首こり・食いしばり解消!その原因と改善策を徹底解説

「肩や首がガチガチで、マッサージに行っても一時的にしか楽にならない…」

「最近、歯医者で食いしばりを指摘されたけど、どうすればいいか分からない…」

このような悩みを抱えていませんか?

慢性的な首こりや、無意識のうちに行ってしまう食いしばり。実は、これらの症状は切り離せない関係にあり、互いに悪影響を及ぼし合っているケースが多いのです。

今回は、治療家のプロとして、首こりと食いしばりの関係からその原因、そして手技療法による改善策まで、具体的な方法も交えながら詳しく解説していきます。

この記事を読めば、首こり・食いしばりの悩みから解放され、快適な毎日を送るためのヒントが得られます。

ぜひ最後まで読み進めて、あなたに合った改善策を見つけてみてください。

首こり・食いしばりはなぜ起こる?その原因とメカニズムを解説

首こりや食いしばりは、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。ここでは、主な原因とメカニズムを詳しく見ていきましょう。

  1.  デスクワークで姿勢が悪くなるとどうなる?
    長時間のデスクワークやスマホ操作など、前かがみの姿勢を続けることで、首や肩の筋肉が緊張し、血行不良に陥ります。これが、首こりの大きな原因となります。
    また、猫背気味になると、頭が体の軸よりも前に出てしまい、首の筋肉にかかる負担がさらに増大。その結果、首や肩の筋肉が硬直し、慢性的な首こりに悩まされることになります。
  2. ストレスと自律神経の関係
    現代社会において、ストレスは避けて通れないものです。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。
    特に、首や肩周りの筋肉はストレスの影響を受けやすく、首こりの原因となるだけでなく、無意識のうちに歯を食いしばる行為(歯列接触癖)にもつながってしまうのです。
  3. スマホの見過ぎが首こり・食いしばりを悪化させる?
    長時間スマホを触る際は、うつむいた姿勢になることがほとんどです。
    この姿勢は、首への負担を大きくし、首こりや肩こりの悪化、さらにはストレートネックの原因にもなります。
    また、画面に集中することで無意識に歯を食いしばり、顎関節や顔の筋肉にも負担をかけているケースも少なくありません。
  4. 睡眠不足が招く悪循環
    質の高い睡眠は、疲労回復やストレス解消に欠かせません。
    しかし、睡眠不足になると、自律神経のバランスが乱れ、筋肉の緊張が解けにくくなるため、首こりや食いしばりが悪化しやすくなります。
    また、首こりや食いしばりによって睡眠が浅くなってしまうこともあり、悪循環に陥りやすいため注意が必要です。
  5. その他の原因:噛み合わせ、顎関節症、歯ぎしりなど
    首こりや食いしばりの原因は、姿勢やストレス、睡眠不足だけではありません。
    噛み合わせの悪さや顎関節症、歯ぎしりなども、首や顎に負担をかけ、症状を悪化させる要因となります。

こんな症状が出ていませんか? 首こり・食いしばりのチェックリスト

自分が首こりや食いしばりになっているかどうか、自覚症状がない方もいるかもしれません。以下のチェックリストで、ご自身の状態を確認してみましょう。

首こりに関するチェック項目







食いしばりに関するチェック項目







これらのチェック項目に複数当てはまる場合は、首こりや食いしばりの可能性があります。

放置すると症状が悪化する可能性もあるため、早めに対策を始めるようにしましょう。

放置するとどうなる? 首こり・食いしばりによる影響

「首こりや食いしばりくらい…」と安易に考えて、放置していませんか?

実は、これらの症状を放置すると、様々な体の不調につながる可能性があります。

首こり・食いしばりが原因で起こる体の不調

  • 頭痛
    首や肩の筋肉の緊張が、頭部を取り巻く筋肉にまで影響を及ぼし、緊張性頭痛を引き起こします。
  • めまい
    首の筋肉の緊張によって、自律神経のバランスが乱れ、めまいを引き起こすことがあります。
  • 吐き気
    ひどい肩や首のこりは、吐き気を伴うこともあります。
  • 自律神経の乱れ
    首こりや食いしばりは、自律神経のバランスを乱し、不眠、疲労感、イライラなどの症状を引き起こす可能性があります。
  • 顎関節症
    食いしばりによって顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが高まります。
  • 歯周病
    歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯茎に負担をかけ、歯周病のリスクを高める可能性があります。
  • 顔の歪み
    顔の筋肉のバランスが崩れることで、顔の歪みやたるみにつながる可能性があります。

放置すると顔の印象にも悪影響が!?

首こりや食いしばりは、健康上の問題だけでなく、容姿にも悪影響を及ぼす可能性があります。

  • 顔のたるみ
    首や肩の筋肉が凝り固まると、顔の筋肉も引っ張られ、たるみやむくみが生じやすくなります。
  • エラ張り
    食いしばりによってエラ周りの筋肉が発達し、顔が大きく見えてしまうことがあります。
  • シワ
    顔の筋肉が緊張することで、眉間や額、目尻などにシワができやすくなります。
  • 二重あご
    首の筋肉が衰えることで、あご周りの皮膚がたるみ、二重あごの原因になることがあります。

このように、首こりや食いしばりは、放置すると様々な体の不調や容姿への悪影響につながる可能性があります。症状が悪化する前に、適切なケアを行うことが大切です。

手技療法で首こり・食いしばりを根本から改善!

つらい首こりや食いしばりを根本から改善するために、手技療法という選択肢があります。

手技療法とは?

手技療法とは、徒手療法とも呼ばれ、施術者の手技によって筋肉、関節、筋膜にアプローチし、体の機能回復を促す治療法です。

薬や手術に頼らず、体の自然治癒力を高めることを目的としています。

手技療法で期待できる効果

  • 筋肉の緩和と血行促進
    凝り固まった筋肉を丁寧にほぐすことで、血行が促進され、筋肉や組織への酸素供給が向上します。
  • 関節可動域の改善
    関節の動きをスムーズにすることで、柔軟性を取り戻し、姿勢の改善や痛みの軽減に効果が期待できます。
  • 自律神経の調整
    全身の筋肉や関節へのアプローチは、自律神経のバランスを整え、リラックス効果をもたらします。

手技療法の種類と首こり・食いしばりへの効果

手技療法には様々な種類がありますが、首こり・食いしばりに効果的なのは、以下の3つです。

  • 筋膜リリース
    筋膜とは、筋肉を包む膜のこと。デスクワークや猫背などの悪い姿勢、長時間スマホ、ストレスなどで筋膜に歪みが生じると、筋肉や神経を圧迫し、痛みやこりを引き起こします。
    筋膜リリースでは、この筋膜の歪みを手技によってゆっくりと解きほぐしていくことで、筋肉の柔軟性を取り戻し、血行を促進、痛みの軽減や姿勢の改善を目指します。
  • 関節モビライゼーション
    関節モビライゼーションは、関節の動きが悪くなっている部分に対して、ゆっくりとしたリズムで動かしながら、関節の動きをスムーズにする施術です。
    首こりや食いしばりによって硬くなった首や顎関節の動きを改善することで、可動域を広げ、痛みを軽減します。
  • 頭蓋骨調整
    頭蓋骨は、複数の骨が組み合わさってできており、微妙に動いていることをご存知ですか?
    ストレスや悪い姿勢、噛み癖などによって頭蓋骨の動きが悪くなると、首こりや頭痛、顔の歪みなどの原因となります。
    頭蓋骨調整では、頭蓋骨に優しくアプローチし、その動きを正常化することで、自律神経のバランスを整え、様々な不調の改善を目指します。

これらの手技療法を組み合わせることで、首こりや食いしばりの原因に多角的にアプローチし、根本的な改善を目指します。

自宅でできる!首こり・食いしばり解消ストレッチ&マッサージ

手技療法と並行して、自宅でできるセルフケアも効果的です。

ここでは、簡単にできる首こり解消ストレッチと食いしばり解消マッサージをご紹介します。

首こり解消ストレッチ

  • 首のストレッチ
    1.  背筋を伸ばして座り、右手で頭を左側に倒します。
    2.  左手は椅子の脚などを持ち、体を固定します。
    3.  首の右側が伸びていることを感じながら、20~30秒キープします。
    4.  反対側も同様に行います。
  • 肩甲骨ストレッチ
    1.  両手を組んで前に伸ばし、背中を丸めるように肩甲骨を左右に広げます。
    2.  そのままの姿勢で、ゆっくりと呼吸をしながら10秒キープします。
    3.  肩甲骨を寄せながら、両手を前に突き出すようにして10秒キープします。
  • 胸のストレッチ
    1.  壁に手をついて立ち、片方の足を前に出します。
    2.  胸を張るようにして、壁側の肩を前に突き出すようにします。
    3.  胸の前が伸びていることを感じながら、20~30秒キープします。
    4.  反対側も同様に行います。

食いしばり解消マッサージ

  • 側頭筋マッサージ
    1.  両手のこぶしを握り、親指以外の第1関節と第2関節の間の平らな部分を使って、こめかみ部分を円を描くように優しくマッサージします。    
    2.  痛気持ちいいと感じる程度の強さで、1分程度行います。
  • 咬筋マッサージ
    1.  両手の親指を、エラ部分にある咬筋に当てます。    
    2.  ゆっくりと円を描くように、咬筋をマッサージします。
    3.  痛気持ちいいと感じる程度の強さで、1分程度行います。

これらのストレッチやマッサージは、お風呂上がりなど体が温まっている時に行うとより効果的です。ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、中止してください。

生活習慣の見直しで再発を予防!

首こりや食いしばりを根本から改善し、再発を防ぐためには、日々の生活習慣の見直しが欠かせません。

姿勢改善のポイント

  • 正しい姿勢を意識する
    猫背にならないように、背筋を伸ばし、顎を引いた状態を保つように心がけましょう。
  • デスク環境を見直す
    パソコンのモニターの高さを目の高さに合わせたり、椅子にクッションを置いたりするなど、自分に合った環境を整えましょう。
  • こまめな休憩
    長時間同じ姿勢を続けないように、1時間に1回は立ち上がってストレッチをするなど、こまめな休憩を挟みましょう。

ストレスを溜めない生活習慣

  • 十分な睡眠
    睡眠不足は、自律神経の乱れや筋肉の緊張を引き起こすため、質の高い睡眠を十分に取るようにしましょう。
  • リラックスできる時間
    趣味やリフレッシュタイムなど、自分なりのストレス解消法を見つけ、心身ともにリラックスできる時間を作るようにしましょう。
  • 軽い運動
    軽い運動は、血行促進やストレス解消に効果的です。
    ウォーキングやヨガなど、自分に合った運動を取り入れてみましょう。

睡眠の質を高めるために

  • 寝る前のスマホやパソコンは控えめに
    ブルーライトは、睡眠ホルモンの分泌を抑制するため、寝る1時間前からは使用を控えましょう。
  • 快適な寝室環境
    室温や湿度、照明などを調整し、リラックスできる寝室環境を整えましょう。
  • 寝る前のカフェイン摂取は控えめに
    カフェインには覚醒作用があるため、寝る前のコーヒーや緑茶の摂取は控えましょう。

食事のポイント

  • バランスの取れた食事
    栄養バランスの取れた食事は、健康な体作りに欠かせません。
    特に、筋肉の修復に必要なタンパク質を積極的に摂取するように心がけましょう。
  • 硬いものを食べ過ぎない
    硬いものを食べ過ぎると、顎関節に負担がかかり、食いしばりを悪化させる可能性があります。
  • よく噛んで食べる
    よく噛んで食べることで、顎関節の周りの筋肉が鍛えられ、食いしばり予防に効果が期待できます。

専門家への相談で、あなたに最適な治療法を見つけましょう!

今回は、首こり・食いしばりの原因とメカニズム、その影響、手技療法による改善策、自宅でできるストレッチやマッサージ、生活習慣の見直しについて詳しく解説しました。

もし、あなたがすでに首こりや食いしばりの症状に悩んでいたり、セルフケアでは改善が見られない場合は、一人で悩まずに、専門家にご相談ください。

手技療法は、筋肉や関節、筋膜に直接アプローチすることで、体の内側から根本的な改善を目指す治療法です。

経験豊富な施術者が、あなたの症状や体質に合わせて、最適な治療プランを提案させていただきます。

つらい首こり・食いしばりから解放され、快適な毎日を送るために、ぜひ一度、手技療法をお試しください。

もし、首こりの症状でお悩みなら、無料相談も受け付けておりますので、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

* 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。

* 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。

* 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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代表 平井 大樹(ひらいたいき)