諦めるにはまだ早い!?TFCC損傷の治療法


「TFCC損傷はリハビリで良くなる?」
「発症してもう1年ほど経っている、それでも保存療法で良くなるのか知りたい。」
「TFCC損傷の治療にはどのくらいの期間がかかる?」
 
このように病院でTFCC損傷と診断されて治療法に悩んでおられませんか?
実際に手術を勧められているが怖い、保存療法を行っているがなかなか改善が見られないという方も多くいらっしゃいます。
この記事ではTFCC損傷の治療法をご紹介します。お困りの方の参考になれば幸いです。

TFCC損傷の治療期間

TFCC損傷はなりかけで痛みがあまり強くない内にしっかりと休めば2週間程度で治る場合もある怪我ですが、安静にせずに無理をすると完治まで1年以上かかることもあります。
怪我の程度にもよりますが、まずは3ヶ月ほど保存療法で様子を見ます。
それでも改善が見られない場合や日常生活に著しい支障が出ている場合には手術を勧められます。

保存療法

・ギプス、サポーターによる固定

 TFCC 損傷の治療で一般的に行われている方法です。
固定によってTFCC損傷やその疑いのある患者さんの半数ほどは、痛み等の改善が見られると言われています。
痛みが強い場合やスポーツ・日常生活で手首に負担のかかりやすい場合に使用されることが多いです。
一般的に行われている方法で治療効果もありますが、デメリットもあります。それに関しては後ほどご紹介します。

・湿布、注射による消炎鎮痛

消炎鎮痛剤では一時的にTFCC損傷部位の痛みを感じにくくすることができます。
消炎鎮痛剤の方が湿布より直接薬剤を患部に打ち込めるため効果が期待できます。
効果は一時的なものが多いですが、注射を機に痛みが軽減したという例も報告されています。

固定療法のデメリット

先ほどギプスやサポーターは治療効果が高いとご紹介しましたが、がっちり固定を行うことで手首の動きは必ずと言っていいほど悪くなってしまいます。
痛みは取れるが、固定を外してすぐは今までのようには動きにくいということです。
そして動きにくい状態が続けば次は手首ではなく別の部分に負担がかかることも考えられます。
固定療法を行う際にはこのことを覚えておいて頂いて、動く範囲では動かしながら治療を進めていくと良いでしょう。

手術による治療

上記のような保存療法を行っても治療効果が得られない場合には手術が検討されます。
手術の方法は症状によって異なりますが骨を切って長さを揃え、プレートやボルトで固定する方法、痛んだTFCCの部分切除や縫合術部分再建術が行われます。
術後は最低でも2〜4週間のギプス固定が必要となります。
先ほどお話ししたように長期固定後のリハビリは不可欠です。
そのリハビリも含めると治療期間は短くても半年はかかると思っておいてください。

TFCC損傷の治療は漢方薬でも出来る!

痛散湯や桂枝加朮附湯といった関節痛に効果があるような漢方薬は手首の痛みにも効果的であることはわかっています。
ただし、専門の知識を持っている人が整形外科のように身近に多くない、日頃接する機会が少ない、という理由で漢方薬はあまり使用されていません。

TFCC損傷治療中のスポーツについて

もちろんしないことが1番の治療法です。
ですが、どうしてもそれが不可能な場合には手首のサポーターをする、テーピングを巻くというような自分で出来るケアを行うようにしましょう。
また、運動後のケアも重要です。
アイシング・ストレッチを行うことで手首への負担は最小限にするように心がけましょう。
もちろん病院や医療機関での診察は受けて中止と判断された場合には従うようにしましょう。

まとめ

TFCC 損傷は放っておくと症状は悪化し、難治性となります。
そうならないためにも早期に治療を開始し、まずは悪化しないように気をつけましょう。
また、医療関係者でもTFCC損傷に詳しくない場合もあります。
どこで治療を受けるにしても手を専門にしているところ、治療実績のあるところを選ぶようにしましょう。
整体によるTFCC損傷の治療を受けて見たいという方はお気軽に当院までお問い合わせくださいね。