「首が痛くてパソコン作業に集中できない。ストレートネックのせい?」「首こりで病院に行くとストレートネックだと言われた。改善方法が知りたい。」「ストレートネックは治らないと言われたが、自分で何かしてみたい。」
このようにストレートネックでお困りではないでしょうか?ストレートネックには日々の生活習慣も関わっていますので、日常生活でも行える改善方法をお伝えします。
ストレートネックとは
ストレートネックとは慢性的にうつ伏せの姿勢を取ることによって首に負担がかかり、生理的弯曲がなくなる状態を言います。ストレートネックは病名ではなく、このように首の生理的弯曲がなくなった状態の事を指します。症状としては慢性的な頭痛や肩こり、首の痛みの原因がストレートネックにあると言われる場合も多くあります。ただし、必ず症状が出るというわけではありません。首だけが原因ではありませんので、様々な部分から体を整えていくことが重要です。
バスタオル枕
準備としてバスタオルを丸めたものを用意してください。そのバスタオルを首の下に入れて頭(後頭部)が2~3センチ浮く様に、厚みを調整します。 そうする事によって頚椎の牽引を行えます。そして、頭の重さで自然に背骨から腰までまっすぐに伸ばされ、首は自然なカーブ状態にもどるのです。頚椎に異常のある方は、初めは寝転がっていると痛みを感じる場合が多いですので、慣れるまでは5分程度から始めてください。
猫背改善のストレッチ
①胸を開く体操
・両手を体の後ろで組みます。
・息を吐きながら上体を後ろへ反らしていきます。この時に組んだ両手を持ち上げるようにしましょう。
・その状態のままで2~3回、深呼吸を行います。
・息を吐きながらゆっくり状態を戻し、手をほどきましょう。
この体操は猫背で背中の伸び辛い方には少しきつい体操です。無理をせずに出来る範囲から行うようにしましょう。
・両手を体の後ろで組みます。
・息を吐きながら上体を後ろへ反らしていきます。この時に組んだ両手を持ち上げるようにしましょう。
・その状態のままで2~3回、深呼吸を行います。
・息を吐きながらゆっくり状態を戻し、手をほどきましょう。
この体操は猫背で背中の伸び辛い方には少しきつい体操です。無理をせずに出来る範囲から行うようにしましょう。
②猫のポーズ
・まずは正座をして、手を床に付けます。
・息を吸いながら床に着いた手を前へと滑らせていきます。
・息を吐きながら顎と胸を床に近づけて、お尻は後ろへ引いていきます。
・その状態のままで30秒ほど呼吸を行います。
・息を吐きながらゆっくり元の姿勢に戻りましょう。
この体操はヨガのポーズの一種で、ストレートネックの改善に重要な猫背の改善にも効果的な体操です。血行促進効果も期待できるので、一石二鳥の体操です。
・まずは正座をして、手を床に付けます。
・息を吸いながら床に着いた手を前へと滑らせていきます。
・息を吐きながら顎と胸を床に近づけて、お尻は後ろへ引いていきます。
・その状態のままで30秒ほど呼吸を行います。
・息を吐きながらゆっくり元の姿勢に戻りましょう。
この体操はヨガのポーズの一種で、ストレートネックの改善に重要な猫背の改善にも効果的な体操です。血行促進効果も期待できるので、一石二鳥の体操です。
マッサージではストレートネックの改善はできない?
ストレートネック改善のためにマッサージに行こうか悩んでいるというお話はよく伺いますが、実際、マッサージではストレートネック改善に対してどのようなことを行っているのかというお話をしていきます。結論からお話しすると、マッサージだけではストレートネックは改善されません。マッサージではストレートネックによって緊張した筋肉を緩めることをメインに行います。気持ち良さはありますが、それによって骨の状態までを変化させることはなかなか出来ません。もしもどうしてもマッサージが良い場合は首の前側の筋肉を緩めるようにしてください。首の前側の筋肉の緊張があると、そのせいで首を前に引っ張ってしまい、ストレートネックを助長することにつながります。凝っている部分だけではなく、前側のマッサージをするという事も覚えておいてください。
まとめ
ストレートネックは病名ではなく、あくまでもレントゲン上での所見を指します。日頃の姿勢や生活習慣が大きく関わっていますので、ちょっとしたことからでいいので、習慣を変えてみて下さい。ストレートネックからくる肩こりや頭痛にお悩みの方は当院までお気軽にご相談くださいね。