「家族から夜に息が止まっていると言われた。」
「無呼吸症候群の原因を知って改善したい。」
「どうして自分が無呼吸症候群になったのか分からない・・」
このように無呼吸症候群についてお悩みではありませんか?
夜にぐっすり眠れていないと、昼間の活動に支障を来たす場合もあります。
何となく起きてもスッキリしない、睡眠時間は確保しているのに日中も眠たい・・という方は無呼吸症候群の可能性も・・?
この記事では無呼吸症候群の原因についてご紹介しています。
無呼吸症候群について気になるという方は参考にしてみてください。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、寝ている間に呼吸が止まって、無呼吸が繰り返される病気です。
症状としてはいびきが一番顕著に現れます。
しかし、いびきは自覚しづらいことが多く、自覚症状としては
「今までと同じ睡眠時間なのに疲れが取れにくい。」
「寝ているはずなのに日中に眠気を感じることが増えた。」
このようなことを自覚では感じることが多いです。
単なる睡眠不足だと自身の睡眠時無呼吸症候群を認識していないケースも多くありますが、この慢性的な睡眠不足が原因となって重大な自動車事故が起こる確率が上がるという報告もあります。
高血圧や心臓病・糖尿病といった病気の根本にも慢性的な睡眠不足があるということも近年の研究で明らかとなっています。
このようなことからも睡眠時無呼吸症候群を自覚し、疑わしい時にはきちんとした原因を知って改善させることが必要です。
無呼吸症候群を引き起こす原因は大きく2つ!
喉や気道が塞がることによって起こる「閉塞性睡眠時無呼吸タイプ」と脳からの呼吸の指令が出なくなる「中枢性睡眠時無呼吸タイプ」の2つに分ける事が出来ます。
それぞれに引き起こす原因が異なってきます。
以下にひとつずつ詳しく説明していきますので、参考にしてみてください。
気道が塞がることによって起こるタイプ
このタイプは閉塞性睡眠時無呼吸タイプと呼ばれる無呼吸症候群です。
睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる方の9割がこのタイプです。
気道が塞がる原因としては
・首や喉への脂肪沈着
・扁桃の肥大
・顎が小さい
・舌が喉の方へ落ちる(舌根沈下)
・軟口蓋(口腔内上部の柔らかい部分)による気道閉塞
このようなことが考えられます。
仰向けで寝ている時にいびきをかくが、横向きになるといびきが止まるという場合には上記のいずれかに該当し、それが原因で睡眠時無呼吸症候群を引き起こしている可能性があります。
脳からの呼吸の指令が出なくなるタイプ
このタイプは中枢性睡眠時無呼吸タイプと呼ばれる無呼吸症候群です。
脳からの「呼吸をしなさい」という指令がうまく出なくなることによって起こる無呼吸です。
気道が狭くなっている訳ではないにも関わらず呼吸が止まっているこのタイプの無呼吸症候群に悩んでいる方はさほど多くはありません。
多く見られるのは心臓の機能が低下している方で、約4割の方が悩んでいるとされています。
生活習慣も原因になっている
例えば、仕事が忙しくて運動をする時間が取れないことや食生活の乱れによって肥満状態になっている…というようなことはありませんか?
先程ご紹介しましたように肥満状態で首や喉に脂肪組織が沈着すると、それが原因で睡眠時無呼吸症候群を引き起こしているという可能性も大いに考えられます。
たばこやアルコールにも注意!
たばこを吸い続けることで気道には慢性的な炎症が生じます。
そして、その気道に炎症が生じると気道がむくんで空気の通り道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群の原因を作ることとなります。
アルコールに関しては睡眠中に気道を拡げる筋肉の働きが弱くなり、気道が狭くなってしまいます。
そして、1日1杯飲酒が増えると睡眠時無呼吸症候群の発症確率が25%も上昇するという報告もあるほどです。
たばこもアルコールも急にやめるということは難しいかも知れません。
ですが、このようなことを知った上で日常生活において少しでも注意することが出来れば睡眠時無呼吸症候群の症状も緩和が期待出来ます。
まとめ
無呼吸症候群は生活習慣と大きく関係しています。
最近何となく疲れが取れていない気がするという方や、寝ても疲れが取れていないという方は要注意。
ここでご紹介した原因の中で改善できる点があれば気をつけて見てくださいね。