、呼吸が浅くなる

こうした複合的な問題が、喉の違和感を慢性化させる一因になっている可能性もあるのです。

このように、ストレートネックは見た目だけの問題ではなく、
喉・呼吸・神経の機能すべてに連動して不調を招く要因になります。

姿勢と呼吸の関係|呼吸の浅さが喉に与える影響とは

「呼吸が浅い」と感じたことはありませんか?
実はこの感覚、ただの疲れや緊張のせいではなく、姿勢によって引き起こされている可能性があります。

そして、呼吸が浅くなると、喉まわりの筋肉が過緊張を起こし、違和感や詰まり感につながることもあるのです。

前かがみ姿勢は肺と喉のスペースを圧迫する

背中を丸めて座る姿勢や、あごが前に出る姿勢になると、
胸郭(肋骨まわり)が縮こまり、肺が広がるスペースが物理的に狭くなります。

この結果、肺の下にある横隔膜という呼吸筋が十分に動かせなくなり、
「吸い込めていない」「呼吸が浅い」と感じるようになります。

またこのとき、代わりに首の筋肉(斜角筋や胸鎖乳突筋など)が過剰に使われるため、
喉の緊張や違和感が増してくることもあるのです。

浅い呼吸→胸・首の筋肉緊張→喉のつまり感

浅い呼吸を続けていると、身体は“補助的な呼吸筋”に頼るようになります。
とくに首・肩・鎖骨まわりの筋肉がフル稼働する状態が続き、
その緊張が喉周囲に波及すると——

  • 喉が締め付けられる
  • 首が張って呼吸がしにくい
  • 話すと疲れる
  • 呼吸のたびに喉に違和感がある

といった症状が現れるようになります。

つまり、「喉のつまり感」だけを見ていても根本原因に届かないのです。

“横隔膜呼吸”が喉のリラックスにもつながる理由

本来、呼吸の主役は「横隔膜」。
この筋肉がしっかり動いていると、全身の血流が促され、副交感神経も働きやすくなります。

さらに、

  • 胸郭が上下に広がる
  • 首の筋肉の使用が減る
  • 喉が緩みやすくなる
  • 声も出しやすくなる

といったメリットがあり、結果的に喉の不快感や緊張もやわらぐことが多いのです。

このように、「呼吸の浅さ」はただの酸素不足ではなく、
喉や首の違和感を引き起こす大きな要因となります。

整骨院でできる姿勢と呼吸の連動改善アプローチ

「姿勢が悪いと呼吸が浅くなる」
「呼吸が浅いと喉がつまる」——
このような連鎖を断ち切るには、根本的な姿勢と呼吸のバランスを見直す必要があります。

みゅう整骨院では、喉の違和感を“点”で見るのではなく、
「体全体の使い方」から読み解き、整えるサポートを行っています。

首まわりの深層筋調整と頸椎の配列サポート

ストレートネックによって緊張しやすいのが、

  • 斜角筋
  • 胸鎖乳突筋
  • 肩甲舌骨筋などの喉周囲筋群

これらは日常生活の中では意識しづらく、
自分ではなかなか緩めることができません。

当院では、筋膜のリリースや持続圧の手技により、深層筋へやさしくアプローチ
これにより、頸椎(首の骨)のカーブが自然な状態に戻りやすくなり、
喉の前面にかかる余計な圧迫を解消する効果が期待できます。

胸郭と骨盤の連動性を見直す施術

実は、呼吸と姿勢を安定させるには「胸」と「骨盤」の連動が欠かせません。

呼吸に関わる筋肉(横隔膜・肋間筋・腹筋など)は、
体幹の中心部に位置しており、骨盤の角度や胸の開きによって機能性が大きく変わります。

整骨院では、体幹全体の動き・連動性をみながら施術を行うことで、自然な深い呼吸を取り戻せるようにサポートしています。

自宅でできる“呼吸+姿勢”セルフケア指導

施術の効果を持続させるために、当院では「自宅でできる簡単なケア」もご紹介しています。たとえば:

  • あごを引くストレッチ
  • 肩甲骨と肋骨を動かす呼吸法
  • 壁を使った姿勢チェック&改善エクササイズ

これらを日常に取り入れることで、喉の違和感や浅い呼吸のクセが徐々に解消されていくケースが多くあります。

喉の不調を「喉だけ」でとらえない整骨院的アプローチは、
“体の連鎖”に着目するからこそできるケアです。

まとめ|喉のつまり感には“首と姿勢の再点検”を

「喉がつまったような感覚がずっと取れない」
「病院で異常なしと言われたけれど、なんとなく苦しい」
そんなお悩みを抱える方が、日々不安とともに生活していることと思います。

ですが、今回の記事でご紹介したように、
喉の違和感は、首の構造や姿勢、呼吸のクセといった体全体の使い方に原因がある場合も少なくありません。

「症状はあるのに原因が見えない」と感じたときこそ、見直してほしいこと

  • 姿勢が丸まっていないか
  • 呼吸が浅くなっていないか
  • 首や喉まわりの筋肉がずっと緊張していないか
  • 1日のなかでリラックスできる時間があるか

こうした身体の使い方や状態に意識を向けるだけでも、
「自分の不調に気づける」「整えるきっかけになる」と実感される方が多くいらっしゃいます。

整骨院は「不調の背景に気づく場所」

みゅう整骨院では、症状だけを見るのではなく、
「なぜその症状が出ているのか?」という背景を一緒に探り、丁寧に整えていくことを大切にしています。

喉のつまり感でお悩みの方も、
実際に施術や呼吸の改善を通じて「気にならなくなった」「呼吸がしやすくなった」と変化を感じていただいています。

「喉の違和感が続いているけど、病院では原因がわからない
そんな方は、ぜひ一度、体の構造や姿勢から見直してみてはいかがでしょうか?

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あなたの「なんとなくの不快感」を、しっかり受け止めて、整えるお手伝いをいたします。

※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
  • 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。